二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】
- 日時: 2011/08/19 13:43
- 名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)
こんにちは!「細玲雄」と書いて、ガリレオと読みます!(うわっ無理やり・・・・・
相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】をクリックしていただき、本当にありがとうございます。
この作品の舞台は、神様のメモ帳となっています。そこに、転校してきた夏目がinするので、妖怪はあんまでてきません・・・・orz
ちなみに、細玲雄は基本アニメしか見ていないので、原作無視で(というか原作知らない)「ん?」ってなることが多少あると思いますが、気にしないで読んでくれるとありがたいです。
オリキャラも出てきます!よろしくお願いします。
≪P.S.≫
細玲雄は、コメントをもらうとメチャメチャ喜んで泣き叫びます。特にオリキャラに関してコメントをいただくと、喜んで泣き叫びながら踊りだします。ΣΣ(゜д゜lll)
コメント、お願いします!(*`・ω・´)ノ゛
- Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.39 )
- 日時: 2011/08/22 16:43
- 名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)
ピピピピ・・・・
銀髪男の携帯電話が鳴る。
「・・・・・・なんだ、園芸部か。・・・・・何?どういうことだ」
電話の相手は藤島らしい。しかし、一体何かあったのだろうか?
「てめぇ・・・・何やらかしてんだ。もういい、てめぇは戻れ」
ピ
「あの・・・・・・何かあったんですか?」
「・・・・・・園芸部の持っていたカンナギの雫が、倉科会に奪われた」
「えっ・・・・」
そんな。せっかくカンナギの雫が手に入ると思ったのに。
「・・・・藤島君は、無事なんですか?」
「話によると、後頭部をバットで殴られたらしい。まあ、付き人がいるみたいだから心配するなって言っていたが・・・・・」
付き人?
「どうするんだい、夏目?カンナギの雫が無いんじゃ、何もできないよ。まったく、無駄足だったね」
「・・・・・・・倉科会っていうのは、どういうところなんですか?」
「おい、夏目ェ!」
ニャンコ先生が俺をポカポカと殴ってくるが気にしない。
銀髪男の目が鋭く光った。
「・・・・・・・お前、まさかそこへ行く気か?」
「そこにカンナギの雫があるのなら、行くしかありません」
「やめとけ。・・・・・お前、ヤクザを舐めてんじゃねェのか?」
「ヤクザがどういうものか、分かっているつも・・・・・」
「分かってねぇ」
言葉を遮られる。威圧感があった。
「お前は何もわかっちゃいない。あそこは・・・・・・昔は落ち着いていたが、今じゃ臓器売買にも手を染めている。違法行為なんて日常茶飯事だ。お前みたいなガキがいけば、すぐに捕まって、臓器を生きたまま抜き取られるだろうぜ」
「生きたまま・・・・・うー、グロイこと言うねェ」
「ま、夏目がくたばれば友人帳がそれだけ早く手に入るから、どうなっても別にどうでもいいんだがなー。」
「そ、そんな・・・・・・夏目様、私はもう・・・・・・」
「それでも、行きます」
ドカッ
銀髪男に思いきり顔を殴られた。これで何度目だろう。
地面に思い切りたたきつけられ、衝撃が走る。しかも、かなりぼろぼろだったので、床に手をついた瞬間、床が抜けてしまった。
「バカか、お前は。殺されに行くようなもんだって言ってんだよ。なんでわかんねーんだ。」
「それでも、行かないと!約束なんです・・・・・」
「・・・・・・本当、バカだよお前。さっき言った言葉も忘れたのか?」
「え・・・・・・・・?」
『たとえお前が勝手にやったことだとしてもだ。それが誰かのためにつながるっていうのなら、一人の責任にするんじゃねぇ。そうだろ?』
「一人で全部やろうと考えるんじゃねぇ」
そうだった。
全部背負ったところで、何もない。頼っていいんだ。
「ってことは、じゃあ・・・・・・」
「悪いが、これは組の信用にも関るから、平坂組は動かけねぇ。別に頼れるやつを紹介してやるよ」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
銀髪男が紙に何かを書いて俺に渡してくれる。
「NEET探偵事務所・・・・・・ニート?」
「名前は変だが、頼れる。俺の行きつけだ。そこにいる、アリスって奴に全部話せ。妖怪のことは信じねーだろうが、カンナギの雫のことくらいは手を貸してくれるだろう」
アリス・・・・・・いったいどういう人なんだろう?
「ありがとうございます。・・・・・あの」
「なんだ?」
「・・・・その、名前をまだ聞いてなかったので・・・・・」
「・・・・・・雛村壮一郎。お前は、拷問の時に聞いたか。」
「はい。夏目貴志です」
- Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.40 )
- 日時: 2011/08/22 17:05
- 名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)
NEET探偵事務所か・・・・・・。
「ニートって、部屋に引きこもっている奴らのことだろ?そんな奴がなんで探偵なんかやっているんだい?」
「人間の考えることは昔からよく分からんものだ」
「そうだね。本当に分からない」
「なーに楽しげにに言っているんだ!お前が一番わからない!」
「え?そう?」
いったいどういうところなんだろう?
雛村さんが行きつけってくらいだから、ヤクザのたまり場とかかな?それとも、その筋に詳しい人なのかな?どちらにしても危険な人なのか?
「夏目様・・・・・・その、大丈夫なのでしょうか?」
「大丈夫だよ、たぶん。雛村さんも大丈夫だって言ってたし」
アリスか・・・・・。かわいい名前だな。女性の探偵か。
「って・・・・・・ここ・・・・・・」
来たのは、はなまるラーメンだった。
「な、なんでこんなところに?おかしいな、道は間違っていないはずなんだが・・・・・・・」
「上の階とかじゃないのかい?」
「え?あ・・・・」
ヒノエの言うとおり、確かに上の階と書いてあった。
しかし、まさかこんなバイト先の近くにあるとは思わなかった。
- Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.41 )
- 日時: 2011/08/23 18:14
- 名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)
『NEET探偵事務所』
表札にはそう書かれてあった。
呼び出し音を鳴らしてみる。
『入りたまえ』
幼い女の子の声が聞こえた。声と言葉があまり一致しなかった。
ドアを開けて入ってみる。
そこはとにかく冷房の効いた部屋だった。そしてたくさんのパソコン。不思議雰囲気を放つ部屋の真ん中に、少女がいた。パジャマ姿だろうか。
「あの・・・・・アリスって人はどちらにいますか?」
少女に尋ねる。
「アリスは僕のことだ。部屋にやってきて、いきなりそんなことを言い出すなんて、君は失礼にもほどがあるね」
「え?じゃあ、君が探偵なのかい?」
「違う。ニート探偵だ。探偵とニート探偵は違う。覚えておきたまえ」
「は、はぁ・・・・・」
少女は、きれいな長い黒髪を邪魔と感じさせない動きで俺を見る。
「なんだい、あのガキ。生意気だねェ」
「あんなガキにカンナギの雫を頼むのか?かなり不安だな」
「・・・・・・・あの、ここに来れば解決できるって聞いたんですけど・・・・・・」
一応、本当に彼女が探偵なのか確認してみる。
「必ずというわけではない。だけど、僕はあらゆる方法を取って、依頼者の依頼を遂行する。さあ、ぼうっとつっ立ってないで、依頼内容を言いたまえ」
「あ、は、はぁ・・・・。ええと、カンナギの雫というのを知っているかい?」
「・・・・・・それは平坂組の宝物だね?なんで君みたいなただの学生がその名前を知っているんだい?」
と、その時。
「失礼します・・・・・・。アリス、あのさ・・・・・・って・・」
部屋から、なんと藤島が現れた。
「ふ・・・・・・藤島!?大丈夫だったのか?」
「夏目・・・・!え、ええと、その、まあ・・・・・・」
藤島は後頭部をバットで殴られたと聞いていた。
すると、アリスはいぶかしげに眉をひそめた。
「鳴海、君はこのひょろひょろの女みたいな学生を知っているのかい?」
ひょ、ひょろひょろの女みたいな学生って・・・・・・・。
まあ、みんなに言われるけど。
「え、うん・・・・・。夏目貴志君っていうんだ。僕のクラスメイトで・・・・・・・」
「ああ、君が鳴海のクラスの転校生か」
アリスが納得したようにうなずく。
「・・・・・あれ?なんで、俺が転校生だって知っているの?」
「バカにしないでくれたまえ。僕の情報網にかかれば、君のことなんて丸わかりだ。7月1日生まれ。15歳。B型。身長167cm。男」
すごい。そんなことまでわかるのか。
- Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.42 )
- 日時: 2011/08/23 18:28
- 名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)
そして、僕と夏目からすべての話を聞き終わるアリス。
「なるほど。夏目がカンナギの雫を欲しがる理由は分からないが、とにかく必要だということは分かった。そして、鳴海が届けようとしたところに、倉科会が襲ってきたと」
「うん・・・・。何か、分かる?」
「現時点では情報が不足すぎて打開策は何も垣間見えていない。これからヒロとテツに倉科会の状況を探ってもらう。少佐には、倉科会関係者の周辺に監視カメラの設置を要請する。もう少し時間が経過してから中間報告をするとしよう」
「分かった。・・・・・・僕は、何をすればいい?」
「君は、すでに倉科会に顔がばれているから、ヘタに動かないほうがいい。それから、夏目はもう帰っていい。君がここにいてもできることは何もないのだから」
「あ・・・・・はい、ありがとうございます」
そういって、夏目はお辞儀をして帰って行った。
帰ったところで。
「君に聞きたいことがある、鳴海」
アリスが、僕の袖を引っ張った。
「夏目がどうして、平坂組にケンカを売ってまでカンナギの雫を手に入れたいのか、知っているかい?」
「・・・・・・・」
答えようか迷った。
多分幻覚のせいでこんなことになってしまったのだから。正直、夏目の幻覚にアリスを巻き込ませたくなかった。四代目も、的場さんも。
夏目はどういうつもりなのだろう。自分にしか見えないものに、他人を頼って。
四代目も四代目だ。どうして、夏目をここに紹介させたんだ。
「答えたくないのかい?」
「・・・・・・・夏目は、幻覚が見えているみたいなんだ」
「幻覚?もしかして、麻薬でも?」
「いや・・・・・・多分違うと思うけど・・・・」
「だろうね。そんなものに関わっていたら、四代目が許すはずもない。ただでさえ、四代目が彼を僕に紹介したことに驚いているというのに」
「・・・・・・・ごめん」
口から思わず、漏れた言葉だった。
「君が謝る必要はない。僕はNEET探偵、死者の代弁者だ。ここの事務所は、誰でも平等に開く。誰が来ようと、僕は依頼を遂行するだけだ。」
「・・・・・・・ありがとう」
「なっ・・・・・!!!君はまったく、どうして謝ったり礼を言ったりするんだ!どちらかにするという選択肢はできないのか!?」
アリスが顔を真っ赤にして起こるので、僕はドクぺを冷蔵庫から一本だし、ふたを開けてアリスに渡す。
アリスは自慢げな顔でドクぺを口にした
- Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.43 )
- 日時: 2011/08/23 18:34
- 名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)
「で・・・・・夏目は、その幻覚のためにカンナギの雫が欲しいといっているんだね」
「うん。それで、的場さんって人に渡そうと思ったんだけど・・・・」
「的場?」
アリスは不思議そうな顔をして尋ねてきた。
「ああ、なんかカウンセリングをかじっていた人みたいで、幻覚とかにはやっぱりそういう専門の人がついていた方が夏目のためになるんじゃないかと思って・・・・・・」
「なるほど。それで、君は倉科会に襲われた」
僕は頷く。
「しかし、妙だ。どうして、倉科会がカンナギの雫を狙ったのだろう?アレはもともと平坂組のものなのだから、倉科会にメリットはないはず」
「・・・・・・そうだ、淳也さんって人は知っている?」
「倉科会のトップの人間だ。昔は温和な人だと聞いていたが・・・・・。とにかく、今、テツ達に依頼をお願いした。じきに結果が来るだろう」
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