二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】
日時: 2010/12/24 07:53
名前: 禁書さん♪ (ID: k0SCKDMV)

こんにちは。またでた禁書さん♪です。
今回は私が書く一作、『上条当麻の日常【とあるシリーズ】』に出てくる、天沢璃緒の日常を書いたものです!

わからない人は↑の題名で調べてみて下さいね!

璃緒ファンの人にオススメです!((そんなのいねーよ


内容としては、上条の恋シリーズのスピンオフです。超電磁砲《レールガン》みたいな物だと思っていただければよろしいです。キャラ紹介はハブきます。
書き方が違うかも!?だけど、よろしくお願いします!


次からスタートです。

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Re: 天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.1 )
日時: 2010/12/24 18:55
名前: 禁書さん♪ (ID: MxRrFmUb)

私は———いつまで実験道具《おもちゃ》として……使われるのだろう……。

だれか………。私を…………助けて………助けてよ…………




—それは……科学側で言えば、二学期の始まりくらいのとある日…—


「こんにちは…。天沢璃緒です。よろしくお願いします」
教室に入ってきた天沢璃緒と言われる少女は自己説明を終えた。
「………?」
上条はそれを聞いて、首を傾げた。
あ……れは…?上条……当麻…?


「ではでは!天沢ちゃん!上条ちゃんの隣の席に着くのです!」
小さな小萌が声を張り上げて言った。
「あ…。ハイ」
天沢は低めの声で小萌に対して返事をした。
やっぱり……禁書目録《インデックス》の首輪《セキュリティーロック》代わりの…。


タン…ッ…タン…
天沢はシューズをすり減らすように上条の近くへ歩みよる。
「ん……?」
上条は眠そうな目をこすり、天沢を見上げた。 「……」
シーンと静まった教室に一つの声が響いた。
すぅぅ……

「よろしくね。上条当麻君♪」
天沢は心からの笑顔を上条に向けてだしてみた。

「え?え?あ…うん」
上条はすこし戸惑ったようだったが、一応返事した。
タンッ……タン…
またもやシューズと床のすり合う音が教室に響く。

なに?あの反応……仮にも、私は幼馴染なのに……覚えてないの?



Re: 天沢璃緒の 非 日常【とある上条の恋シリーズ】 ( No.2 )
日時: 2010/12/24 20:15
名前: 禁書さん♪ (ID: m/WW0M6t)

カタン……

「ではでは!さっそく本題に入っちゃうですよ〜!」

「本題…?」
本題と言う言葉の意味が、天沢達にはわからなかった。


「えぇと……じつは…そ…そのぉぉ……。だっ…」
今日の小萌はなんだかぎこちないようだった。
「なにつまってんだ?小萌先生は……」

「上条……君?」
天沢は上条に声を掛けた。
「えっ!?あ…あ…うん。オマエは?」
上条はさっきの自己説明を聞いていなかったらしい。
「アタシは、さっき言った通り、天沢璃緒だよ。璃緒とか……好きなように呼んで!」

「……んじゃ、天沢でいいか?」

「うん。いいよ」

「じゃ、これからよろしくな!天沢!」

「うん!上条君!」
そう、2人の会話が弾みつつある時だった。小萌が口を開いた。

「じっ…実は…ですねぇ……。二学期になって…転入生が増えたので……へ…部屋数が足りなくなって…ですね…男女が……同居しなくちゃいけないのです!!」

「…………」
その言葉を聞いた瞬間。クラスは静まり返った。

え……!?これはチャンスじゃない!!上条当麻が私を当てれば、インデックスに会える…!!でも、彼は不幸体質だから……引く可能性は0に等しいわけ…かぁ……。

「………!!」
土御門は天沢に気づいたのか、すごい形相で天沢を睨みつけた。

「——!?」
天沢は息をのんだ。
あ……あれは…!!土御門…?まさか…アイツもこの高校に…?上条当麻を探るために?


「とゆー事なので、男子から『クジ』を引いて下さいね!…じゃあ、落第生の上条ちゃん!アナタから引くのです!」

「はぁ!?小萌先生!!そんなぁ!!んなめちゃくちゃな理由で一番!?」
上条はびっくりした。確かに訳はむちゃくちゃなのだが。
「ほらほら!ぐだぐだ言わずに引いちゃうのですよ!」

ズボッ!
ムリヤリ小萌に手をつっこまされて、一瞬上条は驚いたようだったが、箱の中でクジを選びはじめた。
「………」

スポっ…

「さッてと……マシな人になったかな?」
期待気に席へと戻る。
ガタン……
静かな教室にイスの音が響いた。
「…………」
上条が席に着き、紙を開いた。そこには、
『天沢 璃緒』
と記されていた。
「…………ななっ!?なにぃぃぃ!?」
驚くべき事に、上条は天沢を当てたのだ。
「どうしたの?」
天沢は驚いている上条を覗きこんだ。
カサッ……
上条の握っていた紙を天沢は開いた。
「…これって……私…?」
天沢はそれを見た瞬間に絶句した。
「い…っ…いきなりすげーヤツを引いてしまった……これもある意味不幸?」
上条はワナワナしていた。
「…………」
天沢は未だに絶句している。
ま…さか……こんな事が……本当に起こるなんて……上条当麻……意外と幸運じゃない……。いや、私が幸運なだけ?

「ま…まぁ…。これから日常でよろしく…な…」
上条は苦笑いな顔で天沢に言った。
「あ…。あ、うん…」
天沢も苦笑いで答えた。



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