二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活
日時: 2011/04/04 13:23
名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)


はじめまして、おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
どれかは、分かりませんがクリックありがとうございます。

こちらは、いろいろあって立て直したスレです。
キャラだけをいかしてますので、設定とかはチョコチョコ前スレとは変わっています。

この小説は、とにかくテンション高めのギャグ八割残りは……
考えてません☆(待て←

そんな感じですが、超駄作者の駄文を温かく見守りながら読んでください。

【注意】
・更新不定期
・荒らしさんお断り
・作者嫌い、薄桜鬼嫌い、駄文無理というかたバックホーム
・マナーは守ってください
・不良気味な子達が出てきたりします(喧嘩しちゃったりするかもです)
・言葉が荒れてたりするかもです

以上を守ってくださればOK!ですタメは言ってくださればOK!です。

では、よろしくお願いします。

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Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.1 )
日時: 2011/04/04 14:13
名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: xRhmB4K7)

スレ立てしなおしたんだね!
更新、がんばってね!!

Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.2 )
日時: 2011/04/04 14:23
名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)

序章
【とりあえず、隠れ不良やってます】

「おーい。琥珀(コハク)ー!」
「おはよう。黒夜(コクヤ)白夜(ビャクヤ)。」
朝の登校中。
私たち三人はいつもの合流地点でいつもより早く落ち合った。
パリッとしたワイシャツ、真新しいセーター。ブレザーは着る気は到底なくバックにかけた。
そしてすぐに、今日の朝一に行われる英語の小テストに向けての勉強をわけの分からないテキストを片手に、頭のいい白夜に解説をしてもらう。
「──で、このあとは人名が来る。」
「意味わかんない。」
「意味わかんねぇ。」
私と黒夜は同時に白夜の説明を一刀両断する。
はぁ、と説明をしている白夜はため息をつく。
「もう一回、白夜!」
「だから、まず最初は主語の”he”でその次は……。」
私は、白百合琥珀(シラユリコハク)。薄桜学園に通っている一年。
隣のさっきから英語を教えてくれてるのは時風白夜(トキカゼビャクヤ)、少し伸びている銀色の髪の毛によく栄える黒い目。細身で長身。整った顔立ち。それにくわえて頭がいい。いわずと知れた美少年。本当に王子様になれる気がすると、錯覚させられる。
そして、私の隣で一緒に英語を教えられているこいつは時風黒夜(トキカゼコクヤ)。白夜とは反対に、黒い髪をウルフカットにしており目は銀色。犬歯とちょっとつりあがった目がトレードマークとか勝手に言っちゃってるやつ。ピアスまでしてる。
そのくせ、整った顔立ちと高い背。ちょっと筋肉質な体系……普通に考えてほっとく女子はいない。
因みに、全然似てないけど二人は双子。
「で……分かった……?」
「うーん。なんとな……く。」
私は、ぴたりと足を止める。
二人もつられて立ち止まる。
私たちが通りかかった十字路の左側に道を一つ挟んだおくの方。太陽も当たらず、通行人の死角になっている場所で、柄の悪い連中がどこぞやの中学生をカツアゲしているのが目に留まる。
「琥珀……。」
先ほどの会話とは全然違う声音の白夜。
鋭い視線を三人で連中に向ける。
すると、その中の一人が中々金を出さない中学生に渋ってこちらに顔を向けた。ばっちり目が合ってしまう。
「あぁ?なんだテメェらは?見てんじゃねぇよ。」
「お前は見てねえよ。勝手に意識してんじゃねえ。」
黒夜はそいつら全員に聞こえるように言う。機嫌を悪くしたそいつ等はこっちに全員が顔を向ける。その隙を見て私は、カツアゲの的にされていた中学生に行けと合図を送る。
感じ取ったかは分からないが、中学生は逃げ出した。
「あっ、テメッ!」
「何処見てんだよ。」
言うが早いか鞄を私たちに押し付け、黒夜はそいつ等のところへ飛び込み一気に片付ける。
私たちが、加勢するほど強くもない連中だし。そんなに人数も多くない。三人だしね。
「琥珀、行きたいとか思った?」
「……ちょっと。」
見透かしたように言う、白夜の態度はどうも癇に障ることがある。
「番長がまけたら洒落になんないから、やめろよ。無闇に参加すんの。」
「私が負けるとでも?それに、私はもう、不良じゃない。」
そういうと、白夜は琥珀を何か思うところがあるのか一瞥すると。
「不良じゃなくて、隠れ不良だもんね。」
「はっ!?ふざけんな!」
そんな事をいっていると、片付けた黒夜が立ち上がった。
「ここで、もうカツアゲなんかすんなよ。」
睨みをきかせながらそいつらに言うと、私たちのほうへ戻ってくる。
「てめぇ、何処のモンだ……。」
意識も消えかけの倒した不良に呼び止められ、不機嫌気味に振り返ると
「薄桜学園、一年。時風。」
それだけ言うと、私たちのところへ戻ってきてそそくさと歩き出す。
「はい、鞄。」
「おう。」
鞄を差し出すとぶっきらぼうに取る。
「黒夜、一ついいか?」
「なんだよ。」
「あいつらが乗り込んできたら、俺出て行く気ないから。」
「お前なぁ……。」
今にも先ほどよりもひどい光景が広がりそうな二人を横目に、携帯を開く。
「ああ!!」
二人は、いい争いをやめてこちらを同時に振り返る。さすが、双子。
「時間ない!!遅刻しちゃう!!」
ただいまの時間は八時十分。八時十五分までに校内に入らなければならない。遅刻をすれば、風紀委員に捕まってしまう。
私たちは、すごい勢いで走り出す。
頑張れば五分でいける距離。
「やべえな。」
「黒夜のせいだろ。全部。」
「ふざけんなよ!白夜!」
「いいから、走れ!」
私の言葉を最後に、二人はぴたりと言い争いをやめる。
ケンカで鍛えた脚力で走り出す。

とりあえず、私たち隠れ不良やってます!!

Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.3 )
日時: 2011/04/04 14:24
名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)


【奈絡】
お客さま第一号!
ありがとう!
更新頑張るよ!
これからも、ヨロシクね☆

Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.4 )
日時: 2011/04/11 16:12
名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)

〜第1章〜

【登校中の悲劇】

ジリリリリ……。
夜、気持ちよく目覚めるためにセットしておいた目覚まし時計は、朝になって、騒音を出す物体と成り果てる。
「うう……ん!!」
ジリンッ。
目覚まし時計を布団中から手を思いっきり伸ばしとめる。そして、再度布団にもぐりこむ。
「あと、五分……。」
と、お決まりの言葉を残してまた俺は眠るのだった。
春眠暁をなんとやら。

「って!!五十分も立ってんじゃねえか!!」
ただいまの時刻、八時じゃすと。
俺は、藤堂平助。
そんな事を言っている場合じゃない。そういや、俺は後五分って言って寝たのに、なんで、十倍!?
パジャマを脱ぎ捨て、かけてある制服に急いで袖を通す。
バックを持って、下に降りようとしたところで立てかけた鏡を見て気づく。
「ネクタイ、ネクタイ!っと。」
ネクタイを結ぼうとするが、不器用な俺では一発で上手くできるなんてありえない。
しょうがないから、母さんにでも結んでもらおうかと考えていた時。
「平助くーん!!起きてる?」
外からは、千鶴の声が聞こえてくる。
決まった時間に迎えに来てくれるのは毎度毎度、ありがたいことだが。今はいつもする返事を返すこともままならない。
慣れない手つきで、何とかネクタイを結ぶ。
そのまま、カーテンを開けると、外には千鶴が居た。
俺と目が合うとニッコリと微笑んでくれる。その反応に、心臓をやられながら、”玄関で待ってて”と窓越しに伝える。
すると、千鶴はうなづいて走っていく。
「急がねえと。」
バタンッ。
自分の部屋のドアを勢いよく閉めて階段を降りていった。
そして、こけた。

玄関を出ると、千鶴が時計を確認してあせっていた。
片手に持った食パンを口にくわえると千鶴の手を取って、走り出す。
「もうっ、平助君!またゲームで夜更かししたんでしょ!?」
千鶴が俺をとがめる。
その声は、本当に怒っているかというと、そうではなく。半ば呆れているというほうが正しい。だって、毎日こんな感じだし。
「だっtえ、セーブポイントが、みつかんなくてさ!!」
「い、言い訳になってないよ……!」
せっかくの弁解もばっさりと切られてしまう。
「おはよう。ふたりとも。」
その時、不意に声が聞こえたと思ったらすぐに横にそいつは並んだ。
「お、沖田先輩……おはようございますっ。」
千鶴の”沖田先輩”という言葉は俺をなおさら焦らせる。
「げっ!総司!?もうそんな時間かよ!!」
「人の顔見てその反応は傷つくなぁ。」
嘘付け。と心の中で悪態を付く。
「だって、お前が居るって事は遅刻決定……。」
血の気が引く感覚を覚える。
「大丈夫だよ。いつもより五分早く出たから。」
「たった五分だろ!走るぞ!」
「は……はいっ!」
総司の言葉に突っ込みつつ、さらにスピードを上げる。
「それは良いけど……なにその手。幼馴染の特権?そんなしっかりつないじゃって。」
「え!?こ、これは別に……。」
上擦った声を上げる千鶴。
それと反対に
「きにいらないな。」
と、さめた声を出す総司。
これは、嫌な予感。何か起こる、と考えた時。
思いっきり、手首を掴まれる。
「離しなよ。」
恐ろしい声が聞こえて、見る見る手首にくわえられる力が強くなっていく。
ミシッ。
「うぉ!?イテ!痛ぇよ、総司!」
自然と、涙が目じりにたまる。
「あれ?頑丈だな。まだ足りない?」
ギリギリ……。
嫌な音がしてきた。千鶴の顔はもう真っ青だろう。
「だから、いてぇって!」
そう言ったとたん。
……ポキっ。
「ぎゃあああああああああああああ」
早朝に、断末魔が響き渡った。

「ねぇ、二人とも。今なんか聞こえなかった?」
「俺は、何も聞こえなかったと思うけど。」
「そうか?空耳じゃね?琥珀ついに、耳までおかしく……。」
問答無用で琥珀は黒夜の顔面へと右ストレートを打ち込む。
走っていたので、少し急所からずれた気がするが、しばらく立てないことは問題ない。
「琥珀、お前なぁ。」
「つべこべ言わずに、走る!」
はいはい。とやる気のなさそうな声を出し私たちはまた走り出す。
このぶんだと、遅刻だな。
最悪だ。
キーンコーンカーンコーン……
「い、今のは聞こえたよ……ね。」
「あぁ……。」
ま、またあいつらの目を盗んで学校へ入るのか……。

Re: 【薄桜鬼SSL】 (非)日常生活 ( No.5 )
日時: 2011/04/07 15:27
名前: 愛恋 (ID: FUiCL6BA)


【最強門番の対処方法。遅刻魔達よ!見習え!】

学校の門がようやく見えてきた。
そこには、私たちのほかに先客がいるのがわかる。
コソコソ隠れるのは趣味ではないが、様子を伺うために物陰に隠れる。
あれは……平助と千鶴、沖田先輩。
そして、地獄の門番。ザ・風紀委員。
しかも、今日の当番は薫と、斎藤先輩。
潜り抜けるのは無理だと分かる。
「……うそー。」
「嘘じゃねえよ。」
「黒夜っ!?いつのまに。」
戻ってきていた黒夜に驚く。
「で、どうするんだ?裏門から入るか?」
「うーん。」
普通の風紀委員だったら、とりあえず意識を飛ばすとか、殴るとか、飛び越えるとか、蹴るとか、いろいろあるけど。
薫はともかく。斎藤先輩は強敵。どんな手を使っても、どうせ、ばれるし。逃げるのは、さほど難しい訳でもないけどその後の、お説教が嫌なのだ。
裏に回って入っても、そこに居る風紀委員が斎藤先輩に助けを呼びにいくとか、報告するとか……いろいろ考えられる訳で。
「琥珀ってさ、頭悪いのにこういうことになると、すげー頭よくなるよな。」
とりあえず、黒夜に一発。腹に右ストレート。
力を入れなかったためか、それとも、鞄でガードしたからか。少々よろけるだけだった。
さて、それはさておき。
報告などそんなことはあってはいけない。どうするかと、思案に明け暮れる。
「琥珀、とりあえず。もう少しそっちによってもう少し隠れよう。」
頷くしぐさをして端による。
「なぁ、こういうのってさ。ばれるような感じに隠れてもバレねぇっていうのが鉄板だよな。」
「うるさいよ、黒夜。そんな大きな声出したら、ばれる。」
と、言ってみたものの。
…………。
「ほらな。」
「……み、耳が悪いんだよ。」
「こじつけるにも、ほどがあるだろ。琥珀。」
……なんだろう。やっぱり耳悪いんじゃないか?
「白夜、とりあえず。薫に根回ししてくれる?」
「もうやってる。」
仕事が速いこと。
薫のが携帯がなり、ちらりとこちらを見たのが分かる。
そして、白夜の携帯に薫からのメールがすぐに来る。
【いいよ。僕は見逃してあげるけど、先輩はわかんないから。】
とのこと。
しかし、この距離とバレバレな感じ。見つかってもおかしくない。もしかしたら、あっちのやり取りで忙しいのかも。もう少し、様子を見るべきかと耳をそばだてる。
「うん、三秒遅刻だね。」
薫が笑顔で、そう言っているのが聞こえる。
三秒って、惜しすぎるだろう。
頑張って走ったんだから、見逃してもいいと思う。
斎藤はそんなことができないから、信頼されているんだろうな。さすが、斎藤まじめ先……。間違えた。斎藤一先輩。
さて、どうするか。
千鶴ちゃんだけは助けたいし。
あの二人はどうでもいいから。
「……死ぬ訳でもないし。」
こうなったら、正面突破。
しばらく考えた末の、実にシンプルな作戦。いや、シンプル・イズ・ザ・ベスト!!
私は、後ろの二人に目で合図する。
黒夜は少々嫌そうな顔をする。しかし、黒い笑みで微笑むと渋々、頷いた。
「おはよーございまーす。」
そういいながら、隠れていたところから私たちは出て行った。
「白百合、時風……お前達、遅こっ……。」
斎藤先輩の言葉なんて、何処吹く風。
強行突破を読み取ったのか持っている名簿帳を構える。
その動作を見て、鞄を白夜に投げ渡す。私は身軽になった体で千鶴ちゃんの傍まで行くと微笑み、キョトンとした千鶴ちゃんを軽々お姫様抱っこをして走る。
「へっ?……ちょ、琥珀ちゃん?」
この行為にはさすがの風紀委員も予想して居なかったみたいで。
隙ができた一瞬を見逃さず、黒夜、白夜は門番の手をすり抜けて校舎へと走り去る。
私もそれに続こうとした。が。
バコッ。
名簿をもった、薫がものすごい威力で私の頭を叩く。
あたった場所から、出血する。
「だ、大丈夫?琥珀ちゃん……!」
心配そうに声をかける千鶴ちゃん。
「大丈夫だよ。」
視界が、霞みだす。
「千鶴に何してんの?そういうのは、許さないよ?」
「黙れよ、シスコン。」
名簿で出血するってどういうことだ!!
という突っ込みも心の中でしっかりいれた。しかし、怯んでいる時間もないために、斎藤先輩の手から繰り出される攻撃も右へ左へと逃れる。
「斎藤先輩!平助たちが逃げちゃいますよ。」
すると、動きが止まり平助たちへ矛先が向いた。
よしっ。と不敵な笑を浮かべながら思うと薫の攻撃をものともせず、校舎へと突入した。


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