二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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銀魂〜羽を折られた天使は飛べるのか。否、無様に地を這い回る〜
日時: 2010/04/28 16:53
名前: 紅 (ID: 7jEq.0Qb)

どうも、紅です。
今回で二作目の作品です。
『FARIYTEIL』の短編集も書いているので、是非見に来てください。

注意事項
1・荒らしは止めてください。
2・コメント下さい。
3・コメント下さい。

です。2と3、重要です!!

この三つがOKな方は、このままお進みください。

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Re: 銀魂〜羽を折られた天使は飛べるのか。否、無様に地を這い回る〜 ( No.2 )
日時: 2010/08/23 19:13
名前: 紅 (ID: 7jEq.0Qb)

目次

プロローグ

 【獣脱走編】

第壱訓 【黒い牢を抜け出して】

第弐訓 【鍵はもう目の前に】

第参訓 【なのにあなたは】

第四訓 【そんな私を】

第五訓 【連れ戻そうとする】

第六訓 【だから私は】

第七訓 【あなたの血を】

第八訓 【肉を食らい尽くすのに】
 
第九訓 【後に残ったこの】

第十訓 【言いようの無い虚無感】

第十一訓【私の心に残る】

Re: 銀魂〜羽を折られた天使は飛べるのか。否、無様に地を這い回る〜 ( No.3 )
日時: 2010/04/11 20:33
名前: 紅 (ID: 7jEq.0Qb)

プロローグ

暗いな、冷たいな、寒いな、悲しいな。

寂しいな。

望まない物は手に入り、望むは物手に入らない。

記憶は黒い鎖に閉じ込められ、全て真っ白に。

刀しか握ることを許されない。

食物の代わりに人の肉。

水の代わりに真っ赤な血。

いらない、そんな物いらない。

私が欲しいのは、私が欲しいのは。

手に入らない金の鍵。

記憶と希望を手に入れる、自分では到底手に届かない鍵。

そう、自分では……。

Re: 銀魂〜羽を折られた天使は飛べるのか。否、無様に地を這い回る〜 ( No.4 )
日時: 2010/04/11 20:36
名前: †槐朱† ◆ZnBI2EKkq. (ID: 3xnkBRQd)
参照: 復活できたぁ><またよろしくお願いしやさァ・元勇羅より

こんばんわ&初めまして^^

銀魂小説を書いているえんじゅです。
ぷろろーぐ読みました!続きの気になる書き方をされていてとっても好印象です♪

よろしければお友達になってください☆ウチは呼びタメOKです><

Re: 銀魂〜羽を折られた天使は飛べるのか。否、無様に地を這い回る〜 ( No.5 )
日時: 2010/04/12 18:58
名前: 紅 (ID: 7jEq.0Qb)

第壱訓【黒い牢を抜け出して】

「全く持って不愉快だ」

夏のじっとりとした暑さに包まれ、銀髪の天然パーマを額に張り付かせた銀時は、不貞腐れたように呟いた。

「しょうがないじゃないですか、仕事、失敗しちゃったんですから」

ぐったりと体の力を抜きながら歩く新八は、恨めしそうに銀時の隣を歩く神楽を見る。

「なんだよメガネ!私のせいだとでも言いたいアルか!!」

傘で日を遮っているとはいえ、熱気は変わらない。

コンビニに100円位で売っていそうなアイスバーを小さな舌で舐めながら、新八を睨みつけた。

「文句ありありだよ!誰のせいで仕事チャラになったと思ってんだ!!」

仕事先、数少ない仕事で舞い上がりながらも仕事に取り掛かったはいいが、仕事場は食料庫。
飢えに負けたか、それとも気まぐれで食べ始めたのか、あろうことか神楽は食材を食べ始めたのだ。

店長は怒り謝罪を求めるが、本人は逆切れ。

仕事はほぼ終わっていたにも関わらず、報酬無しで店から追い出されたのだ。

「お前が食材食ったりしなきゃ、報酬はちゃんと貰えたんだよ!!」

「んだとメガネがあぁ!!てめぇだって物欲しそうに見てたじゃねぇか!!」

「うっせーんだよオメエ等!!それと神楽!そのアイスいつ買った!?いつ買った!!銀さんにもちょっと分けてくれって言ってんだぁぁ」

ぎゃあぎゃあと騒ぐ三人。

神楽を乗せた定春は、くわっ、と大きな口を開けあくびし、白い入道雲が浮かぶ空を仰いだ。

夏の太陽に、視界が焦がされる。


「                      」

声は、悲鳴にもならない。いや、声が出ない。

今の体勢に疲れ体を少しずらすと、じゃらりと喉元から鎖の音。

何かが頭にフラッシュバックしたと思えば消え、そしてまた光。

激しい頭痛に体を折り曲げるが、周りにいる『人間達』にまたすぐに仰向けにされる。

そして、メス。

躊躇いも無く刺される銀のメス。

何度も経験した痛みが、体中を駆け巡る。

やめて、弄らないで。壊さないで。傷つけないで。

全部、壊れてしまう。

とうに枯れたと思われた赤い瞳から、一粒の涙が零れた。

Re: 銀魂〜羽を折られた天使は飛べるのか。否、無様に地を這い回る〜 ( No.6 )
日時: 2010/04/12 18:30
名前: 紅 (ID: 7jEq.0Qb)

コメントありがとうございます、えんじゅさん。
呼びタメ全然OKですよ?ではさっそく……。

友達大歓迎だよ!!えんじゅの小説も見に行くねー。
あと、小説の書き方褒めてくれてありがと!!


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