ダーク・ファンタジー小説
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- Trick-トリック-【参照200越!ありがとうございます】
- 日時: 2012/10/28 18:02
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: j4S7OPQG)
何故彼女は死んだのかー……
誰に殺されたのかー…
答えを知る者は いない…
全ては彼等の仕掛けたTrick
クリックありがとうございます!
全読者様に大感謝です!
推理小説です。
一部流血表現などがあるので、苦手な方はUターンどうぞ。
はるくといいます。
ます。二次創作(映像)で2作書かせてもらっています。
もう一度言いますが、苦手な方はUターンどうぞ、((
更新、遅い方かもしれません…
誤字脱字がかなり多いです。
なので修正とかをよくしますね…((
それでもいい方、ゆっくり見ていってください!
それでは宜しくお願いします、
お客様
バチカ様>>11
リク依頼・相談掲示板で知り合いました^^
毎回本当にありがとうございます!!
Trick-トリック-目次
・Brack(現在連載) >>2
★8/12 スレ誕生です
★8/31 祝!参照100突破!!>>9
★10/28 祝!参照200突破!!>>19
- Trick-トリック- ( No.1 )
- 日時: 2012/08/20 17:19
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: .IC0EKL8)
ーBrackー
[ープロローグー]
風が通る緑の草原。
そこに1人の少年が立っていた。
歳は7歳ぐらいだろうか。
真っ白な服に、少し大きめのズボン。橙色の髪は、風になびいて輝いた。
「椿いいいいいいいいっ!!!」
少年の10mほど後ろから、大きく手を振る少女がいた。
少女は少年とよく似ていて、真っ白な服に身を包み、橙色の髪を後ろで束ね、青色の瞳をキラキラ輝かせながら走っていた。
途中大きな石につまずき、地面に倒れ混んだが、すぐに体制をもとに戻すと、再び走り出した。
やっとの思いで少年の元にたどり着くと、少女は後ろを振り返り、また大きく手を振った。
少女が手を振った方向から、こんどは2人の親らしき人がやって来た。
此方も橙色の髪をなびかせ、2人を追うように走ってきた。
「もうっ、椿速すぎるんだよ!待ってって言ったのにぃっ!」
親が到着すると、少女は少年の方に振り返り、頬を膨らませながら言った。
少年はそれを見て、笑いながらも謝った。
親はそんな2人をみて微笑んだ。
なんて仲の良さそうな明るい家族なんだろう…
仲の良い兄妹に優しい親、誰が見ても羨ましく思うだろう。
だが、それは此方の感想だ。
一見仲の良い家族に見えても、実際は違うかもしれない。
明るい家族に見えても、それは全部嘘かもしれない。
真実を知っているのは、『自分』だけなのだ。
彼等にこの先なにが起こるのか、何で喜び、何で悲しみ、何で苦しみ、何で泣くのか。
他人にはわからないことだろう。
これからは『彼等』の視点から話を見ていこうか。
勿論、苦手な人はUターンで。
- Brack-目次- ( No.2 )
- 日時: 2012/11/25 21:12
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: PaYcrQQG)
Trickの1つ目、Brackの目次です。
題名、わかりにくいですよねw(((殴
ーBrackー
プロローグ >>1
短い…ですねw
『昔の記憶』って感じです。
三人称で書いてます。
第一話 椿・司の場合 >>3>>4>>5>>8>>9>>10
椿視点の話です。
これが原因で司が変わってしまいます。
第二話 ミルの場合 >>13>>14>>16>>17>>18>>20>>21
ミルの家系、占い師についてのお話ー....w
- Trick-トリック- ( No.3 )
- 日時: 2012/08/31 22:26
- 名前: はるく ◆2bvow6Zq4g (ID: TVgEc44v)
【椿】[ー第1話 椿・司の場合ー]
「椿いいいいいいいい!!!!」
朝。時計が7時を指すのと同時に甲高い声が部屋中に響きわたる。
「……るさい…黙れ………」
「うるさいじゃないっ!!とっとと起きろおお!!!」
声の主、双子の妹の司は、俺のかぶっている布団を無理矢理はぎとると、大声でそう叫んだ。
「朝っぱらからうるさいんだよ…近所迷惑だ。」
俺が言うと、司は頬が契れるんじゃないかというほどに頬を膨らませた。
「いいもんっ、そんなこと言う人には見せてあげないんだからね、せっかく良いもの見つけたんだけどなぁ…」
司は何か言ってほしいかのように俺を横目でちらちらと見ながら言った。
「ああはいはい、何見つけたの?」
その途端、司は顔をぱあっと明るくさせるた。
何か言ってもらいたかったんだろう…
でも朝だし、眠いし、寝たいし…
「ねっ、見たい?見たい?見たい見たい見たいっ?」
「はいはい、好きにしたら…」
司は待ってましたとばかりに笑みを浮かべると、ずっと後ろに隠してたものを俺につきつけた。
「何……これ…?」
見ると本のようだ。
赤くて分厚い表紙につつまれた、赤一色の本のようなものがあった。