ダーク・ファンタジー小説

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wish comes true
日時: 2019/07/01 19:58
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

こんにちは

これが初作品になると思います
ここではいろいろな話をしようと思いますが、最初にそんなこと書かれてもつまらないと思いますので、最後らへんにおまけ感覚で書くことにします

この小説は、初投稿ということもあり短くなると思いますが、短く手短に読めるのがいいか、長くじっくり読めるのがいいか、と考えた場合、ダーク・ファンタジーものは長くじっくり読めた方がいいのは必然。なのですが、投稿ペース、投稿内容が短くなるのはご了承ください(土日とかは普段より多くなるかも)

アドバイスをいただけたら幸いです

さてこの作品、題名を見れば分かる通り(題名訳:願いが叶う)人生で一度は見たことあるであろう『願いが叶うデスゲーム』系

キャラクターは

1度目、5度目の主人公はタイチ、平凡な中学生と書いても作中ではキレッキレに考えが冴えます
2度目の主人公はカナエ、美人です
3度目の主人公はタクミ、頭がよく人当りもいいです
4度目、6度目の主人公はカミ、このデスゲームを開催した張本人です


基本的にモブも登場しますが、大抵死ぬのでモブが出て来たら「あ、こいつ死ぬな」と思って下さい

物語は主人公視点、キャラは全員クラスメイトで自宅から始まります

ご不明な点がございましたら教えてください

それでは、物語を

Re: wish comes true ( No.4 )
日時: 2019/06/30 09:58
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

風邪ひいたため投稿日数空きました
これからは取り戻していきます

2019年6月30日 午前9時57分 適当感の「感」が「間」になっていたので直しました
では本編
----------------------------------------------------------------------------------

いやー最初の方に「デスゲームなんかやらない」なんて書いたくせして、今この状況ですよ

いや、仕方ないか
強制参加みたいなものだし
まあじゃなきゃ誰もやらないよね

「じゃ、このデスゲーム自体のルール説明を始めるよ」

あ、今は落ち着いてるけどさっきまでめっちゃビビってたよ、俺だけ
声の主、待っててくれてありがとう

「このデスゲームは皆さまお馴染み『生き延びたら願いが叶う系デスゲーム』、くじで引いた施設の特定の利用者を強制参加させた、たしか人数は200人ぐらい?あ、あったあった213人の人を誘拐?してきたんだ」

メモでも読んでるのだろうか…
適当感凄いな…

「『え、死ぬのは無理〜」って人もご安心、本人にも、誰にも気づかれず死ねるので」

?、誰にも気づかれず?いったいどういうことだろう?
寝てる途中に死ぬとかかな?

「ご飯は朝昼晩こちらが提供するよ、他にも睡眠、風呂、ある程度の娯楽、といった生活最低限のものは用意するし、一般社会的なプライバシーも守るよ」

至れり尽くせりのデスゲームだなぁ

「これで一様はいいかな?急に思いついたり、質問とかがあったら後々答えるよ〜」

簡素だな
まあぱっと質問思いつかんしいいか

「じゃあ最初のデスゲームは……こちらぁ!」

Re: wish comes true ( No.5 )
日時: 2019/06/26 21:15
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

「ででーん!『ロシアンルーレット』!いえーい!」

あ、いきなり死にそうなやつきた
もう死ぬゲームじゃん

「『そこ』にあるリボルバーを使ってね!運が良ければ全員生き延びれるよ!」

ん?どこだ?

部屋の中を見回すと、さっきの女の子が銃を握ってる!
いや、危ないだろ!
暴発したらどうすんだよ!

「じゃあ、最初に撃ってもらうかな…」

鴻崎さん、子供に最初を任せるのは荷が重いんじゃ…

「最初の方が当たる確率は低いからね」

あ、なるほど
じゃあ次は俺か

カチッ

室内に乾いた音が響く
どうやら当たりだったらしい

つーか、何の躊躇もなく引き金を引いたな…
なんて子だ…

「じゃあ次は…タイチ君が…」

「いや、鴻崎さんが…」

            〜10分後〜

「それじゃあ、僕が引くよ…あの、本当にいいの?」

「いいんですよ、子供を守ってあげる大人が次に生き残らなきゃ」

「え、そ、それじゃ…」

バァン!

今度は一転、鼓膜を破るような音がした

見ると、鴻崎さんが倒れている

血の気が引いていく
体が暑かったり寒かったり…

「う、ん、ん?、あ!」

「ふぇ?」

見ると、鴻崎さんが今起きたかのような顔をしている
いや、実際今起きたのだ
倒れたはずの鴻崎さんが…

「あ、あれ?…え、ええ!」

こういうのって本人が1番驚くんだろうけど本人より驚いてしまっている…

鴻崎さんは、今の状況を理解してないみたいだ

でもなんで
さっき倒れたはずの鴻崎さんが、

「やだな〜本当に殺す分けないじゃん」

え?、は?



Re: wish comes true ( No.6 )
日時: 2019/06/27 18:14
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

カチッ

もちろん空発だった
こうして誰も死なずに第一ゲーム突破てきたわけだ

いや、話を聞いてる限り誰も死なないんだが

                数分前

「やだな〜本当に殺す分けないじゃん」

え?、は?

「人の命を奪ったりしないよ」

え、つ、つまりは
デスゲームなのに誰も死なないってことか?

いや、いいことなんだが
それで万々歳なんだが

なんかこう拍子抜けっていうかさ

「もともとその銃も音が出るだけのおもちゃみたいなものだし」

「あれ?じゃあなんでさっき鴻崎さんは倒れたんだ?」

「耳元で銃声が鳴ったらそりゃ気絶するでしょ。でもよかったね、普通だったら鼓膜が破れてるとこだったよ」

               現在

とまあ、こうして生き残ったわけだ
全員、と言っても3人なのだが

俺と鴻崎さんは安堵している
女の子は…最初と変わらず怯えてる
ロシアンルーレットの時は静かだったのに
緊張して、むしろ冷静になれたのか

「それじゃあ第2ゲーム!次のゲームは…………ででん!『ババ抜き』!」

今度は物騒じゃないゲームだった

「あ、言い忘れてたけどゲームによって人数が変わるから次の部屋に行ってもらうよ」

またもや知らぬうちに壁に穴が空いてる
本当に穴って感じで雑にぶち空けたみたいな

「それじゃあ次の部屋に進んでね」

もちろん進む
死なないと分かっていれば怖くない
ただ遊んでるだけだ

床がごつごつしてて通りづらい穴の中を進む
めっちゃ長くて暗い

危険だから全員で電車ごっこみたいに連結して進んでるけど、前の女の子すら見えない
多分、自分の足元を見るので精精一杯だろう


何分か歩いて、やっと光が見えてきた
不思議と疲れてないが、ゆっくり歩いたからだろう

明るい部屋に入る
そこには、俺たちを除いて2人いた

「あ、君たちも2人でゲームクリアしたのかい?」

見るからに爽やか好青年といった感じの男性が言う
ん?二人?大きい順に並んでるから隠れて見えないなんてことはないはずだけど

まあ、混乱して間違えてるのだろう
俺は現在進行形でつまかれてる肩の疲れに気づき、壁によりかかった


Re: wish comes true ( No.7 )
日時: 2019/06/29 17:57
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

数少ない頭のいい読者ならわかると思うが、
「俺は現在進行形でつまかれてる肩の疲れに気づき、壁によりかかった」という文は成立しなのだ

解説をすると、肩をつかまれてる=相手が後ろにいるということなので、壁によりかかるのは不可能
つまり、今掴んでる手は…

----------------------------------------------------------------------------------

「…!…う…ぐ………あ…………あうわああああああああああああ!!!」

叫んだ
幽霊に掴まれてるとかそういうホラーな展開の方がまだよかったかもしれない
否、十分ホラーな展開なのだが

そこには

肩には、途中で千切れた腕ががっしりと掴まれてたのだから
ひじにギリギリ到達しない所でキレイに切れてる

??
いったいいつから?

………!少なくとも「あ、君たちも2人でゲームクリアしたのかい?」と言われた時点では死んでたはずだ

「うるさ…」

またどこからともなく声が聞こえてくる

俺は言った
言わずにいられなかった

「どうしてだ!死なないんじゃなかったのか!?」

「そんな分けないじゃん、これデスゲームだよ?」

「さっき死なないって言ってたじゃないか!噓だったというのか!」

「え、そうだけど、どうしたん」

「!?」

「ど、どうして嘘をついたんだ!」

「いや、だってそうしなきゃ盛り上がらないじゃん」

「そういうことじゃない!こんな嘘ついていいと思ってるのか!」

「え、嘘ついちゃだめなん?」

「え…?」

俺の口は止まった

「別に嘘ついてもよくね?嘘つかなかったらお前らは得してたのかよ」

「…っ」

何も言えない
声は反撃する

「誰かを傷つけるから嘘をついちゃいけないのか?」

頭が追い付かない
こいつの言ってることが分かっても理解できない

「なぜ傷つけちゃいけないんだ?そいつを傷つけちゃいけない理由でもあるのか?」

「傷ついたってこっちは何の損もないんだし、そうなりゃただ自分が傷つきたくないがために『嘘は傷つくからだめだ!』なんていうのはあまりにも理不尽じゃないか?」

あれ…俺は今何と会話してるんだ…?
俺たちとは全く価値観も考えも違う
こいつは、本当に人間なのか?

「それが答えられない以上、こっちはバンバン嘘をつきまくるし、何人だって殺すよ。じゃ」


…………こいつがどんな奴かわ分からないが、こいつがどういう奴かは分かった気がする

Re: wish comes true ( No.8 )
日時: 2019/06/30 09:55
名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)

「んじゃ、このババ抜きのルール説明」

さっきとは変わって最初の陽気な声色に戻った

「その1!最後にババを持ってた奴、死ぬ!」

まあこれは当然か

「その2!最初にババを持ってる奴、バレる!」

ココが普通と違うってことか

「その3!手札を見たやつ、死ぬ!」

まあこれも当然か

「その4!カードは通常の半分!つまり、同じ種類のカードは2枚のみ!」

うーん、これは何か影響あるのかなぁ…

「それじゃあ頑張ってね!」

気づくと、部屋の真ん中にトランプと丸テーブルが置いてあった

本当、これ誰も気づいてないのな

「えと…つまりは誰か確実に死ぬってことだ…」

さっきの爽やかなお兄さんが切り出した
もう片方のお兄さんと同年代?の人は会った時から黙ってる

「じゃ、席につこうか」

そう言って真っ先に席に座る爽やかな方のお兄さん

色々あって見忘れてたが、札には『高理』と書かれてる
コウリって読むのかな

さっきから黙ってるお兄さんは『馬鹿』と書かれてある
いやもう悪口だろあれ…

誰か確実に死に、ルールが特殊

こうしていかにもなデスゲームが始まった

終わると言っても、間違いではないのだが


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