二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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フェアリーテイル 草の滅竜魔道士と霊媒士 オリキャラ募集♪
日時: 2011/12/29 15:55
名前: (・∀・)/ リン (ID: XEIko/lc)

 
えー、前にもこの小説描いてたんですけどね、何か消えちゃいまして;

また一からやろうと思いましてね。

———— ルール ————
・荒らし・中傷はNG!!
・アドバイス・感想をお願いします!!
 一言『読みました』だけでもいいので

 それでは〜、スタートっ!!

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Re: フェアリーテイル 草の滅竜魔道士と霊媒士 オリキャラ募集♪ ( No.64 )
日時: 2012/02/02 20:52
名前: (・∀・)/ リン  ◆J21Ds7m2q. (ID: XEIko/lc)

スレ上げ↑↑

Re: フェアリーテイル 草の滅竜魔道士と霊媒士 オリキャラ募集♪ ( No.65 )
日時: 2012/02/05 19:51
名前: (・∀・)/ リン  ◆J21Ds7m2q. (ID: XEIko/lc)

第十四話  命の輝き

「ナツ。イグニールな訳ないでしょ。あの大きさ見なさいよ?」

 ルーシィが呆れた顔でナツを諭す。

「イグニールだと思ったのに……!」

 ナツの落ち込みようは半端ない。
その様子を見て、ルーシィも少し驚く。

「あの、あそこにいるのは……人?」 

ウェンディが赤い竜の模様がある方を指差す。確かに、葉の隙間から肌の色が見える。

「おーい。誰かいるのー!」

 声をかけると、その影は少し動いた。

「貴方達……どうしてここに……。ここは、結界で閉じ込められているはずなのに……」

 赤い竜を背中に刻んだ少女が、ゆっくりとこちらを向いた。

「結界? 知らねえよ、そんなの。普通に歩いてたらここにきた。お前は誰だ?」
「私はシエラ・クリファ」

 そういって、シエラはレイの方を見た。

「私の声が、貴方には聞こえた。つまり、貴方には命の輝きがあるんですね。そして、ここまで来れた貴方がたにも、命の輝きがあるんです」

「命の輝き……?」

——おまえにも、命の輝きがあるのかもな。
——命の輝きがある奴にしか出来ない魔法を教えてやるよ。

(おじ……さん)

 レイは、過去から伸びた思い出から離れ、シエラに視線を戻した。
両手足を鎖で縛られている。

「エルザ、これ、斬ってあげてよ」
「ああ。判った。シエラ、気をつけろ」

 エルザが、剣を使って鎖を斬った。同時に、空間がもろい硝子の様に割れた。

「これは……!?」
「封印が破れました。貴方がたが、私の封印を解いてくださいました。
ありがとうございます」

シエラが立ち上がった。服こそボロボロだが、容姿端麗と来ている。

「お礼に、何をしましょうか……。そうだ、未来を教えて差し上げましょう」



Re: フェアリーテイル 草の滅竜魔道士と霊媒士 オリキャラ募集♪ ( No.66 )
日時: 2012/02/26 15:57
名前: (・∀・)/ リン  ◆J21Ds7m2q. (ID: XEIko/lc)

 第十五話 裁判

 ナツ達がシエラと会ったのとほぼ同じ時間に、評議員の裁判が始まった。中央にいる被告人は、黒いフードで顔を隠している。

「皆さん、静粛に。これより、裁判を始めます」

 議長のグラン・ドマが、被告人の罪を言った。

「ギルド間での戦争。被告人ポーラよ、間違いないな?」

 被告人は、小さく頷いた。

「なぜそのようなことをした」
「……」

 被告人は、小さな声で何かを言った。


 そして、そのあとの長い長い裁判を終え、被告人は無期懲役の刑となった。
 牢の中に入った被告人を見ていた一人の少女が、声をかけた。

「あの貴方が、こんな風になってしまうなんてね。私、びっくりだわ。
 結局、評議員に捕まっちゃったし、リサには先を越されるし。
 ほんとに聖十大魔道の一人だったわけ? そんなんじゃ、妖精の尻尾に仕返しなんてできるのかな?」

「私は、被告人でなかったら、今お前を殺すところだったぞ、アイラ。
 言葉に気をつけた方がいい」

「あら、私に勝てるとでも? 私は滅竜魔道士よ?」

 少女は背を向け、小声でつぶやいた。

「あなたは、妖精の尻尾に仕返しなんてできない。
 ——ジョゼ・ポーラさん」

Re: フェアリーテイル 草の滅竜魔道士と霊媒士 オリキャラ募集♪ ( No.67 )
日時: 2012/02/26 18:25
名前: (・∀・)/ リン  ◆J21Ds7m2q. (ID: XEIko/lc)

 第十六話 魔の道への一歩

 フィオーレ王国のはるか東の果ての砂漠で、ある事件が起こった。
事件が起こった砂漠の街は、ハラドーナという街だった。

「っ……! ぎゃああああ」

 次々に悲鳴が上がる。時々、空に赤い液が飛び散る。

「助けてくださいっ……! 子供だけでも」

 一人の女が、事件の当事者に必死にせがんでいた。
その当事者の男は、子供を奪いとり、小型ナイフで喉を突き刺す。
 その子供は、悲鳴を上げる前に息を引き取った。

「あ……セイン! セイン!!」

 女は、自分の子供の名を叫んだ。
 目の前にいる、男、しかも自分より年下の少年が、自分の息子を殺したのだ。
 悲しみよりも恐怖よりも、怒りがこみ上げてくる。

「私の子供を! よくも……!!」
「……だまれ」

 その少年は、女を躊躇なく蹴り飛ばした。そして、呟く。

「絶対に弾が切れない銃」

 少年の手に現れた銃で、女は何度も撃たれた。死んだそのあとも、
何度も。

「……終り。任務は終わった」

 少年は血で染まった砂を見つめ、踵を返した。


           *

 少年の襲撃に会った砂漠は、街とは思えなかった。
倒れた木でできた家の中から、一人の少女が出てきた。

「おかあさぁん……おとぉさん……!!」

 少女は変わり果てた街を見つめ、一歩ずつ歩きだした。

「あいつ、おかあさんとおとうさんを殺した。私の街も壊した。だから
 私は魔道士になって、あいつに復讐する。ディエン・マーレという、あの
 男に……!!」

 それが、魔道士ショコラの魔の道への一歩だった。

Re: フェアリーテイル 草の滅竜魔道士と霊媒士 オリキャラ募集♪ ( No.68 )
日時: 2012/02/26 18:52
名前: ショコラ (ID: sopKm/an)


 お〜ぉ!!すげ〜!!


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