二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【REBORN】暗殺部隊にあの子も居たら
- 日時: 2010/09/24 19:46
- 名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)
マァモンといいます
REBORNのヴァリアーネタで、二次創作を書こうと思います。
現代+10年後の未来の世界を舞台に、フランとバイパー霧属性2名の集う、本編にはないヴァリアーのお話
*補足*
ベルフェゴール バイパー フランがメイン
マーモンは、性別不詳を解いて女性設定
マーモンのふきだしはバイパーと表記
一応言っておきますが、出てくる人物は10年後の姿
(赤ん坊マーモンも成長)
- Re: 【REBORN】暗殺部隊にあの子も居たら ( No.5 )
- 日時: 2010/10/02 11:37
- 名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)
ベル「今までもこんな風に利用活用してたっての?」
怒りを抑えた大きな声色が、部屋に響く
フラン「ミーだってお年頃なんですー。」
次に出てくる言葉がなかったフランにとって精一杯の返事。
ベル「!!」
フラン「…!」
何をされても仕方あるまいと、フランは顔を伏せ床にしゃがみ込み、ベルに投げられるだろうナイフが刺さるのを待つ体勢をとった
フラン「…あれ」
ベル「…レヴィもンな事してたりして」
ポツリとつぶやくベルに、フランは驚きを隠せなかった。
フラン「…さあ?どうなんでしょう」
平然と返事を返し、何とも態度をとるフランだが、もちろん驚きはある
ベル「うっわ、マジきもー」
フラン「…センパイ」
ベル「ん」
フラン「怒ってるでしょーホントは。隠さなくたっていいのに」
ベル「バーカ!ムカツクっつの、つか生理的にありえねーし…!」
フラン「いや、そうじゃなくってー。えっと…マーモンサン絡みの事なんで特に過剰になるのかと」
ドス
ドスッ
ドススッ
フラン「…っあ」
ベル「スクにはそれとなく言っとくけど、王子はそれとなくお前のこと監視し続けてやるよ。」
フラン「もう2度とさせない為に、ですかー。」
カラン
ベル「丁寧に扱えっつってんだろアホフラン!」
ベルが勢いよくフランの胸元に飛ばした5本のナイフはフラン本人の手によって、痛みもなく平然とした態度で床に落とされる。
フラン「ハイ、今返しときますよー。」
ベル「磨いて返せ。」
フラン「えー」
シュッ
フラン「…何本目ですか、今日でー。」
ベル「13本。大した数じゃねーしいつもこんなモン」
フラン「今の、ダメ押しですねー」
ベル「余計なことすっからだろ、じゃーな。しっかり報告耳に入れといてやるよ」
フラン「えーそれマジですかー。報告だけは勘弁〜」
ベル「ボスよかマシだろ。まーどいつに言っても何も反応返ってこなさそ〜…」
フラン「…本人に、言うとどうなるんでしょうかー。」
ベル「!」
フラン「何て言うでしょうかー。ね?」
ベル「決まってんじゃん、金取られるぜ」
フラン「あー…確か、強欲な赤ん坊なんでしたっけ師匠がそれとなーく言って…」
ベル「バーカ もう赤ん坊じゃねーし」
フラン「ていうかそれってナシですー。もうしないって決めたからお願いですから告げ口とかナシで頼みますよホント〜!」
ベル「やだね」
バタン
フラン「あ」
ベルは部屋を出た
ベル「言っても何も返ってこねーよ。言う方もつまんね」
ベルの声が扉をはさんで奥から耳に入ってきた
- Re: 【REBORN】暗殺部隊にあの子も居たら ( No.6 )
- 日時: 2010/10/02 12:03
- 名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)
フラン「だったら言っても損得ナシってことじゃないですか」
ベル「王子は気に入らないから許さないけど。」
シュ
ベル「しししっ」
フランの部屋の扉の前に、ワイヤーでナイフを釣り
扉を中から開けるとナイフが落ちてくる障害をひっかけてフランを陥れようと細工。
ベル「そのうち痛い目(扉の事)に遭うぜ」
フラン「言っておきますけど、ナイフなら効きませんよー。ミーは無敵なんで分かってますよね?」
ベル「カッチーン」
シュ
シュッ
シャッ シャ シャッ
無駄だと分かっていても、何とかフランにナイフを体から抜いて磨いて自分に返させるという結構面倒な作業でもとおしつける為に更に細工を仕込む。
ベル「すんげームカツクよ、アホフラン。マーモンが戻って来たんだしさっさと幹部から抜けろよ」
フラン「うわー…何だか酷い事言われてます可哀想なミー」
ベル「しししっ…!」
フラン「マーモンサン…」
ベル「あン?」
フラン「て ミーは好きですよ」
扉をはさんで奥から聞こえてきた言葉。
ベル「…何言ってんの?」
フラン「師匠が「彼」って言ってたからうさんくさい男の人だと思ってたんですけど、違いました。」
ベル「…?何でうさんくさい表現なンだよ」
フラン「だって、赤ん坊じゃなかったらもうおじ…ていうかうさんくさい男以上の年齢じゃないですかー。」
ベル「お前ってホントアルコバレーノの意味を理解してねーの、呪いが解けたら元の姿に戻っつーから違うっての」
フラン「そうですねー…でもミーが言いたいのは」
ベル「何?マーモンをお前の性的なモノで利用して気に入ったりでもしてんの」
フラン「見ちゃったんですよ、えっとー…可愛いところ?」
ベル「やっぱ気に入ってんじゃん」
フラン「正面を通り過ぎていった時も、「ああ、触れたいなー」とか思っちゃって。」
ベル「ほっぺたムニムニのマーモンに触れていいのは王子だけだし」
フラン「何かミー…変なんですよ、師匠にも言いにくいし。本人は1つ屋根の下に居るし」
ベル「何でそんな気に入ってんだよ、お前何も知らないじゃん」
フラン「さあ?それが分からないんですよ、今こうして初めて人に話しました。ミーはあの人の代わりなのに、何か変な気持ち。」
ベル「…フラン」
フラン「はい?」
ベル「いっぺん、部屋から出てこいよ。」
フラン「顔見て話すの気まずいからちょうど良いなんて思ってたのに〜…まぁ良いですけど」
ベル「…」
ガチャ
ドス
フラン「あたっ」
ドスッ シュシュ
シュッ
フラン「…っ」
ベル「王子 用意周到じゃね」
フラン「コレが目的ですかー。ていうかさっきのまだミーを許してなくてこんな細工知らないうちにまた…ホント堕王…」
ドス ス
フラン「あたー」
ベル「すんげーの、今日1日でよくこんなにも隊服と頭のカエル汚せたな ししっ」
フラン「ていうかミーの話、本気で受け取ってますー?」
スッ
ベル「知ーらね俺、報告しに行くだけだし」
フラン「何で向き変えるんですか、もう告げ口しに行くんですか?」
ベル「決まってんじゃん つか、マーモンに変なことしたら容赦しないぜ?」
- Re: 【REBORN】暗殺部隊にあの子も居たら ( No.7 )
- 日時: 2010/10/02 12:09
- 名前: 美玲 (ID: GXT1iSs/)
初めまして美玲ですwww
小説読みました。。。
もう、ベルフラいいですね〜♪
フランの毒舌最高です☆
続きも楽しみにしていますwww
- Re: 【REBORN】暗殺部隊にあの子も居たら ( No.8 )
- 日時: 2010/10/02 19:16
- 名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)
ベル「んー…レヴィに言ったらどんな顔すっかな」
フラン「ミーは、あのヒトにだけは下に見られたくないんですよー。実際そうだろって話かもですけど」
ベル「お前の事情なんて構やしねーし、つかいつまで俺等話してんだ?」
フラン「ことの始まりはミーですけど…。」
ベル「言うのは気分次第っつーことな せいぜい王子に余計な事するなってことな」
フラン「はーい…(何でミーもバレたんだろう、面倒事はヤなのになー。)」
スタスタと歩き去る、ベルの背中を見えなくなるまで見つめ、無言でたたずんでいた。
フラン「(…まぁ自分の欲求の為に利用したつもりだったけど。)」
- Re: 【REBORN】暗殺部隊にあの子も居たら ( No.9 )
- 日時: 2010/10/02 20:31
- 名前: マァモン (ID: 5NRE2t7J)
ベル「んー…」
髪をくしゃくしゃ掻き、床を見ながら歩行しながら考えていた
ベル「(ったくアイツ…やっぱちゃんと怒っときゃ良かったってのに)」
バイパー「どうしたの?」
ベル「!」
…マーモンだった
バイパー「ベル」
ベル「………」
さっきの事件があってから、言葉が出てこない。
事件じゃなかったけど、あんな振る舞いを見せておいて本当はもっと衝撃だったから
バイパー「良かったよ、探してたんだ」
ベル「?」
バイパー「コレだよ 対戦ゲーム。一緒にやろうと思って」
マーモンが差し出したのは、呪いが解ける前よくプレイしていた対戦用ゲームのソフト
ベル「よくやってたやつ?」
バイパー「覚えてるでしょ、懐かしいよ暇な時っていったらコレばかりだったし」
そのソフトはさっき、ベルがフランとプレイしようとしていたモノ
マーモンが居なくなってフランにばかりかまうようになってからご目当てのマーモンが復帰してもついクセでフランを………
ベル「マーモンが居ない間に王子成長したし」
バイパー「ふーん、よく負けてたのは君だったよ」
ベル「まあ見てろって」
バイパー「確かこのソフト…ベルも持ってたよね」
ベル「あー…1人で部屋に居る時も出来るからってお互い持ってたんじゃね」
バイパー「そのせいで今から使う僕のは古いけどね」
マーモンが今持っているのと、ベルが持っている互いのソフトのデータは異なる。
そのソフトの1人で遊べる機能をマーモンとどちらが先にデータをクリア出来るか対戦していたのも昔の話。
マーモンが居ない間にベルがどんどん追いついてクリアした機能は使わなくなった。もう、2人用でしか使用しない
もちろん、マーモンはそれを知らない
何だか複雑な心境のまま、何年か振りになるゲームを再開した