二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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魔天使マテリアル〜短編集〜
日時: 2012/03/11 18:20
名前: ウサギ年 (ID: J0KoWDkF)

え〜と、2作目です。

ここではマテマテの短編集をやりたいと思っています。

リクエストのキャラクターやお話もお待ちしています!

見てくださったかたはできるだけコメントをもらえると嬉しいです♪

☆登場人物☆
今までのマテマテのキャラクター

みなさんが考えたオリキャラ

です!

ではっ★

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夏祭りへ行こう4 ( No.59 )
日時: 2012/04/05 21:14
名前: ウサギ年 (ID: Z28tGAff)

徹平が頼まれたものを買ってきて、夜になり、祭り本番となった。

サーヤは焼きそばを食べながら隣のレイヤに話しかけた。

「おいしいね、レイヤ君」

「ああ」

レイヤはサーヤにふわりと笑いかける。

思えばレイヤと夏祭りなんてきたことは初めてだと思った。

去年は、レイヤとけんかして、置き去りにして・・・雪成との思いでの

場所でもある。ということを思い出し、サーヤの顔は暗くなる。

と、ー

大きな花火が夜空へと上がった。

       ドーンッ

サーヤは去年泣きながらこの花火を見ていた。

涙でかすんでいて、サーヤの目にはっきり映ることはなくて。

「レイヤ君、きれいだね」

いつの間にかサーヤは泣いてしまっていた。

そう、去年はいろいろとつらかったのだ。

それを見たレイヤは胸が締め付けられるようでー・・・

まるで自分もそんな体験をしたかに思えた。

「サーヤ・・・」

レイヤはただ、そんなサーヤを慰める言葉も見つけられず、優しく見つ

めているしかできなかった。

花火はいつまでもいつまでも上がっては見事に散っていった。

Re: 魔天使マテリアル〜短編集〜 ( No.60 )
日時: 2012/04/05 21:49
名前: 優亜 (ID: GHOy3kw9)

 えっ! そっちでもかいてるんだ〜♪ 見に行ってみるね☆     すごっ!!!!!  完結してるの〜? そっちも、見に行ってくる〜!

Re: 魔天使マテリアル〜短編集〜 ( No.61 )
日時: 2012/04/06 20:25
名前: ウサギ年 (ID: dwViS6JR)

優亜へ
いつも来てくれてうれしい!
完結がめっちゃ早かったけど(笑)

夏祭りへ行こう5 ( No.62 )
日時: 2012/04/06 20:39
名前: ウサギ年 (ID: dwViS6JR)

花火も終わりには見事なラストを飾り、サーヤたちも興奮が収まらなか

った。

「いや〜すごかったな!京一郎!」

やはり一番はしゃぐのはお祭り大好き、徹平だ。

「そ、そうだな」

鳴神も淡く微笑む。

「徹平、うるさい」

「そうですよ。みっともない」

「中一になるのに」

レイヤ、志穂、千晶に痛い突っ込みを入れられ、涙目になる徹平。

「わ、わたしは徹平さんらしくていいと思うよ」

あわててサーヤはかばったが、周りは容赦ない。

「紗綾さん、あいかわらずやさしいですね」

「少しは見習ったら?」

「まったくだ」

さらにキツイ一言が次々と飛ぶ。

にぎやかに進んでいくと、サーヤはふと足をとめた。

「レイヤ君、金魚すくいやってみようよ」

「じゃあ、あたしもやってみようかな」

千晶も腕まくりをし、

「そうですね。せっかくですし」

志穂もいい、徹平と鳴神はぶらぶらしてくるといってしまった。

「じゃあ、やってみようか。あ、わたしとレイヤ君あとでするから、

 先にやっててくれる?」

「うん、いいよ。風見さん、まけないからね。」

「はい、こちらこそ」

ばちばち火花が散っている。

そう、サーヤがそうしたのは、レイヤが金魚すくいを知らないからだ。

それを知ってか、レイヤは黙っていた。

夏祭りへ行こう 5 ( No.63 )
日時: 2012/04/09 19:26
名前: ウサギ年 (ID: OHC2KpRN)

「それっ!」

「あ〜私だって!」

千晶と志穂は乗りノリノリで楽しんでいる。

そんな光景を微笑ましく見ていると、ふいにレイヤのことが気になっ

た。

そっと見ると優しい顔で見守っていた。

それを見てサーヤもふっと笑い、レイヤに金魚すくいを教えることにし

た。

「あのね、ポイっていうやつでね、うまく金魚をすくうの」

「なんだ、そのままだな」

「でもね、うまくコツをつかまないとすぐ破けちゃうよ」

そんな会話をしているうちに、千晶と志穂は終わったようだ。

「く〜同じかあ〜」

「来年は負けませんよ」

今度はサーヤとレイヤが入っていく。

「おや、お嬢ちゃんたちもしかしてカップルかい?」

おじさんがにこやかに話しかけてきた。

いきなりそんなことを言われ、サーヤの顔は真っ赤になってしまった。

「いえ、双子です」

しれっとレイヤは答えた。

「そうかい、残念だね。じゃあ、これ」

そう言ってサーヤとレイヤにポイを渡した。

さっそくすくおうとするが、意外と難しい。

サーヤは悪戦苦闘しているにもかかわらず、涼しい顔で次々とおわんへ

と入れていく。

ほとんど表情は変えないものの、それとなく楽しんでいる様子が伝わっ

てきて、サーヤも嬉しくなってしまう。

「レイヤ君、すごい・・・」

サーヤは3匹、レイヤは10匹ほどだ。

初めてには思えない。

(これ、ほんとに初めてなの?)

「サーヤーこっちこっち」

千晶が自分たちを呼んでいるのが見えた。


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