ダーク・ファンタジー小説
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- 苦く切なく君を好きになる。
- 日時: 2019/06/06 22:51
- 名前: 月菜ゆあ (ID: Lx/DculX)
私、草波智夏はあるアルバイトをしています。
そのアルバイトとは・・・。執事です。
しかも雇い主の黒臺歩夢に弱みを握られてしまって・・・?
- Re: 苦く切なく君を好きになる。 ( No.13 )
- 日時: 2019/07/10 22:44
- 名前: 月菜ゆあ (ID: BSNeBYwh)
バンッ!!
またもや銃声が聞こえる。
でもこれは智夏が撃ったのではなかった。柊知歳という、Kuroというゲームで1位を取っている女子だ。
Kuro、それは誰もが知っている乙女ゲーム、育成ゲーム、チャットゲーム、パズルゲーム、謎解きゲーム、この5種類のゲームが集まったアプリのこと。
Kuroは町中の広告がKuroで埋め尽くされていた。その中でも、全ゲーム1位を取っている柊知歳が結構有名になっていた。
KuroのCMにも出て、一躍人気になった。
でも、そんな彼女が銃を撃つ理由はなんなのだろうか?
それは玄白夜宮殿の溌葉花乃と戦った日の出来事だ。
溌葉花乃と柊知歳は姉妹だという噂も流れ始めている。
「花乃久しぶり。」
「知歳、私、ずっと嫌いだった。」
「今でも忘れてない……。でも……!」
「知歳に会う度思い出す。それが嫌なの。もう消そうと思った過去も、忘れられずにいる。」
「分かっている。でもそれはあの人のせいじゃ……!!」
「人のせいにしないでよ!私の1番の姉じゃなかったの!!??」
「花乃、私さ1番じゃないよ。元から。私達は多分縁を切る運命だからさ、」
次回に続きます。
- Re: 苦く切なく君を好きになる。 ( No.14 )
- 日時: 2019/07/12 20:06
- 名前: 月菜ゆあ (ID: BSNeBYwh)
「私達は多分縁を切る運命だからさ、」
「え?縁を切っても、姉は姉でしょ!私だって嫌いだけどでも、知歳が居ないと!私は1人じゃ生きてられない。もう知歳有名になっちゃったから当分会えなくなるけど私は縁を切らない。」
「さっきから言ってる事が矛盾してる。どういうこと?」
「私は、知歳との過去は最悪だったけどそれを忘れるくらい、私達だけの思い出を作りたいってこと。このままじゃ知歳が離れていく気がして……。」
バンッ!
「そんなの信じないから。」
知歳は妹の花乃を殺そうとしていた。
「ちょっと!妹を殺す気?」
「アンタのせいで、名が恥じるとこだったの!玄白夜宮殿は今じゃ、評判が悪化し、なんせその女帝の溌葉花乃が低評価だから。それに過去の事だってほぼほぼアンタのせいなのに、あの人になすりつけることになって、」
「なすりつけてなんかいないよ!知歳は!玄白夜宮殿が低評価なんか嘘でしょ!あんなに商売繁盛なのに、」
「低評価よ、まぁ自分では分からないでしょうけどね、ずっとずっと前から憎んで、妬んで、嫌いだった。」
その声が強い、憎しみと妬みの声だと花乃はすぐに分かった。
「私を見捨てて行かないで!知歳姉!私はずっとずっと好きだったよ!!」
「過去の自分がやったこと全部思い出してみてよ。そしたらいずれ分かる。じゃあもう、知歳姉じゃないから。私は溌葉花乃とは一切無関係だから」
次回は花乃と知歳の過去についてです!!
- Re: 苦く切なく君を好きになる。 ( No.15 )
- 日時: 2019/07/13 18:43
- 名前: 月菜ゆあ (ID: BSNeBYwh)
前回お伝えした、花乃と知歳の過去については、色々なアイデアを忘れてしまったので、書くのが遅くなりそうです。
ごめんなさい。
また、ダーク・ファンタジー部門で、「幸せなんていらない。」を書こうと思っています。
これ投稿し終わったら、する予定なので見てください!
同じく、月菜ゆあと言う名前で投稿しますよろしくお願いします。
- Re: 苦く切なく君を好きになる。 ( No.16 )
- 日時: 2019/07/14 22:06
- 名前: 月菜ゆあ (ID: BSNeBYwh)
花乃と知歳の揉め合いの時、智夏は……。
「久しぶりだな。智夏。」
「斗真、食事には誘ったけどピシッと決めてこないでよ、」
「一応高級レストランだからスーツでピシッと決めてきた。でもそう言う智夏だってワンピースでオシャレしてるよ?」
「いや、ワンピースとスーツはかなり違う。あと、今日誘ったのは理由があるんだから。」
「デートしたいって言うならしても良いけど……。」
「逆にしたくない!」
「まぁ、それならそれでいいけどさ、どうせ溌葉花乃の事でしょ?」
「その事は置いといて、アンタと凜音さんの事よ。」
「俺と凜音?」
「うん。その事についてはレストランで」
「まずは行くか?」
「うん。じゃあ、電車で行くよ。」
「こんなんならデートに見られるな。」
「そうだね。でも、斗真の事一生好きになるつもりは絶対にないから。安心して?」
「結構傷付くわその言葉。俺も同じだけど。」
「でさ、歩夢のことについてだけど……」
「その事については一切話すつもりはありません」
「……。智夏は歩夢の事、好きだったんだよな?」
次回に続きます。
- Re: 苦く切なく君を好きになる。 ( No.17 )
- 日時: 2019/07/17 21:09
- 名前: 月菜ゆあ (ID: BSNeBYwh)
「は?斗真って人思いじゃないんだ。」
「……ごめん。でも、智夏がずっと引きずるのは良くないと思う。」
「私は、歩夢の事今でも好きだからこうやって溌葉花乃と対決してる。」
「……。なんか変な事聞いたな。」
「うん。余り、聞いて欲しくはなかった」
「これから楽しくなるとこなのにごめん……。」
「別にいいよ。遥も居るし……」
「遥?誰?」
「遥は、私を支えてくれた人。まぁ、歩夢の方がカッコイイけど、遥も少しだけはカッコイイ。」
「遥か……。」
「いつか好きになるかもね。なんちゃって」
続きます。短くてごめんなさい。