二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】
- 日時: 2011/07/26 21:34
- 名前: ひめねずみ ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
* 何故だろう、これは…夢じゃない。
- - - - -
こんにちわっ、
長ったらしいタイトルごめんなさいw
→メンバー紹介
*土方
*沖田
*斎藤
*藤堂
*原田
*永倉
*風間
です!
主人公は神谷香澄という年齢不詳の女の子。
- Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.15 )
- 日時: 2011/08/22 09:21
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
/11
「皆さんおはようございますさっさと起きましょう」
今日からバイトの人もいるんでしょうに。私は明日からだけど。
リビングに寝転がる皆を順に揺さぶっていく。
***
「新八。お前その頬どうしたんだ? 真っ赤だぞ」
「ん? ……なんだろうな」
皆で朝ごはんを食べていると、左之さんが新八さんの頬の跡に気付く。
ていうか何だろうなって覚えてないのかよ。
「妙に手のひらっぽいな」
「そういやぁ夜中すっげぇ痛かった覚えがあるなー。右側から殺気がした」
「新八の右側で寝てた奴っていやぁ…」
…皆の視線が、私に集まる。
「何ですか」
「香澄、お前新八を…」
「ええ、引っ叩きました」
あくまでも無表情でそう言った私に、
皆の顔が強張る。
「新ぱっつぁん香澄に何したんだよ、すっげー怒ってるっぽいぞ」
「何って…よく覚えてねぇよ…」
怒ってるのもありますけど、
ほとんどは低血圧だから(朝が苦手だから)怒ってる風に見えるだけなんですけどね。
「覚えてないのも当たり前ですよ、寝言でしたもん」
「寝言? 寝言でなんか香澄ちゃんに悪いこと言ったか!? だったらすまん!」
そう言いながらもご飯を食べる手を止めない貴方から反省の色は伺えないのですが。
すると、沖田さんがクスクスと笑っているのが目に入った。
「…何笑ってんですか」
「いや、ほんとにあの寝言はないなぁーと思って」
…ああ、沖田さんも寝てなかったんだ。
聞かれてたんだ、新八さんの寝言。
「総司、知ってんのか!? 教えてくれよ!」
「ばっ何言ってんですか! 沖田さん、教えちゃダメですよ!」
「どーしようかなぁ」
くそ、これだからSの人はダメなんだよ!
そのニヤニヤをやめてください!
***
「…で、今日からバイトの人は、土方さんと沖田さんと斎藤さんと左之さんですか」
そうだこの内の3人は同じ店なんだったっけ…
いやーしかし斎藤さんがコンビニとは…絶対レジにいたらそこだけ女の行列が出来るよ。
「頑張って下さいね、私たちも行ってみたりしますから」
働きっぷりとモテっぷりをね。
「土方さん足引っ張らないで下さいよ?」
「それはこっちの台詞だ総司」
「左之さん、あの二人を見守って下さいね」
「おう、まかせとけ」
頼りになるのは左之さんしかいないよ…。
さ、そんなこんなでまた新しい(騒がしい)一日が始まりそうです。
- Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.16 )
- 日時: 2011/08/29 22:30
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
/12
「…おい香澄、暇だ」
「知りませんよ…あ、じゃあこれどうぞ」
不満を漏らす風間さんに向けて、PSPを差し出す。
だが、無言で払われた。
「何するんですか!」
「俺がそんなものやるわけなかろう。そこの犬共と一緒にするな」
風間さんが睨んだその先には、
PS2で戦国BA○ARAをやっている新八さんと、それを見ている平助くんの姿が。
「それにしてもこの前田利家って奴、新ぱっつぁんの声に似てるよな」
「あぁ、そうか? 確かに言われてみりゃそうかもなー…」
いや、そりゃ中の人が同じだからね…うん。
…てゆーか、暇だな、なんか。
いや、ゆっくりできるしいいんだけどね…。
***
「よし、じゃあ私ちょっと出かけてくるんで大人しくしててくださいね」
リビングを出ようとした私に、3人は振り返る。
「どこ行くんだよ?」
「まさか、一人だけ美味いもん食いに行くつもりなんじゃあ…」
「違いますよ、別にそんなんじゃ…。
風間さん、二人が暴走したら容赦なく斬っちゃっていいんで…よろしくお願いします」
「ふん、まぁいいだろう」
風間さんだったらあの二人くらい落ち着かせることできる…よ、ね??
うん、大丈夫大丈夫。
風間さんを信じ、私は家を出た。
いざ、皆の仕事場!
- Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.17 )
- 日時: 2011/09/03 21:26
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
/13
「…ここかな…」
沖田さんと土方さんと原田さんが働く、カフェ。
へぇ、結構お洒落な感じではないですか。
では早速入店…
「いらっしゃいませ、何名様で…って、香澄ちゃん?」
「こんにちは、沖田さん」
沖田さんはいきなりのことに目を見開いている。
まぁね、そりゃビックリするでしょうね。すみませんね。
しかしウエイター服がよくお似合いで。背が高いから映えるね。
「まさか来てくれるなんて嬉しいなぁ。さ、こっちの席座りなよ」
「あの…私一応お客さんなんですけど…まぁいいや」
沖田さんに案内された席は、カウンター席だった。
見るとカウンターで原田さんがコーヒーを淹れている。似合うな…。
「左之さん、香澄ちゃんが来たから何か出してあげてよ」
「お、香澄。よく来たな、コーヒー飲むか?」
「あ……コーヒーは苦手なんで、紅茶で」
すると左之さんは了解、と笑った。
「…土方さんはどうしてるんですか?」
「ん? 土方さんなら…あぁ、あそこ」
「……?」
沖田さんの指差した方を見ると、
一つのテーブルに座る3人くらいの女の人に絡まれてる土方さんが。
耳を澄まして会話を聞いてみた。
「ねーいいじゃんお兄さん、メアド教えてよ」
「すみません、それは無理な願いですね」
「え〜いいじゃんいいじゃ〜ん」
…ぶっ
土方さんが敬語使ってる! ウケる!
大分笑顔が引きつってますけどね。こめかみもピクピクしてる。
そんな土方さんを見て3人笑っていると。
「てめぇら何笑ってんだ!!」
私たちに気付いた土方さんが、目を吊り上げて怒鳴った。
「土方さんったら初日からモテちゃって…まったく、妬けちゃうなぁ」
「妬けるなんざ全然思ってねぇだろ総司…」
「はい、思ってませんけど」
「後で覚えてろよ!」
あー怖い怖い、と楽しげに沖田さんは微笑んだ。
「まぁ…楽しくやれてそうですね」
「うん? まぁ、そうだな」
ほい、と原田さんから出された紅茶。
…レモンティーかな?
「…美味しいです」
「本当か? そりゃ良かった」
家でも淹れてもらおうかな、なんてね。
あーでもホント美味しい……
- - -
気がつけば紅茶を全部飲み干していて。
「そろそろ行きますね」
席を立ち上がった私に、原田さんが言う。
「もう行くのか? そうか、気をつけてな」
「はい。…あ、そうだ、会計は…」
「あぁ、それなら今日はいいぜ」
「……はい?」
今なんと?
「今日は特別に無料でいいって言ってんだよ」
「や、でもそんな悪いですし」
「大丈夫大丈夫。バレねぇよ」
「バレるとかの問題じゃなくて…!」
原田さん、貴方こういうとこしっかりして下さいよ!
同じ屋根の下で暮らす好なのかもしれないですけど…
「香澄ちゃんも変なとこで頑固だよね。…こういうご好意は素直に受け取らないと、ね?」
いつの間にか背後にいた沖田さんが黒い笑みでそう言った。
う…! その黒い笑顔は何度向けられても慣れない…!
この黒い沖田さんに逆らえば、後が怖い。
1.斬られる 2.殺される 3.死なされる のどれかだ。
「わ、分かりました…じゃ、ご好意に甘えて……ありがとうございます」
私はペコリと頭を下げると、
少し重い足取りでカフェを後にした。
- Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.18 )
- 日時: 2011/09/18 19:54
- 名前: 愛恋 (ID: 6Zh2W3f0)
こんにちは、エレンです。
相変わらず、面白いですね!!
しかも、沖田さんの黒い笑からの選択問題
1,2,3どれも嫌なんですが……;
大変そうだなーとくすくす笑いながら見させていただきました!!
これからも更新頑張ってください!応援しています。
- Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.19 )
- 日時: 2011/09/22 20:29
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: kVKlosoT)
> 愛恋様
死ぬ以外の道はないのでしょうか(´・ω・`)←
全然更新しなくてごめんなさい!
頑張らせていただきますっ!
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