二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- —D灰 全テノ運命ハ廻リ出ス—
- 日時: 2010/07/14 21:59
- 名前: アリス (ID: cmeedneH)
- 参照: 廻ル廻ル…全テノ運命ハ廻リ出ス——…
初めまして!!アリスと言います^^
これは今まで私が書いて来た小説の主人公達が全員出て来ます。
注意事項
1.オリキャラ?有り得ん!!
2.D灰が嫌い!!
3.アリスが嫌い!!
4.荒らしです!!
以上が規定ですので、守れない方は今すぐUターンお願いします。
そして更新はとてつもなく遅いです。
それでも良い!!と言う心の広い方のみ下へ行って下さい。
+○本編○+
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+●番外編●+
>>28 う●美ちゃんのノリで行こう
>>66 結局夢オチってよくある
>>89 またまたうさ●ちゃんのノリで行こう
>>163 アリスの過去
>>190 またまたうさ●ちゃんのノリで行k(死
>>236 夜神(本編とは一切関係ありません)
>>247 スイの過去
>>248 ワールドイズマイン アリスver.
>>249 メルト アリスver.
>>250 ロミオとシンデレラ アリスver.
キャラ
九条 アリス>>1
黒山 夜>>1
スイ>>1
テッサイア・J・ロマーリオ>>22
クラリス=リール>>23
ソカル・ヴィオス>>29
梔子 彩人>>33
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- Re: —D.Gray-man 全テノ運命ハ廻リ出ス— ( No.15 )
- 日時: 2010/02/22 01:03
- 名前: アリス (ID: tyHe3Nhg)
- 参照: 廻ル廻ル…全テノ運命ハ廻リ出ス——…
—06夜 影ハ儚ク消エテ行ク—
「おーい!!任務だぞー!!」
そう言いながら、男が駆けて来た。
彼の名はリーバー・ウェンハム。
科学班班長と言う偉い地位に就いている筈なのだが常にコムイにこき使われる哀れな人だ。
リーバーはアレンの前に立つと、溜め息を漏らした。
「アレン。アリス。任務だ」
走って来たのか息切れが激しいリーバーの肩をラビがポンと叩いた。
アレンとアリスはニッコリと微笑んだ。
「リナリー、行って来るね^^」
「うん、絶対帰って来てね…アリス。アレン君も絶対よ!!」
「分かってますよ。じゃあ行って来ますね」
アレンとアリスは足早に食堂から立ち去った。
「ねぇ、ラビ…」
「どした?」
ジェリーに作って貰った焼肉を口いっぱいに頬張るラビ。
リナリーは不安げに去って行く二人を見つめた。
影は儚く、消えて行った。
「悪い予感がするのは…何故…?嫌な予感がするのよ…あの二人に…何もなければ良いんだけど…」
そう言うリナリーにラビは何も答えなかった。
ただただ、視界から消えて行く二人に嫌な予感が過ぎるだけだった。
「(本当に…何もなければ良いんだけどな…)」
***
二人が室長室に行くと、珍しくコムイが起きていた。
コムイの顔も引き締まっている。
どうやら急を要する任務らしい。
「あぁ…来たね、二人共。二人には任務に付いて貰うよ。急な任務だから危険も伴うかも知れないが…頑張って。これは資料。行く間に読んでおいてね」
「何があったんですか?」
「…いきなり…一つの街が、消え去ったんだ。そこにはイノセンスの可能性があってね…捜索部隊数名が探しに行ってたんだけど急に通信が途絶えたから別の捜索部隊に行って貰ったら…街は地面ごと無くなっていたんだよ」
コムイが眉間に皺を寄せた。
アレンとアリスは唖然とする。
急に街が消えた。
明らかに不可解な現象である。
もしそれがイノセンスの力ならばそのイノセンスはとてつもなく危険だろう。
「だからもしイノセンスならば急いで取って来て貰わなければならない。ノアにイノセンスを潰されてはいけないからね。我々はこの聖戦に勝たなくちゃいけないんだ。未来の人達の為にね——…」
コムイは悲しげに下を向いた——…。
- Re: —D.Gray-man 全テノ運命ハ廻リ出ス— ( No.16 )
- 日時: 2010/02/22 01:04
- 名前: アリス (ID: tyHe3Nhg)
- 参照: 廻ル廻ル…全テノ運命ハ廻リ出ス——…
—07夜 辛キ現実—
***
「あ!!そうだあ!!」
ロードが叫んだ。
ティキは驚いた様で思い切り後ろに転んだ。
その様子を見て、笑う夜。
「千年公…何処かの街一個消しに行くって言ってた!!アレンに会う為に…って!!」
***
「それにしても…鈍いですね…こんなので着けるんでしょうか…」
「今この間に休養を取っておけってこと。最近アレン頑張り過ぎだからコムイなりの親切心。私が資料読んどくから、アレンはゆっくり休んどいて?もしアクマと戦闘になったりでもして倒れられたら困るしね」
アリスが眼鏡を掛けながら言った。
アレンは少しイラッと来たのか頬を膨らませた。
最近アレンは頑張り過ぎなのだ。
アクマも人も救済する為に任務に出て寝ずに頑張っている。
その疲れが戦闘中に出るのか一緒に行くエクソシストに迷惑を掛けたりすることも最近は多い。
「僕は倒れたりしませんよ!!」
「目の下にクマ作ってる奴が何言ってんの?アレンもちょっとは休まなきゃいつか本当にぶっ倒れるよ?」
アリスに正論を言われ、アレンは押し黙る。
それもその筈。
今寝不足なのだから。
コムイが心配するのも当然だ。
「きっと3時間は掛かるだろうから…寝てて」
「分かりましたよ…」
アレンは負けた、とでも言いたげに両手を上げた。
それからそっと目を閉じると、すぐに眠りについた。
よほど疲れていたのか数秒で完全に寝てしまった。
「強がりなんかしなくて良いのに…」
クスッと微笑むとアリスはアレンの髪の毛を触った。
寝息を立てるアレンと汽車の音が交錯する。
アリスはふと外を見つめた。
平和な平原。
本当に戦争なんて起こっているのか、と言いたいぐらいのどか。
今は昼だから特に。
草木が生え、日に照らされている。
「綺麗…だな…」
アリスはそっと呟くと、目を擦った。
眠そうに大きなあくびをすると、アリスは深い眠りに落ちて行った——…。
眠りなさい。
深く、深く眠りなさい。
そして夢の中だけでも幸せにおなりなさい。
この辛い現実から、逃れなさい。
この汚い戦争にその純粋な心を汚されてしまうまで…。
今は、深い眠りに落ちて?
二度と現実を見ずに、済む様に…。
そして、もうこの聖戦に戻って来ない様に——…。
- Re: —D.Gray-man 全テノ運命ハ廻リ出ス— ( No.17 )
- 日時: 2010/02/25 15:04
- 名前: アリス (ID: FMKR4.uV)
- 参照: 廻ル廻ル…全テノ運命ハ廻リ出ス——…
あげ↑
- Re: —D.Gray-man 全テノ運命ハ廻リ出ス— ( No.18 )
- 日時: 2010/02/25 17:09
- 名前: アリス (ID: tyHe3Nhg)
- 参照: 廻ル廻ル…全テノ運命ハ廻リ出ス——…
—08夜 我ヲ呼ブ者—
ふとアレンは目を覚ました。
真横で寝息が聞こえ、アレンは横を見た。
横でアリスが熟睡している。
「アリス…起きて下さい…」
アレンは片手で目を擦りながら、アリスを揺さぶった。
ん…とアリスは声を漏らすが起きる気配は全くない。
アレンはアリスの寝顔を見ながら、溜め息を漏らした。
「(僕はアリスにまで心配掛けてしまったのか…)」
アレンは自分より小さな身長のアリスの髪を撫でた。
アリスは夢でも見ているのか、涙を流した。
何粒も何粒も溢れ出す涙。
アレンは何も言わずアリスの涙を拭き取った。
***
ねぇ、暗いよみんな——…。
何処に行ったの…?
隠れてないで出て来てよ——…。
「みんな…何処…?」
アリスはフラフラと真っ暗な道を歩いて行く。
何故かアリスは、一人——…。
夢の中なのか。
現実なのか。
分からない。
ワカラナイ——…!!
「姉さん…母さん…父さん…一人にしないでよぉ…」
涙がボロボロと零れ落ち、ヘタリと床にアリスは座り込んだ。
それから下を向いた。
そこにあるのは。
暗く、冷たい地面だけ…。
「(此所は…何処なんだろう——…)」
虚ろな表情でアリスは上を向いた。
眩しくなる程の光が差し込み、アリスは思わず手で顔を覆って下を向いた。
『…リス…アリス…』
光の方から彼女を呼ぶ声が聞こえた。
アリスはまた顔を上げた。
「誰…?私を、呼ぶのは——…」
『ホラ、アリス早く来て!!』
『みんな待ってますよ!!』
『早く来るさぁ!!』
『…チッ…早く来い』
次々と声が光の方から聞こえて来る。
聞き覚えのある、声。
「リナリ…ラビ…アレン…ユウ…?」
アリスは呆然と声を聞いた。
早く、早くと急かす様な内容ばかりだ。
「私…帰って良いんだ…今…行くね!!」
アリスが光に向かって駆け出した時。
光は一瞬にして消し去った。
声も消え、静寂が辺りを包み込む。
暗闇がまた訪れる。
「どうして…どうして!?」
アリスの声は静かに響き渡った。
そしてすぐに声が聞こえた。
『駄目…貴女は生まれちゃ駄目だったのよ…早く…早く戻りなさい…在るべき所へ…』
その声と共にアリスは闇へと落ちて行った。
- Re: —D.Gray-man 全テノ運命ハ廻リ出ス— ( No.19 )
- 日時: 2010/02/25 17:10
- 名前: アリス (ID: tyHe3Nhg)
- 参照: 廻ル廻ル…全テノ運命ハ廻リ出ス——…
—09夜 暗闇ハ近付ク—
***
「…ッ!!」
物凄い勢いでスイはベッドから起き上がった。
汗が額を流れ落ちる。
スイはそっと汗を手で拭うとベッドから出た。
そして近くに置いていた水の入ったコップを手に取った。
一思いに飲み干すと、スイは深い溜め息を漏らした。
「また…だ…あの方に…捨てられる夢——…」
“——様!!
どうしてですか!?
何故私を捨てるんですか!?
——様…ッ!!”
あの時の悲しみ。
そして苦しみ。
両親と信じて疑わなかった者からの裏切り。
スイにとっては辛く、それでいて悲惨なもの。
「…正直今でも戻れと言われたらうちは戻るかも知れない…けど——…」
スイは手を軽く握り締めた。
あの日。
あの時。
もしスイがコムイと出会っていなかったら、スイの運命は180°真逆だった筈だ。
「今のうちにも、守るべき者は出来た…だから…もし貴方様の元に戻っても…うちはすぐ此所にまた戻る…守るべき者を守る為に…そしていつか貴方様を…闇から救う為に——…」
スイは力強く手を握り締めた。
***
アリスはハッと目を覚ました。
目の前にはアレンの顔がある。
思わずアリスは驚いて、後ろに下がった。
「起きましたか?アリス。そろそろ着きますよ。ホラ…あれですよね、街は。あ、あと…アリスが寝させてくれたおかげですかね?体が凄く楽です。アリスも疲れてたなら言ってくれれば良かったんですけど…」
「い、いや…疲れてはなかったんだけど…」
アリスは苦笑いを浮かばせた。
寝てしまった以上疲れているとしか思われないのだ。
恐らくアレンの方が疲れていただろう。
けれど寝てしまったことでまたアリスは迷惑を掛けてしまった。
「ごめんね、アレン。あんま寝れなかったんじゃ——…」
アリスが聞きかけた時。
汽車が止まった。
きっと街に着いたのだろう。
此所からは任務だ。
中途半端はいけない。
違う。
命取りになるから、危険なのだ——…。
「街に着いた様ですね…」
アレンがゴクリと生唾を呑んだ。
これが果たして街と呼べるのだろうか?
大きな穴が開き、まるで下から暗闇が誘い掛けているかの様だ。
一歩でも踏み間違えれば終わり…。
一瞬であの世に逝けるだろう。
「これが…本当に街があった場所だって言われても…全然信じらんないや…」
アリスは驚いた様に口を開き、呟いた——…。
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