二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ・デュラララ・
- 日時: 2010/08/06 13:04
- 名前: MIKED (ID: tcDaiqqk)
お初です^^
これから書きしていきたいと
思ってます!
腐向け、BL要素などは
一切ありませんので
誠実に書いていきますよ〜〜
どうぞよろしくです*
- Re: ・デュラララ・ ( No.43 )
- 日時: 2010/08/30 22:21
- 名前: MIKED (ID: tcDaiqqk)
奈絡さんへのメッセージです
放置ごめんね;;(涙
せっかく良い顔なのにねぇ〜(笑
べ…
ベンチですと…!?
- Re: ・デュラララ・ ( No.44 )
- 日時: 2010/08/30 22:53
- 名前: MIKED (ID: tcDaiqqk)
第5章・気付かない心・
誰かと群れたことはない
誰かに必要とされたことも
誰かを必要としたこともない
彼が言ったことは
彼女にとっての初めての言葉だった
「お前…名前なんていうんだ?」
「静雄さんならたぶん知ってると思いますよ。同級生に福岡悠斗って…いなかったですか?」
「あぁ。知ってる確か…高校卒業してから3ヵ月後に亡くなったって…」
「私…妹なんです。」
「じゃーお前あの飛び級してきたっつー福岡梨那か。…わりぃな、なんか」
「あぁいえ…!兄の話を振ったのは私ですから…」
「そうか…兄貴が良い奴なんだから…お前もそうなんだろうな。」
「………」
YESと言えない彼の言葉に
彼女は動揺する
「お前、俺の名前知ってるんなら、色々と悪い噂とか聞いてるだろ?」
「え?」
「いや…学校でもゴタゴタあったしよ。喧嘩だの暴力だの」
「私は…臨也を殴りかかってる時点で悪い人とは思いませんでしたけど」
「…ふっ。なんだそれ」
彼は笑った
それはさっきまでとは違う
嬉しそうな笑みだった
「けど、良い奴でもないぞ。俺は。」
「良い人は自分のこと良い人なんて言いませんよ」
「面白いこと言うなお前。ありがとよ」
少女は自分が少し微笑みを浮かべていることに
気付いた
それに気づくと
少女はまるで罪を犯したような感覚に陥った
彼女が不自然に笑顔を消したのに気付くと同時に
平和島静雄はある者の気配を感じ取った
「あ、よぉセルティ。どうだった?」
現れたセルティ・ストゥルルソンは
首を横に振った
『…梨那?どうして二人で?』
「ちょっと話こんでたんだよ。な。」
「あ、はい。」
『そうか…』
首なしライダーはうな垂れていた
その様子はそこにいた二人にもすぐに伝わる
「どうかしたのセルティ?」
『その…』
そこで福岡梨那は知る
彼女の首のこと
デュラハンのこと
首に傷のある女のことを
- Re: ・デュラララ・ ( No.45 )
- 日時: 2010/09/04 15:34
- 名前: MIKED (ID: tcDaiqqk)
第5章・気付かない心・
私に存在する意味なんてない。
この世界が狂いを止めることもない。
私一人が消えたところで
動くものさえ
ないのだから
ただひとつ
動くものがあるとするなら
それも見てみたいものだ
『つまり…私は記憶を失ったデュラハン。私の首にそっくりな顔の子をさきほど見つけた。ということなんだ…。』
「そっか。そうかセルティはデュラハンだね。よくよく考えてみればそうか」
『お前……デュラハンのことを知っているのか?』
「うん。アイルランドの妖精学にかじってたときがあったから。首もってない場合のデュラハンもいるけど、盗られたってことなのかな…」
『記憶がないのでは仕方ないな。』
平和島静雄と別れ、
夜に近づこうとするときの中で
二人は向き合い、"会話"を続ける
「ねぇセルティ。人ってさ、愚かなんだよね」
『?』
「だから、都合の悪いことをほうりだしたり、裏切ったり、けなしたりする。最後に逃げ出したりもする。」
だから
私は人間がきらいだ
「そんな愚かな"人間の一人"だけど、セルティの役に立ちたいんだ。」
私も
人間だ。
"どうか思い出の中に僕の知らない梨那の大切な人たちが刻まれますように。"
彼の言葉を
知らないふりをして逃げたくない
「出会えたことを無駄にしたくないって、セルティに会って初めて思ったから。」
人から避けて生きてきた
会うことを拒んだ
関わることを嫌った
私が変わることはなかった
『ありがとう。うれしいよ。』
兄さん、
私は変われるだろうか?
- Re: ・デュラララ・ ( No.46 )
- 日時: 2011/03/01 21:52
- 名前: MIKED (ID: tcDaiqqk)
第5章・気付かない心・
やってしまった。
福岡梨那、
一番大切な時期に
謹慎。
理由はひとつ。
タチの悪い教師にカメラを指摘され、
急にそれ触られたときに
思わず
手が出た。
「こりゃ、留年覚悟かぁ…?」
そんなことさえどうでもいいと
感じてしまうようになったこのごろ。
自宅でじっとしていられるわけがない。
どうせ外でうろうろしていようとも
別にそう簡単に見つかるわけでもない
「写真でも撮りに行くかな…。」
眩しい昼下がり。
文句なしの晴天だ。
こんな平日のこんな時間でも
池袋には人が絶えない。
はぐれ雲がぽつんと
空に浮かんでいる。
なんてきれいなんだろう
シャッターを切ろうと覗きこむ
「あれ、なにしてんだ?おまえ。」
「っおわ!?静雄さん!!」
夢中でカメラを覗きこんでいたため
その大きな図体に気づかず
思わずびくりと体を揺らす
「今日、学校休みじゃネェだろ?なにしてんだ?」
「えーーーっと……」
まずい、
不真面目だと思われる。
まぁそうなんだけど
「…まぁいいや。お前、いま暇か?」
「あ、はいそうですけど…」
「俺も今休憩だからよ、どっかでゆっくりすんのに付き合ってくんねーか?」
「あ、わかりました。」
と、言ってから驚いた。
人と一緒に過ごすなんて苦手だったのに
じぶんからすんなりと受け入れたことに。
簡単にいうとじぶんに驚いた。
なんだろう
彼は私が困った顔をすると
知らんふりをして見過ごしてくれる
これが
優しさ
なのだろうか
- Re: ・デュラララ・ ( No.47 )
- 日時: 2011/03/16 20:24
- 名前: MIKED (ID: tcDaiqqk)
第5章・気付かない心・
「……」
「ん?どうした?」
「静雄さんって甘党系…なんですか」
「おう」
おごってもらった
クレープを両手にに持ったまま
見入る梨那は人の"ギャップ"というものに
驚かされる
「そういや最近、斬り裂き魔が池袋に出現してるらしいな。お前、気をつけろよ。」
「えっ私ですか?」
「一人でいつもふらふらしてるからよ、なんか危なっかしいじゃねぇか」
実際その言葉の言うとおりだ。
この前、斬り裂き魔に襲われそうになったのは
まぎれもない事実。
「以後気をつけます…。」
「…以後っておまえ……」
あ、
しまった…。
「まさかもう斬り裂き魔に」
「だ、大丈夫です!!なんか、その運が良かったっていうか、えと」
「…わかった。」
「静雄さん??どこ行くんですか!?」
平和島静雄は止まることなく
まるで鬼のような険相を浮かべながら
ゆっくり去って行った
「……」
なんか
失敗してしまったかもしれない
他人に迷惑をかけるのは
嫌なのに
「そこの女子!!来良の生徒だろ!!」
「やばっ…」
まずい
見つかった??
「うまかったすか?教師のマネ〜」
「…紀田君。本当心臓悪いから」
そこにいたのは
紀田正臣、と帝人
それともう一人
「あ、」
おとなしそうな女の子
確かに見覚えのある。
園原杏里
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