二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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魔天使マテリアル〜短編集〜
日時: 2012/03/11 18:20
名前: ウサギ年 (ID: J0KoWDkF)

え〜と、2作目です。

ここではマテマテの短編集をやりたいと思っています。

リクエストのキャラクターやお話もお待ちしています!

見てくださったかたはできるだけコメントをもらえると嬉しいです♪

☆登場人物☆
今までのマテマテのキャラクター

みなさんが考えたオリキャラ

です!

ではっ★

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Re: 魔天使マテリアル〜短編集〜 ( No.29 )
日時: 2012/03/27 22:08
名前: ウサギ年 (ID: FOn.NxJ9)


「おまえ、だれだ」

翔が警戒してたずねる。

女の人は怪しい瞳をたたえていった。

「わたし?わたしはエリー魔界の侯爵」

そしてサーヤとレイヤをみてにっこり微笑んだ。

「あら、王女様に王子様。ついでにあなた達も魔界へご案内いたしまし

 ょう」

「こいつ・・・!」

「光よ!悪を討つ鋭き矢となれ!」

怒りにまかせてレイヤは光の矢をはなったが。

それはかわされてしまい、

「そんなもの、あたらないわ」

エリーは攻撃をしかけた。

毒をもつ黒きバラよ、あのマテリアルたちを排除しなさい」

そのとたん、エリーの周りから赤いバラが姿を現した。

よく見ると花びらの真ん中に小さく歯が見えている。

「連、いくぞ」

「なにをする気だ」

「光の盾を二人で出す。一人より大きくなるしパワーも上がるはずだ」

「・・・わかった」

『光よ!万物を弾く盾となれ!』

あたりに二人の声が響き結界を作る。

「京一郎、やれ!」

徹平が叫ぶ。

「俺にやれるのか?」

「大丈夫だから」

意を決したように鳴神はうなずいた。

「雷よ!悪しき者をなぎ払え!」

       ザンッ

雷の大がまがあたりのバラをなぎ払った。

「サーヤ、今だ!」

「うん!」

「させるか!」

「火を噴く赤きバラよ、燃やしつくせ!」

「風よ!邪悪を払う旋風となれ!」

志穂の力で火はすべて消された。

「よし、俺たちの出番だな」

「ああ」

『火よ、一つとなりて炎となれ』

『炎よ!荒れ狂う獅子となれ!」

どう猛な炎の獅子がバラを焼き尽くす。

『炎よ!悪意を封じる檻となれ!』

炎の檻がエリーを閉じ込めた。

「サーヤさん、今です!」

Re: 魔天使マテリアル〜短編集〜 ( No.30 )
日時: 2012/03/27 22:25
名前: ウサギ年 (ID: FOn.NxJ9)


「うん!」

サーヤは破魔の旋律を奏でた。

母、綾香の形見のアーティファクトはサーヤの力で力を発揮する。

今、破魔の調べが奏でられ、エリーは悲鳴を上げる。

「きゃああああ!その笛をとめてええええ!」

だがその願いを聞き入れるわけにはいかない。

破魔の笛の力は絶大でエリーは自分が使役していたバラになり、霧散し

ていった。

「おわったな」


         ***

喫茶店グリーンに戻った。

草壁が料理の準備をしていた。

「あ、わたし手伝います」

「いいのかい?じゃあ野菜を切ってくれ」

全員力を振り絞りつかれきっている。

しばらくして料理ができあがった。

から揚げとサラダ、コーンスープなどだ。

「みんながんばったようだな」

がっついているマテリアルのメンバーを見ながら草壁は一人満足そうに

うなずいていた。

全員今日はくたくたですぐにねてしまった。

月曜日の朝は・・・ ( No.31 )
日時: 2012/03/28 13:05
名前: ウサギ年 (ID: 7gGQw8LV)


次の朝、報告をすませてサーヤたちは神舞町に戻った。

「あ〜あ、なんかつかれたね、志穂ちゃん」

「そうですね。だいぶ手こずりましたね」

そんなことを話しているうちに神舞町に着いた。

ウィンドミルに戻ると圭吾と耕平、伊吹が待っていた。

「ただいまです」

「あ、サーヤちゃんたちお疲れ様でした」

「どうだったか?うまくいったか」

質問がとんできた。

「はい、悪魔も無事に倒してきました」

「そうですか。それはなによりです」

「でもオレほかの町にもマテリアルがいるなんて思っていなかった」

「そうですね」

そうやって報告をすませる。

が、伊吹が口をはさんだ。

「今日は学校じゃないのか」

先生たちも含め、全員あっという顔になる。

「あ〜忘れてた!」

「俺宿題やってないし!」

「サーヤさん、レイヤ君、早く学校に行きましょう!」

悲鳴や叫びが響く。

伊吹は一人やれやれという顔をしていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

        END

次はサーヤとレイヤが初めて?プールに行く予定です。
また見てくださいね☆



サーヤとレイヤ、初めてプールへ行く ( No.32 )
日時: 2012/03/28 13:26
名前: ウサギ年 (ID: 7gGQw8LV)


夏休みのある日、サーヤがいつものように店の手伝いをしていると、伊

吹が声をかけた。

「夏なんだから、レイヤとプールにでも行ってきたらどうだ」

そういえばとサーヤは振り返る。

去年の春にレイヤと出会ってからすぐにレイヤは体を奪われてしまい、

冬に近いころにようやく取り戻したのだった。

思えばレイヤはこっちの世界にきてから夏の暑さも感じていなかったこ

とになる。

「あ、レイヤ君プールに入ったことなかったよね」

「そういえばサーヤはそんなことやってたな」

「今から一緒に行こうよ!」

というわけでプールへ行くこととなった。

          ***

「着いたよ、レイヤ君」

サーヤはレイヤに声をかけた。

神舞町民プール。

よくあるごくふつうの市民プールみたいなものだ。

「レイヤ君、そっちで着替えてきてね」

支払いをすませ、サーヤがいう。

「わかった」

しばらくして着替えもすみ、いざ、プールへ!といったところだが。

「レイヤ君、どうしたの?」

「・・・静かな場所はないのか」

「あっそうだったね」

サーヤは苦笑いを浮かべる。

レイヤは騒がしいのが嫌いだったからだ。

もともと一人静かに読書をしているほうが性にあっているのだ。

と、サーヤの目にうつったのは、ある人だった。

レイヤが泳ぐ!? ( No.33 )
日時: 2012/03/28 13:44
名前: ウサギ年 (ID: 7gGQw8LV)


「千晶ちゃん!!」

サーヤがかけよる。

「あっ、サーヤ。きてたんだ」

レイヤは顔が死んでいる。

「レイヤさあ、もっと楽しそうにしたらどう?せっかくサーヤがつれて

 きてくれたんだし」

「うるさい」

サーヤは自然に笑顔になる。

二人がやり取りをしているのがうれしいのだ。

「千晶ちゃん、よかったら一緒に遊ばない?」

「あ、ぜんぜんオッケーだよ」

「やったあ!」

           ***

いよいよプールに着いた。

レイヤがサーヤに質問する。

「サーヤ、なんでそんなもん持ってるんだ?」

サーヤは恥ずかしそうに後ろへ隠してしまった。

「わ、わたし泳げないから浮き輪・・・」

「ということだよ。レイヤ」

「お前に聞いてない」

千晶はレイヤにある疑問をぶつけた。

「レイヤさあ、4月にすぐ転校したじゃん。あたしたちレイヤが泳いで

 るとこ見たことないんだよね」

サーヤもレイヤもしまったという顔になる。

(どうしよう。レイヤ君泳げるかな・・・)

(僕、泳いだことなんてないんだけど)

「じゃあ、やってよ」

水につかったものの、レイヤはどうしていいかわからない。

(周りがやっているようにやればいいのか)

とりあえずやってみることにした。 


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