二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】
- 日時: 2010/12/24 07:53
- 名前: 禁書さん♪ (ID: k0SCKDMV)
こんにちは。またでた禁書さん♪です。
今回は私が書く一作、『上条当麻の日常【とあるシリーズ】』に出てくる、天沢璃緒の日常を書いたものです!
わからない人は↑の題名で調べてみて下さいね!
璃緒ファンの人にオススメです!((そんなのいねーよ
内容としては、上条の恋シリーズのスピンオフです。超電磁砲《レールガン》みたいな物だと思っていただければよろしいです。キャラ紹介はハブきます。
書き方が違うかも!?だけど、よろしくお願いします!
次からスタートです。
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.13 )
- 日時: 2010/12/28 19:55
- 名前: 禁書さん♪ (ID: JOS6d.XR)
「さぁ。アナタの部屋ですよ」
私はおばさんに連れて行かれたその先にあったのは……——薄汚れた部屋だった。
「急拵えにしては上出来でしょう?」
おばさんは嘲笑うかのようにクスリと笑った。
「………はい」
「なに?文句は許さないわよ。せっかく引き取って『あげてる』のに」
おばさんは汚らわしそうに私を見た。
「すみません。そういうわけでは……」
「あら、そう」
「では………」
「えぇ。部屋は自分で掃除するのよ」
「はい」
そんな会話をし終わり、私は汚い部屋に入った。
「う…わぁ。本当に汚い………コホッ…ケホッ…コホ…」
ー翌朝−
「さぁ、起きなさい」
私はおばさんに無理矢理起こされて、リビングへと向かわされた。
「ほら、早く食べなさい。」
「………はい」
「今日は幼稚園に入る日なのよ。さっさと準備しなさい。まったく…幼稚園に入れて『もらえる』なんて、贅沢だと思ってほしいわ」
後半からの言葉はボソリと言ったつもりなんだろうけど、私にはまる聞こえだった。
「さぁ、行くわよ」
「は……い」
無理矢理な人だ。その上せっかち。私の手を引っ張って、無理矢理連れて行かれた。
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.14 )
- 日時: 2010/12/29 08:18
- 名前: 禁書さん♪ (ID: 42vEC8Xu)
「さぁ。ここよ」
連れていかれた場所は、さっきの部屋とはまるで対照的な場所だった。新しくて、キレイだ。
「じゃ」
「はい」
私はトコトコと幼稚園に入っていった。
そして、おばさんもなしに手続きらしきモノをすまして、入った。
わーーー
わーーー
わーーー
楽しそうな声のひびく幼稚園——。
私は1人ポツンとイスに座っていた。
いや、よく見ると1人ではないようだ。
トゲトゲ頭の少年が私と同じように座っている。
彼はようやく私に気が付いたようで、話しかけてきた。
「オマエも1人?」
「うん。まあね」
「そうなんだー…。アレ、見たことない人だなー。アンタの名前はぁ?」
けっこう馴れ馴れしい少年だった。
「え?私…?私は目次………じゃなくて、天沢璃緒っていうの」
「へー……りおって言うんだな。珍しー」
珍しいと言われて、私は少し疑問に思ったが、それより疑問なことにかき消された。
「アナタの名前は?」
「あ…。オレ?オレは上条当麻!オレの名前もここらへんじゃ、珍しいんだってさーー」
どうやら、彼の名前は上条当麻と言うらしい、確かに珍しいような気がする名前だ。
そして、上条当麻は語尾を伸ばす傾向があるらしい。今までの会話からすればだが。
「なぁ、りおはなんで1人なんだー?」
「え!?」
いきなり呼び捨てにされてびっくりした。
「あれ?なんかヘンなこといったかぁ?」
「い……いや。……今日来たばっかりだから……かな。私もよくわかんない。……えっと……どう呼んだらいいんだろ?」
「あぁ…。とうまでいいよー」
「んじゃ、とうまはなんで1人なの?」
「あ…。オレは………」
「 『不幸』 だから…だな」
「……不幸?」
「うん。不幸。何をやるにも不幸ばっかりだから、疫病神とか………だから1人」
どうやら不幸体質のようだ。
「なんで不幸なの?」
私は一番の疑問を聞いてみた。
「…わかんない。ぜんぜん知らない。歩けばコケけるし、走れば、頭から町のゴミ箱に突っ込むし、一歩まちがうと、事故にあいかけた事もある。炭酸飲もうとしたら、『ブシャーーー』ってでてきた事もあるんだぜー?」
「ぷっ………!」
なんとなくとうまの話しを聞いていると笑えてきた。ホントは笑っちゃいけないんだろうけど……
「なっ…!!なにがおかしいんだよー!」
「い……いや。ちょっとね…!ぷぷっ…」
「……オレと話すのを大体の人は嫌うけど、りおは違うんだなー。なんかさぁー。みんな『汚らわしそう』な目で見るんだよなぁー」
「あ…。私も」
「え?なんで?」
「うん……。よくわからないんだけど、私、お父さんとお母さんがいないの。だから、私、引き取られてるんだ。私の予想だとね、あの『おばさん』私のお母さん達を嫌ってたんだろうと思うんだけど、それで私が嫌なんだと思う」
「うーーん。よくわかんないけど、オレ達は似てるんだなー!」
「そうだね!」
こうして、私は不幸少年の上条当麻と出会った。
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.15 )
- 日時: 2010/12/30 12:44
- 名前: 禁書さん♪ (ID: WJdkfPQp)
…え?なんでウチの名前?バグかな?
ふにゃ子さんが番外編を書いている間に本編スタートです。
「うわ…ッ…うわ…ッ…!!」
上条はびっくりしていた。『あんな』短時間でここまで沢山の料理を作れるなんて、思ってもいなかったのだ。
「あ…のさ。コレ全部あの冷蔵庫にあった物で作ったのか?」
「うん。軽いつまみの程度だけどね」
天沢はあっさりと答えた。
「軽い!?」
上条はさらにびっくりした。そして、上条は思った。『天沢が本気を出すと超ごーかな物を作っちまう…』と。
「さぁ。食べて!」
天沢は料理を上条にすすめた。
「あ……。うん」
「あ…。うまい」
上条の反応は薄かったが、本人相当おいしかったのだろう。その後、ガツガツと食べ始めた。
「美味しい?よかった……」
天沢はホッとした。
—そして、数分後—
「ごちそうさまでしたぁ!」
部屋中に響くくらいの大きな声でインデックスが言った。
「ごっそさん」
「お粗末さまっ…と、片付けるから」
そう言って、天沢は立ち上がった。
「あ…。いい。自分で片付けるからさ」
上条はそう言いながら沢山の皿を持ち上げた。
「お……重ッ…」
そう言ったのはいいが、上条はよたよたしながら皿を運んでいる。
「あ…手伝うけど…?」
天沢は心配そうに言う。きっと、皿がわれてしまうと思っているのだろう。
「いや、いいよ……ぅおっとっと……」
よたよたしてとてつもなく危ない状況の上条。そもそもなんでカッコつけているのやら………。
つるッと何もないフローリングの上ですべってしまった上条。
そして……
予想通り———
と言うべきか
- Re: 天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.16 )
- 日時: 2011/01/04 17:19
- 名前: しみこ (ID: ugb3drlO)
ふ、深い!!
話が深い!!
やば、面白いよー!!
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.17 )
- 日時: 2011/01/05 19:10
- 名前: 禁書さん♪ (ID: j94.kxUq)
ありがとうございます!
初めてのお客様で初更新します!
ガシャァァンッ!!
いやな音が上条の部屋に響く——。
「うわぁぁっ!?」
上条はそのまま前に倒れた。
「え…………ッ!?」
天沢はびっくりしている。いろんな意味でだ。
なぜ驚いているのか?
そのわけは上条が天沢のすぐそばにいるからだ。正式には、『上条の顔』が『天沢の顔』の近くにあるからだ。
「えっ……あの…あの……かっ……上条君…!?か…顔が……」
「ん?なんだ?」
相変わらず上条は鈍感だ。
「いっ…いや…だから…その……か…顔が……/////」
天沢は焦っている。
「あ?どうした?」
さっき天沢にもたれかけられた時はけっこう意識してたのにこれというこれは全然そーゆー事を考えてないらしい。
「いっ……いや……だっ…だから…」
「あぁ。オレが邪魔で立ち上がれないか」
「……………」
もはや天沢は無言だ。ここまで上条が鈍感だとは幼馴染でもわからないだろう。
「すまねぇな」
上条はすくっと立ち上がった。
「あ……。うん…」
「で……どうすっかな…この破片……」
「まず処理できるだけ処理して掃除機をかけるんだよ」
「あ…!!そっか」
「………」
「なんか素っ気なくないか?」
上条は天沢に問いかけた。
「あ……うん。別に……」
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