二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 -月夜の空の下-
- 日時: 2010/10/23 13:34
- 名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)
薄桜鬼依存症のエレンです!!
新しく始めました!!
☆注意
・荒らしは駄目!禁止です!
・矛盾が生じる
・更新が亀以下。
・文というより、単語。
・オリキャラが出てきます。
・トリップ物語です。
グダグダな文で、グダグダ作者は駄目
薄桜鬼嫌い
という人は、バックホームしてください。
グダグダ文でもok!という心の広い方のみ、進んでください!!
☆オリジナルキャラクター☆
白百合 琥珀(シラユリ コハク)
L仕事では、百合。通常では琥珀。
時風 白夜(トキカゼ ビャクヤ)
L白夜こと時風白夜。黒夜とは双子(兄)名字があまり出てこないことには触れない。
時風 黒夜(トキカゼ コクヤ
L黒夜こと時風黒夜。白夜とは双子(弟)犬歯がトレードマーク。ツンデレ気味。名字については上参照。
随時更新…
- Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.1 )
- 日時: 2010/10/22 17:12
- 名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)
1「序章」
霊能力者、超能力者……
科学で解明できないような事が可能な人間を人々は、疑いの目または、輝く目でみる。
能力を持った人々は、世界になじみ。
世界も、その人々を受け入れていると思われる。
では………
魔法使いとは、受け入れられるのだろうか……?
- Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.2 )
- 日時: 2010/10/23 13:43
- 名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)
2「怪しい三人組と二人組み」
時は江戸時代末期。
場所は、京の都。大通りから一つ入ったところにある、細い道。
そこには、この時代にとても不釣合いな光景があった。
その事を、今知る人はいない。
さてここは本当に、京の町なのだろうか……?
「本当に、ここは京都…京の町なのかよ?」
それは、私が知りたい……。
「知らないよ。多分そうなんだと思うけど…。」
冷たい夜風が私達を包み込む。なんせ、人っ子一人も居ない時間帯。ブレザーを着ていない制服だと、寒すぎる。スカートの中に入り込んできた冷気にブルリと体を震わせる。
「今は、そうだと思うしかないだろう。違うのならば、連絡が来る。」
「そうだね、白夜(びゃくや)。」
少し伸びている銀色の髪の毛によく栄える黒い目。細身で長身。整った顔立ち。普通の生活をしていればほっとくやつはいないのだが。
「ちっ、白夜ばっかりかっこつけやがって。」
「うるさいよ、黒夜(こくや)。」
白夜とは反対に、黒い髪をウルフカットにしており目は銀色。犬歯とちょっとつりあがった目がトレードマークとか勝手に言っちゃってるやつ。ピアスまでしてる。
そのくせ、整った顔立ちと高い背。ちょっと筋肉質な体系に、ときめかない女子はいないとか…。
「なあ、百合(ゆり)…ここは、手分けして探さないか?」
「そうだよね…。最初に…。」
指をパチンと鳴らすと、この時代に合った服に変わる。といっても、私自身も男装しているんだけど。この世界…いや、この仕事での初めての魔法がこれになるとは……。正直思っていなかった。
「じゃあ、白夜は左のほう。黒夜は…って聞いてるの?」
「聞いてるっうーの!俺は、右の方を探せばいいんだろ?琥珀(こはく)。」
耳に指を突っ込んでオーバーリアクションを繰り広げている、黒夜の頭を一回叩いた。
「仕事中だから、百合って呼んで。分かってるんだったら、早く行くよ。ふぁあー…眠い。」
「わーってるよ!」
本当に、分かっているんだか、いないんだか。変な返事を残し黒夜は消え去った。
「俺も、いくぞ。百合も気をつけろよ。」
「分かってるよ。心配しないで。」
ニッコリと笑うと、微笑ながらも滅多にしないナチュナルスマイルをしてきえていった。
「途中で、寝るなよって…。子供じゃないんだし…もう15なのに!中3だよ?受験なのにー!」
地団太を踏みたいところをやっとのところで、こらえて、歩き出す。
まずは、大通りに出よう。そう考えて、細い道を進んでいった。
警戒しながらも、大通りを歩いているとなにやら、不穏な気配を感じた。瞬間移動をするほどの距離ではないので、小走りでそこへいく。
「血ぃーーーーー!!」
そこに居たのは、白髪頭で目が赤く。魔物に似た存在だった。案の定、思いっきり目が合ってしまった。
「これが、羅刹って言うのか?じゃあ、この人たちは、変若水を飲んで……?」
何処までが、助けられるラインなのか私自身にも分からない。
「とにかく、この人達に触れないと!!」
そう思い、羅刹の人達を大通りに誘導してみる。頭が悪いのか、のこのこ付いてきて刀を振りかざしてくる。
私も、刀で応戦しようと重い腰に手をかけるのだが……。
「あっ!刀出すの忘れてた!」
無用心にもほどがあるとよく白夜に怒られるのだがこればかりは、しょうがない。
刀を交わして、体に触れる。
「血がほしい!!血が!血がーー!!」
……これほどまでに、苦しい思いを抱えてなんになるというのだろうか?そこまでして、強くなりたいのか?
「ごめんなさい。助けられない…。」
そういうと、刀を手元に作り出し、一気に切っていく。三人なら、何てことない。
羅刹の人たちに手を合わせて最後の声を聞き終える。魔法使いの仕事とはいえ、死に直面することはつらい。私は、持っていた武器を手放すとその刀は音もなく、空気中に消えた。
私は、血だまりの中で、自分の周り半径1メートルいないに、血が飛び散っていないのを確認すると、白夜の忠告をすっかり忘れ、寝息を立て始めた。
*
「ねえ、一君。」
「なんだ。」
「この子、どうする?」
彼らが話し合っているのは、羅刹の死体の真ん中で、血の付いていないきれいな円の中。
すやすやと、寝息を立てている人物にあてられていた。
刀も持たず、しかも道端に死体が転がっているのにも動じず。血だまりができるはずの部分に、血が全くなく。その中で寝ているこいつは、明らかにこの件に関して関わりがあるのは、一目瞭然。
「どうするも何も、副長に報告だ。」
「じゃあ、この子を屯所に連れて行くんだね。」
「そうだろうな。総司。お前が持て。」
そういわれて、怪訝そうな顔の総司はひらめいたように言う。
「交代交代で持とうね?」
そう言って、起こさないようにと抱きかかえると驚きの表情を浮かべる。
「どうした?」
「この子、軽すぎない?」
そう言って、普段見慣れらい顔に誤魔化され、抱きかかえると、言われたとおり軽い。
「そうだな。軽すぎるかもしれない。」
「一君、その子屯所までヨロシクね?」
「なっ!!」
まんまと罠にはめられて、何も言い返せずにその場を後にした。
- Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.3 )
- 日時: 2010/10/23 14:38
- 名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)
3「屯所の諸事情と三人の諸事情」
山崎からの報告で、土方(俺)たち幹部は広間に集まり、総司と斎藤の帰りを待っていた。
千鶴は、お茶を入れなおし俺たちと一緒に待っていた。
しばらくして、足音が近づき障子が開くと総司が立っていた。
「何集まってるんですか?暇ですね。」
総司がけらけらと笑う中、幹部の視線は斎藤に集中する。
「そいつが見たってやつか?」
俺の問いかけに、斎藤は頷く。
そして、総司が事情を一通り話しだす。
「で、今に至っている訳なんですよ。ちゃんちゃん!」
笑顔で語り終わった総司に睨みをきかせつつ、斎藤に目をやる。
「斎藤、座って良いんだぞ?」
「いえ、座りたいのですが座れないというか…。」
そうか。そういえば、そいつが寝ていて一向に起きる気配が無いと総司も言っていた。
「そうか、ではその子は斎藤の部屋にでも…。」
「こ、近藤さん!?そ…それは…。」
千鶴の驚き方を見て総司は笑いはじめる。斎藤は、顔を赤くし黙りこんでいる。
「近藤さん…いくらなんでも女の子を……。」
千鶴は、そういったきり俯いてしまった。……そういうことだったのか…。
「なっ、何ぃぃぃぃいいい!!」
近藤さんをはじめ原田、平助、永倉までもが驚いていた。
「はははっ!さすが、近藤さん!!クク…。」
「そ、総司!!こ、これはだな…。」
話がそれ始めた…。
「おい、静かにしろ!!」
渇を入れると場が静まる。
「そいつは、空き部屋にでも寝かせておけ。」
「御意。」
そういうと、斎藤と総司は出て行った。
「それでよー、土方さん。あいつ、どうすんだ?」
平助は、それが気になるのか催促してくる。
「そりゃあ、あいつが起きてから決めるこったあ。それまでは、無理だな。」
「うむ、トシの言うとおりだ。今日のところはこれで解散!!」
京の夜は、また一段と濃くなっていく。
*
…………。
あれ、私…また道で寝てしまったのだろうか…。
ゆっくりと目を開けると見慣れない天上が目に入った。
起き上がろうとすると、手足、口が縛られている。
寝返りを打ち、手の紐を焼き切るイメージをして魔法を発動させる。
少し焦げる匂いがして手が自由になると、面倒になったために、足の紐も焼ききってしまった。
口を縛っていた布もついでに取り外すと、外に目をやった。まだ、夜。月明かりが差し込んできた。
人の気配がない事を確認すると、障子をあけ外へと出た。履物を作り出すと、それをはき外に出た。
ふと、白夜と黒夜の事を思い出した。心配してるかな…?
「いかなくちゃ…でも…。」
振り返り、人を探す。どうにかして伝えなくてはいけないことがある。手紙でもいいのだが、あいにくそんな事をやっている時間などない。
「どうしようか…。」
思案にふけていると、キレイな満月が目に入った。
「キレイ……。」
そう思っていると、月が雲に隠れてしまった。私が見ていると知ったから隠れたのではないかと、肩をすくめると、正面に人が居ることに気が付いた。
「あっ……。」
その人と、正面に向き合った瞬間に風が吹き月明かりが雲を押しのけて、降り注いだ。
その光は、私を照らし風は私の髪の毛をさらっていたのと同時に、その人…茶髪の長髪で小柄な男の子が刀に手を掛けていることが分かった。
「どうやって、抜け出した?」
「紐を切って…。」
つい癖で質問に答えてしまった。
「お前、武器なんて持っていたのか?」
外見に反して、鋭く付いてくる質問に対して若干の困惑を抱きながらも、人を見た目で判断してはいけないとよく言ったものだと思った。
「武器は…持ってるんですけど…持ってないんですよ。」
「どういうことだ?」
「どういうことだといわれても。言葉どうりの意味なんですよ…。」
それ以上でも、それ以下でもないとしか説明の仕様がないのだからしょうがない。
「あの、私からもいいですか?」
「……。」
そこで黙り込まれても困る…。まぁ、別に了承なんてとろうと思ってないし…。
「まぁ、聞いてくれればいいんですよ。」
苦笑いを見えないように浮かべて、話し出す。
「私は、いかなくてはならない。だから、助けた?お礼をしたいのですが、急な仕事なもので…。」
チリン…鈴の音が響く。これが合図の音。白夜の鈴の音色。心配してたんだ……早く帰らなきゃ…。
「ですから、今は失礼します。」
「待て!!」
叫ばないでよ…。チリンッ。今度は黒夜の鈴の音。二人とも探しているのか?
彼に背を向けると助走無しで塀に無音の着地をする。そして、ゆっくり立ち上がると一度だけ振り返る。
「貴方達には、感謝しています。また、お会いするでしょう。では……。」
彼から見て月と重なるくらいまで飛ぶと力を使い、私はそのまま闇と同化し消えた。
*
走るでもなく、飛ぶでもなく。ただ、“消えた”。何処に?京の町に、空気に、景色に、闇に…?
どれも当てはまらない。
ただ、しいて言うなら…………
「平助!!」
佐之さんと永倉さんがやってきた。それに続いて、土方さんや、総司も…。
「どうかしたのか?」
永倉さんが言ったことに俺は即答した。
「あの月に消えた。」
俺は、そういった。
- Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.4 )
- 日時: 2010/10/23 23:00
- 名前: こと ◆2eHvEVJvT6 (ID: vAiu0hJO)
- 参照: http://mao最高!!
愛恋>
やっほー♪
新しいのやってるって言ってたから見に来たw
続き、ガンバ!
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