二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】
- 日時: 2010/12/24 07:53
- 名前: 禁書さん♪ (ID: k0SCKDMV)
こんにちは。またでた禁書さん♪です。
今回は私が書く一作、『上条当麻の日常【とあるシリーズ】』に出てくる、天沢璃緒の日常を書いたものです!
わからない人は↑の題名で調べてみて下さいね!
璃緒ファンの人にオススメです!((そんなのいねーよ
内容としては、上条の恋シリーズのスピンオフです。超電磁砲《レールガン》みたいな物だと思っていただければよろしいです。キャラ紹介はハブきます。
書き方が違うかも!?だけど、よろしくお願いします!
次からスタートです。
- Re: 天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/24 21:10
- 名前: 禁書さん♪ (ID: 42vEC8Xu)
キーーン…コーーン……
チャイムの音が学校中に響く…。
「ではでは。上条ちゃんと、土御門ちゃんと、青髪ちゃんは補習ですから、残っていて下さいなのです!」
そう言って、補習者の名前を挙げた。
「あーあ……。インデックスに怒られるな。こりゃ…」
上条はショックなのか、疲れたのか、机につっぷせた。
「あはははぁぁ♪小萌ちゃんの授業♪」
相変わらず、青髪は嬉しそう(?)だった。
しかし、そんな青髪は上条から見れば
「気持ちわりぃ」
としか言いようがなかった。
「ではでは!補習者の皆さん以外はさようならなのですよぉ!」
タンッ…タン…
そのすぐに天沢は校門に向かっていた。
「……無能力者《レベル0》だから、補習を受ける有り様かぁ……。なんで無能力者なんだろ。幻想殺し《イマジンブレイカー》なんて言う能力《チカラ》があるのに……。詳しくは聞いてないけど…」
タンッ……
天沢は革靴の音を響かせて寮とは違う方向へ向かっていった。
ヴォォ………ン
異様な音が響く窓もドアもない暗いビルに1人の影があった。
正式には、聖人のような囚人のような男のような女のような……わからないような人と、天沢がいた。
「………なんと言うか……」
天沢は沈黙の中、口を開く。
『無様な姿であろう?』
異様な声で、不思議な人間は天沢に向かって言った。
「い…いえ。そんなワケでは……。アレイスター・クロウリー…」
そう、その不思議な人間とは、学園都市統括理事長アレイスター・クロウリーだ。
『ここに来たものは、皆、同じ目で見ているさ』
コポ…ッと音をたててアレイスターは喋り続ける。
『で……。どう言った要件だね…?天沢璃緒…』
「………上条当麻の能力《チカラ》について………です」
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.4 )
- 日時: 2010/12/26 11:22
- 名前: 禁書さん♪ (ID: cEkdi/08)
『ほう……。神浄の能力《チカラ》についてか……』
アレイスターはやけに興味深そうな顔をした。
「………はい」
『名前ぐらいは聞いたことあるだろう?』
アレイスターは天沢に問いかける。
「えぇ……。まぁ。たしか…幻想殺し《イマジンブレイカー》とか言う……能力です」
『キミが一番詳しいかと思っていたのだがね……』
「…詳しくは知りませんよ。私と上条当麻が出会ったのは幼稚園時代ですよ?そんな時に科学がナントカなんて言われても理解できないですよ」
天沢がムッとした。
『フフ………。案外そうでもないかもしれないが………』
「で……幻想殺し《イマジンブレイカー》って、何なんですか?」
天沢は少しいらだっているようだ。
『詳しくは知らないがね。幻想殺し《イマジンブレイカー》は、触れた物が異能の能力《チカラ》であるなら、全てを無効化する能力だ。しかし、神浄の場合は、右手で触れた物しか無効化できないらしいが………』
「そうですか」
ようやく質問に対し口を開いたアレイスターにこの一言だけで天沢は終わらせた。
「ありがとうございました。あ。あと……私がここに来たことは内密にしてほしいのですが……」
『何故かね?』
アレイスターは不思議そうに天沢を見た。
「………学校からの帰りですから」
天沢は、まさに小学一年生が言うような理由をアレイスターに向かって言った。
『…フフフ……。いいだろう』
アレイスターはまた笑った。
「では………」
天沢がそういった直後、一人の女性がフッと現れ、天沢を連れて消えていった。
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.5 )
- 日時: 2010/12/26 17:43
- 名前: 禁書さん♪ (ID: k0SCKDMV)
ガ……チャ
「た…だいま?なのかな……。それともお邪魔します?」
天沢はドキドキしていた。
「わわわっ?だぁれ!?とうまじゃない声!!」
天沢は聞き覚えのあるような声を聞いた。
「……インデックス…?」
ぼそッと天沢は呟いた。本人、懐かしくて、少しの間絶句した。
「あ…あなたは?」
天沢は我に帰ってその声の持ち主に聞いてみた。
「わたし?」
そう言いながらたくさんのチョコを口の周りに付けたシスターが這いずり出てきた。
「私はインデックス!!………あなたは?」
「私は…天沢璃緒」
「えーと…りおでいいかなぁ?」
インデックスは不安気に天沢に聞いてみた。
「うん。いいよ!!」
天沢は心良く答えた。
「……あのさ。インデックス」
「ん?なぁに?」
インデックスはもちゃもちゃとチョコをほうばりながらくるり後ろを向いた。
「上条君が帰ってくる前にその口の周りのチョコを拭いたらどうかな……って」
「あ!そうだね!いい所に気がつくんだね!」
そう言って、ティッシュを2枚重ねでとって、口を拭き始めた。
「い…いやぁ。上条君は昔から甘い物が好きだからね。ばれたら怒られかねないから……」
「あれ?りおはとうまと知り合いなのかな?」
インデックスは不思議そうな顔で天沢に質問してきた。
「あ…。うん。一応クラスメートだから」
「そうなんだ!」
インデックスは納得したようだ。
「まぁまぁ、玄関に立ったままは辛いだろうし、入っちゃっていいんだよ?」
インデックスは天沢をグイグイと部屋に入れた。
「あ…うん!ありがとう」
天沢がインデックスに礼を言った
そ の 時
「うぁぁ……ただいま………」
疲れ顔の上条が帰ってきた。
「あ!とうま!」
インデックスが明るい顔で上条を迎えた。今の上条とはすごく対照的だった。
「あ…ッ。上条君」
「…お?……あぁ。天沢か」
上条は一瞬ビックリしたようだが、すぐ元の顔に戻った。
「ねぇ。とうま」
インデックスが笑顔で上条を呼びかけた。
「ん?なんだ?」
上条はスニーカーを脱ぎながらインデックスに話す。
「なんで私以外の女の子がいるのかな?」
インデックスは笑顔のまま上条に問いかけた。笑顔なのだが、後ろには黒いオーラがもんもんとあるようだった。
「うッ!!そ……それは……」
上条はしどろもどろ弁解し始めた。
—数分後—
「……ふぅん…。小萌の命令なんだね!」
「…少しちがうがな」
上条はホッとした顔でインデックスにツッコミを入れた。
和んだ空気が流れていたその時だった。
グシャ!っと言う音が響いた。
それは、上条が踏んだ、チョコの包み紙だった。
「な……んでチョコの包み紙が?……まさかっ!!インデックスお前かぁぁ!!」
上条はすごい勢いでインデックスを睨んできた。
「ひ……ひいっ!ごめんなさぁーーい!お腹が空いてて……」
インデックスはいつもの言い訳《ヘリクツ》を言い始めた。
「しかもコレ、結構高かったチョコなのに!」
上条の周りに不オーラが出てきた。不オーラと言うのは、上条が不幸な時に出すオーラである。
「……だから言ったのに…」
天沢は呆れ気味に呟いた。
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.6 )
- 日時: 2010/12/27 12:52
- 名前: 禁書さん♪ (ID: D1ySZU7X)
「ったく、今度んな事したら冷蔵庫にガムテープ貼るぞ。マジ…」
そう言った上条の目は涙目だった。上条はその涙目のまま踏んだチョコの包み紙を見つめていた。
「ごめんなさぁい……」
インデックスも涙目だ。
「ま…。まぁ。夕ご飯にしよう?」
その場の空気を変えようと、天沢が別の話題に切り替えた。
「ご飯!!わーーい!」
さっきとは一編し、インデックスがピクリと反応した。
「……だな」
上条も納得したらしい。
「んじゃ、コンビニ行ってくる」
上条はそう言ってスニーカーを履こうとした。
「え?なんで?作るんじゃないの?」
天沢はビックリした。
「え?誰が作るんだよ?」
上条は天沢に問いかけた。
「え?それは私だよ」
天沢が答える。
「…いいのか?いきなりたよっちゃって」
上条はプチ罪悪感を感じているようだ。
「うん!いいよ。料理は得意だしね!」
天沢は得意気に言った。
「……んじゃ、頼む」
上条はあまりその気じゃなかった。
「ん……と。冷蔵庫……」
天沢はキッチンへ向かった。
「あんまりないぞ?」
「うん。大丈夫。『肝心な物』さえあれば」
「肝心な物?なんだそれ」
「うーん。例えば、野菜に、魚とか?料理できそう物だよ」
「あぁ」
「うぅん………上の方に届かない…!」
天沢は一生懸命背伸びをして冷蔵庫の上にある『何か』を取ろうとしていた。
「大丈夫か?」
上条がそう駆け寄った時だった。
「あ……れ?」
ぐらっと天沢が倒れかけた。
「え?」
上条も天沢もビックリした。
ポス………っとなにかに当たった気がして、天沢は振り向いた。
- Re:天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.7 )
- 日時: 2010/12/28 18:28
- 名前: 禁書さん♪ (ID: JOS6d.XR)
「え?」
「あ………え!?/////」
そこにいたのは上条だった。
「あ…!!あの…えっと……ごめん!」
天沢はテンパってしまい、思わず謝った。
「え?あ…あ…うん/////」
「あ……あのさ…」
上条がうつむいた顔で天沢に言う。
「…え?」
「そろそろ離れてくんない?///」
そう言った上条の顔は天沢から見ると赤く見えた気がした。
「あ…ッ!!ごめん///」
また天沢は謝った。
お互い顔が赤かった。
「じ……じゃあ…作るから……」
そんな会話を見ていたインデックスは
「むううう……!!」
と唸るくらいに不機嫌になっていた。お腹が空いてムカムカしているのか、天沢がやけに上条に親しかったので嫉妬しているのか………理由は不明だった。
そして数分たった。
インデックスお待ちかねのご飯がテーブルの上にずらりとある。
「わぁーい!食べていい?食べていい?」
インデックスは今にもがっつきそうな勢いである。
「うん。いいよ!」
「わぁーいッ!!じゃあいただきまぁーっす!!」
思った通り、インデックスは食べ物にがっついた。
「がっつくな。食べ物は逃げねぇから……」
上条はインデックスに対し、呆れ顔で言った。
その瞬間
「ごほっ!ケホコホ………」
インデックスが咳をし始めた。
「ほーら…。言わんこっちゃない」
上条の予想が的中したのだ。まぁ。上条にはインデックスの行動が大体わかるのだが………
何故なら、インデックスは大体、『食べる』 『噛む』 『がっつく』 etc. が主な行動なため、上条ではなくても、一緒に暮らしていればわかるものだ。
これから番外編にいきます!!
とあるシリーズの神、ふにゃ子さんと共同になるかも…!?
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