二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】
日時: 2011/07/26 21:34
名前: ひめねずみ ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)



* 何故だろう、これは…夢じゃない。




 - - - - -



こんにちわっ、
長ったらしいタイトルごめんなさいw


→メンバー紹介

*土方
*沖田
*斎藤
*藤堂
*原田
*永倉
*風間


です!



主人公は神谷香澄という年齢不詳の女の子。


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Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.1 )
日時: 2011/07/26 21:52
名前: ひめねずみ ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)


/01



皆さん、初めまして神谷香澄と申します。
あのですね…ちょっと相談ごとがあるんですが、聞いてくれます?

私の家に、男7人が住んでるんですけど……あ、
この時点で意味不明ですよね。
まぁ、本当にこれ冗談とかじゃないから、笑わないで下さいね。
えっと…
薄桜鬼のキャラクターたちが、3次元にきたんです。


 *



「おい香澄。朝飯はまだか」

寝起きだからか、とても不機嫌そうな土方歳三さん。


「わ、土方さん寝癖すごいですよ!」

朝からケラケラと笑い出す沖田総司さん。


「…今週の食事当番は香澄、あんただろう。皆待っているのだが」

よほどお腹が空いているのか、苛々している斎藤一さん。
なら勝手に何か食べてくれてもいいのに…。


「よっしゃ一気に決めてやる! 覚悟しろしんぱっつぁん!」

…。朝っぱらからPS3に夢中な藤堂平助さん。


「…クカー」

ソファに横たわって寝ている原田佐之助さん。


「ちっくしょー! ク○リンを選んだのが失敗だったか!」

平助くんとPS3で対戦して負けたらしい永倉新八さん。


「ふん。寝起きの香澄も中々美しいではないか。千鶴ほどではないがな」

…。ふんぞり返る風間千景さん。
なんなのかなこの千鶴馬鹿は。婚活鬼。




まぁ、とにかく。
こういう朝は、かれこれ1週間ほど迎えました。
上手く言えないけど、薄桜鬼のゲームしてたらいきなり画面がピカーと光って気付くと皆がいた…ってな感じ。
何故か向こうがこっちにきちゃったんだよね。

まぁ行く当てもないし、ここに住ませてあげましょうと。
私一人暮らしだしいいかなと思ってね。




重い瞼を必死に開かせながら、
私は8枚ものトーストを焼くんです。

Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.2 )
日時: 2011/07/27 22:02
名前: ひめねずみ ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)


/02




「香澄ちゃん香澄ちゃん」
「何ですか」
「僕トーストじゃなくて香澄ちゃんを食べたい」
「ちょっと黙ってもらえますか」


ただでさえ眠いのに。低血圧なのに。
沖田さんは私の背中にべっとりとくっついてくる。
暑いです。


トーストが焼けると、面倒くさいので大きなお皿にトーストを積み重ねると皆が集まる机の上に置いた。
後からジャムやらバターも持ってくる。


「食べといて下さい」


それだけ言うと、私はふらふらと自分の部屋へ戻っていった。






「今日の香澄、何時にも増して怖かったな」

平助がいちごジャムを塗りたくったトーストを頬張りながら喋りだす。

「しょうがねぇよ。こんな大勢の男が家に住み込んでんだ。疲れてんだろ」

バタートーストをもぐもぐと原田。

「ん〜ムシャムシャじゃあ、皆でムシャムシャどっか気晴らしにムシャムシャ遊びに行くか?ムシャムシャ」
「永倉新八。高貴な鬼である俺の目の前で口の中のものを見せながら喋るのは止めろ」


「ったく…遊びに行ったらもっと疲れるだろうがよ」

溜め息交じりに言う土方。
確かに正論だ、と沖田を除く6人が頷いた。


「でも家で静かにしてるなんて出来ないなぁ、僕」
「てめぇは一人で外にでも行ってろ」
「嫌だなぁ土方さん。そうなったら香澄ちゃんも連れて出かけますよ」


へらへらと笑う沖田以外の隊士(+鬼)が、一斉に沖田を睨んだ。









別に沖田フラグとかじゃないです\^p^/
一人くらいこういうキャラほしいなと思って沖田さんにしただけです←



Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.3 )
日時: 2011/07/28 14:06
名前: ひめねずみ ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)


/03




「今日は静かな一日だといいな…無理だろうけど」


一人でそう呟きながら自分の部屋をでる私。
あ、部屋に戻ったのは着替えるためであって。

2階のリビングへ階段を下ると、
リビングに皆の姿はなく、
待ってたんだぜ、と笑う左之さんの姿があった。


「あれ…左之さん、みんなは?」

「下にいるよ。ほら、行くぞ」


そうやって左之さんから右手を伸ばされる。
…え、何ですかその手は。 繋ぐと?


「あの…遠慮しときます」


原田ファンに怒りを買っちゃうかもなんで。
私、皆に愛される千鶴ちゃんとは違うと思うんで。
ていうか階段を下るだけなのに手は繋がなくていいです。私お姫様じゃないんで、はい。


私は否定した、否定したはず、なのに。


「遠慮すんなって」


ただの照れ隠しだと思われたのだろうか、がっちりと手を握られてしまった。
あああ……。
別に左之さんのことが嫌いなわけじゃない。むしろ好き(友達として)。
でもさー…これ…。
うん、もう何でもいいや…。


ていうか…

行くって、何処に?




私の最初の呟き、作者は聞いてくれてなかったのだろうか。


Re: 私の家に幹部6人と鬼1人がいます。【薄桜鬼】 ( No.4 )
日時: 2011/07/28 20:56
名前: ひめねずみ ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)


/04




玄関を出ると、既に車に乗り込む皆の姿があった。
ドアを開けて迎えてくれてるのは沖田さん。

「さ、早く乗って香澄ちゃん」

「これは…」

私は、隣にいる左之さんを見上げる。

「まぁ、気晴らしにな。お前も俺達に疲れてんだろうけど、付き合ってくれ」

そう言って大きな手で私の頭をポンポンと撫でた後、左之さんは助手席に乗り込んだ。
運転席は…土方さんだ。てかいつの間に免許取ったの?


沖田さんに引っ張られ私も車内に乗り込む。

まぁ、座ってるところを図にすると、



   前
-----------------
助手席 運転席
左之  土方
-----------------
斎藤 香澄 沖田
-----------------
永倉 藤堂 風間
-----------------
   後




↑こんな感じである。




ブロロロ…とエンジンがかかった後、車は走り出した。



「…何処に行くんですか?」

左隣でただ黙っている斎藤さんに問う。

「…俺も詳しくは知らん」
「あ…そうなんですか…えと、じゃあ土方さん、」
「黙ってろ」


……聞こうとしただけなのに。
ていうか、土方さん大丈夫かな。汗尋常じゃないけど。

緊張してるのかな…。
てかホントにいつ取ったんだろ免許。


そんな土方さんに要らないちょっかいを出してくる沖田さん。
何やら異様に喋りかけている。


「土方さん、背後からすっごい鬼の視線を感じるんですけど〜」
「俺にゃ関係ねぇ」
「…誰がお前など見るものか。俺は香澄を見ている」

「え゛っ!?」


わたし!? 見なくていいよ! 千鶴ちゃんなんでしょ貴方!!



「土方さん、何か車内たくあん臭くないですか?」
「気のせいだ」


土方さんの額から汗がポタポタと流れ落ちる。
すごいストレス溜まってるだろなぁ〜…。

そのストレスの原因の沖田さんは、後ろを向いて何やら風間さんに言っている。


「ていうか、風間の頭の色って沢庵みたいだよね♪」


…な、なあああ!?
何言ってるんですか沖田さん!!


「なんだと…?」


あああ…やばいよ、沢庵色…じゃなくて金髪が白髪なってきてる! 角生えてきちゃってるって!

私は車内で暴走されては困ると思い、
慌てて角を引っ込めた。(全力で押したら引っ込みました)



はぁ…もう疲れる……。


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