二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- クレイモア外伝 黄昏の戦士達
- 日時: 2012/04/13 23:03
- 名前: カササギ ◆QcV39OuFkU (ID: ???)
  
- プロローグ 
 かつて、人間は妖魔になすすべもなく
 同胞の内臓を喰われるのを指をくわえているしかなかった。
 そして、およそ百年前……
 妖魔を見抜き、妖魔を超える力で妖魔を殺す戦士が現れた。
 しかし、戦士達は人々から感謝される事はなかった
 それは、戦士達は妖魔の血肉を取り込んだ半人半妖だからである。
 人々は戦士達をこう呼び畏怖している。
 クレイモア……と。
- Re: クレイモア外伝 黄昏の戦士達 ( No.33 )
- 日時: 2012/07/14 02:37
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
  
- 登場人物「3」 
 フレッド
 性別:男
 No.9
 利き手:左
 属性:攻撃型
 異名:二ツ首の(ふたつくび)の〜
 身長:182cm
 設定:色付きでありながら、一桁ナンバーに位置する戦士。
 印を受けて最初のナンバーは20だった。
 本来ならば、上位ナンバーに入れる素質に恵まれているといわれ、
 遊撃においては、他の一桁ナンバーでトップ。
 訓練生時代から、色付きという事が屈辱に思っており
 訓練生の頃、同期の何人かに罵%
- Re: クレイモア外伝 黄昏の戦士達 ( No.34 )
- 日時: 2012/07/14 02:38
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
  
- 登場人物「3」 
 フレッド
 性別:男
 No.9
 利き手:左
 属性:攻撃型
 異名:二ツ首の(ふたつくび)の〜
 身長:182cm
 設定:色付きでありながら、一桁ナンバーに位置する戦士。
 印を受けて最初のナンバーは20だった。
 本来ならば、上位ナンバーに入れる素質に恵まれているといわれ、
 遊撃においては、他の一桁ナンバーでトップ。
 訓練生時代から、色付きという事が屈辱に思っており
 訓練生の頃、同期の何人かに罵倒や差別され激高した事も。
 なお、ウィルフレドの他。
 現ナンバー5や“嵐”のアルトゥーロとは、
 故郷が近い、あるいは同じ境遇という事から、
 組織に入って間もない子供の頃からの友人でもある。
 その他:容姿はレッドレイブンのカルロ(若)。
 髪は五分の二が薄い金、五分の三が黒いセミロング。
 右目は人間の頃、戦火で視力を失っている隻眼。
 眼帯の下がどうなっているかは……。
- Re: クレイモア外伝 黄昏の戦士達 ( No.35 )
- 日時: 2012/07/14 02:41
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
  
- お知らせ 
 上のスレが二重投稿になり、
 大変、御迷惑をおかけいたします。
- Re: クレイモア外伝 黄昏の戦士達 ( No.36 )
- 日時: 2012/07/14 14:18
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
  
- IF 微笑と悲壮と…2 
 「信じれないだろうが全て真実だ。
 あとは俺では与り(あずかり)知らない……
 真偽は長のリムトにでも聴けばいい…… 」
 (大方、リカルドにでも訊いたのだろうな……
 こいつの頭の良さと正直さ確かだ。
 言葉に偽りは無いだろう )
 組織の記録では、そう書いてあったはず。
 恐らく今の状況から言って隠し事は、
 メリットよりデメリットのほうが多い事はわかりきっているのだろう。
 だから、己が知りうる事の全てを語ったのだ。
 「……つまり、プリシラという名の深淵を超える覚醒者が現れた。
 それが、お前が北の地を離れた理由か? 」
 「……はっきり言えばプリシラは、
 俺やクロノス、ラーズ……
 深淵である西のリフルと南のルシエラの、
 全ての一桁ナンバーが束になったとしても……
 肉薄にもならないどころか、全て死ぬるだろう…… 」
 「ば、馬鹿な……!? 」
 「かつての組織の目……
 千里眼のゲオルギウスが測ったものだ。
 残念な事に信憑性は限りなく百に等しい。
 そんな、女のいる地に何時までもいると思うか? 」
 それは、自分の生死を分かつ判断だったのだと、
 ウィルフレドは語り終えると言葉をつぐみ、三人の目をじっと見る。
 「……テレサ、組織本部に戻るぞ。
 特例だウィルフレド、お前も来い。
 ただし、少しでも不審な動きをすれば…わかっているな? 」
 「言われなくても、自殺行為はせん 」
 3へと続く
- Re: クレイモア外伝 黄昏の戦士達 ( No.37 )
- 日時: 2012/07/21 01:43
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
  
- 幕間 月影の剣舞 
 静寂に包まれた雪原には鹿も、兎も、フクロウすらいない
 まるで、何もかもが死に絶えたかのような静寂。
 雪で反射する月明かりに照らされながら、白い影は大剣を斜め下段で構え目を閉じて意識を集中し、
 ずん、とモミの木から雪が落ちる音を合図に下段から上段への切り。
 上段から下段。 左から右、右から左と滑るように虚空を切る。
 その動きに一切の淀みはなく、正確さを欠いていない。
 (ナンバー9、12そして23……。
 仲間がいなくても、俺一人で十分のはずのそれに何故……
 こうも、ナンバーが若い。
 ……恐らくは、ナンバー1を予定されているやもしれない者まで? )
 戦う所を見たわけではないがイースレイの素質はかなりのものだ、と。
 自分の知る最強の戦士に比べる事は出来なくても、男のカンがそう告げていた。
 (しかし、奴は…レ−ヴァントはあまりに強い。
 ヨハン、キース、ゲオルギウス……
 そして、俺の四人が束になっても勝てる見込みはない。
 そんな奴がもう一人増えるのか、否か……? )
 一連の動作を何度も、何度も、何度も繰り返し続ける中。
 後ろの廃村のほうから気配が一つ現れウィルフレドに話しかけた。
 「見事な剣捌きだな。
 流石は組織のナンバー2だ…一瞬の隙も見せない…… 」
 「…………イースレイか。
 俺に何のようだ? 」
 「早く強くなりたい、といったら?」
 「面白い、いいだろう。
 だが、少しでも怪しい動きをしてみろ。
 次の瞬間には、その首は胴体と別れる事になるぞ? 」
 (バレていないつもりでいたのにな……。
 流石に上位ナンバーは騙せないか…… )

