ダーク・ファンタジー小説

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wish comes true
日時: 2019/07/01 19:58
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

こんにちは

これが初作品になると思います
ここではいろいろな話をしようと思いますが、最初にそんなこと書かれてもつまらないと思いますので、最後らへんにおまけ感覚で書くことにします

この小説は、初投稿ということもあり短くなると思いますが、短く手短に読めるのがいいか、長くじっくり読めるのがいいか、と考えた場合、ダーク・ファンタジーものは長くじっくり読めた方がいいのは必然。なのですが、投稿ペース、投稿内容が短くなるのはご了承ください(土日とかは普段より多くなるかも)

アドバイスをいただけたら幸いです

さてこの作品、題名を見れば分かる通り(題名訳:願いが叶う)人生で一度は見たことあるであろう『願いが叶うデスゲーム』系

キャラクターは

1度目、5度目の主人公はタイチ、平凡な中学生と書いても作中ではキレッキレに考えが冴えます
2度目の主人公はカナエ、美人です
3度目の主人公はタクミ、頭がよく人当りもいいです
4度目、6度目の主人公はカミ、このデスゲームを開催した張本人です


基本的にモブも登場しますが、大抵死ぬのでモブが出て来たら「あ、こいつ死ぬな」と思って下さい

物語は主人公視点、キャラは全員クラスメイトで自宅から始まります

ご不明な点がございましたら教えてください

それでは、物語を

Re: wish comes true ( No.9 )
日時: 2019/07/01 19:56
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

俺はデスゲームをなめてたと思う

いや、デスゲームを軽く見るってやばいが
なんかこう、夢の中にいるというか、「あ、ふーん。さいですか」みたいな感じ

まあ人が死んだんだけどね

そんなことを思いながら丸テーブルにつく

こう思っただけで今デスゲームに戦慄してるわけでもない

「じゃあシャッフルするよ」

そう言い慣れた手つきでシャッフルをする高理さん
いつもこういうのやってんのかな

人数は4人、ババ抜きをやるに丁度いい人数

「はい、分け終わったよ。枚数に違いがあったら教えてね」

終わったので手札を見る


ババだ

ババは俺の手札の中にあった

枚数は…見る限り全員同じだ

配り終わったのを確認して馬鹿さんは席に着く
ちょうど俺からカードを取る立ち位置、高理さんの横だ

さっきの少女は余った俺の右隣に座る

分かりやすく席順を説明すると、俺から右回りに

俺、少女、高理さん、馬鹿さん だ

ん?そういえば少女の名前なんだ?

名札を見ると、「田奈華」と書かれている
田奈華?……あぁ…タナカか…

「全員席に着いたね、それじゃあ『ババ抜き』始めるよ」

また声が聞こえてくる

「では、最初にババを持った人は〜?」

なんかデケデケみたいな音楽が聞こえてきた…

これ、他の知らん奴はどういう気持ちなんだろうな

「デン!田奈華ちゃんで〜す!」


え?

Re: wish comes true ( No.10 )
日時: 2019/07/03 20:27
名前: 小説家「た」 (ID: 5AipYU/y)

そんなはずはない
俺は今現在進行形でババを持ってる

他の皆を見る
田奈華ちゃんは…ずっと変わらず怯えた表情をしている
これじゃあほんとに持ってるかわからん…

他の人も唖然としている

「えと、それじゃあ全員自己紹介しようか」

なんか合コンみたいだな

「……僕は高理 簑能益(タカオサム サノマシ)だよ。東大生」

!?
タ、タ、タカオサム サノマシ!?
今まで聞いた名前で1番すごいぞ!?
なんか凄すぎて東大生って肩書が小さく見えるわ!
もっと普通の読み方にしてあげなよ!

「……僕は馬鹿大助(バカ オオスケ)。東大生」

!?
バ、バ、バカ オオスケ!?
今度は読み方捻ってあげなよ!
なんか大馬鹿者みたいじゃん!
もはや東大ってなんだ!なんなんだ!
つーかお前の一人称「僕」かよ!そこは「俺」であれよ!

あーなんか名前が凄すぎてババの話忘れちゃった
ていうか次俺やん

「あ、〇〇泰知、中学生です」


マ、マ、マルマル タイチ!?
って顔してんな
いや、高理さんと馬鹿さんじゃなくてこれを読んでるお前が、そうお前だよ、お前
主人公の苗字は都合で隠れてるだけだからね

「……田奈華御代(タナカ ミヨ)」
あ、普通
特に感想ねえや

「じゃあ、ババ抜きのルール分からない人いる?……いないね。じゃあそろったカードは真ん中に」

皆どんどん置いていく
俺、全然揃ってねえや…


結果、始まりは俺11、高理さん7、馬鹿さん7、田奈華ちゃん9となった

Re: wish comes true ( No.11 )
日時: 2019/07/04 20:54
名前: 小説家「た」 (ID: cdCu00PP)

ゲームは始まった

何の展開もなく普通のババ抜きが続く

こうして、どんどんカードが減っていき

俺3、高理さん5、馬鹿さん3、田奈華ちゃん3となった

一見…というよりこの展開では恐ろしいぐらい高理さんはピンチだが、ゲームに目が行ってないようだ(だからピンチなのだろう)

高理さんが何かわかったような顔をした…!

「これさ…おかしくない?」

え?
負けそうだからカマかけてきたんかな…
いや、そんな人間じゃない

「ど、どこが…」

ここからは高理さんの推理をお楽しみください

「まず最初の方から振り返ってみよう

「僕はカードを普通にシャッフルしたね?手慣れた手つきで

「しかし、『あいつ』は『カードの枚数は半分』『同じカードの組み合わせは2種類』と言った

「もうわかったと思うけど、それじゃあおかしくなるんだよね

「トランプのカードは合計で54枚、ババ1枚抜きで53枚

「そこから半分ってことは26余り1、ゲームが成立しないんだ

「この問題は後にとっとくとして、僕は手慣れた手つきでシャッフルした

「カードは絶対少ないはずなのに、いつも通りに

「そして、最初のカードの枚数だ

「ゲームが始まった瞬間、僕と大助は7枚、タイチ君が11枚、田奈華ちゃんが9枚だ

「これだと、合計で34枚、ペアを捨てたから実際は34+αだ

「ここで、さっきの話が戻ってくる

「カードの枚数は26、もしくは26余り1のはず、これだと釣り合わない

「つまり



「このトランプは、枚数、その他に細工がある」

Re: wish comes true ( No.12 )
日時: 2019/07/05 23:33
名前: 小説家「た」 (ID: cdCu00PP)

確かに、そうだ
なぜ気づかなかったんだろう

いやまぁシャッフルしていないからだろうけど

「じゃあ増えたカードは?そう考える

「しかし、これ以上の言動は俺の命が危ない。察してくれ」

察した

もうここまで言われたらそりゃ察する

要は、『俺もババを持ってる』ということだろう
いやそれでも釣り合わないから、他の人も持ってると考えるのが妥当だろう

何故なら、『他の人も唖然としていた』のだから

俺と田奈華ちゃん以外が持っていなかったらそんな反応をしないだろう



つまり、全員ババを持ってる



……もう少し危機感持った方が良いな
このままだと全員死ぬじゃん…

そして、カードの枚数からして全員死ぬのはそう先の話じゃないだろう

……ん?
これって…

「皆、『ババをこっちに集めてください』」

「「「!?」」」

そりゃあ驚くだろうなぁ

この方法は「ルールその3、」に違反しているかもしれないのだから

まぁ実際はそんなことなかったけどね

ということは


この勝負での勝は確定した

Re: wish comes true ( No.13 )
日時: 2019/07/07 16:57
名前: 小説家「た」 (ID: cdCu00PP)

解説

いやまぁ解説なんて難しいものなど何もなくもちろん読者も分かったのだろうが、一様解説としよう

まず、このゲームでババは複数枚ある
枚数に関しては予想だが4枚あるとしよう

この考えに至った理由は最初にババを持ってる人が公開されたとき『他の人も唖然としている』のだから、必然的に高理さんと馬鹿さんも持ってるのだろう

高理さんに関してはほぼ確実だ

そうなった場合、このゲームでは『ババもペアを組んで捨てられる』捨てられる

本家のルールではババを1枚しか使用できないためババを捨ててはいけないなんてルールないはずだ
うん、きっと、多分

つまり、この方法でババを集めれば、ババの枚数が偶数でもない限り全員クリアできるというわけだ


さて、長い解説も終わり、この現実とは言い難い現実に戻ってきた

他の人は混乱して全く何言ってるか理解していないっぽい
流石に理解してほしいけど


ゲーム再開

訳も分からずババを回していく人間たち

現在、俺のを含めてババが3枚集まってる

しかし、ここで俺は負けを知ることになる


ババが、3枚で、止まったのだ


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