ダーク・ファンタジー小説
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- wish comes true
- 日時: 2019/07/01 19:58
- 名前: 小説家「た」 (ID: pkc9E6uP)
こんにちは
これが初作品になると思います
ここではいろいろな話をしようと思いますが、最初にそんなこと書かれてもつまらないと思いますので、最後らへんにおまけ感覚で書くことにします
この小説は、初投稿ということもあり短くなると思いますが、短く手短に読めるのがいいか、長くじっくり読めるのがいいか、と考えた場合、ダーク・ファンタジーものは長くじっくり読めた方がいいのは必然。なのですが、投稿ペース、投稿内容が短くなるのはご了承ください(土日とかは普段より多くなるかも)
アドバイスをいただけたら幸いです
さてこの作品、題名を見れば分かる通り(題名訳:願いが叶う)人生で一度は見たことあるであろう『願いが叶うデスゲーム』系
キャラクターは
1度目、5度目の主人公はタイチ、平凡な中学生と書いても作中ではキレッキレに考えが冴えます
2度目の主人公はカナエ、美人です
3度目の主人公はタクミ、頭がよく人当りもいいです
4度目、6度目の主人公はカミ、このデスゲームを開催した張本人です
基本的にモブも登場しますが、大抵死ぬのでモブが出て来たら「あ、こいつ死ぬな」と思って下さい
物語は主人公視点、キャラは全員クラスメイトで自宅から始まります
ご不明な点がございましたら教えてください
それでは、物語を
- Re: wish comes true ( No.1 )
- 日時: 2019/06/20 19:07
- 名前: 小説家「た」 (ID: pACO7V1S)
願いが叶うデスゲームをやるかと言われたら、俺はやらないだろう
そんな自分の命を失おうと思える奴はデスゲームに向いてると思う、まぁ裏を返せば俺はデスゲームに向いていない
だからやらない
普通の判断だ、自分の命を大事にしてるあたり俺は普通なんだろう
普通の男だ
普通以外何のとりえもない、普通というコンプレックスを背負った男
朝も普通だ、せめて普通じゃない部分を挙げるなら父子家庭ということだろう
親は朝からいない、朝食は一人だ
話は変わるが君たちは朝、だれもいない家に「行ってきます」といった挨拶をするだろうか?
花の男子中学生が一人寂しく「行ってきます」なんて言うことは多分ないだろう
いや、俺基準だが、俺基準ということはつまりは普通なんだ
そんじゃ行ってきます
さっき「花の男子中学生が一人寂しく」なーんて書いたのだが、登校は一人だ
違うよ、友達いないとかじゃないよ
たまたま近くに友達が住んでないだけだよ
ほら、そんな目で見ないで、ちゃんと友達いるから
もう学校付いたから
俺は教室に入る、そこで、俺は普通の反応を取った
いや、普通の人間は教室に入るとき反応取らないと思うだろうが、弁解さえてくれ
だって、教室には、
否、教室は
無かったのだから
- Re: wish comes true ( No.2 )
- 日時: 2019/06/21 21:02
- 名前: 小説家「た」 (ID: pACO7V1S)
「教室がない」というのはまさしくその通りで、キレイさっぱり跡形もなく消えていた
木の造りが見えて、壁もギリギリのところで残ってるのを見る限り、外からは分からないみたいだ
いや、そんな説明するところじゃなくて
教室がない?なぜ?
目の前の情報が衝撃的すぎて思わず後退してしまった
「ん?」
まさかこの小説で最初に発した言葉が「ん?」になってしまうとは…
いや、別に驚いてもおかしくないもので、(教室がない時点でもっと驚くべきだが)
そこに落ちてたのは見覚えのない名札だった
小学校とかで付ける名札とかじゃなく、首に提げる系の
そこには「タイチ」とだけ書かれてた
えーと、首にかけろってことか?
さっきまでなかったものが落ちてたということは誰かが近くにいるはずだ
…………はい、いませんでしたね
まぁ首にかけても損はないんだしかけてもいいよね
俺は名札を首にかける、そこで、俺は普通の反応を取った
いや、普通の人間は名札をかけるとき反応を取らないと思うだろうが、弁解させてくれ
だって、そこには、
否、そこは
全く知らない、密室の部屋だったのだから
- Re: wish comes true ( No.3 )
- 日時: 2019/06/22 09:49
- 名前: 小説家「た」 (ID: pACO7V1S)
えー…2回にわたって同じような終わり方をしたわけだが
いや、そんぐらい怒涛の展開と思ってもらいたい
部屋の中を見回す
一番最初に目に入ったのは人だった
30歳ぐらい?
「え、あ、君…も…」
話しかけられた、首にかけられた名札には「鴻崎」と書かれている
あれなんて読むんだ…
「………あ、い、はい……」
「…えと、タイチ君か…よろしく」
「…よろしくお願いします…あの…名前…なんて…」
「ああ…これだよ」
名札見せられてもわかんないよ…
「あ、いや、なんて読むんですか…」
「…あ、あぁ、ごめん、コウサキだよ」
「……」
会話は終了
してから何十分か経った
バァァァァァァァァァァァァァァンゥ
いきなり部屋が怒号をたてて揺れた
「!!???」
「3人そろったね」
見覚えのない声と…
三人?
俺と鴻崎さんと…
部屋を見回すとちょうど俺の真後ろに女の子がいた
こっちは年齢10歳ぐらい?
さっきまで泣いてたのか目の下が赤くなってる
まあ、泣いて当然か
「んじゃ、3人そろったってことでデスゲーム始めまーす」