二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ONEPIECE -海姫- 建て直し!!
- 日時： 2012/03/13 12:58
- 名前： 朔良 ◆D0A7OQqR9g （ID: w0.JbTZT）
.
海に愛された不老不死の少女
700回目の夏を迎える時
海への道は開かれる
海に嫌われる悪魔の実
ただ1人海に愛されるその実を
〝ウミウミの実〟と呼ぶ
その実を食べた者は海に攫われて、
700年目の夏まで老い、死ぬこともできずに
——直に海に攫われる少女
海に愛されたせいで
人とともに死ぬ事が出来ぬ、
哀れな海の姫—
√建て直し完了
一度更新は止まりましたが立て直しという形でまたスレをたてさせていただきました。
更新を待っていた人たちには頭があがりません。
どうかまた、この物語とセナ、そして私を宜しくお願いします。
√本編【未完】
微原作沿いだがほとんどオリジナル。
少しエース寄りだけどエース〝落ち〟ではないので恋愛要素ほぼなしな連載。
>>1/>>2/>>3/>>4/>>5/
>>6/>>7/>>9/>>10/>>11/
>>12/>>13/>>14/>>15/>>16/
>>17/>>18/>>19/>>20/>>21/
>>22/>>23/>>24/>>25/>>26/
>>27/>>28/>>29/>>30/>>31/
>>32/>>33/>>34/>>35/>>36/
>>37/>>38/>>39/>>40/>>41/
>>42/>>43/
一度に読みたい方はこちら【>>1-43】
√前スレでお世話になったお客様
・。*星空姫*。・様/氷兎様/なまくら将汰様/ゆえ様/凪様/ハノ様/ランランルー様/葵様/何でも様/Aerith様/星兎様/霧火様/月那様/白樫様/莉央様/Dr.クロ様
.
- Re: ONEPIECE -海姫- 建て直し!! ( No.44 )
- 日時： 2012/03/23 21:15
- 名前： 勇騎那 （ID: L9PtbysF）
初めまして
小説の方読ませていただいている勇騎那—ゆきな—です。
とっても面白いです!!応援してます!!
- Re: ONEPIECE -海姫- 建て直し!! ( No.45 )
- 日時： 2012/03/27 11:29
- 名前： 葵 ◆m75LyNJ4TQ （ID: ZEuRnT3o）
立て直しお疲れ様です。
そしてお久し振りです！
これからしばし読んで参りますので、感想は後ほど……すいませんorz
- Re: ONEPIECE -海姫- 建て直し!! ( No.46 )
- 日時： 2012/08/04 12:50
- 名前： 朔良 ◆D0A7OQqR9g （ID: mxpCGH6q）
- 参照： あのね、
.
「——、は…？」
セラが、血を吐きながら崩れ落ちる。
嘘、でしょう。そんな、馬鹿なことが。セラが、セラ、が。
混乱のあまり、眩暈がする。誰？セラを、傷つけたのは、誰？
——私、だ。私の攻撃が、セラを。私が私が私が。私、が？
「……ああ……あ、あぁああ…」
「きみだよ。きみが、やったんだセナ。——きみが、やった。」
「………せ、ら…！ごめ、ごめん…っ」
私は、すぐさまセラを抱き起こした。
水龍と海の力。両方が合わさった攻撃が、セラを貫いたのだ。
べとりと手につく血。セラのお腹には、ぽっかりと穴が開いていた。
虚ろな瞳が、私を見上げる。涙が、こぼれた。
「……お姉ちゃんの、せいじゃない…」
「……っ違う！私のせいだ…！お願いだから、喋らないで！」
「………お姉ちゃ、」
私は、いつもそうだ。私の存在が、いつも誰かを傷つける。
いやだ。いやだいやだいやだ。リルも、ミルもセラも。
私が、傷つけた。殺した。セラだけは、生き残って欲しい。
私の命に代えてでも生き残って欲しい。
「いつか、きっと……」
「……セラ？傷に響くから、喋らないでよ…！」
「…いつか、平和な世が、訪れる…」
「…え？」
「皆が笑い合える、世界が、訪れる…。奴隷もいない、偏見や差別もない……皆が平等で、皆が愛し合える世界が、きっと……」
何を、言っているの？
セラが、意味のわからない言葉を口走る。
その言葉は酷くかすれていて、不安定だ。
「お姉ちゃん、もしも、生まれ変われるならば……、そんな、世界に、生まれ変わりたいね……」
「せ、ら…？何を言って……！それより、これ以上喋ったら死んじゃうって！何回言えばわかるの！？お願いだから…！」
「そうだね、死んじゃうかもしれない…。けどね、おれ、全然恐くない…。ねえ、約束だよ…」
「セラァ！もう、黙ってよーっ！」
「もしも、生まれ変われるならば、また共にあらんことを…」
何でよ。いいたいことだけいって、死ぬつもりなのかしら。
セラが、目を瞑ろうとしてる。寝るのはまだ早いわ、セラ。
目の前の男は、私が倒すから。逃げよう。
奴隷の生活なんて、もう終わるんだよ。逃げよう。
お願いだから、生きて、帰ろう。今は無き、蒼ノ国に…。
「……やく、そく…」
セラの、瞼が、完全に、おり、て。
「セラァアアァァァアアアァ！！」
ほうら、終焉。
.
- Re: ONEPIECE -海姫- 建て直し!! ( No.47 )
- 日時： 2012/08/04 13:55
- 名前： 月那 （ID: K4YD00a4）
立て直し したんですか！
更新がんばってください！(≧▽≦)ゞ
- Re: ONEPIECE -海姫- 建て直し!! ( No.48 )
- 日時： 2012/08/09 11:53
- 名前： 朔良 ◆D0A7OQqR9g （ID: mxpCGH6q）
- 参照： あのね、
「あーあ、死んじゃったね。君は、結局なにも護れないんだ。」
「……五月蝿い…！五月蝿い五月蝿い五月蝿い！」
「ふふ。何を言っているの？君はそんな暴言、吐ける立場にはいないよ。だって、君のせいじゃないか。確かに僕は見たよ。君の攻撃が弟君に……」
「うる、さ…」
忌々しい。何て忌々しいのだろう。私も、この男も。そうさ、私はなにも護れない。なにも、護れない。どうして私が生き残った？ああ世界は理不尽だとは思わないか。醜い私が生き残って、清らかな彼らが死ぬんだ。人間は、本当に簡単に死ぬね。少し力をいれただけで、死ぬんだ。彼らは何故死ななければいけなかったのだろうか。私のせいだ。私がいなければ皆が死ぬことは無かった。私も死のう。私も、死ねばよい。水龍を、自らの首につきたてた。水龍を握る手に、少し力を込めて、突きぬけば、終わる。終焉だ。
「……嗚呼、滑稽だねえ。実に滑稽だ。」
「……っ何を言って…」
「まあいいさ。さっさと死ねばいい。けれど、」
「本当に、死ねるのかなあ？」
意味が、わからなかった。しかし、その瞬間頭によぎったのは、なぜか、悪魔の実。蒼ノ国で、図書館を営んでいた翁の言葉を、思い出す。
〝この国にはね、ある果実が存在するのさ。小生も、昔むかぁしに聞いた話だが、その実を食べると——〟
恐ろしくなって、すぐさま水龍を首に深く深く突き刺した。激痛が走る。けれど。——嘘、だ。本来なら即死であるはずなのに、私は死んでいない。激痛は走っているものの、死ねない。水龍は自然系の能力者でも貫ける刀だ。実際自然系の能力者の敵につかったが、勿論死んだ。なのに、私は。
〝その実を食べるとね、不老不死になるんだ〟
「君の食べた実は、ウミウミの実。それを一口食せば、海に愛されてしまう、囚われの姫になってしまう。不老不死の、ね。」
「………………嘘、だ。」
「嘘じゃないよ。真実さ。」
「嘘。嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘……嘘だァアァアアアァアアァァァアア！」
死ねない。あの子たちを死なせてしまった私は、死ねない。
こんな始まり、望んでない。
この掲示板は過去ログ化されています。