二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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星空 【BLEACH】
日時: 2010/02/08 15:41
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

2つも小説掛け持ちのくせに新作です←←
頑張って更新します!!

+注意+

1、BLEACHの設定が崩壊してたりします
2、「有り得ねぇよ!」ってことがバンバン起こります
4、「んなの存在しねーよ!!」ってのもあります
3、キャラ崩壊したり……するかも
4、荒らし・悪口・中傷・偽厳禁
5、何かに似てたらすみません
7、オリキャラあり

以上のことを守れる方はご覧ください

*prologue*

星空で星が笑ってる

先の未来を知っているかのように

己の知らぬ真実

秘められたチカラ


避けられぬ運命の輪廻

背負うには重過ぎる運命を背負う少女

やがて少女は避けられぬ運命の戦いに巻き込まれてゆく———

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Re: 星空 【BLEACH】 ( No.31 )
日時: 2010/02/22 16:04
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

第18話 *刹那

退院してからというもの

私は色々な星使の技を使いこなせるようになった

というのも、美姫の言ったとおり虚が毎日のように現れ、流石の死神達にも疲れが表れ始めていたからだ

「美姫、これいる?」

饅頭を差し出すと美姫は「ありがと〜」と言って齧りついた

元気な美姫も流石に疲れた表情をしている

「何で……」


刹那


運命の歯車は動き出した


「ッ!? 何……この霊圧ッ!!」

一般隊士なら……いや、席官クラスでも耐え切れない程の霊圧が出現した

「隊長!!」

「ああ分かってる。双極の方だ!!!!」


隊長、副隊長。そして残っていた席官クラスの死神達が双極に集まった

「なんだ……この霊圧は!」

一角でさえ冷や汗を流すほどだ

「美姫! 大丈夫?」

「大丈夫……大丈夫だから」

美姫も霊圧に当てられ、ふらふらになっている

「来るぞ!!」

刀を構え、それを待った

そして3つの人影が現れた




     「こんにちは。愚かな死神どもよ」








         動き出した

         止められない

      運命の歯車は止まる事を知らず










     貴女達に我ラを止めル事は出来ルの?

Re: 星空 【BLEACH】 ( No.32 )
日時: 2010/02/27 14:18
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

第19話 *開幕

双極にゆっくりと降り立ったのは3人の死神だった

「死神……?」

冷や汗をかきながら海斗が呟くように言う

「昔はな。だが、今は死神崩れよ」

扇で顔を覆い、クスリと笑う

「その顔……! 鈴蓮孤紅か!」

浮竹が叫ぶ

「久し振りじゃなぁ浮竹。お、烈も京楽もおったか。久しいのぉ」

ホッホッホと笑いながら孤紅が言う

「おーっと、俺等も居るぜぇ?」

「忘れられちゃぁ困るなぁ!」

金髪の男と薔薇色の髪の女が笑う

「……桜凛鈴音。剣崎空雷ですね?」

「正解!!」

ニカッと笑う

「さぁさ、お喋りはお終いさ」

ニヤリ






    「さぁ!! 1000年前の宴の再開だ!!」








        カチリ

        廻る廻る

     1000年の時を経て再び動く







     血塗レた宴ハ今、開幕すル

Re: 星空 【BLEACH】 ( No.33 )
日時: 2010/02/27 19:32
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

第20話 *対峙

直後、少しだけ殺気を含んだ霊圧が解放された

「ッ!!」

踏ん張らないと立っていられない!!

美姫は歯を食いしばり、立つ

「美姫、掴まっててね」

紬が美姫を背負う

……美姫だけでも逃がさないと

本能的に感じたこと

あの3人は危険だ!!

すぐさま瞬歩でその場を立ち去り、美姫を安全な場所に置くと、再び紬は双極へ戻った

刹那、ガキィィンと刃の交わる音が響く

「む? 汝は誰かの、見慣れぬ顔じゃが」

刃を受け流し、問う

「2番隊隊長、及び隠密機動総司令官砕蜂だ」

「砕蜂……嗚呼、蜂家の者か」

懐かしいものじゃ、と微笑む

「じゃが、甘く見すぎると痛い目を見るぞ」

凄まじい『殺気』を浴びせる

「ッ!!」

「隙ありじゃな」

砕蜂の腹に蹴りをいれ、蹴り飛ばす

「そ、砕蜂隊長まで……」

唖然とする紬

「温いぞ、その程度では妾は倒れぬ」

「霜天に坐せ! 氷輪丸!!」

氷の龍が襲い掛かる

フッと微笑み、手を出した

「甘いの」

「何!?」

「血塗れた古城
 万象 真理の果て
 真紅の刃と成り天を裂け


 破道の零【血紅剣】!」

凄まじい霊力を込めた剣が飛び交う

そして日番谷の目前に迫った

「隊長!!」

乱菊が叫ぶ

「守護する六つの精霊よ! 光の盾となり我を助けよ! 光盾星護!!」

薄く、それでも強度のある六芒星の盾が剣を全て撥ね返した

「助かった」

「いえ、御安い御用です」

孤紅が感嘆の声を漏らす

「ほぉ……これが星使のチカラか」










          欲しい

          欲しい

     もう少しで手に入れて見せよう









       帥ニ勝ち目は無イ

Re: 星空 【BLEACH】 ( No.34 )
日時: 2010/02/27 19:52
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

第21話 *無謀な挑戦

「テメェが誰だろうが敵は斬る!! それだけだ!!」

「海斗!? ダメだよ! 負けちゃうよぉ!!」

紬の制止を振り切り、海斗は抜刀した

無謀すぎる挑戦に弧紅は笑った

「中々勇気があるの。じゃが、相手は空雷。お前に任せる。面倒じゃ」

「りょーかい。解放は?」

斬魄刀の、と付け足すと弧紅は笑った

「お前ならそうしなくても済むじゃろうに」

「へっ、まぁな!」

「焼き尽くせ!! 炎蓮!!」

刀身が炎を纏い、忽ち空雷の周りは炎で囲まれた

「んだよ、それだけかよ」

「まだまだぁっ!!」

炎が空雷に襲い掛かる

刹那

「切り刻め。斬蓮」

ザクッと鈍い音が響く

それは、一瞬の事だった

「———海、斗?」

何本もの刀が無情にも海斗に刺さっていた

「!?」

ゲホッと吐血する

「だから無謀だっつったろ、思い知れよバーカ」

冷たい、目だった













           無謀

           そう

      貴様はあまりにも無謀すぎた








   幾つモの刃が貴女ノ護るベキ者を貫イた

Re: 星空 【BLEACH】 ( No.35 )
日時: 2010/02/27 23:25
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)

第22話 *怒り

「所詮、テメェは俺より弱かったってことだぜ。死神」

見下し、冷たく言い放つ

「海、斗……」

まだ理解できないとでも言いたげな紬

次の瞬間、双極に紬の悲痛な叫びが響いた


「海斗——————ッ!!!!」


ユラリと立ち上がる

「紬? アンタ、どうしたの……?」

何時もと違う雰囲気に乱菊が眉を顰める

「……さない」

「は?」

「……許さない……許さない!」

キッと空雷と弧紅を睨み、叫んだ!!

「海斗を傷つけたことっ!! 絶対に許さない!!!!」


乱菊は見た

少女の頬を一筋の涙が伝い落ちたのを

少女の藍色の瞳に怒りの色が浮かんだのを

そして思った

嗚呼、この少女も怒りに燃えるのだ、と……














          怒り

          嗚呼

      怒りは刃を鈍らせるのに








      藍色ノ瞳が群青ニ染まル


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