二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケスペ ALL COLOR‘z
日時: 2010/01/19 16:29
名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
参照: あれ…なんか戻ってきてる…

なんか戻ってきてる\(^o^)/ やった!!
とりあえず続きはこれで書いてみる!!

カラーの絵↓
1、http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?300596
2、http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?300759
3、http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?301316

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Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.5 )
日時: 2009/12/25 15:07
名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
参照: 只今修正中…

「! あなた…だぁれ?」
少女は怯える様子もなく、トコトコとシルバーに近づいてきた。
「…どうしてこんな所にいる。」
「へ? ここがお家だからだよ?」
どうしてそんな分かり切ったことを聞くのか、という顔で首を傾げる少女。
「…名前は。」
「んとね、カラーてゆうの。こっちはね、シアとフィア!」
カラ−と名のった少女が、さっきまで抱えていたポケモンを紹介する。
「ここに居るのは、お前たちだけか?」
「んーん。まだまだたくさんいる…あ、帰ってきた。」
突如— 空から三つ、何かが降ってきた。
【ほう…珍しい客人だな。】
【この少年は、君が選んだ子だろう?】
【って、カラー!!なんで人間と勝手にしゃべってんだよ!!】
「ごめんね、パパ、ライくん、スイちゃん。でもこの人いい人だよ。」
【そういう問題じゃねぇ!!】
「……エンテイ、ライコウ、スイクン…」

Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.6 )
日時: 2009/12/25 15:09
名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
参照: 只今修正中…

少女が話していたのは、ジョウト地方ではかなり有名な、伝説のポケモンだった。
【久しき客人よ。我が娘に何ようか?】
【エンテイ、話が唐突すぎるよ?】
【つーか、離れやがれ!俺のカラーにさわんじゃねえ!!】
【『誰がお前のだ』】
上から順にエンテイ、スイクン、ライコウで会話してます。
「もー、ケンカはメッ! だよ!」
カラーが3匹を叱ったとたん、3匹はピタっ、と止まった。
「(なんなんだ…いったい…)」
【ご、ごほん。取り乱してすまなかった、客人よ。】
【まぁ、昼食にでも致しましょう。】
スイクンに勧められるまま、シルバーは(強引に)昼をともにした。

「おいしかった♪ごちそぉさまぁ!」
「…ごちそうさまでした。」
昼食が終わり、カラーはどこかへ行ってしまった。
「…エンテイ…。」
【何が聞きたいのか、わかっている。—話そう】

Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.7 )
日時: 2009/12/25 15:10
名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
参照: 只今修正中…

「……。」
シルバーは、ある程度のことを察していた。
【あの子は、13年前人間の親に捨てられた。】
「っ!!」
シルバーはショックを受けた。自分はさらわれた身。自分はそうなのかわからないが、
ブルーように親は探し続けてくれていると思ってたからだ。
【あの子は、シンオウ地方の雪原の中に居ました。】
【泣くこともせず、目を大きく開きながら、一つのタマゴを抱いてやがった。】
「…シンオウ地方…?」
スイクンの言葉の中にあった、聞きなれない地方。
カラーが抱いていたポケモンは、その地方に居るのか、と思った。
【シンオウは、北の方にある地方だ。我らは旅の途中、あの子を拾った。】
【あの子の虹色の髪は、僕たちの君主にそっくりだったからね。】
「ちょっと待て、虹色の髪だと?」
おかしい。さっきまであの少女は茶色い髪の毛を、
無造作に顔が見えるか、見えないかぐらいまで垂らしていた。
【あぁ、そっか、あいつまた泥遊びしてやがったんだな—…】
「スイちゃぁぁん!!」
ドンっ、とスイクンにぶつかるカラー…+二匹。
【カラー?あぁこんなに汚れてしまって…。洗いに行きましょう。】
「うん!よいしょっ、と」
「…!! 待て!!何を—」
バサッ シルバーの制止も虚しく、≪少女≫の衣服は地面に落ちた。
※カラーは横向きより少し斜め気味(シルバーから見て背中)

【ばっかやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!】
すかさずライコウが、カラーをどこかへ連れ去っていった。
【…あの子には羞恥心というものを覚えさせなければいけませんね…。】
スイクンもどこかへ駆け去って行ったあとも、シルバーは硬直していた。 顔を真っ赤にして。
「(ごめんなさい…姉さん…俺はゴールドのような奴にはならないと誓ったのに…。)」
【すまなかった、…本題に入るとするか。】

Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.8 )
日時: 2009/12/25 15:13
名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
参照: 只今修正中…

「…どうして、あいつはポケモンと話せる?」
【それがあの子の力なのだ。】
「それはわかる。だが、どうして『俺にまで』聞こえるんだ。」
いつもの癖で、つい睨みをきかせてしまったシルバー。
エンテイは物怖じもせず、静かに口を開いた。
【我々からそれは言えぬ。だが、あの子は汝と同じ運命を背負う。】
「…何だと。」
【あの子には、いくつもの試練が待っている。避けることのできない、強大な試練が…。】
愁い顔でそう言うエンテイ。
「…何をすればいい。」
【あの子を、カラーを汝とともに連れて行ってくれ。我々は伝説と呼ばれる身。
…あの子とともに行くことはできぬのだ。】
「…わかった。カラーは俺とともに連れていく。」
【礼を言うぞ客人。 …戻って来たようだ。】
エンテイが指さす方向に居たのは、 さっきの少女…のはずだった。

Re: ポケスペ ALL COLOR‘z ( No.9 )
日時: 2009/12/25 15:15
名前: 妃女癒 ◆Z6wPqy6LAk (ID: bL5odoON)
参照: 只今修正中…

虹色の髪…いや、本物の虹とは違う。あれはまるで…
「虹色の羽…」
「おまたせー、ってなぁに?シルバー?」
先ほどに自己紹介を済ませていたため、シルバーと呼んでいるカラー。
「どしたの?お熱あるの?」
コツン っと、額同士がぶつかる。
シルバーに見えたのは、自分とは違う、白銀の眼だった。
「……ハッ! な、何を!!」
やっと正気に戻ったシルバーは、先ほどまでではないが、頬を赤く染めた。
「うん!お熱ないね、よかった♪」
ニコッと笑うカラー。シアとフィアが、怒っているように見えるのは気のせいか。
【カラー。】
「? なぁにパパ?」
【お前はあの少年とともに旅立て。】
「……え」
突然のことに呆然とするカラー。
そこに居た者たちは、泣かれるのを覚悟していた。
        一匹を除き

「ん、わかった!行ってくるね!」
サラッと返事をするカラー。悲しむ様子は微塵もなかった。
【いい子だ…さすが我が子。】
「そ、そんなに簡単に決めてしまっていいのか?」
「うん!」
呆れ半分、驚き半分。は、シルバー。
【いやだぁぁぁぁぁ!!行かないでくれぇぇぇぇぇ!!】
【いっそのこと結界に閉じ込めて、僕だけのものにっ…!!】
「そんなに悲しまなくても、すぐ会えるよぉ。」
悲しむ・親バカを通り越して、もはや病んデレのライコウとスイクン。
…変態ともいうか?

「じゃあ、行ってきまーす♪」
【怪我すんじゃねえぞぉぉぉぉ!】
【食事はちゃんととるんですよぉぉぉ!】
ライコウとスイクンは、エンテイの炎によって遠くから見送った。
【気をつけてな、いざとなったら≪使う≫んだぞ。】
「うん、わかってるよパパ。」
【シルバー殿も道中幸あらんことを…】
「…ありがとう。娘は護って見せる。」
【感謝する。】

こうして、シルバーと共に旅立ったカラー。
運命の歯車は動き始めたばかりだった—


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