二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン 〜世界大会での試練〜
- 日時: 2010/02/03 20:49
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
初めまして、レッドです。このたび、イナズマイレブンの小説を初めて書くことになりました。
主人公は立向居勇気です!勇気の幼馴染も描かれます。勇気がどのようにして選ばれたのか知りたい方もいるでしょうが、実は彼の大ファンでもあってか書いてみたいと思うようになりました。
今回はフットボールフロンティア・インターナショナルが行われるということもあってか、イナズマイレブンの小説を書いてみたいと思って決めていました。
円堂守や鬼道、吹雪などのお馴染みキャラクターも登場!!頑張って書いていきます!!
勇気視点によるオリジナルストーリーを読みながら楽しんでいただけると嬉しいです!(笑)
これからも頑張って書いていきたいと思います!コメントも大歓迎です♪
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- Re: イナズマイレブン 〜世界大会での試練〜 ( No.33 )
- 日時: 2010/02/06 20:51
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
そう思っているうちに直毅兄さんはさっさと2階に上がってしまった。そんな彼を見た母さんは思わず溜息をついた。
「まったく、もう・・・直毅ったら、何しているのかしらね。そういうところは父さんに似たのかもね」
確かに・・・父さんもかなり、酒を飲んで帰ってくることもあったからなぁ〜それで、直毅兄さんはその影響を受けて飲むようになったのではないか。
「まあ、直毅兄さんの気持ちが分からないほどじゃないけれど・・・俺は兄さんらしく生きてほしいと思ってるんだよ」
その言葉を聞いた母さんはコクッと頷き、すぐに話し始めた。
「直毅は父さんに似たのかしら・・・」
「たぶんね・・・酒を飲み過ぎるところがね」
俺は苦笑しながらも溜息をつき、台所に行って食べ終えた夕飯を下げたのだった。
- Re: イナズマイレブン 〜世界大会での試練〜 ( No.34 )
- 日時: 2010/02/06 21:01
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
2階にある直毅&勇気の部屋
部屋のドアを開けて入った俺は缶ビールを飲んでいた直毅兄さんを見てビックリした。
「ちょ・・・ちょっと待てよ、兄さん!居酒屋で飲んだんじゃなかったのか?」
「ああ、勇気か・・・まあな。確かに飲んだよ・・・でも、何か不安になってきそうだったからさ」
そう言って答えた後、直毅兄さんは缶ビールを煽って飲んだ。
不安か・・・それで直毅兄さんはそう言うのにとらわれていたのか。何となく分かるような気がする・・・
「あのさ、兄さん・・・さっきの話の続きだけど」
「ああ、雷門中の監督から電話があったっていうヤツか・・・それで?」
直毅兄さんは缶ビールを飲み干した後、ゴミ箱に捨てて言った。それに対し、俺はコクッと頷いた。
「俺さ、東京に行っても良いのかな・・・雷門中の監督に呼ばれたってことは何かありそうだから行くしかないんだよね」
その言葉を聞いた直毅兄さんはフッと笑って言った。
「バーカ、そんなこと気にしてんならさァ・・・直接、行けば良いじゃねえか」
直接、行けばいいか・・・そうだな、今はそんなことを考えている場合じゃない。
- Re: イナズマイレブン 〜世界大会での試練〜 ( No.35 )
- 日時: 2010/02/07 20:09
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
でも、直毅兄さんは俺のことをどう思っているか知らないけれど・・・兄さんの素直さと優しさは理解していた。
「うん・・・そうだね。明後日の午後に行くよ」
「ああ。それにしても、涼気兄さんがいなくて寂しいと思うことがあるか?」
涼気兄さんか・・・直毅兄さんと俺の兄にあたる人物であり、耳が聞こえない。俺はそれでも前向きに生き続けた耳の聞こえない兄を尊敬している。もちろん、直毅兄さんも同じだ。
「寂しいよ・・・でも、俺には直毅兄さんがついてくれているから辛いなんて思ってねえよ」
俺はそう言って答えた後、直毅兄さんに向かって、明るく笑顔を見せた。
- Re: イナズマイレブン 〜世界大会での試練〜 ( No.36 )
- 日時: 2010/02/07 20:23
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
そんな俺を見た直毅兄さんはああ・・・と言いかけて答えた。
「あのさ、兄さん・・・聞いていいかな?」
「いいよ・・・なんだ?」
直毅兄さんは眠そうに俺を見て答えた。
そんな彼を見た俺は絶好のチャンスだと思い、すぐに話しかけた。
「前から思っていたことだけど・・・どうして、酒を飲むようになったんだ?」
「・・・そう来ると思ってたぜ。まあ、親父の影響もあるかもしれねえけど・・・ストレスがたまってたのは知ってたよな」
直毅兄さんは苦笑しながらも首をすくめて答えた。
そういえば、ストレスがたまってたことがあったなぁ・・・その事で酒を飲もうと思ったきっかけなのか?
「うん、あったね・・・それで?」
「それでさ、大学の授業のレポートを書かなきゃならなくなってたよな・・・それでストレスがたまっちまって、その時から酒を飲むようになってさ」
直毅兄さんはその時のことを思い出したのか、溜息をついて答えるのがやっとだった。
なるほど、そういうことがあったからなんだ・・・何となく分かるような気がする。
- Re: イナズマイレブン 〜世界大会での試練〜 ( No.37 )
- 日時: 2010/02/07 20:28
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
その時、直毅兄さんが俺の肩に寄り添って言った。
「でもな・・・おまえがついていてくれたから助かったよ。レポートを提出する日まで手伝ってもらって・・・あの時は迷惑かけちまったな」
なんだ、そんなことを気にしてたのか・・・今、思えば・・・懐かしいなぁ〜
「ううん、俺は別に気にしてないから大丈夫だよ」
「そっかぁ・・・それは良かったよ」
その言葉を聞いた直毅兄さんは苦笑しながらも、そこに置いてあるソファに横たわった。
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