二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 東方 『神身伝』
- 日時: 2010/05/10 14:23
- 名前: お (ID: Gx2AelYh)
弾幕STG、東方プロジェクトの二次創作小説になります、かなりグダグダで、オリジナル設定にオリジナルキャラクター等が多数に登場するため、そういった物が苦手、もしくは受け入れられない方々は回覧を御控頂きますようお願い致します。
文章力、語学力、表現力に乏しいため、読んでいただく方に、かなりのご迷惑をおかけするかもしれませんが、それでも一生懸命に妄想し、一生懸命に製作していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
後、投稿方法等も曖昧にしか解っていないため、ページの区切り方等も不自然になったりする事もございますので、どうかご了承下さい。
そして、ご意見やご感想など頂けますと幸いに思います。
物語概要
とある青年、水上冬馬(みなかみとうま)はある日のバイトの帰り道に、不思議な狼に出会う。
その出会いが、彼を幻想の世界へ導くと同時に、壮大な戦いの渦へと巻き込んで行く。
現世と幻想、そして、もう一つの世界、全てが繋がる時、伝説は幕を開ける。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜目次〜〜〜〜〜〜〜〜〜
プロローグ
>>1
第一章 出会い
>>2>>3>>4>>5>>6>>7>>8>>9>>10
間行
>>12>>13
第二章 日常の終わり・非日常の始まり
>>14>>15>>16>>17>>18>>19
第三章 幻想郷
>>20>>21>>22>>23>>24>>25
- Re: 東方 『神身伝』 ( No.22 )
- 日時: 2010/05/10 11:36
- 名前: お⑨ (ID: Gx2AelYh)
第三章 続2
着いていくと、そには家があっり、その縁側には湯飲みと急須がお盆に置かれていた。
どうやら、ここでお茶を飲んでいた最中らしい。
でも、何時後ろに回りこまれたんだ?
そんな素朴な疑問が浮かんだ時に女の子が声をかけてくる。
「さあ、上がって。」
「あ。はい、どうもお邪魔します。」
軽く会釈をして、靴をぬごうとするが、病室からそのまま出てきた冬馬は裸足のままだった。
床が汚れるのを申し訳なく思い、その場で足を叩き、擦る様にして出来るだけ汚れを落とす。
その様子をみた少女は、クスクスと可愛らしく笑いながら「別に良いのに。」と言ってくれた。
逆にそう言われると気を使いたく成ってしまう。
そうして、部屋に入ると、卓袱台の所にある座布団に案内され腰掛ける。
その正面に少女は座り、小さく息をすると、凛とした表情で冬馬を見つめる。
「では自己紹介から。
私は博麗 霊夢。この博麗神社の巫女をしているの、貴方は?」
「僕は、水上冬馬と言います、先程も言ったとおり、気が付いたら森に居て、そこから此処が見えたので、ここに来ました。」
お互い、簡単に自己紹介をすませると、早速本題に入ってきた。
「早速話を聞かせてもらうわね。
気が着いたら森に居たと言っていたけど、その前に何か変な事は無かったかしら?」
冬馬は思い当たることが多すぎて、何から話して言いか迷ったが。
冷静になり、信じてもらえるかどうか解らないが、狼と出会ってからの事を全て少女に話した。
霊夢と名乗ったその少女は、話を全て聞き終えた後、再び黙り込んで何かを考え始める。
暫くの沈黙の後に、再び口を開く。
「狼の事は解らないけど、恐らく貴方を此処に連れて来たのは『八雲紫』と呼ばれる妖怪よ。」
「よ、妖怪・・・ですか。」
迷い無く少女の口から出てきた『妖怪』と言う言葉に、驚き思わず繰り返す。
「ええ、そして此処は貴方達の世界から隔離された世界『幻想郷』と呼ばれる世界。」
更に少女の口からは、信じられない事が出て来る。
妖怪に、隔離された世界・・・・・・俄かには信じられないことだ。
でも、紫と呼ばれる女性の不思議な力。
そして彼女の言った『貴方の存在できる世界に連れて行って差し上げますわ』の言葉。
霊夢の言葉通りなら、その力とその言葉に説明を付けられる。
ここがその存在できる世界なのか・・・・・・。
冬馬は自然と考え込んでしまう。
「紫が言っていた、『貴方が存在できる世界』と言うのは間違いが無いかもしれないわね。」
そういって、霊夢は立ち上がると、縁側まで歩いていき、冬馬に振り返る。
「見ていて。」
そういうと、霊夢は信じられないことにその場に浮いて見せたのだ。
紫と呼ばれた女性も、何事も無いかのように空中に浮いていたが、そんなものはアニメや漫画の世界だけの話だと思っていた。
- Re: 東方 『神身伝』 ( No.23 )
- 日時: 2010/05/10 11:37
- 名前: お⑨ (ID: Gx2AelYh)
第三章 続3
幻想郷はね、妖怪や神様に妖精、他にも数多くの人外が共存する世界なの、勿論その中に人間も含まれているわ。
そして、私は正真正銘の人間よ。」
本当に信じられない事だらけだ、しかし、現に目の前で見せ付けられると信じる他に道は無い。
「さらには。」
霊夢は続けて言うと、袖の中から一枚の紙の札を取り出し、徐にそれをカードでも投げる様にして庭先に投げる。
投げ出された札は、それが紙で出来た物とは思えないほどの速さで飛び、そして。
パン
クラッカーでも鳴らしたような音共に煙を上げて、小規模な爆発を起こした。
「これは弾幕といって、この世界で力有る者が生きていくのに、最低限身に付けていなければならないものよ。」
再び目の当たりにした、不可思議に、呆気に取られていた冬馬だが、霊夢の言葉に我に返る。
「そ、そんな事できなよ俺。」
「でしょうね。」
霊夢は、解りきっていたかのように即答し、再び冬馬の反対側に座る。
「っで、貴方の力はどう言った物なのかしら?」
不意に投げかけられた意味不明の質問に、クエスチョンマーク全開の顔で答える。
「だから、さっき自分でも言ってたじゃない、その力、見せてよ。」
そう、紫という名の妖怪に有ってから自覚した、人並み外れた身体能力。
それを見せてみろと言われているのだ。
「解った。」
そう言って、部屋から庭に、ノーモーションで勢い良く飛び出す。
「ほ〜、既にその時点で凄いわね。」 そんな霊夢の言葉を無視して、屈伸等をして身体をほぐす。
霊夢も良く見えるように縁側まで出てくる。
「じゃあ、行くよ。」
言葉と共に、力いっぱい地面を蹴り、真上に飛ぶ。
目にも止まらぬ速さでグングンと上昇していく。
「ほえー、良く飛ぶわねー。」
霊夢は感心するように言うと、太陽の光を手で遮るようにして上を見上げ、冬馬の行く先を見つめる。
- Re: 東方 『神身伝』 ( No.24 )
- 日時: 2010/05/10 11:37
- 名前: お⑨ (ID: Gx2AelYh)
第三章 続4
飛び上がった当の本人はと言うと。
「おいおいおいおいおいおい、何処まで行くんだよ。」
焦っていた。
本気の力で飛んだは良いが、自分の限界を知らない冬馬は、自分の予想の範疇を超えた高さに、かなりの焦りを覚える。
「着地できるのか・・・・・。」
およそ高さにして30メート程のところで止まり、其処から重力に逆らう事無く下へ下へと降下を始める。
「くそ、今までは此処まで飛ばなかっただろ。」
そんな愚痴をこぼしている内にも、地面は迫って来る。
「膝を使って。」
祈るように言葉を発し、地面につく瞬間、全ての衝撃を体全体で和らげるように意識して着地する。
冬馬の心配は無用だった、着地は見事に成功したのだ、しかも大した衝撃が身体に掛かった感覚も無い。
「すごいわね〜、一気にあそこまで上がるなんて、私でも出来ないわよ。」
「え、ああ〜うん、ありがとう。」
自分が思っていた以上の力が自分に備わっている。
この事実に驚愕していたせいで、霊夢の言葉に返事をするものの、生返事になってしまう。
「どうしたの?大丈夫?」
「いや、なんでもない。」
冬馬の生返事を疑問に思った霊夢が、心配そうに顔色を伺ってくるが、直ぐに取り成して答える。
「よし。」
自分の力に自信が出てきた冬馬は、それなりに広い境内の中を、高速で移動してみる事にした。
その結果は、すさまじいものだった。
冬馬には他人の目にどのように映っていたのかは解らないが。
霊夢が言うに、最早、目で捉えるのは不可能な物だったと言う。
そして何より、結構な時間、身体を動かしたのにも関わらず、疲れも無く息切れ一つ起きていなかったのだ。
「飛べないけど、それをカバーするには十分な身体能力ね。」
再び部屋に戻った二人は、卓袱台をはさんですわり、霊夢が入れたお茶をすする。
「っで、冬馬はこれから行く当てなんて無いんでしょう?」
「え、そう・・・なるね。」
考えていなかった訳じゃないが、自分の力の事で頭が一杯になっていた冬馬は、その事を完全に忘れていたのだ。
「なら、落ち着くまで此処に居ればいいわ。
部屋は余ってるし、一人増えた所で生活が苦しくなることも無いしね。」
この瞬間、霊夢が女神に見えたのは言うまでもない。
- Re: 東方 『神身伝』 ( No.25 )
- 日時: 2010/05/10 11:38
- 名前: お⑨ (ID: Gx2AelYh)
第三章 続5
「この世に、こんなに優しい女性が居るなんて、琴美に見せて・・・・・・・。」
霊夢に感激の眼差しをむけ、発した言葉は途中で止まった。
そう、冬馬はもう元の世界には戻れない・・・・・喜んでいた人並み外れた力は、元居た世界ではイレギュラー以外の何物でもない。
解ってはいても、再確認すると何かこみ上げてくる物があった
「・・・・・・色々と思うところもあるだろうけど、今は今を受け入れたほうが良いんじゃない?」
霊夢は、冬馬の考えている事が分かっていたのか、曖昧では有るが、的確とも思える助言を冬馬に与える。
「・・・・・・うん。」
霊夢の言葉に返事をすると、顔を上げて、オレンジ色に変わり行く太陽に視線を向ける。
そして、何かを決意するかのように、自分の両頬をパンパンとたたいて、霊夢に向き直し頭を下げる。
「お世話になります。」
「うん、宜しくね。」
こうして、冬馬の幻想郷生活が幕を開けた。
第三章 完
- Re: 東方 『神身伝』 ( No.26 )
- 日時: 2010/05/10 12:02
- 名前: お⑨ (ID: Gx2AelYh)
此処まで読んでくださった皆様、著者のお⑨でございます。
いや〜、長いですね・・・・無駄に長いですね、スミマセン。
主人公が、幻想入りするまでの前フリが長すぎて萎えますかね^^;
しかし、私、おばかことお⑨は、この幻想入りと言う物語を、ただ幻想入りした。とか、紫嬢の気まぐれで有るとか、そう言った物で終わらせたくないと思いまして、主人公で有る冬馬君が幻想入りしたことによる現世での影響や、現世で襲われたことなどが、今後の展開に少なからず影響を与えても面白いのではないだろうか?と思い、少し長いイベントを経て幻想入りさせようと思った次第にございます。
こうやって偉そうな事を言ってはいますが、それが上手く表現できているか?と言われれば正直に自信は微塵も有りません。
ですが、一生懸命に製作を行っているという事だけは解って頂けたら幸いにございます。
さて、それでは今回はこの辺でお暇させて頂きたく思います、この物語について、ご感想やご意見がございましたら、なんなく言ってやってください、厳しいメッセージなどを頂いた日には、その日1日が憂鬱になるでしょうが、それを糧にする位の気合は持ち合わせています、そして、その意見を参考にして、私が成長できっるように努力もしていきます。
なんとなくで始めた小説ですが、やるなら良い作品にしたい、疎の為なら何だって受け入れ、自分を高めて行きたいと思っております。
でわ、また次の章の終わりにお会いしましょう。
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