二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.266 )
日時: 2011/04/07 13:29
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「おい・・・。それって何気に酷いぞ」
シリウスは言いました。
「そうかな?私だったら・・・」
いちごはシリウスの背後に居る人物を見て言葉を失ってしまいました。
「どうした?」
シリウスは全く気付いていません。背後に居る人物はシリウスを見下ろして言いました。
「パッドフット。僕のプリンセスがお世話になっていたようだね。でも君には少しお仕置きが必要なのかな。僕のペットの犬として宮殿に居たはずだったのに勝手に抜け出して森で生活しているなんて・・・。僕と結んだ約束を覚えてる?僕の言うことは絶対に聞くって。それを無視していることになるよ。その上プリンセスと2人きりなんて何処の誰がそんなことを許したの?ワンコのくせに・・・。ちょっとこの湖で冷静になってからプリンセスに会いに来な」
リーマスはそう言うとシリウスを湖の中へ魔法で飛ばしてしまいました。いちごはビックリです。まさかリーマスが来てくれるとは思っていませんでしたからね。
「リーマス・・・」
いちごは言いました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.267 )
日時: 2011/04/07 13:39
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「聖夢にいちごちゃんが居ないって聞いて探しに来たんだ。宮殿に帰ったら僕の部屋に来るんだよ」
リーマスは言いました。
「う、うん」
いちごは言いました。
「それじゃあ宮殿に帰ろうか。僕が一緒に居るから大丈夫だよ。だけどケガされると困るからね。おいで・・・」
いちごは気がつくとリーマスに抱き上げられていました。リーマスの腕の中は暖かくていちごは落ち着いていきました。するとリーマスは手を伸ばしていちごの背中をポンポンと叩きました。
「リーマス・・・?」
いちごは言いました。
「少し寝ていると良いよ。顔が疲れているからね。これから色々なことがあるんだから寝ていたほうが後で集中してそのことに取り組めるよ。さぁ良い子だからお眠り」
リーマスが言うといちごは落ち着いて眠ろうという気になってリーマスの腕の中で眠り始めました。そんないちごを抱きしめているリーマスは優しい気持ちになっていました。さてさていちごとリーマスの関係にはこれから何があるのでしょうか?

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.268 )
日時: 2011/04/07 16:16
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

宮殿に帰るといちごはスイーツ王子の3人に談話室へ連行されてしまいました。行き成り居なくなってしまったのですからそりゃ心配になりますよね。
「ごめ〜ん」
いちごは言いました。
「天野!俺たちがどれだけ心配したと思ってるんだよ!お前は最近になってから勝手に外に出て行きすぎなんだよ!少しは俺たちの気持ちも考えろよな。天野が1人で行動されると迷惑なんだよ!」
真は言いました。
「・・・」
いちごは俯いてしまいました。3人に心配をさせたのは分かっている。けれどそれは自分の気持ちを落ち着けるためにしたこと。それを分かっていないのはもう信じられない。すると五月がいちごに近付きました。
「樫野の言うとおりだよ。僕らはすごく心配したんだ。いつも言ってるけど何かあったのなら話してほしいな」
五月はいちごの手を握りながら言いました。
「ごめん・・・。心配させて・・・」
そう言うといちごは談話室からダッシュで出て行きました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.269 )
日時: 2011/04/07 16:24
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

いちごは談話室から出ると廊下を走って行きました。走っている途中で何人の執事やメイドとぶつかったでしょう?しかし注意する者は1人も居ませんでした。何故ならいちごは泣いていたからです。
「・・・そうだったんだ」
いちごはリーマスの部屋に居ました。そして何があったのか全て話したのです。リーマスはいちごの手を握って落ち着かせながら話をちゃんと聞いていてくれました。
「もう此処には居られない・・・」
いちごはそう言うとリーマスの脇を通り過ぎてドアの方に走って行きました。
「ちょっと待った!」
慌ててリーマスはいちごの腕を掴みました。
「離して!私のことなんか何も分かってないのに!」
いちごは抵抗しながら言いました。
「いちごちゃん、落ち着きなさい!」
リーマスは言いました。
「離して!私の気持ちなんかリーマスに分かる訳ないのに!」
いちごは言いました。
「いちごちゃん!」
リーマスは言いました。
「もうリーマスなんか大嫌い!」
いちごは言いました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.270 )
日時: 2011/04/07 16:33
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

その瞬間です。リーマスはいちごの腕を引っ張って自分の腕の中に収めました。いちごは驚いて抵抗をします。
「離して!私の事なんか分かってないくせに!」
いちごは抵抗しながら言いました。
「いちごちゃん!」
リーマスは必死にいちごに声をかけます。
「離して!離して!!リーマスになんか同情されたくない!」
いちごは叫びました。
「いちご!」
リーマスも声を張り上げました。
「私の事なんか分かってくれないのに分かりきっているようなことを言わないでよ!」
いちごは言いました。
「いちごちゃん・・・」
リーマスの声色が低くなったのでいちごはビクッと体を震わせました。今までリーマスの怒っているような声は聞いたことが無かったのです。
リーマスは自分が持っている力を最大限に出していちごをきつく抱き締めてやりました。するといちごの目からは大粒の涙が零れ落ちました。


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