ダーク・ファンタジー小説
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- Trick-トリック-【参照200越!ありがとうございます】
- 日時: 2012/10/28 18:02
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: j4S7OPQG)
何故彼女は死んだのかー……
誰に殺されたのかー…
答えを知る者は いない…
全ては彼等の仕掛けたTrick
クリックありがとうございます!
全読者様に大感謝です!
推理小説です。
一部流血表現などがあるので、苦手な方はUターンどうぞ。
はるくといいます。
ます。二次創作(映像)で2作書かせてもらっています。
もう一度言いますが、苦手な方はUターンどうぞ、((
更新、遅い方かもしれません…
誤字脱字がかなり多いです。
なので修正とかをよくしますね…((
それでもいい方、ゆっくり見ていってください!
それでは宜しくお願いします、
お客様
バチカ様>>11
リク依頼・相談掲示板で知り合いました^^
毎回本当にありがとうございます!!
Trick-トリック-目次
・Brack(現在連載) >>2
★8/12 スレ誕生です
★8/31 祝!参照100突破!!>>9
★10/28 祝!参照200突破!!>>19
- Trick-トリック- ( No.4 )
- 日時: 2012/08/31 22:10
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: TVgEc44v)
「知りたい?知りたい?知りたい知りたい知りたいっ?」
もういいよこの会話…
俺がその赤い表紙を手に取り、めくってみる。
すると、そこには懐かしい記憶があった。
緑の草原ー……
5年前家族で遊びに行ったときの写真かー…
家族全員で撮った写真。
皆仲良く笑いあって、幸せそうだ。
あの頃にもどれたらどれだけいいだろう…
「私達が7歳のころだね、懐かしいな〜」
いつの間にか司も俺のベッドの上に寝転がって、隣で写真を見ていた。
「ちょ、これ俺の布団!わかる!?俺の……」
「そうそう、この時!椿が私達おいて走ってっちゃってさ〜、」
司は俺の話に聞く耳ももたず、思い出にひたっていた。
「あ〜っそうそうこの時ーっ!お母さんが〜……」
司は次々とページをめくり、長い間思い出にひたった後、最後にこう言った。
「あの頃は幸せだったよね……」
そう言う司の顔は、切なく、どことなく悲しそうに見えた。
- Trick-トリック- ( No.5 )
- 日時: 2012/08/17 21:14
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: JStKLIYH)
「ああああああああああああっ!!!!!!!」
突然、耳をつんざくかのような音がすると、それと同時に女の叫び声がした。
この声、まぎれもなく母の声だ。
あの頃とは変わりきってしまった母に、涙さえも出てくる。
「言うことだけやってればいいのよ!!!私にいちいち言わないで!!!」
そのとたん、大きな『もの』が倒れる音がして、家が少し揺れた。
そのあと、大量の皿が割れる音がして、再び叫び声があがった。
「あああ死ねえええええっ!!!もうあんたと一緒に居る気もないっ!!役たたず!死ね死ね死ね死ね!!!」
狂ってる。
もうおかしいくらいに狂ってるだろう。
隣に居た司が俺に寄り添ってきた。
俺はただそんな司を抱き寄せるしかできないが、まだ叫び声はつづく。
「もう出てけ出てけ出てけ出てけええええっ!!!全部全部全部全部っ!!!!」
壁が鈍いおとをあげ、ガラスが割れる中、父のうめき声と母の声が響いた。
- Trick-トリック- ( No.6 )
- 日時: 2012/08/28 22:04
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: UcGDDbHP)
ちょっとでかけてました..w
また更新するので...
- Re: Trick-トリック- ( No.7 )
- 日時: 2012/08/31 21:50
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: TVgEc44v)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=23178
二次創作やらせてもらっています!
ふざけたりもしてますが...w
まあ、ちょこちょこ見に来てもらえると嬉しいですねw
- Trick-トリック- ( No.8 )
- 日時: 2012/08/31 22:17
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: TVgEc44v)
その後のことは覚えていない。
何か大きな音がして、それからー…
「気がついたか?」
前から父さんの声がした。
回りを見渡すと、どうやらここは車の中らしい。
でもここにいたのは俺と、父さんだけ。
司も、母さんも見当たらなかった。
「父さん……あの…」
俺の聞きたいことが分かったのか、俺が言う前に父さんが口を開いた。
「別れたよ。もう会わない。」
会わない……?
会えない?司とも…?
何で?
別れるのは分かる。
あんな生活、俺だって耐えられない。
でもそれより……!!
「司!司は!?何で母さんのとこにやった…!?」
俺は運転席にいる父さんを怒鳴り付けた。
父さんは俺の目も見ずに言った。
「都合がいいから、とか言ってた…俺もよく知らないんだよ。目を開けたらもう………」
身体中に寒気がした。