二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 怪談レストランと100物語【誰でも怪談募集中】
- 日時: 2009/12/12 20:39
- 名前: 【虎徹】 (ID: QxY3Yp35)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cvwhHRr0yvo
また消えた…早くないッスか?
まあいいや、立て直し
「ようこそ怪談レストランへ、支配人のおばけギャルソンです」
「ここでは作者の血も凍るような怖い話を堪能していただけます」
「しかし、作者だけでは100物語まで行きませんよね…」
「そう言うことですので、怖い話を募集します」
「ここでは作者だけでなく、お客様も語り手となれるのです…」
「では、どうぞごゆっくり…」怖い話:37
〜〜来賓されたお客様〜〜
ピクミンs 燈龍s 慧智瑠s +流浪+s Rios オバケギャルソンs
- Re: 怪談レストラン【誰でも怪談募集中】 ( No.30 )
- 日時: 2009/12/12 13:53
- 名前: 【虎徹】 (ID: QxY3Yp35)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cvwhHRr0yvo
さて…あなたは食べられる方、食べる方、どちらがいいですか?今回のお話は、まさにそういうことかもしれませんよ
「ザリザリ…」
あれは僕が小学5年生のころ。
当時、悪がきで悪戯ばかりだった僕と、
友人のKは、しょっちゅう怒られてばかりでした。
夏休みのある日、こっぴどく叱られたKは、
僕に家出を持ちかけてきました。
そんな楽しそうなこと、
僕に異論があるはずもありません。
僕たちは、遠足用の大きなリュックに
お菓子やジュース、マンガ本など
ガキの考えうる大切なものを詰め込み、
夕食が終わってから、近所の公園で落ち合いました。
確か、午後8時ごろだったと思います。
とはいっても、そこは浅はかなガキんちょ。
行く当てもあろうはずがありません。
「どうする?」
話し合いの結果、畑の中の小屋に決まりました。
僕の住んでいるとこは、長野の片田舎なので、
集落から出ると、周りは田畑、野原が広がっています。
畑の中には、農作業の器具や、
藁束などが置かれた小屋が点在していました。
その中の、人の来なさそうなぼろ小屋に潜り込みました。
中には、使わなくなったような手押しの耕運機?があり、
後は、ベッドに良さそうな藁の山があるだけでした。
僕たちは、持ってきた電池式のランタンをつけ、
お菓子を食べたり、ジュースを飲んだり、
お互いの持ってきたマンガを読んだりと、
自由を満喫していました。
どのくらい時間がたったでしょうか。
外で物音がしました。
僕とKは飛び上がり、
慌ててランタンの明かりを消しました。
探しに来た親か、小屋の持ち主かと思ったのです。
二人で藁の中にもぐりこむと、
息を潜めていました。
「ザリザリ・・・・ザリザリ・・・」
何か、妙な音がしました。
砂利の上を、何かを引きずるような音です。
「ザリザリ・・・ザリザリ・・・」
音は、小屋の周りをまわっているようでした。
「・・・なんだろ?」
「・・・様子、見てみるか?」
僕とKは、そおっと藁から出ると、
ガラス窓の近くに寄ってみました。
「・・・・・!!」
そこには、一人の老婆がいました。
腰が曲がって、骨と皮だけのように痩せています。
髪の毛は、白髪の長い髪をぼさぼさに伸ばしていました。
「・・・なんだよ、あれ!・・・」
Kが小声で僕に聞きましたが、僕だってわかりません。
老婆は何か袋のようなものを引きずっていました。
大きな麻袋のような感じで、
口がしばってあり、長い紐の先を老婆が持っていました。
さっきからの音は、これを引きずる音のようでした。
「・・・やばいよ、あれ。山姥ってやつじゃねえの?」
僕らは恐ろしくなり、ゆっくり窓から離れようとしました。
ガシャーーーン!!
その時、Kの馬鹿が立てかけてあった鍬だか鋤を倒しました。
僕は慌てて窓から外を覗くと、老婆がすごい勢いで
こちらに向かって来ます!
僕はKを引っ張って藁の山に飛び込みました。
バタン!!
僕らが藁に飛び込むのと、
老婆が入り口のドアを開けるのと、
ほとんど同時でした。
僕らは、口に手を当てて、
悲鳴を上げるのをこらえました。
「だあれえぞ・・・いるのかええ・・・」
老婆はしゃがれた声でいいました。
妙に光る目を細くし、
小屋の中を見回しています。
「・・・何もせんからあ、出ておいでえ・・・」
僕は、藁の隙間から、老婆の行動を凝視していました。
僕は、老婆の引きずる麻袋に目を止めました。
何か、もぞもぞ動いています。
と、中からズボっと何かが飛び出ました。
(・・・・・!)
僕は目を疑いました。
それは、どうみても人間の手でした。
それも、子どものようです。
「おとなしくはいっとれ!」
老婆はそれに気付くと、
足で袋を蹴り上げ、
手を掴んで袋の中に突っ込みました。
それを見た僕たちは、もう生きた心地がしませんでした。
「ここかあ・・・」
老婆は立てかけてあった、フォークの大きいような農具を手に、
僕たちの隠れている藁山に寄ってきました。
そして、それをザクッザクッ!と山に突き立て始めたのです。
僕らは、半泣きになりながら、
フォークから身を避けていました。
大きな藁の山でなければ、今ごろ串刺しです。
藁が崩れる動きに合わせ、
僕とKは一番奥の壁際まで潜っていきました。
さすがにここまではフォークは届きません。
どのくらい、耐えたでしょうか・・・。
「ん〜、気のせいかあ・・・」
老婆は、フォークを投げ捨てると、
また麻袋を担ぎ、小屋から出て行きました。
「ザリザリ・・・・ザリザリ・・・・」
音が遠ざかっていきました。
僕とKは、音がしなくなってからも、
しばらく藁の中で動けませんでした。
「・・・行った・・・かな?」
Kが、ようやく話し掛けてきました。
「多分・・・」
しかし、まだ藁から出る気にはなれずに、
そこでボーっとしていました。
ふと気が付くと、背中の壁から空気が入ってきます。
(だから息苦しくなかったのか・・・)
僕は壁に5センチほどの穴が開いてるのを発見しました。
外の様子を伺おうと、顔を近づけた瞬間。
「うまそうな・・・子だああ・・・・!!」
老婆の声とともに、
しわくちゃの手が突っ込まれました!!
僕は顔をがっしりと掴まれ、穴の方に引っ張られました。
「うわああ!!!」
あまりの血生臭さと恐怖に、
僕は気を失ってしまいました。
気が付くと、そこは近所の消防団の詰め所でした。
僕とKは、例の小屋で気を失っているのを
親からの要請で出動した地元の消防団によって
発見されたそうです。
こっぴどく怒られながらも、
僕とKは安心して泣いてしまいました。
昨晩の出来事を両方の親に話すと、
夢だといってまた叱られましたが、
そんなわけがありません。
だって、僕の顔にはいまだに、
老婆の指の跡が痣のようにくっきり残っているのですから。
30
- Re: 怪談レストラン【誰でも怪談募集中】 ( No.31 )
- 日時: 2009/12/12 13:55
- 名前: 【虎徹】 (ID: QxY3Yp35)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cvwhHRr0yvo
えーと…ごほん、この怪談レストランですが、誠に勝手ながら午後10時には閉じることにしております。
その時にはここにロックをかけますので、ご了承くださいまし…え?何故って?作者がその時間に寝るからですよ(笑
当レストランの時刻表
月 PM5:30〜PM10:00
火 PM5:30〜PM10:00
水 PM5:30〜PM12:00
木 PM6:30〜PM9:00
金 PM8:00〜PM10:00
土 AM9:00〜PM10:00
日 AM10:00〜PM10:00
※なお、作者の都合により開店が遅れる場合があります。
- Re: 怪談レストラン【誰でも怪談募集中】 ( No.32 )
- 日時: 2009/12/12 13:56
- 名前: 【虎徹】 (ID: QxY3Yp35)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cvwhHRr0yvo
byオバケギャルソン
さて・・・今回のメニューは・・・
りんごの入った甘〜いまんじゅうでございます。
食べるとあの子からのメッセージが来るかも・・・
それでは・・・どうぞ・・・
『半分こしよ』
私と、向かいの家の菜々美は親友です。
幼稚園のころから本当に仲良しです。
今日は、菜々美と菜々美のお母さんと一緒にお出かけする日でした。
だけど天気が悪い日でした。
ついに雨が降ってきてしまって、2人で落ち込んでいた時。
『菜々ちゃん、美海ちゃん、これ、お食べ』
おばさんが差し出したのはまんじゅうでした。
私は『おいしそうっ、食べよッ菜々ちゃん』
と言って2つにしようとしたとき——・・・
『キャァァアアアァァァッッ!!』
目の前に大型トラックが迫っていました。
キキーーーーーッッ・・・・・・
——そして、菜々ちゃんは帰らぬ人となりました。
私はそのまんじゅうを、紙に包んで机にしまいました
その日の夜の事でした。
カタカタ・・・・・・
何かの音で目が覚めました。
『なぁに・・・?』
机の方を見るとそこには菜々ちゃんが立っていました
『菜々・・・ちゃん・・・?』
私は目を丸くしました。
そして菜々ちゃんはこういいました——・・・
『まんじゅ・・・半分・・こしよ・・・?』
まんじゅう、半分こしよって——・・・
もちろん私は半分こしました——・・・
『おい・・・し・・・い・・・ね』
『うん!おいしいね^^』
私と菜々ちゃんは会話をしていたのです。
すると菜々ちゃんが——・・・
『半分こ・・・しよ』
と言ったのです。
『何を・・・?』
すると彼女はこう言いました——・・・
『苦しみ・・・と・・・あなたの・・・命』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうでしたか〜?
おいしかったですか?
今日の夜菜々ちゃんが来ても・・・知りませんからね
それでは・・・またのおこしを・・・
- Re: 怪談レストラン【誰でも怪談募集中】 ( No.33 )
- 日時: 2009/12/12 13:57
- 名前: 【虎徹】 (ID: QxY3Yp35)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cvwhHRr0yvo
by燈龍
さて、あなたには嫌いなものがありますか?
ただ単に嫌いなだけでそれを傷つけてはいませんか?
次の料理はそんなことをしている人に向けての戒めの話かもしれません・・・
あのね、私のクラスに猫がものすごく嫌いな男の子がいるの。
何でそんなに猫が嫌いなの?て聞いたら
「わからないけど体がすごく嫌がるんだ〜」
ていうの。今から話す話はその男の子に起きた不思議な話・・・
「駄菓子屋のおばあさん」
ある日、男の子が学校からの帰り道にある空き地の横を通ったの。
するとね、その空き地に集会をしてたのかな?猫がものすごく集まっていたの、
男の子が恐怖で震えているとき、そのネコの中で一番大きくて太っているぶち猫がこっちを向いて男の子をにらんで
「ニャー」
と低い声で鳴いたの
男の子は何を思ったのか近くにおいてある石を掴んでその猫に投げつけたの
「ブギャッ!」
その石は見事にぶち猫の首にあたってぶち猫は周りにいた猫たちと一緒に逃げたの
「ふぅ〜、びっくりした〜・・・」
といいながら男の子は家に帰ったの。
でも、その日はすごく暑くて男の子はカキ氷が食べたくなったの
そして貯金箱から50円玉を出して駄菓子屋に向かって走っていったの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「すいませーーーーん!カキ氷くださーーーーい!」
と駄菓子屋についた男の子は奥に向かって叫んだんだ
けど出てこない・・・
「おばあさん?」
と呼ぶと奥から駄菓子屋のおばあさんが出てきたんだ
「あっ、おばあさん!カキごお・・・」
ガシッ
「!」
「あんた、さっき猫に向かって石投げたでしょ!
だめでしょ!生き物を傷つけちゃ!」
さっきのことは男の子しか知らないことなのにおばあさんが知っていたことにびっくりしながらも
「ご、ごめんなさぃ・・・」
とあやまったんだすると
「はい、カキ氷!
たくっ、このごろの子供は・・・」
といいながらおばあさんは奥の部屋に入っていったんだ。
けど男の子はその目でしっかりと見たんだ。
おばあさんの首元の襟に血がべったりついていたことを・・・・・
おわり
どうでした?えっ?意味がわからない?
おばあさんの正体はなんだったのか?
フフッ♪本当にわからないのですか?
本当はわかっているんではないんでしょうか・・・
以上ウエイトレスの燈龍でした。
- Re: 怪談レストラン【誰でも怪談募集中】 ( No.34 )
- 日時: 2009/12/12 13:58
- 名前: 【虎徹】 (ID: QxY3Yp35)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cvwhHRr0yvo
さて、今回のお話…みなさん視界の端に移るもの…きになりませんか?壁、ポスター、柱などが顔に見えたりしたことは…まさにこのことかもしれません
「壁の女」
どこかで聞いた話なんだけど
Aさんが大学に合格した の で大学の付近にこした時の話らしいのですが
いわゆるいわく付き物件ってとこに入居したんです
大家さんからはどんな事件があったのかを聞かない約束で、
かなりの格安で借りれたそうでAさんはとてもよ ろ こんでいたのです。
そして引越し当日、友達のBさんとCさんに手伝ってもらい
そのアパートへ い ったのです。
部屋の間取り図しかみていなかったので不安だったのですが
リフォーム済みなのか、やけに小奇麗な部屋で安心したようです。
しかし、その部屋には似つかない三面鏡がおいてあったのです。
前住んでいた人が置いていったものなのかな?と思って気にせずに捨てることにし ま し た。
3人で抱え外に出し部屋に戻ったときギョッとしました・・・
壁には白いワンピースの女が書かれていたのです
とても綺麗な絵だったので す が、彼女には足がかかれていないのです・・・
B「気味が悪いね・・・」
A「なんで、足を書いていないんだろう」
C「気持ち悪いけど壁塗り替えるわけにもいかないし、ポスターでもはっとけ」
Cさんの意見に賛同し
そのワンピースの女に見合う大きさのポスターを貼り付け
また、淡々と片付けをはじめました。
そして夜やっと片付けが終わり、引越し祝いをし気づけば深夜。
Bさんは帰っていきましたがCさんは酔いつぶれてしまいました。
二人はすぐ横になり眠りについたのですが・・・
Cさんが足に激痛がはしり飛び起きたのです。
C「いってぇ・・・なんなんだよ」
A「どうした?・・・・おい・・・足・・。」
Cさんの足首には赤い後がついていたのです。
C「なんか・・・いるよ・・この部屋・・。」
A「まっさかぁ幽霊でもでるっての?とりあえず寝ようぜ。明日朝早いしさ。」
C「おれ・・・かえる・・・。」
びびったCさんは帰ってしまいました。
その日は何事も無く、そして数日たっても何もなかったのです。
後日Cさんがびびってただけとからかったりしていました。
そしてしばらくしてこのアパートでの生活になれた頃
Cさんが突然の死を迎えたのです。
死因は事故死だと言うのですがどうも不自然な死に方で
両足がなくなっているというのです。
違和感が残るもののAさんの葬式も終わりひさしぶりに部屋に帰ってみると
なにか空気が違っていました。
部屋を見渡すと、ポスターが破れかかっている・・・?
いったい誰か・・・。
そしてその切れ端からだらりと赤い何かがすじ状に垂れていました
そんな・・まさか・・・・
Aさんは覚悟を決めポスターをはがしました
そこには・・・ワンピースの女が微笑んでいました。
無かったはずの足と真っ赤に染まったワンピースの中で・・・
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