二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!!
- 日時: 2012/01/02 20:08
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
「え、僕がですか? さすがにイヤですよ、それは。だって、僕だっていろいろと事情があったんです。 分かってるはずですよね?
……分かりましたよ。雷門ですね。では、明日行きます。」
いきなりセリフからはじまっちゃってすみません。
柳(やなぎ)ゆいらっていいます。はじめての方も多いんじゃないでしょうか……;;
これはイナGOの小説です。恋愛系ではないです;; 時にシリアスなときもあるので、
よろしくおねがいします。
の前に、
○荒らしにきたぜ!!
○シリアス? ジョウダンじゃねえ!!
○パクってやる! 絶対パクってやる!!
○カメ級更新? ケッ、ふざけんな!!
に一個でもあてはまる人はUターン
↑が許せる神さまは、どうぞ進んでくださいませ。
〜本編〜
「キャラクター紹介1」 >>1
「プロローグ」 >>2
story1 >>4
story2 >>5
story3 >>7
story4&「キャラクター紹介2」 >>8
story5 >>10
story6 >>11
story7 >>12
story8 >>15
story9 >>17
story10 >>19
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.7 )
- 日時: 2012/01/01 08:27
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
——story3.部活——
キーンコーンカーンコーン……
「起立、礼、着席!!」
先生が出ていったとたん、みんなは樹の元に寄っていった。
樹はと言うと、とうぜんのように「なにか質問?」と聞いている。
「ねえ、朝河くんって白恋中から来たって言ってたけど、北海道から来たってこと?」
「うん、ちょっと用事があって、越してきたんだ。」
「サッカーはやってたの?」
「え……あ、うん、まあ……。ホーリーロードの前日に猛吹雪の中クマおやじに襲われてね……。」
「クマおやじ??」
「あっ、いや、いまのは気にしないで。」
樹はあせってそう言った。質問した女子は、ふ〜んと言っている。
天馬といえば、自分の席からじっと樹を見ている。
「天馬は聞きに行かないの?」
「信介だって。」
「えっと……だって、質問攻めにされたら、大変かなぁって。」
「だよね。」
「天馬も?」
「うん、俺もそんな感じ。」
「へえ……。」
ふたりはそろって、人の群がる中にいる樹をじっと見ていた。
————次の休み時間————
「えっと、名まえ……。」
気がつくと、天馬の席の近くには、樹がいた。
「俺? 俺の名前は松風天馬。天馬って呼んで。」
「やっぱり……。」
樹はぼやいた。
天馬にははっきりきこえ奈なかったのか、
「なに、なにか言った?」
と聞いた。
樹はあせりながら、
「う、ううん、別に。僕は樹でかまわないよ。君のことは、松風君でいいかな?」
「うん、全然いいよ。」
天馬はにっこり笑った。
「あ、そうだ、部活ってどうするの?」
「部活? う〜ん、そうだなぁ……
じゃあ、ボクは——。」
つづく
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.8 )
- 日時: 2012/01/03 10:10
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
——story4.商店街で——
「部活は、とくに入る気はないんだ。もしあえて入るなら……。」
「入るなら?」
天馬がぐいっと顔を近づける。
樹はニッコリ微笑んで、
「サッカー部、かな?」
「ほんと!?」
天馬はそれを気いて、ガタッと勢いよく立ち上がった。
「う、うん、もしあえて入るならね。入るなら。」
「そっか。実は俺もサッカー部入ってるんだ。サッカー大好きだもん。樹も?」
「うん、まあ。……いや、好きって言うより、ちょっとした縁があるって言うか……。」
「縁?」
「ううん、気にしないで。」
樹は再び微笑んで、自分の席に着いた。
————放課後 グラウンド————(←なにげにイナGOのエンディングの歌詞になってるww)
「……?」
雷門中監督・鬼道は、グラウンドのそばにある木の影を見た。
一瞬、人影があったようにも見えたが、それは一瞬だけで、すぐに消えていた。
「兄さん、どうしたの?」
「いや、誰かが見ていたような気がしていたんだが……。」
「兄さんをww?」
「笑いながら言うな、春奈;; これでも真剣なんだ;;」
「すいません。」
「俺を見ていたわけじゃなくて、神童たちをだ。」
「フィフスセクターでしょうか?」
春奈の問いに、鬼道はしばらく、うんともすんとも言わなかった。
そして、長い沈黙が続いた後、こう答えた。
「おそらく、この学校の奴だろう。そして、フィフスセクターなのだろうが……。」
「この学校の生徒で、フィフスセクター……。剣城くんだけじゃないんでしょうかね?
この学校に送りこまれてきたシードは……。」
「分からない。そのへんの情報は、まだ明確にはつかめていないからな。」
鬼道は、門の方に目を移し、鬼道はハッとした。
ひとつの人影が、塀にもたれかかって、雷門イレブンたちを見ていたのだ。逆光になって、すがたはよく分からないが、天馬と同じくらいに見える。
人影も鬼道の視線に気づいたらしく、ポケットになにかをしまうと、ずいぶんあっさりと、門から出て行った。
「あいつ……?」
「兄さん?」
「いや、なんでもない。全員集合!!」
鬼道の声で、みんなは半円型に集まった。
「今日の練習はここまでとする。」
「えっ、いつもよりちょっと短くないですか?」
信介が口をはさんだ。
鬼道はそれにすぐ反応し、
「少し調べなければならないことができてな。」
「調べなければならないこと?」
神童がけげんそうに聞いてきた。
鬼道は動じず、
「制服に着がえて下校しろ。なるべく人と一緒に帰り、寄り道するな。」
と、まるで小学1年生に言いきかせるように言うと、鬼道は校舎に向かって、静かに歩きだした。
————天馬 信介 葵 狩屋 in帰り道(商店街)————
「調べごとって、なんだと思う、天馬?」
「分かんないけど、でも、すごく大切なことなんじゃない?
たとえば、フィフスセクターのこととか。」
「ああ、あるかも!」
天馬の言葉に、葵が反応し、信介も「うんうん、絶対そうだ!」と、もう6時なのにも関わらず、大声を上げる。(今日は天馬の家でなにかのお祝い会です)
狩屋はうるさそうに耳をふさぎながら、
「どうしてここまで大声でしゃべれるんだよ……。」
と呟いた、そのとき。
「いらっしゃいませ! 新鮮なお野菜にお魚……いらっしゃい、いらっしゃい!!」
と大きな声がした。
商店街に目をこらすと、ひとりの少女が、エプロンを着て大きな声を出していた。その右にはサバ、アジなどの魚、左にはキャベツ、トマト、きゅうりなどの野菜がならんでいた。
「あそこ、なに?」
この商店街のことをよく知らない狩屋は、店を指さしながら聞いた。
天馬は即座にそう答えた。
「あそこはね、石川さんの八百屋さん。だいたいなんでも売るってるんだ。でも、あんな女の子、いたっけな……?」
天馬は小首をかしげながらそう言った。葵もコクコクうなずきながら、
「そうそう。たしか石川さんだけだったよね、お姉さんの。」
「行ってみない、行ってみない!?」
信介はピョンピョン飛び上がりはしゃぎながらそう言った。天馬もうなずき、八百屋に行くことにした。
天(ちょうど秋姉にも、キャベツ二分の一たのまれてたし。)
「あのー、いいですか?」
「はいっ、いらっしゃい!」
少女は満面の笑みでこちらを見て、ハッとしたような顔になった。
女(え……なんでこの人たちが!?)
「えと……なにをお買い求めですか?」
「えっと、キャベツ……。」
「キャベツなら、二分の一、四分の一、六分の一、また丸ごと、それぞれ大中小とありますけど……。」
「じゃあ……二分の一の中を……。」
「はい、じゃあ百二十円。」
「安ッッ!!」
「アハハ、お客さん元気いいね。おまけだよ、はい。」
少女はそう言って、チロルチョコを手渡した。
「え……(・○・ポカン)」
「アハハ、おまけって、幼稚すぎました? 期間限定なんで。」
「あ、ほんとだ。あんみつ味(そんな味はない)……。」
「毎度あり。はい、キャベツ。」
少女は軽々とふくろを手渡した。
天馬はその重さに、前のめりになる。
「重ッッ!!」
「そんなに? お客さん、名まえは? 良ければ届けるけど?」
「ま、松風っていいまs……重ッッッ!!」
「アハハ、いい、いい、あたしが持つって。あたしの名まえは朝月(あさつき)って言うんだ。よろしくね♪」
つづく
——キャラクター紹介——
朝月 〜アサツキ〜
石川さんの八百屋さんで働いている。
下の名まえは……?
容姿:茶色い帽子に青色の髪。ポニーテール。よく見ると誰かに似ている気が……?
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.9 )
- 日時: 2012/01/01 12:25
- 名前: いも (ID: tt5B9b7t)
きました!!
斉「さすが、ゆいらさんは神だね☆」
狩「紙のいもとは天空と地中くらいの差だなww」
ひどくね!?事実だけどww
剣「認めるのか・・・」
ま、まぁ・・・一応!
倉「(かわいそうな奴)」
あー今、倉間・・・かわいそうな奴とか思っただろ!!
倉「何か問題でもww」
大丈夫だ、問題ない。
斉「何が言いたいか?ゆいらさんが神って言いたいの!!」
狩「ところで・・・ゆいらさんって小6なのか?」
あぁ、そういえばこの間卒業文集の話してたっけ・・・
・・・・ってことで、ゆいらさんって、小6ですか!?
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.10 )
- 日時: 2012/01/01 17:24
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
うん、もちろん小6!! あたり前田のクラッカーだよぉ!
零「うっわー、古ッ。おまえ大学生じゃない??」
大学生でもこんなの知らないだろ!! うちの親の年代だ、うちの親ッッ!!(だいたい30〜40代)
零「認めてるよww ほんっといたい奴だなww」
笑いながら言ってんじゃねえ!!
零「ヘタレ+カスのくせに、ケンカ売ってんの?((ギロッ」
めぇえええっそーもない!!
あ、じゃ、じゃあ、とっとと更新します;;(このままだと殺されかねん!;;)
——story5.宅配——
「へえ、松風君は雷門なんだぁ。って言ったら、最近ホーリーロードに出てるじゃん。」
「うん、狩屋も信介も葵も、みんな雷門だよ。しかもサッカー部!」
「あー、『松風天馬』って聞いたことあるなーと思ってたら! 試合、見に行ったよ。たしか……白恋中の試合。」
「そっか、見てくれてありがとう!」
「どーいたしまして!」
「ねえ、僕たちって完全無視じゃない?」
ホーリーロードのことで盛り上がっている天馬と朝月を見て、信介は葵と狩屋に聞いた。
ふたりは、信介の意見に激しく同意した(というのも、ものすごい勢いで首を縦に振ったからである)。
「あ、ここだよ。」
「えっ、ここぉ!?」
朝月は天馬のアパートを見て、驚いたように声をあげた。おんぼろゆえにだろうか。口を半開きにしている。
「だ、大丈夫、朝月さん……;;」
「うん、だ、大丈夫、大丈夫。でも、ここかぁ……。」
朝月はまだ驚いている様子だ。と、そのとき、
ピリリリリ!
と朝月の携帯着信音が激しく鳴り響いた。
朝月はキャベツの入ったふくろを軽々と腕に通し、携帯電話を手にとると、話を始めた。
「はい、もしもし。あ、石川さん! すいません、今やっとお客様のご自宅に到着したところです。
……はい、分かりました。えっと……え、フカヒレ??」
天(フカヒレ? なんの話しだろ、高級食材が入って来るよって言う話しかな?)
「分かりました。……え、そんなにたくさん——!?」
『うるはーいっ! 文句言うんとちゃう!!』
電話の相手である、石川はさけんだ。電話の聞き取り部分から、少し遠くにいる狩屋たちにまできこえるのだから、朝月にとってはかなりきつい超音波だろう。
「ううう……;; わ、分かりました。では。」
クラクラしたまま電話を切ると、大きなため息をついた。
「フカヒレかぁ。ま、かまわないけど。あれ重いんだよなぁ……。」
「えっ、どうかしたの?」
天馬はすかさずわりこんだ。こんないつもの天馬の様子に、狩屋はため息をもらす。
「うん、ちょっと宅配入っちゃって……。フカヒレたのまれたらしいんだけど、あれがけっこう重くって……;;」
「手伝おうか?」
「うん、ありがとう……ってん?」
天馬の言葉を、朝月は脳内で巻き戻し再生した。
『て つ だ お う か?』
「いいいい、いいよ! だいたい、松風君はいくらこう呼んでると行ったって、れっきとしたお客様だ!
お客様にお手伝いをさせるのは、商売者として心苦しいというか、なんというか……。」
「いいよ、別に。重いのは俺に貸して! 軽いのは、朝月さんで。」
「…………分かった。ありがとう、松風君。」
朝月はニッコリ微笑んでそう言った。
天馬と朝月は、秋姉にキャベツを渡すと、『木枯らし荘』を出た。
にしても、あのキャベツ。重いはずだ。
だって、1キロもあったんだから。
——天馬 朝月 in宅配中(長い道)——
「ほんっとに重いね……;;」
「大丈夫? ほら、松風君宅配慣れてないじゃない。あのキャベツ1キロしかなかったのに、ダウンしちゃってたし……。」
天(『しか』!? いま、1キロ『しか』って言った!?)
「? どうしたの、松風君?」
「ね、ねえ、朝月さん、コレまでの中でいちばん重かったのは、なんキロ?」
「24キロ。」
「にじゅうよん!? 持てたの!?」
「うん、となり町まで。」
平然と答える朝月に、天馬は勝ち負け関係ないというのに、負けた気分になった。
「にしても、これ、どこに届けるの? フカヒレこんなにたのむなんて、ただ者じゃないけど……。」
「うん、たしかご注文者は……神童様……だったかな?」
「えっ、キャプテン!?」
「言ってるうちについたよ☆」
「えぇえええぇぇ——!?」
天馬はズザッと後ずさった。
「どうしたの? あ、誤解されちゃうかも、とか? 大丈夫だよ、わたしがなんとかする。
さ、押すよ。」
朝月はインターホンを押した。
ピンポーンと音が鳴り、ガチャッと音がして、
『はい、神童です。どちら様ですか?』
と声が流れた。神童だ。
「初めまして。わたし『たち』はご注文されました、フカヒレをお持ちいたしました!」
天(たたた、たちって言っちゃったし!!)
『? 今門を開けます。』
ギギィ……と音を立てて、門が開き、朝月と天馬は歩きはじめた。
つづく
補足:フカヒレは、天馬の持っている方が3キロ、朝月の持っている方が11キロです(イレブンですから)。
けっきょくは、朝月の方が重い方を持ったんですねww
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.11 )
- 日時: 2012/01/01 20:18
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
——story6.ビビリ症——
「ね、ねえ、この廊下、長いと思わない?」
朝月は、廊下の壁にくっつきながらそう天馬に聞いた。
一方天馬と言えば、一度来たこともあって、多少慣れていたが、
「うん、大きいとは思う。長い……とも思う;;」
「あう〜、長いし、少し暗いし、ほんとに、な、な、な、なんか『出そう』だよぅ(/△\;;)」
「大丈夫?」
「う、うん……;;」
朝月と天馬の会話が、そこで途切れたとたん、ピアノの音色がきこえた。
さっき『出そう』と言っていた朝月の顔が、サッと青ざめ、
「イヤ————!!」
と大声を発した。
天馬はあせって朝月の口をおさえた。
「しーっ。これは、キャプテン……神童さんって言ってたじゃんか。あの人がピアノを弾いてるの。」
「まっ、まぎらわしいっ。ほんっっっっとにビビった!!」
「そんなにこわがりで、配達できるのがすごいよ……。」
「そういうこと言わないでよ。けっこう気にしてるんだよ、このビビリ症……。」
「ご、ごめん……。あ、ここだよ、キャプテンの部屋。」
天馬が言うと、朝月は目に涙をためたまま言った。
「なっ、なんで神童さんのお部屋にわざわざ……。」
「だって、そっちの方がキャプテンも確認できていいでしょ?」
「よくないっ、絶対よくないっ。もし部屋に誰も居ないで、ひとりでにピアノが鳴ってたら? こわいでしょ??」
「でも、行ってみなきゃ分からないよ?」
「…………分かった、入ろう。」
朝月は天馬の後ろから入ってくることにして、扉をノックして入った。
キィ……と静かに音をたてて開く扉に対し、ピアノの音が大きくなったので、朝月は「ヒッ。」とのどを鳴らした。
しかし、きちんとピアノを弾いている主はいた。
案の定、神童であった。
神童もこちらに気づき、声をかけた。
「天馬? なんでここに? たしか、さっき通したのは配達の……。」
「よかったぁ……、弾いてるのは人間だったよぅ……。」
朝月は、天馬のうしろでヘナヘナとその場に座りこんだ。
それを見て神童はギョッとした。
「そ、その人は?」
「あ、えっと、この人は……。」
「あっ、いけない。これ、配達に来ました。」
「さっき座りこんでたのはいったい……? 弾いてたのは人間だったとかなんとかって……?」
「あ、あれは気にしないでくださいっ。」
「ビビってたんです、暗いうえに廊下が長いし、ピアノの音まで聞こえてくるから幽霊じゃないかって。」
天馬がそれを言った瞬間、神童にフカヒレの入ったふくろをふたつともわたした朝月はまっ赤になった。
「ままま、松風君っ////」
「あ、ご、ごめん、つい……。」
「あ、お邪魔しました!! 松風君、帰るよ!!」
朝月は神童に一礼すると、天馬の腕をひいて、すごい勢いで部屋を出て行った。
つづく
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