二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀魂】    小さな勇気  オリキャラあと一人。
日時: 2011/07/31 04:33
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: z9uqPrLL)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

初めまして、もしくはこんにちは!甘夏です。


題名やイメソンは何となくで決めてるんでもしかしたらちょくちょく変わるかも…?


あ、基本原作キャラあんまり出ないです。
キャラ達の台詞やらに少し出てくるくらいでそのほかは全然…
すいません。


 *るーる&お詫び…?*
・荒らし、チェーンメ—ルやめてください
・荒らしはスルーでお願いします
・中傷コメントもやめてください
・オリキャラ、キャラ崩壊が嫌いな人は回覧を控えてください
・何か妙に自作のオリキャラ多いです…。ごめんなさい。
・オリキャラ、今出ていないのも含めると…十八人ほど居るんですね。
いくらなんでも多すぎですね…御免なさい。今出ていないのは四人ですね。


以上のるーるを守れて私の小説を読んでくれるという神様!大歓迎です!!



*オリキャラ*
杉田沙羅_>>1
蓮見椿_>>5
蓮見桜空_>>5
宝ノ木弥鈴_>>6
藍川麗心_>>7
神埼司_>>8

琴乃美雨_夜桜さま_>>34
罪木獄_ヴィオラさま_>>38
水龍希実_☆ジャスタウェイ☆さま_>>39


*お客様*

悪魔ビビさん・星兎さん(元ミニ)・夜桜さん
ヴィオラ様・☆ジャスタウェイ☆さん

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Re: 【銀魂】    小さな勇気 ( No.8 )
日時: 2011/03/26 16:28
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: K6rfcNSS)
参照: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%BA%E9%9D%92_(%E8%89%B2)

オリキャラ紹介 ⑥




名前/ふりがな [神埼 司/かんざき つかさ]

年齢 26歳

性別 女

容姿 [紺青の腰まである髪に瞳は藍色。美人です。
  いつも黒い着物を着ている。着れなくなった着物は麗心にあげている。]

誕生日 [六月六日]

一人称/二人称 [私/あんた、君、呼び捨て]

家族構成 [父、母、司]

その他 [銀時、高杉、桂、沙羅達とは幼馴染で一緒に攘夷戦争にも参加した。
   当時は沙羅率いる紅月隊の副隊長をしていた。
  現在は一人で情報屋をしていて、偶に沙羅達が手伝う。
  昔寺子屋に居た頃は自分の髪色などに悩んでた。
  猫大好き!]

サンボイ

「私は司。男みたいな名前だけど女だから、間違えないでね。」

「ん、いらっしゃい。依頼人か?」

「私は、あんたに救われたのにねぇ……そんなこと出来るあんたが羨ましいよ。」






これで一通りキャラ紹介は終わりました!しかし!あと沙羅や弥鈴の弟とか、兄達とかが居ます。
そいつらは登場する時が来たら紹介します。兄達は出てくることなく終わるかもしれませんが。

沙羅達に家族構成追加しました。これは何となくです(ォィ
蓮見姉妹以外は全員親がいません、書いてませんが。

えっと…とりあえずこれから小説書き始めるんで、皆さん宜しくお願いします!
あ、今回は自作のオリキャラが多いので、キャラ募集はしないと思います。

Re: 【銀魂】    小さな勇気 ( No.9 )
日時: 2011/07/24 16:30
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: xSZ4hPRP)

とある日の午後。
万事屋は、今日も依頼0で暇を持て余していた。


「沙羅ー、暇アル何か面白いことしてヨ。」


事の始まりは神楽のこの一言だった。


「…神楽、そういう事はあたしじゃ無くて銀時に言うの。あたしはそーいうの無理だから。」


あたしは正直言って面倒だったので銀時に押しつける。


「じゃあ銀ちゃん、何かやるヨロシ。」

「あぁ?うっせーな、俺ァ今ジャンプ読むのに忙しいんだよ。糞ガキは外で遊んでろやコノヤロー!」


今週号のジャンプを読みふけってる銀時は相手にしない。…大人の癖にんなもん読むなってーの。


「えー、じゃあ新八…は、無理アルな。あいつはツッコミしか能の無いダメガネだから。」


神楽は標的を変えて新八の方を向いて言う。それはしっかりと新八の耳に届いていて、


「いや神楽ちゃん、聞こえてるんだけど!しっかり一言も漏らさず!」


ほら、やっぱり突っ込んだ。


「聞こえるように言ったんだから当たり前ネ。…あ〜あ、やっぱ沙羅遊んでヨ。」


あたし、銀時、新八といって、一周したからまたあたしに戻ってくる。


「えー、昨日も一昨日もそう言うから日が沈むまでキャッチボールしたじゃんか。あたしもう疲れた…」


いや、あたしだって本当は半分夜兎だから実際全く疲れてないけど、はっきりいってもう飽きたからこう言っとく。


「だって暇何だヨ、誰も遊んでくれないし桜空も椿も弥鈴も麗心も税金泥棒の仕事で忙しいって相手してくれないんだヨ〜。」


そーいや確かに最近あいつら忙しそうにしてるな…。こういう時こそ居たらマジ助かるのに。


「あーじゃあ司さんの所行こうか。ルナと遊びたい?」

「あいつただ抱っこしてるだけなのに引っ掻くから苦手アル。」

「いや、それは神楽が強く抱き締めすぎなんだよ…。じゃあ、あたし一人で行こうかな」


あそこはただ何もせずに居るだけでも心地良いし。


「え!こんな空気の腐ってる所に乙女を一人置いて行こうとするなんて酷いネ!私も行くアル。」


「…じゃあとりあえず寝巻きから着替えて来な。」


実の所神楽は午後になった今でも寝巻を着ていたのだ。それじゃ外歩けないでしょ。


「早くするから置いてかないでヨ沙羅?」
「あったり前じゃん、だから早く行っといで。」




この時に外出何か考えずに家の中に留まって居たら…きっと事態はここまで悪くはならなかったかもしれない。
そんな事を未来の沙羅は考えたが、今の二人はそんな事知らなかった。

Re: 【銀魂】    小さな勇気 ( No.10 )
日時: 2011/07/31 04:48
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: z9uqPrLL)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=mTdcxQZcQAE

はい、所変わってここは朝の真選組屯所。
隊士さん達が食事を食べる食堂に、桜空と麗心は居た。


「ねーねー、麗心。」


麗心の隣りの席に座った桜空は、箸を一旦置いてから言った。


「あー?何だよ、飯食ってる時は黙ってろや。」


麗心は箸を動かす手を休めずに答えた。


「何で弥鈴と椿まだ起きて来ないの?弥鈴はいつも早起きして薬の調合とかしてるのに…
  はっ!もしかして弥鈴のミスで椿に薬品が掛かったとか!?」


ちなみに、いつもだったら弥鈴が早起きして、何か作ってて時間になったら椿を起こしている。
つまり、この二人は同部屋なのだった。


「静かにしろシスコン。あれじゃね?夢中になり過ぎて時計を見んのも忘れてんだよ、きっと。」

「誰がシスコンだって?…ま、いいか。」


あ、良いんだ。


「でもさー、やっぱ心配だから見に行こうよー?」
「…いや、もうその心配は無いんじゃね?」


麗心がそう言った瞬間、食堂にとてつもない殺気が流れ込んできた。
そして、それを放っている弥鈴と、半ば屍と化した椿も入ってくる。


「ふふ、ふふふふふ…。絶対に許さない…!!」
「落ち着いてよ弥鈴…。うち、もう無理だ…」


これを見た二人は、


「な、何があったんだ…?」
「椿が死んでる…、ご愁傷さま。わたし椿の事忘れないから…!
 今度里帰りする時はちゃんと写真で連れてってあげるから!」

「いや、それ酷くない…?まだ、死んでないし…!」


まるで普段あんまり運動していない人がフルマラソンを無理矢理走り切らされた時の様な息の切れっぷりだ。
麗心は心の片隅でそう考えていた。


「あ、まだなのか。まだでいいんだ。」
「お墓にはちゃんと椿の好きなリンゴを供えてあげるからねー、だからちゃんと成仏してね!」
「だ、から…生きてるし!人を勝手に殺すなよあんた!」
「お、生き返った。…で?んで弥鈴あんなに荒れてんだ?」


生き返った椿に麗心が聞く。…が、椿は弱弱しく首を横に振る。


「うちもよくは分かんないけど…たぶん、薬品が盗まれたんじゃないかな?」
「そうです、その通りですよ…!」
「うわっ!黒っ!怖っ!」


椿の背後からいきなり現れた弥鈴。
どこまでも真っ黒で怖かった。


「薬品が盗まれた?で、犯人は?(まさか殺して無いよな…?)」


恐る恐る聞く麗心。こいつの心配してるのは犯人の事だった。


「それが…朝起きた時薬品棚の三重のカギが壊されていて、その中から四つの薬品が消えていたんです。
その薬品の一つはしびれ薬、後の三つは少し強めの睡眠薬だって事は分かったんですよ。
それでですね…二つ程、許せない点があるのですよ…!」


ブラックオーラを放ちながら弥鈴は話していく。


「一つはですね、その犯人がやって来た時、その気配にも気が付かず眠っていたこの私ですよ。
そしてもう一つは…こんな事を成し遂げた犯人です!薬なんかもう一度作ればいいですしあの四つの薬はそんなに大切なものではないです。
でも、私のプライドがこの二つをを許せないんですよ…!」

「それに、うちが昨日買ってきたリンゴの内五個も消えてたし…。」

「……あ!そういや今朝起きて枕元見たんだけど私の傘が見つかんなかった!
 もしかしたらどっかに仕舞っちゃったんじゃないかなーって気にしてなかったけど、もしかしてこれも…!?」

「まじかよ、俺だけ被害なしじゃんやった!」


「一人だけそんなのは許しませんよ、麗心も手伝いなさい。」

「は、何を?」

「トラップですよ。屯所中に地雷やら落とし穴やらを仕掛けるんですよ。
 志村邸にある対近藤さん用トラップはすべて私が作ったものなんです。
なんなら頼まれた時に同時進行でここのトラップも作ればよかったです。今言っても遅いですがね!」

「「打倒犯人!絶対捕まえるぞー!」」


話をしている四人中三人が黒く染まった所で、騒ぎを聞きつけてとある人物がやってくる。それは…


「あれ、皆さん朝からどうしたんですか?楽しそうですね^^」


真選組副隊長補佐、罪木 獄だった。


「獄!良い所に来た!助けてくれ、この悪魔から。」

「誰が悪魔ですって?逆ですよ、白衣の天使です。」
「お前のどこが天使なんだよ!とにかく、俺は参加しないからな!」


腕を掴んでいた弥鈴の手を振り払い、獄の傍まで逃げる。


「はいはい、分かりましたよ。そんなに言うのなら無理強いはしませんよ。
 …あぁ、そうだ。獄は朝起きたら何かがなくなっていたとかありませんでしたか?」

「ありませんでしたね。鎌はいつも通り壁に立てかけてありますし。」


ニコニコ笑って獄は答え、そのまま麗心の方を向く。


「これは一体どういう事なんですか麗心さん?」

「いや…色々と厄介な事がさ…」


弥鈴の薬品、椿のリンゴ、桜空の傘が盗まれた事。
もしかしたら他の隊士の物の盗まれている可能性があるから、一度確認してもらった方がいいのではないかと言う事。
その他もろもろ。とりあえず全部を話した。


「へぇ……そんな事があったんですか。」

「おう、犯人に心当たりとかあるか?あの桜空や弥鈴が気が付かないなんて、犯人凄い奴かもな。」

「かもしれませんね。…俺の方も何か当たってみますよ。」

「本当か?悪いな。」

「いえいえ。それに最近こういう事多いんですよねー、もしかしたら同一犯かもしれないですから。」

「そうか。じゃ、俺はあいつら少し落ち着かせてくるから。」




この時点でこの二人が描いていた犯人像は…ことごとく実際と違っている事は、まだ誰も知らない。

Re: 【銀魂】    小さな勇気 ( No.11 )
日時: 2011/08/01 15:19
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: T.BUB7p7)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

「司さーん!入りますよー?」
「お邪魔するヨー!」


司の店の中は、いつ来ても薄暗くてひんやりとしている。
それに、仕事が仕事なので壁は防音になっている為、とても静かだ。


「あれ?沙羅に神楽じゃん、いらっしゃい。仕事?」

「いいえ、万事屋は今日も暇ですよー。神楽が遊べってうるさいんでね、こうしてやってきたんですよ。」


普段は沙羅以外の万事屋メンバーはあまり来る事がない。来るのは仕事で情報が必要になった時くらい。
なので、珍しく神楽を引き連れて来たので、司は仕事かどうか聞いたのだった。ご理解いただけましたか?


「沙羅ー!団子もう食べてもいいアルか?」
「…あのね神楽。そういう事は相手の人に言うべきじゃないかな?いや、普通はそれも駄目だけど。」

「え、何々?団子持って来てくれたの?嬉しい!」

「はい、魂平糖のです。何本食べます?余ったらうちの男共か馬鹿共に差し入れしますから。」

「そういうのも言わない方が良いんじゃないかな?相手の人が遠慮しちゃうよっ…と。これでいっか」


司はちょっと笑いながら団子を五本とった。沙羅は四本、神楽は二十本。


「そういえば、定春32号はどこにいるアルか?私あいつと遊びたいネ!」

「…あぁ、ルナならタンスと棚の間に挟まって震えてるよ。」


神楽に抱き上げられるのが怖くてね。司と沙羅は同時にこう考えた。そして、目を見合わせて少し笑う。
そんな事をしているうちに、神楽は食べきってしまった。沙羅と司はまだ一本目を食べているというのにもう二十本も!
 本当に底なしの胃袋である。


「定春32号〜!何で隠れてるネ、遊んであげるアル!」

「いや、逆じゃない?」


ルナをいじって遊ぶ神楽(本人にとってはただの遊びだけどルナにとって命を脅かす行為にもなりそう)に聞こえないように小声で沙羅は言う。


「…その通りだわね。」


また、司も小声で返す。









プルルルルルル、プルルルルルル、プルルル…


電話がいきなり掛かってくる。


「はい、神崎です。」

サッと司は立って電話を取る。

<神崎さん、神崎さん!聞こえてますかっ!>


随分慌てているような男の声がする。


「はいはい、ちゃんと聞こえてるから叫ぶのやめな。…で、どうしたのさショウ。」

<あ、あのですね、やばい事になったんです。ジュリとユアとリョウが……うおわぁっ!!>


電話の男性の叫び声、そしてツーツーツーと電話が切れる。


「おい、ショウ!?どうしたんだ、何があったんだ?ねェ、あいつ等が何なんだよ!?」


司は叫び声とともに電話が切れた事に不安になったのか、リダイヤルを押して言うが繋がらない。


がちゃん、受話器を置く。

「司さん…?さっきの人誰なんですか?」

「客だよ、情報屋のね。」


暗い顔の司。


「こんな事本当なら話しちゃいけないんだけど…沙羅達なら、いいか。」


司は話し始める、それが五人の人間の命を救う事に繋がるとは、一欠けらも考えていなかった。

Re: 【銀魂】    小さな勇気 ( No.12 )
日時: 2011/08/02 16:21
名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: 4CT2wXi/)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

「ショウ、ハジメ、ジュリ、ユア、リョウっていう十二歳から十八歳までの孤児の五人組がいるんだよ。
さっき電話をかけて来たのはショウ。
五人はここの近くのとある家に住んでるんだけど…あぁそうだ、基本的に今の時間家に居るのはショウとハジメだけだった。
ね、どこかおかしいでしょ?親も親戚も保証人も居ないただの子供が、子供だけで家に住んでるだなんて。」


確かに。


「何でそんな事が出来たのか知らないけど…とにかく、五人にはそれぞれ特技があるの。
ジュリは気配を消すのが私でも気が付けない位上手いし、
リョウは鍵開けの腕がプロ級。…この二人が居れば何が出来ると思う?」


「…泥棒、ですか?」


「正解。
で、ユアはこう言っちゃ悪いけど影が薄いんだよね。それを利用してスリをしてる。
ショウは家事が大得意で、ハジメは一番年上だからまとめ役をしてる。
結構バランス良いでしょ?これでお金を稼いで五人は生きて来たらしいんだけど…
最近生活が苦しくなってきたらしくて、ハジメがバイトでもしようかって考えてたらしいのね、
その事で今日話し合うはずだったんだけど…何かあったみたいだ。」


「どうするネ司?」
「あたしに出来る事なら何でもするよ!」


「そう…?じゃあ、五人の家を見に行こう。
万が一の事があれば私の所に来るよう言ってあるし、もしかしたら…大変なことになっているかもしれないし。」








行った先に何が待ち受けているのかを、三人は知らない。


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