二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 恋心 【学園アリス】
- 日時: 2010/03/05 20:18
- 名前: ☆優羅☆ ◆O8BEyM9H$Y (ID: TEtEJYHD)
こんにちは!!クリックさんくす♪
ルール(?)
1荒らし&チェンメなどを乗せる人は来ないで下さい。
2ド下手ですがご了承ください。
3コメを下さい。
4不快になる言葉はやめて下さい。
5キャラ崩壊が嫌な人は戻ってもらって構いません。
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オリキャラ募集用紙>>7
☆お知らせ☆>>18、>>59
登場人物>>1
第一話>>2,>>3,>>4
第二話>>8,>>9,>>10,>>11,>>12,>>14,>>15,>>16,>>17>>19,>>29,
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- Re: 恋心 【学園アリス】 ( No.8 )
- 日時: 2010/02/05 20:45
- 名前: ☆優羅☆ ◆eebUBQUJ$Q (ID: TEtEJYHD)
第二話
ピピピピピッッピピピピピッッ
バンッ!!
「ん〜〜!!煩い!!」
私は目覚ましを止めた。
そして昨日みたいにならないように急いで着替えて、教室へ行った。
「おはよっ!!」
私は蜜柑と蛍に挨拶した。
「おはよ〜!!」
蜜柑はにこやかに挨拶してきた。
蛍は私が少ないお小遣いの中で頑張って渡した、7000円をちゃんとあるか数えるのに
夢中で気づいてなかった。
私は7000円という多額のお金(私にとっては)が無くなった寂しさと蛍への呆れが入り混じった
複雑な気持ちで席に座った。
「あら、達瀬さん。おはよう。」
そう言ってきたのは、正田 スミレ SYOUDA SUMIRE。
あだ名はパーマ。由来は髪の毛がクルクルパーマだから。(蜜柑命名)
犬猫体質のアリスの持ち主。アリスを使うと嗅覚、直感力、走力が犬、猫並みに発達し、
ヒゲが生え、四脚歩行になる。
ちなみに、棗、ルカ、風峨のファンクラブ会長でもある。
「あっ!!パーマ……おはよう。」
「誰がパーマよ!!」
ひ〜〜……!!パーマ……コワっ!!
パーマはフンッと言いながら、甘ったれた声で棗とルカくんの元へ走って行った。
「あっ!!亜柚梨ちゃん!!」
「おはよ〜!!」
ニコニコしながら挨拶してきたのは、小笠原 野乃子 OGASAWARA NONOKOと
梅ノ宮 アンナ UMENOMIYA ANNA。
野乃子ちゃんは不思議な薬のアリスの持ち主。色々な薬を調合したり、作り出したりすることが出来る。
そして、アンナちゃんは不思議な料理のアリスの持ち主。
料理を作るとなぜかしゃべったり、動いたりと不思議な副作用のあるものが出来てしまう。
二人とも優しくて、ほのぼのしてて……ちょっと天然!?
「野乃子ちゃん、アンナちゃん!!おはよう〜!!」
私はニコニコ挨拶した。
- Re: 恋心 【学園アリス】 ( No.9 )
- 日時: 2010/02/05 20:50
- 名前: ☆優羅☆ ◆fC2QzF3g$z (ID: TEtEJYHD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14130
ガラッ
ドアが勢いよく開いた。
「おい!!亜柚梨!!」
「あっ!!お兄ちゃん!!」
そう、ドアを勢いよく開いたのは私のお兄ちゃんこと、達瀬 風峨だった。
お兄ちゃんは万物のアリスの持ち主。
何でも触ることが出来る(空気でも)。
それと反対に触りたくないと思えば、通り抜けることも出来る。
意地悪(私にだけ!!)だけど、(他の人には)優しいから初等部の女の子にも
高等部お姉さま方にも大人気なんだ。
だけど、私にはどこがいいのかさっぱりわからない。
「きゃぁぁぁぁぁ!!風峨先輩よ〜〜!!」
さっきまで棗とルカくんのところにいたパーマがお兄ちゃんに気づいてこっちに来た。
すると、パーマの声でお兄ちゃんに気づいてしまった、女子がドドドドッッと雪崩のように押しかけてきた。
わわっ!!コワっっ!!
私は雪崩に巻き込まれないように逃げた。
その中には本当は岬先生が好きなはずの野乃子ちゃんとアンナちゃんまでいる。
岬先生は植物作りのアリスの持ち主。新しい品種の植物を作ることが出来る。
鳴海先生とは違い、硬派で真面目な性格。そして心配性。
しばらくして、お兄ちゃんはアリスを使って皆をまいて帰ってきた。
「ふぅ〜……」
「お兄ちゃんも大変だね……」
私は気を使ってそう言ったのに……お兄ちゃんは
「まぁな。お前と違って俺はモテるからな。」
と言った。
カッチ〜ン……
私はお兄ちゃんの言葉に流石にムッとした。
「ふ、ふん!!あたしだってモテるんだからね!!」
私は全然そんなこと無いのに意地を張ってフイッとお兄ちゃんから顔を背けた。
「あっ……怒った??……悪かったな……」
私はお兄ちゃんのほうを向いた。
「……別にいいよ……」
私がそう言った後、蜜柑がトテトテと歩いてきた。
- Re: 恋心 【学園アリス】 ( No.10 )
- 日時: 2010/02/05 20:58
- 名前: ☆優羅☆ ◆6Rsfupua$l (ID: TEtEJYHD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14130
「おっ……蜜柑じゃん!!」
「風峨先輩……相変わらず人気やな〜……」
「そうか??蜜柑のほうがモテるだろ??コイツと違って。」
お兄ちゃんは私のほうをニヤッと笑いながら見た。
やっぱり……ム〜カ〜ツ〜ク!!!!
「そ、そんなことあらへんよぉ〜!!」
「うそつけっ!!蜜柑、可愛いじゃん!!」
お兄ちゃんはそう言って蜜柑を抱き上げた。
お兄ちゃんは私よりも蜜柑が好きだと思う。
たまに寂しいなって思うときもあるけど、もう慣れた。
そして私は最近気づいたことがある。
それは……お兄ちゃんは蜜柑のことを妹みたいではなく、恋として好きなんだってこと。
もともとお兄ちゃんはロリコンっぽいとこあるから、わかる。
まぁ、蜜柑は女の私から見ても可愛いからお兄ちゃんが好きになるのも分かるけど……
ちょっと……複雑かも……
「なぁ、あれって……初等部唯一の幹部生っていう……日向 棗??」
お兄ちゃんは私が考えているのをよそに棗を指差して言った。
「そうだよ??なんで??」
「いや……俺をメッチャ怖い顔で睨んでるからよ……」
私は棗を見た。
すると、棗と目が合った。
私はバッと目を逸らす。
私の反応を見ていたお兄ちゃんはニヤッと笑った。
「何……??」
私は嫌な顔をした。
するとお兄ちゃんは小声で……
————お前……アイツのこと好きだろ??————
そう言った。
私は顔がボボッと熱くなるのを感じた。
そうなの……私、実は棗のこと好きなんだよね……
蜜柑が転入してくる前から……
- Re: 恋心 【学園アリス】 ( No.11 )
- 日時: 2010/02/05 21:11
- 名前: ☆優羅☆ ◆H9l.BTvos (ID: TEtEJYHD)
———2年前———
〔亜柚梨9歳、初等部A組〕
「お前、宝石出せるんだって??」
「アリス、使えよ。」
「アリス、つかわねぇと……どーなるかわかってるよな??」
当時、(今もだけど……)私のアリスは珍しくて、よく中等部の悪い人たちに脅されてた。
「……や、やめてください……アリス、なんか……使いません!!」
私はその時すでにアリスをコントロール(力を制御)することが出来た。
いつもなら、私は案外運動神経がいいので逃げるんだけど……今回は追い詰められてしまった。
「へ〜……でも、ど〜するの??逃げられないよ〜??」
「ここは人通りも少ないから助けもこないよ〜??」
「早くアリス使おうよ!!お・チ・ビ・ちゃん♪」
中等部の悪い人たちはジリジリと私に迫ってくる。
だけど、私は絶対に渡さないと心に決めていたので怯まなかった。
「こいつ……意地でも渡さない気だな……こっちが下手に出でりゃいい気になりやがって……」
中等部の悪い人たちの中の一人が怒って私の首を絞めようと手を伸ばした……
その時……
「……うっせぇ……年上が年下相手にまぢになってんじゃねぇよ……」
棗が木の上から怒ったような声を出した。
「なんだ!?!?誰だ!?!?」
「どっから声が……」
「…………」
中等部の悪い人たちは棗が木の上にいるのに気づいてないらしい。
「ココだ。ばっかじゃねぇか??お前ら。」
棗はトンッと木の上から降りてきた。
「あっ!!お、お前は……」
「初等部で唯一幹部生の……日向 棗か!?!?」
「なんで……お前が……」
そういえば……なぜ、こんなに棗が有名かってことを言い忘れてた。
それはご存知の通り、棗は顔がカッコイイってこともあり、有名(人気)でもあるんだけど……
憎まれたりもする(主に中等部男子)。
その理由は棗が“スペシャル”だからである。
“スペシャル”とは何か。それはこのアリス学園には“星階級”と呼ばれるものがあり
日ごろの行いやお小遣いに影響してくる。
いわば、自分のレベルみたいなものだ。
“星階級”には下から星なし、シングル、ダブル、トリプル、スペシャルとランクがある。
お小遣いは、星なし:500円、シングル:3000円、ダブル:5000円、トリプル:10000円、
スペシャル:30000円となる。
それで、棗は中等部でもほとんどなれない“スペシャル(幹部生)”なのだ。
だから、部屋も凄く広くて、ご飯も凄く豪華なのだ。
「……人が気持ちよく眠ってるのに……邪魔すんじゃねぇ!!」
棗は眠りを妨げられたことにそーとう怒ってるらしい……
「はっ!!知ったことか!!」
「ほんとだよなっ!!俺らはお前よりこの子とお話しすんだよっ!!」
「行こうぜぇ〜!!」
中等部の悪い人たちが私を連れて行こうとした。
ボボボッッッッ
棗が使ったアリスの火が私を除く中等部の悪い人たちの周りを囲んだ。
「うぉ!?!?」
「危ねっ!!」
「あっちぃ〜!!」
中等部の悪い人たちは突然のことに驚いていた。
「……行くぞっ!!」
棗はそう言って、私の手を引っ張った。
「わっ!!」
私は一瞬よろけたが、すぐに体勢を立て直して棗について行った。
背後で中等部の悪い人たちの声がしたが、しだいに遠のいていった。
何処行くんだろ……
しばらく走って、着いたのは……初等部校舎の裏だった。
「……ここまでこれば大丈夫だろ……」
「……あ、ありがとう……」
私は緊張しながらお礼を言った。
「……別に……お前の為じゃねぇ……」
棗はそっけなく言った。
「そ、そっか……」
私がそう言うと、棗はサッサと何処かへ行ってしまった。
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- Re: 恋心 【学園アリス】 ( No.12 )
- 日時: 2010/02/05 21:17
- 名前: ☆優羅☆ ◆Px/T85ll$w (ID: TEtEJYHD)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14130
それが……私の恋の始まりだった。
「……おいっ!!何、ボーッとしてんだ??」
お兄ちゃんがニヤニヤして言った。
ムッ……私だって!!仕返しだ!!
私はそう思って、お兄ちゃんの耳元で言った。
————お兄ちゃんだって……蜜柑のこと、好きでしょ??————
私の言葉を聞いて、お兄ちゃんは固まった。
「フフッ……図星でしょ??」
私はニヤッと笑った。
「……な、なんでお前そのこと……」
お兄ちゃんの顔は真っ赤だった。
皆がこんなお兄ちゃん見たら……驚くだろうな……
「……お兄ちゃん見てたらわかるよ!!」
私はニコッと笑った。
「そ、そうか・・・」
お兄ちゃんは戸惑っていた。
「……そういえば、風峨先輩何しにきたん??」
お兄ちゃんに抱かれたままだった蜜柑が最もなことを言った。
「……たしかに……何しにきたの??まさか私たちの(蜜柑の)様子を見に来ただけなんて言わないでよ??」
「バカ言うなよ……次の授業、能力別クラスだろ??だから……あ〜〜!!」
え??何??まさか……
「……もう授業始まってんじゃん!!」
やっぱりね……しっかりしてるように見えて抜けてるんだから……
そう、とっくにチャイムは鳴っていた。
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