二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活
- 日時: 2011/04/04 13:23
- 名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)
はじめまして、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
どれかは、分かりませんがクリックありがとうございます。
こちらは、いろいろあって立て直したスレです。
キャラだけをいかしてますので、設定とかはチョコチョコ前スレとは変わっています。
この小説は、とにかくテンション高めのギャグ八割残りは……
考えてません☆(待て←
そんな感じですが、超駄作者の駄文を温かく見守りながら読んでください。
【注意】
・更新不定期
・荒らしさんお断り
・作者嫌い、薄桜鬼嫌い、駄文無理というかたバックホーム
・マナーは守ってください
・不良気味な子達が出てきたりします(喧嘩しちゃったりするかもです)
・言葉が荒れてたりするかもです
以上を守ってくださればOK!ですタメは言ってくださればOK!です。
では、よろしくお願いします。
- Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.6 )
- 日時: 2011/04/07 16:03
- 名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: xRhmB4K7)
こんにちは!
50分もたってるって、平助寝すぎだろww
すごく面白いよ!続き、楽しみにしてるね!!
- Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.7 )
- 日時: 2011/04/10 11:54
- 名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)
【奈絡】
こんちゃ!
私も、寝すぎだろって内心思いながら書いてたww
お、面白い…だ、と……?
ちょ、斎藤せんぱーい!石田散薬持ってきて!!(待て←
つづき、頑張ります!
- Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.8 )
- 日時: 2011/04/13 14:05
- 名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)
3
【お隣さんとは”秘密”の関係】
校舎へ無事突入した私は千鶴ちゃんを降ろして、教室へ向かうようにといった。
だが、千鶴ちゃんは「平助君や沖田先輩が……。」といって戸惑っていたが、授業開始のチャイムが鳴り私がどうにか丸くおさめて教室へと行かせた。
「さて、私も行かなくちゃ。」
そういって、階段を駆け上がる。
そこで、見慣れた背中を見つけた。
「あ、土方先生ー!!」
私は、パタパタと手を大きく振って呼びかける。
その言葉で、ぴたりと歩みを止めその人は苛立ちを隠さず振り返る。
そして、私と目が合った瞬間。
「おまっ……。」
くわえていた煙草を落としたのだ。
あの、土方先生が大好きな煙草を落とすなんて……どうしたんだろう?と考えるが、足りない頭で思考するほうが無理だ。
こういうときに、白夜がいてくれたらと思うのだが。
そんな事を考えていると、土方先生が私の目の前まで来て立ち止まり目線を同じくらいの高さにした。
「なんですか?」
「なんですか、じゃねえ!!」
そういうと、前髪を手で後ろに引っ張った。
痛い、痛い、痛い、痛い!!
そう思ったのだが、この痛みは髪の毛を引っ張られているからではないと感じ取る。
よく先生の視線の先を考えると。
「あ、この傷か。」
「何やったんだよ、お前。」
「いや、ちょっと風紀委員の薫から校門の強行突破を試みたら、名簿で殴られました。でも、そんな対した怪我じゃないですから。」
「血ぃ、止まってねぇじゃねぇか!!こっちこい!」
腕を掴まれると、ズンズン歩いていく。
拒否なんてできそうにない。強制連行だ。
……あれ、こんなに男の人って歩くの早いっけ……?
……そっか。白夜と黒夜は私の歩調に合わせてくれてるんだ。
行き先は、多分保健室……かな?
あぁ、私は山南先生が大ッ嫌いだから。行きたくないな。
私は、ばれないようにため息を一つつくと、早い歩調に合わせるように小走りになった。
「────……って、あれ?」
私が予想していた場所とは、全然違った。
「なんだ、変な声上げてんじゃねぇよ。」
「いやいや、ここ屋上ですけど。」
「だから、なんだよ。文句あんのか?」
いえ。
と、答えて屋上に出た。壁にもたれると傷の手当てをされる。
「これで、終わり、っと。」
「ありがとー。」
「何、学校内で敬語はずしてんだよ。」
はぁ、っとため息をつく土方先生。
「え、だって。誰もいないじゃん、トシ君。」
「あのなぁ。」
「そっかー。先生と私って秘密の関係だもんね。」
「勘違いされる発言してんじゃねえ。」
バシッと、頭を叩かれる。
私と先生は、秘密の関係。
……そう。私と土方先生こと、トシ君は…………マンションのお隣さん、なのだ。
気が付いたのは、そう。
────そう、あれは入学式の前日のこと。
私は、この薄桜学園に入学する事になったので今のマンションに引越しをした。
その後すぐ、お隣さんが引っ越してきた。
昨今は、ご近所づきあいなどもそんなにある訳でもないので、管理人を迂回して、名字だけをしった。多分、あっちもそんな感じだろう。
そして、あの日。
夜遅く。玄関が騒がしかったので表へ出てしまったのだ。春は不審者が多くなるというが、そういった類なら、一発殴ってやろうと思ってたし。親とは一緒に住んでは居なかったから、気絶して中に入られても取られるものなんてほとんどないし。
そう言い聞かせ、ドアノブをまわした。それが、今の関係の始まり。
「…………。」
「馬鹿やろぉー!」
酔っ払い約一名発見。
そのまま、引っ込んでもよかったのだが、一応声をかけてみることに。
「大丈夫ですか?」
しゃがみこみ聞いてみる。
「るっせー!だいじょーぶに、きまっれんらろーが。」
ろれつ回ってませんよ、お兄さん。いや、酔っ払いよ。
まぁ、意識があるのは救いだな。
「これじゃ、駄目だな。管理人を呼ぶか。」
そう、一言呟いて管理人を呼びに立ち上がろうとおもったのだが。
「!?」
胸倉をガッチリつかまれ動けない。
その時。階段のほうから声が聞こえた。
「なぁ、今の土方さんの声だよな。」
土方……?
土方!?、こいつが、隣人!?
二度見ならぬ三度見、四度見。
「やばくねぇか?明日、入学式だろ?」
入学式って……先生かなんか?そういえば、私も明日一応入学式だ。気のせい……だよね?他の学校も、たいていその日に入学式な、はずだ……し?
「一応、見に行ってみようぜ。」
「!!!」
そ、それはまずい!どうするか。何とかしないと!
「しょ、しょうがない……。」
私は、勢いに任せてその土方とか言う隣人を抱き上げ自分の部屋へ入って、そこに隣人をおいた。そして、鍵を急いで閉める。
玄関前が、とたんに騒がしくなった。
どうやら、間一髪のところだったみたいだ。
「あっ、ぶねー。」
そうして、ソファに寝かせ、朝起きたところで、身分が発覚。
今の状態になったのだ。
「ちっ。」
先生は、何かにいらだったのか、煙草を一本取り出すと火をつける。
「あ!先生、校内は全面禁煙なんですけど?」
「こんな時だけ、先生とか呼ぶんじゃねぇ。」
どんな、先生だよ、あんた。
そう思いながら、煙草に火をつける先生を見つめる。
「?なんだ。」
視線に気づいたのか先生は、眉根を寄せながらたずねてくる。
「いや、別にー。」
ちょっと間を空けてそう答える。
「訳わかんねぇよ。」
土方先生は悪態をつくと煙草を吸う。
「……いい天気だなぁ。」
と、青空に向かって大きく伸びをして、二度と見られない”この時”という空を目に焼き付けるように眺めた後、ゆっくりと重くなった瞼を閉じた。
- Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.9 )
- 日時: 2011/04/17 17:10
- 名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)
4
【懐かしい夢≠いい夢】
沈んだ意識の中でふと目をあけると、懐かしい光景が広がっていた。
「姐さん!」
「姐さん!!」
「琥珀さんっ!」
その言葉を聞いて、夢。と理解する。
中学のとき、私は俗に言う”番長”というものをやっていた。
薄桜高校を中心に、東、西、南、北、それと、少しはずれにある、中学。
私は、その中の北中に在校していた。
まぁ、なんというか。
一般人もいたが、やはりそこからの外れ者というか。世の中から見たら、不良と呼ばれるものがいた訳だ。
そして、そこの入学式では恒例行事のように、新入生のカツアゲを行われていた。
「おい、そこの新入生。」
「私たち?」
キョトンとした顔のまま、私は明らかに上級生と思われる柄の悪い人達に顔を向ける。白夜と黒夜は瞬時に私の両隣に移動した。
「そうだよ。俺たちはな?お前の先輩だ。」
「でよー、俺たち金持ってねぇんだわ。」
私たちを取り囲むように、先輩達は動く。
その動きに合わせて、私たちも三角形を描くような形に変更する。
「へー、だから?」
黒夜は、犬歯を見せて鼻で笑う。
「あぁ?テメェ、何様のっ…」
「まて、相手は一年だろ?暑くなんなよ。」
「ちっ。」
引き下がったものの、そいつの顔は怒りをあらわにしたままだった。
頭に血が上りやすいヤツって言うのは、大概、馬鹿だ。
「それで、僕達新入生に何のようですか?先輩方。」
嫌味をこめたように、白夜は言葉を放つ。
周りからは、先生呼ぶか?風紀委員呼ぶか?マジやべぇんじゃねえの?など、囁かれている。
「だから、金だせよ。」
それを気にする様子もなく、カツアゲを続ける先輩達。
「何で?嫌ですよ。出す必要なくないですか?それと、あんた達の事を先輩と呼ぶ必要は無い気がします。」
痺れを切らして、私はそういってしまったのだ。
「琥珀……お前な。」
白夜が小声で耳打ちしてくる。
だが、言ってしまったものは仕方が無いと、開きなおる。
「二人とも、はむかってきたら、本気でいいよ。」
「了解。」
「そうこなくちゃな。」
私が指示を出すと、私たちは手のひらをお互いに合わせる。
これを鳴らしたら合図だ。
「何ごちゃごちゃ話してやがる!」
「テメェが女子だからって手加減はしねぇぞ!!」
激情する、先輩達を私たちは鼻で笑う。
「テメェら、全員やっちまえ!!」
「やれるもんなら、やってみれば?」
「勝手にしろよ。」
「けが人が増えるだけだと思うんだが……。」
最後の挑発をしたところで、3人同時に持っていた荷物を降ろす。
「行くよ。」
低い声で言い放つと、パンッといい音を立てて互いの健闘を祈るように、合図を送った。
はむかってくる敵に次々と急所にパンチを入れていく。
前に居る敵に右わき腹にパンチを入れる、その直後に背後に居た敵に左足で蹴りを入れる。それを戻す反動で軽くジャンプすると右足で相手の顔面を右から左へとなぎ払う。
倒れた敵、もとい先輩を踏みつける。
「ねぇ、まだカツアゲする?」
不気味な笑みをこぼしながら言うと、踏みつけられている先輩は首を横に振る。
「そう。」
足をはずすと、伸び切っている先輩達に目を向ける。
立っているのは、私たちと、見ていた人だけ。
カツアゲしていた、他の上級生達もこちらを見ている。
私は、スゥっと息を吸い込む。
「いいか、もうカツアゲなんてやるんじゃねぇぞ。」
大きな声で、そういうと、カツアゲしていた上級生達が、新入生から手を離し、気をつけの体勢になる。
「返事は?」
「は、はいっ!!!!」
その返事を聞くと、緊張を解く。
「黒夜、白夜。帰ろうか?」
「あぁ。」
「そうだな。」
懐かしいなぁ。
と、夢の中で記憶を手繰り寄せていく。
その時、急に体がゆすられる。
「……い。」
「……おい……きろ。」
私に向けられている言葉は、ドンドン大きくなり。私を夢からの覚醒を余儀なくされた。
「おい、貴様起きろ。」
その言葉を聞いて、無性に腹が立ち。目を開けた。
- Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.10 )
- 日時: 2011/06/26 11:28
- 名前: 愛恋 (ID: A53dvSWh)
5
【最悪の再会】
私は、いろんな名前で呼ばれたことはある。だが、貴様。なんて一度も呼ばれたことは無い。
トシ君……もとい土方先生でも”お前”までだ。
それに。懐かしくて……まぁ、お世辞にも”いい夢”だなんていえない夢だったけど。
それでも、私にとっては思い出の記憶。
その夢。
それを、邪魔されて不機嫌にならない奴が何処に居る!!
苛立ちを抑えきれず、睨みつけるように目を開けた。
だが、起きたばかりの性で視界が霞みよく見えない。ぼやぼやしている。
一度瞬きをしてみるが、多少しか改善されない。しょうがないので、しばらく待ってみる。
すると、少しずつ視界の曇りが取れてきた。
「やっと起きたか。」
「誰。」
私に向かって声をかけたのは、金髪の人。誰、この人。
…………?
ん?なんか、どこかであった気が……。
「おいおい、お前。こいつの事知らないのか。」
「え、はい。」
不思議そうに聞いてくる青い髪の人にたいして、嘘をつく必要は無いと感じ、間髪居れずに答えた。
すると。
「……っはははははは!!!」
「??」
青い髪の毛の人は、腹を抱えて笑い出した。
な、なに?
わ、私また変なこと言っちゃったのかな?
も、もしかして。これで、薔薇色の高校生活が崩れたのか!?
頭から血の気が引いていくのが分かる。
「不知火。彼女が困っているでしょう。」
「あぁ、わりぃな。お前が面白い事いうもんだから……ブッ。」
クスクスとまた笑い出す。
「すいませんね。彼の事を知らないということは、私のことも知らないのでしょう?」
「あ、はい。」
茶髪の人は、紳士?なのか。
まぁ、この二人よりは柄は悪くないかな?
でも、つるんでいるということは……思い違いなのかな?
「私は、天霧久寿といいます。」
「甘栗?」
「天霧です。」
吃驚した。甘栗って……。
この二人に名前のことで今みたいなこといったら殴られそう。この人は今の反応を見る限り敵を圧倒するだけで、どちらかといえば、自分からは手を出さない。っていうタイプみたい。
この二人とは真逆。
「不知火。いつまで笑っている。」
不機嫌そうな顔になっている金髪の人は、不知火と呼ばれた人を睨みつけている。
「おもしろすぎだろ、有名人だって、自分で言っといたくせにしらねぇ奴が居るなんてよ。」
こ、これは、まずいんじゃないかな?
私は、立ち上がると一番安全そうな場所へ甘栗……じゃなかった天霧先輩と逃げた。
……これって乙女っぽくない!?
けんかを止めるのが私の役目だったけど!!なにこれ!超乙女!!
にやけそうになる顔をなんとか、元に戻して事の成り行きを見守る。
すると、いきなり青い髪の毛の人が殴りかかりにいった。それを金髪の人は交わしながら、表情で挑発をしている。
完全に金髪の人のほうが、力的にも戦局敵にも優位に立っているのが一目で分かる。
「あ、あの。」
「何か?」
上目遣いで先輩を見上げる。
なんだっけ、乙女テク?……というか、上目遣いって意外と疲れる。いざという時意外に使うのはよそう。
「あの青い髪の毛の人は?確か……しら…。」
「あぁ、不知火ですか。不知火匡というんです。」
へぇ。と相槌を打つ。そして
「あの金髪……。」
あの金髪のの人は?とたずねようとした。
言葉を発した直後に、交わしてばかりいた彼は右手を握り締め。不知火先輩のパンチをかわした瞬間に彼の右頬にに強烈な一発を入れた。
すべてがスローモーションにみえる。
どこかで見たことあると思った。
彼の姿。
殴る手の動き。
それが、知った奴とぴったりと重なり、私の思考が停止しそうになる。
最近あった人ではない。かといって昔の知り合いで感動の再会、という訳でもない。
そう…………いうなればその逆だ。
最悪の再会。
できれば、二度と会いたくない奴。
「風間……。」
…………風間千景……。
この時が、私の薔薇色の高校生活の未来に一つ目の亀裂が入った瞬間だった。
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