二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】
日時: 2011/08/19 13:43
名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)

 こんにちは!「細玲雄」と書いて、ガリレオと読みます!(うわっ無理やり・・・・・

 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】をクリックしていただき、本当にありがとうございます。

 この作品の舞台は、神様のメモ帳となっています。そこに、転校してきた夏目がinするので、妖怪はあんまでてきません・・・・orz

 ちなみに、細玲雄は基本アニメしか見ていないので、原作無視で(というか原作知らない)「ん?」ってなることが多少あると思いますが、気にしないで読んでくれるとありがたいです。

 オリキャラも出てきます!よろしくお願いします。



≪P.S.≫

 細玲雄は、コメントをもらうとメチャメチャ喜んで泣き叫びます。特にオリキャラに関してコメントをいただくと、喜んで泣き叫びながら踊りだします。ΣΣ(゜д゜lll)

 コメント、お願いします!(*`・ω・´)ノ゛

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Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.24 )
日時: 2011/08/20 15:39
名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)

「じゃあ、それがあればスミレの力も戻るんだな!?」

「ああ。でも——————」

「でも?」

「どこにあるのかわからない」

「え・・・・・・」

 そんな。分からないんじゃ、何もできないじゃないか。

「だが、この近くにある。どこかに。しかも、まだだれも使っていないようだ」

「えっ・・・・・」

「おそらく、どこか秘密の場所に保管してあるんだろうねぇ」

 秘密の場所。

 いったい、どこだろう。

「残念だったな、夏目。ま、これで諦めがつくだろ」

「先生も、どこにあるのかわからないのか?」

「馬鹿者、私ほどの強力な妖怪が分からんはずないだろう。近くに行けば、カンナギの雫の気くらいわかるわ!」

「本当か!」

「むぎゃっ」

 ニャンコ先生はしまった、といった顔をした。

「じゃあ、先生頼むよ!」

「やーだね、誰がそんなもの・・・・・・」

「見つけてくれたら、とびっきりうまいまんじゅう食わせてやるのになぁ」

「何!まんじゅうだと!よし、さっさと見つけるぞ!」

 本当に扱いやすいなぁ・・・・。

「いいのかい?カンナギの雫を狙うということは、他の妖怪に狙われても何らおかしくないということだよ?」

「夏目様・・・・・・私のためにそこまでしなくてもいいのでございます。遥希様の声が聞こえた。一目会うことがかなった。それだけで私はもう・・・・」

「ダメだ!」

 スミレにはっきりと言った。

「約束したじゃないか。今までのこと、本庄と話すんだろ?それまで、絶対に諦めちゃダメだ。俺も、諦めないから」

「・・・・・夏目様」

「絶対見つけよう。カンナギの雫」

Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.25 )
日時: 2011/08/20 15:47
名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)

「え!?バイト来れないの?」

「ごめん、急用ができて・・・・・」

 篠崎と藤島に謝る。

 せっかくバイト先まで教えてくれたのに、なんだか悪いことしちゃったな・・・。

「そっか・・・・・でも、そんな怪我してるんだから、無理しないでね」

「!・・・・・・・うん、ありがとう」

「・・・・・・・・。」

 藤島は、やはり僕と目を合わせてくれなかった。

 そうだよな。

 勝手に巻き込んでおいて、その上こんな怪我まで負わせて。怒っていないはずないよな。

「藤島、その・・・・・ごめん。巻き込んで・・・・・」

「・・・・・訳は、教えてくれないのか?」

「・・・・・・・・」

 きっと、信じてくれない。確信していた。

 あの時の、藤島の目が忘れられないでいたからだ。奇妙なものでも見るような目。あれが頭にこびりついている。

「ごめん。いつか、話すよ」

 嘘を、ついた。

 話すつもりもないくせに、嘘をついたんだ。

 嘘につきなれてしまったんだ。

「・・・・・・そっか。分かった」

 胸が締め付けられる。

 せっかく仲良くなれそうな友達から離れようとしているのは自分じゃないか。

 それでも、今は————————————。

Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.26 )
日時: 2011/08/20 15:58
名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)

 それから、いろんなところを回った。

「なかなか見つからないな・・・・・」

「阿呆、簡単に見つかっていたらほかの妖怪たちに取られとるわ」

「そりゃそうか。」

「むっ・・・・・・」

「先生?」

 肩に乗っていたニャンコ先生が、いきなり降りた。

「・・・・・ここだな」

「え・・・・・・ここって・・・・・・」

 建物があった。

 そして、正面に書いてある文字。

「平坂組・・・・・」

 明らかにヤクザの臭いがした。

 これは、さっきの不良とは話にならないくらい勝手が違うぞ。

「なんだ、平坂組というのは」

「多分、暴力とかやる、その、ヤクザなんじゃないかな」

「夏目様、それってかなり危険なのでは・・・・・・」

「でも、確かにここからカンナギの雫の気がするねぇ・・・・・」

 ヒノエはキセルの煙を俺に吹きかける。

「で、どうするんだい?行くのかい?」

「・・・・・・・・」

「夏目、誰か来るぞ!」

 ニャンコ先生に言われてハッとし、すぐに物陰に隠れる。

 物陰から見ると、大きな黒い車から、がたいのいい男二人が出てきて手を後ろで組んでいる。

 そして—————————

「お疲れさんッス!壮さん!!」

 大声が響き渡った。

「くーっ!人間ってのはここまでうるさいのかいぃ!?」

 ヒノエは耳をふさぎながら怒る。

「中にいるのがボスなんじゃないのか?」

 ニャンコ先生がいう。

 車から出てきたのは、銀髪の顔の整った若い男だった。

「あの人が・・・・・・・」

Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.27 )
日時: 2011/08/20 16:16
名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)

「何ぃ、バイトに来れないだぁ!?ふざけてんのか、そいつ!」

 ミンさんに話すと、やはり怒った。

 そりゃそうか。バイトに起用するといった矢先に来れないじゃ、舐められていると思われても仕方がない。

「でも、急用があったみたいで・・・・・」

「知るか、そんなこと!ていうか、お前その傷はどうした」

「あ、ええと・・・・・不良に絡まれて・・・・・」

 なんだかんだ言って、傷のことは心配してくれた。

「あ、夏目君もぼこぼこにされていたみたいで」

「夏目?ああ、あのふざけたバイトか。ちょっと、呼び出せ!」

「・・・・・・・・え?」

「ぶん殴ってやんねーと気が済まないんだよ」

「ちょ、ちょっと待ってくださ・・・・・」

「あれー?どうしたの」

 いいタイミングでヒロさんが入ってきた。

「昨日のバイトが、来ないんだよ!」

「ええ?起用してやるって言ったのに?」

「ふざけてる、まったく。だから、ぶん殴ってやらねーと」

「ははは、怖いなぁ」

 なんて軽々しいんだ。

 まあ、確かに夏目も悪いところはあるけれど・・・・・・。

 と、その時。

「あ、藤島君携帯なってるよ?」

「え?あ、本当だ」

 携帯電話の画面を見て、びっくりする。四代目からだ。

 ピ

「はい、もしもし・・・・・」

『園芸部か。お前、今からこっちにこい』

「ええ!?今から?」

『そうだ。早くしろ。』

「ちょ、なんで———————」

 ピ  ツー、ツー、ツー・・・・

 一方的に掛けられて一方的に切られた・・・・・。

「どうした、鳴海」

「す、すいません、四代目が今から来いって・・・・・」

「はぁ?ったく、ふざけたやつらばっかだな」

「す、すみません・・・・・」

 ミンさんに謝って、急いで平坂組へ向かう。


「兄貴!こっちです!」

「いったい、何があったんですか?」

 来ると、すぐに電柱さんと岩男さんが出迎えてくれていた。

「はい、実はさっき、平坂組の宝物を知っている奴が来まして」

「宝物?」

「カンナギの雫という、よく分からないんですが貴重なものでして。それを譲ってくれと言って来たガキが来まして」

「ガキ?」

「兄貴と同じ制服を着たガキです。なんだか、すげぇひょろっちくて女かと思いましたよ」

 嫌な予感がした。

 同じ制服を着て、ひょろっちい女みたいなガキ。

「それで、兄貴ならそのガキ知っているんじゃないかと思いまして。」

「それで、その人は・・・・・?」

「ああ、今壮さんが拷問してます」

「ごっ・・・・・拷問!?」

 やばいぞ、ヤバイ・・・・・・。

「来たか。園芸部」

 四代目の足元に、麻袋をかぶされて椅子に縛り付けられた僕と同じ制服を着た男子生徒がいた。

 痛みつけられたのだろう、服の所々が破けている。

「訳は聞いたな?」

「はい・・・・・・・。その人って・・・・・」

 四代目が合図した。

 その合図で麻袋が外される。

 中にいたのは——————————

「な・・・・・夏目!!」

Re: 相身互いのネクローシス【神様のメモ帳×夏目友人帳】 ( No.28 )
日時: 2011/08/20 16:41
名前: 細玲雄 (ID: Uvcwa5h/)

「あの!」

「あ、コラ夏目!」

 ニャンコ先生の言葉を無視して俺は銀髪の男に話しかける。

「あぁ!!誰だてめぇ!!」

 やはり、先ほどの不良より迫力がある。

「急に、すみません。あの、ここにカンナギの雫があると聞いたのですが・・・・・」

「何?」

「てめぇ、何勝手なこと言ってやがんだ!!」

 襟首を捕まえられ、ひょいと持ち上げられる。

 く、苦しい・・・・・・。

「な、夏目様!」

「ニャン」

「っ!う、うわ、豚猫!!」

 ニャンコ先生にびっくりしてがたいのいい男は手を放す。

 勢い良く地面にたたきつけられた。背中から激痛が体に走る。

「おい、てめぇ。なんでカンナギの雫のこと知ってんだ」

「ッ・・・・・・」

「アレはウチの宝物だ。それを狙うってことは・・・・・・てめぇ、どこの組のモンだ」

「・・・・・・え?い、いや、組とかじゃなくて・・・・」

「夏目様、危ない!!」

 ドガッ・・・・・・・

 スミレが叫んだのと同時に、後ろから思い切り殴られる。

 プツッ・・・・・・

 あ・・・・・・・

 意識が飛ぶ。分かったのは地面に倒れこんだということだけ。


 それから、目が覚めて椅子に縛り付けられていた。

 そして、一方的に暴行を受け、質問攻めされる。

「なんで、カンナギの雫を狙っている?」

「っ・・・・・・どうしても・・・・・必要なんです・・・・」

「だから・・・・なんで必要かって聞いてんだよ」

 ドガッ・・・・・

「夏目様!!」

「フン。やっぱり、レイコと違って軟弱だねぇ、夏目は。あんたは助けてやんないのかい?斑」

「私は妖怪に襲われるのなら助けるが、人間に襲われることに関してはどうすることもできんな。それに、中途半端に助けたところで、人間は何度でも襲い掛かってくるだろう」

 そりゃそうか。

 ニャンコ先生の言葉を聞いて納得している自分が笑えてくる。

 ここは、自分で乗り切らなきゃな。

 それにしても、痛い・・・・。

「それにしても、レイコの時はすごかったねぇ。人間なのに妖怪をバッタバッタ倒すあの姿は・・・・・あー、もー、惚れちゃいそうだよ」

「なーにを馬鹿なことを。もう惚れているだろうが」

「フン。所詮、ブサ猫にはわからないさ」

「なっ!今ブサ猫って言ったな!高貴なる私に向かって、ブサ猫って言ったな!」

 まったく、妖怪は気楽でいいよなぁ・・・・。

「チッ・・・・・拉致があかねぇな」

 すると、銀髪の男が携帯電話を取り出しどこかに電話をし始めた。

 と、その時いきな袋のようなものをかぶせられる。




 しばらくして。

「ッ!!」

 いきなり麻袋が外され、光が目に入る。

「な・・・・・夏目!!」

 聞き覚えのある声。

 見ると、藤島がそこにいた。


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