二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

二ノ国 不思議な世界で
日時: 2012/01/24 17:39
名前: テテ (ID: IycwIUpg)

こんにちは、テテといいます♪ちょっとわかりにくい部分とかもあるかもしれませんが、よろしくお願いします・・・。

人物紹介(オリキャラ)

ナウィン・無口で毒舌。人に気持ちを伝えるのが苦手。12歳の少女。
     回復魔法と補助魔法が得意。

ショウ ・無表情。マイペースだが、運動神経は良い。12歳の少年。
     風属性の攻撃魔法が得意。

フィン ・さっぱりきっぱりした性格。明るい。15歳の少女。
     ナウィンの姉。水属性の攻撃魔法が得意。

あとは、イマ-ジェンがしゃべります。
オリバー、マル、シズク、ジャイロもでます。

二ノ国が好きな人、見てくださると嬉しいです。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8



Re: 二ノ国 不思議な世界で ( No.1 )
日時: 2012/01/25 15:17
名前: テテ (ID: IycwIUpg)

1・「二ノ国へ?」

フ「ナウィン、二ノ国しようよ!」
ナ「・・・えー・・・・・・仕方ない、いいよ、遊ぼう。」
フ「おー、珍しく機嫌いいねー♪」
フィンがそう言って悪戯っぽく笑うとナウィンはそっけなく答えた。
ナ「別に。気が向いただけ。」
フ「・・・素直じゃないんだから、もう。」
ナ「で、やるなら早くして。勉強できなくなる。」
フ「はいはい、・・・・・・よ〜っし、いっくよ〜!」
ナ「うん。」
『バチッ!』
フ「ん?・・・もしかして、壊れた?壊れちゃった?」
ナ「・・・かもね。」
『バチ、バチバチッ、ビービービービビ、ビ、ビビビ・・・』
ナ「・・・ほっとけば、たぶん、直る。・・・はず。」
フ「うーん・・・、しっかたないなあ、別の遊びしようか、ねっ?」
ナ「勉強。だから無理。一人で遊んでれば。」
手をさしだしにっこり笑うフィンに、ナウィンは冷たい言葉を浴びせる。
フ「ひっど!も〜う、しらないから、ふんっだ!後悔しても知らないんだからね!」
ナ「あんまり大声出すと近所迷惑だと思う。静かにしゃべって。」
フ「・・・そこまで言うなら、もう二度と口聞かないから。じゃね。」
これはさすがにヤバいと思い、ナウィンは立ち上がった。
ナ「別に、そこまで言ってないんだけど?」
フ「・・・。」
ナ「だから・・・。」
『ビービビビー!バチッ、バチバチッ、ビビビビビー!』
急にDSからものすごい機械音が鳴りはじめ、2人は耳をふさぐ。
『ビ、ビビビビビ・・・』
機械音が止みはじめると、今度は強く眩しい光が溢れはじめた。
ナ「ん、ん・・・なんか、ねむ、い・・・。」
フ「うう・・・!」
光はさらに強くなっていき、家じゅうが光で溢れると、光は次第に弱くなり、消えた。
その家の中から、2人の姿はなくなっていた・・・。

ナ「——ん・・・。ここ、は・・・、何処・・・?」
知らない、天井だ。暖かい光が、窓から差し込んでくる。ここは、天国なのだろうか。そうかもしれないし、違うかもしれない。
私の身に、何があったの——?
?「あ、目、覚ました。お前、大丈夫か?倒れてた。」
ナ「・・・大丈夫、だと思います。・・・貴方は・・・?」
?「ルッチ。イマ-ジェン。オリバーの、イマ-ジェン。お前は?」
ナ「ルッチ・・・!?あ、あの・・・ここって、二ノ国、ですか・・・?」
ル「そう、ここ、二ノ国。で、お前の名前は。」
ナ「え、あー・・・、私は、ナウィンで、す・・・。あの、もう一人女の子を見てませんか・・・?」
ル「知らん。見つけたのは、お前、一人。他に、いたのか?」
ナ「私の、姉もたぶん何処かにいるんじゃないかと。」
ル「オリバー、呼んでくる。お前、ここで待ってろ。」
ナ「・・・はい。」
フィン姉は、何処か別のところにとばされてしまったのだろうか。
・・・というか、ルッチって、・・・人間、だった?
目の、錯覚?
オ「目を覚ましたんだね!」
戻ってくるの早い。・・・あー、やっぱりルッチが人間になってる。
ナ「あの・・・何故、イマ-ジェンが人間に・・・?」
オ「それがよく分かんないんだよね。捕まえる際は普通にイマ-ジェンなんだけどさ、どういう訳か仲間にすると人間の姿になっちゃうんだ・・・。」
ナ「そ、そうなんですか・・・。」
ル「気にするな。言葉が通じて、こっちとしては、楽。だから気にするな。」
ナ「・・・分かりましたっ!」
オ「そうだ、ナウィンちゃん、キミはどうしてあんなところに倒れてたの?」
ナ「どこに倒れていたんですか・・・?」
オ「えっと、ナーケルナット遺跡のところに倒れてた。」
ナ「・・・私は、別の世界からきたようなので・・・なんか、よく、分かりませんごめんなさい。」
オ「あ、えーと、ご、ごめんね・・・?」
ナ「こちらこそ、ごめんなさい。」
オ「そうだ!よかったら、一緒にジャボーを倒す旅をしない?無理なら、別にかまわないけど・・・。マルが、さっきキミを見て、キミの事
すごく気に入っちゃったみたいで・・・。」
ナ「・・・はい。帰るところとかもないし・・・。私も、協力します!」
オ「あ、ありがとう!今、皆を呼んでくる!すぐに来るから、そこにいてね!」
ナ「・・・はい。」
まさかこんな展開になるとは、思わなかった。でも、せっかくこの世界に入れたんだし、私の世界ではできないこととか、やってみるか。
なんか楽しそうだし。  私のこの世界での生活は、こうして始まった・・・。

ごめんなさい、イマ-ジェンが擬人化になってしまいました・・・。
本当にごめんなさい、苦手な方がいましたら、おっしゃって下さいませ><すぐ、修正いたしますから。

Re: 二ノ国 不思議な世界で ( No.2 )
日時: 2012/01/25 17:00
名前: テテ (ID: IycwIUpg)

2・「自己紹介」

オ「ナウィンちゃん、皆を連れて来たよ!って、マル!ジャイロの首絞めないでよ!」
マ「え?絞めてるだけ、気にしなくていいよ?」
ジャ「て、てめ・・・っ。」
ジャイロが苦しそうにあえぐのを聞いた皆は焦り始めた。
シ「おいおいおいおいおい、チョイ待ちや、マル!オッサン死ぬで!?」
ル「マル、それ危ない。ジャイロ、いちおう、仲間。」
マ「え〜だって、私の事を侮辱したんだから、報いは受けてもらわないとね?うふふふふ・・・♪」
マルは恐ろしいオーラをだしながら笑う。
ナ「マ、マルさん、人殺しは、犯罪、怒られる・・。」
マ「うーん、ナウィンちゃんとかルッチが言うなら・・・仕方ないかあ・・・。」
マルは手を緩め、ジャイロを解放した。
ジャ「ゼー、ゼー・・・っは、マル、俺を殺す気かよ!?」
(こんなおじさんにあってはならぬほどの情けない姿である。)
ジャイロはわかば涙目でマルに訴える。マルは恐ろしいオーラを崩さずジャイロに言い放った。
マル「分からなかったの?殺したいから首を絞めてたんだけど?」
ジャ「言わせておけば・・・このっ・・・!」
ルッチ「はい、ストップ。戦い終了。皆、扉の向こうで、待っている。
自己紹介、始め。」
『バンッ』
ルッチがそう言い終わった瞬間勢いよく扉が開き、人が流れ込んできた。
?1「マルー、喧嘩はー、ダメだよー?」
マル「セバ、これは死闘よ。」

?2「ジャイロ。弱いな、お前。もっと、鍛えろ。」
ジャ「う、うっせえ!ブロッケ、お前だってその姿じゃそんな筋肉ないだろ!」
ブ「そんなことはない。お前よりは、あるはずだ。」
セ「ジャイロはーあの変な武器で楽してるからー、筋肉がつかないんだよー。」
ジャ「黙れ!」

?3「オリバー。喧嘩はおさまったか?」
オ「あ、レイス。大丈夫みたいだよ。」
レ「そうか。」
?4「レイス、また喧嘩がおこってる。止めれば?」
レ「ほっとけ。」
?4「そう。分かった。」
オ「ジュシル、『喧嘩するほど仲がいい』って言うから、ね?」
ジュ「そうか。」
レ「単にジャイロが喧嘩っ早い人間なだけではないのか?」
オ「いや、それを言ったらちょっと・・・ね。」

?5「ルッチ。お前、こいつら、まとめろ。自己紹介。したほうが、いい。」
?6「僕、先に自己紹介しちゃおう♪ロロ、ロロはどうする?」
ロ「そうか、クロロも、そうする。ペミュ、行こう。」
?7「あ、待って、私も行く〜♪」
?8「私も〜!」
ル「皆!ちゃんと、自己紹介。死闘、喧嘩、戦い、ストップ。しなかったら、でたらめ乱舞。」
でたらめ乱舞の一言に、皆凍りついた。3秒後、皆慌ててナウィンの近くに走った。
セ「僕はセバー。よろしくねー^^」
ブ「ブロッケだ。よろしく。」
レ「レイス。」
ジュ「ジュシル。よろしく、願う。」
ロ「一人称、クロロ。名前、ロロ言う。よろしく。」
ペ「僕はペミュ。よろしくね>u<」
?7「私はピッコル!よろしくね♪」
?8「私は、ラシェル。よろしく♪」
マ「私はマル♪よろしくねっ><///」
ジャ「俺はジャイロ。よろしくな。」
ル「一応もう一回。名前、ルッチ。よろしく。」
オ「じゃあ僕も。僕は、オリバー。これからよろしくね!」
ナ「はい、よろしくお願いします。」
ル「敬語、いらない。やり直し。」
ナ「え、えっと、名前、・・・ナウィン。えっと・・・これから、よろしく。」
オ「終わった?・・・皆、今日はゆっくり休んでね。明日は、強くなるために修行だよ!」

修行?私、魔法、使えない。どうすれば、いい?どうしよう。言ったほうが良いか。・・・あ、皆行っちゃう・・・。・・・・・・魔法、使えるかな・・・?
ナ「・・・・・・フィン姉がいれば良かったんだけど・・・。」
そうだった——。別のところにとばされたんだろうけど———。
明日、修行する場所で、どうか見つけられますように・・・。
ナ「・・・んー・・・ねむ・・・。・・・フィン姉がくたばってませんように・・・。」
ベッドが異常なほどふかふかで、すぐに睡魔が襲ってきた。
ナ「・・・おやすみ、なさい・・・・・・。」

少女は、ゆっくりと瞼を閉じた・・・。


Re: 二ノ国 不思議な世界で ( No.3 )
日時: 2012/02/01 17:37
名前: テテ (ID: IycwIUpg)

人物紹介(イマ−ジェン)

ルッチ(ガルッチ)、ブロッケ(ブランボー)、レイス(メカバードン)、ジュシル(ファイアバードン)、セバ(セバスチャン)、クロロ(アンティークロロ)、ペミュ(スットコ)、ピッコル(お花ピックル)、ラシェル(フラパイン)

Re: 二ノ国 不思議な世界で ( No.4 )
日時: 2012/02/06 16:12
名前: テテ (ID: IycwIUpg)

3・「夢の中で」

目を開いた。空が見えた。・・・。随分メルヘンチックな世界だ。
ベタな絵本の中のような・・・。
魚飛んじゃってるしね。もう、どうしたって感じだ。
兎「こんにちは。」
ナ「・・・あ。兎だ。喋ってる。」
兎「キミは?」
スルーされた。
ナ「んー、・・・忘れた。」
そうだ。私は誰だったっけ?
兎「あの少年と同じようなオーラがあるね。確か・・・赤いマントを付  けてたね。」
少年で赤いマント・・・そんなのオリバーくらい・・・あっオリバーだ!
ナ「あ、そうだった。オリバーさんのことでしょ?」
兎「そうかもしれないしそうじゃないかもしれないよ。まあ、記憶なん  てたいして重要じゃないさ。此処はキミの夢の世界なんだから。」
”私の”・・・夢の世界?この兎がいる時点でそんなの認める気はない。ひとかけらもない。絶対。
ナ「・・・夢の世界。」
兎「それにしてもキミは、不思議だね。この世界の人のオーラとは違う  ようだ。」
ウルセ。オーラってなんだよオーラって。あーでも無視は可哀そうか。
ナ「あー・・・私はこの世界の人間じゃない。全く別の、何処か遠い世  界から飛ばされてきたっぽいから。」
兎「キミはこの世界が好きかな?」
何この兎。どんだけ質問してくんの。黙れー、黙れー。
ナ「好き。でも飛ばされたときに姉とはぐれたからちょっと不安か    も。」
兎「キミにはあの少年とは別の不思議な力を感じるよ。きっとキミはこ  の世界でやることがあるんじゃないかな?キミにしかできないこと  をね。キミのお姉ちゃんも同じさ。たぶんね。」
ナ「私にしかできないこと・・・。どうも。なんか気分がスッキリした  かも。」
兎「そう。キミがそう思うならそうなんだろうね。さあ、そろそろ日が  昇る。もうお帰り。」
ナ「そっか、じゃあ、またいつか。」
いや、別にこんなウサビッ〇みたいなのに会う気はそんなないけど。
兎「此処の事はすぐ忘れてしまうだろうけどね。」
それは良かったよ。とっても、忘れたいと思ってたから♪
『ピピ・・・チュン、チュンチュン・・・』
ん・・・。あー、眠いな・・・。なんか変な夢を見たような・・・?
”キミはこの世界でやらないといけないことがある。それはキミにしかできないこと„
・・・この台詞誰が言ってたっけ?えーと・・・。
オ「ナウィンー、朝ご飯だよー!」
ナ「あ、ハイ、今行きます!」
私は、この世界でやることがあるんだ。それが何かは、分からないけれど。

Re: 二ノ国 不思議な世界で ( No.5 )
日時: 2012/02/09 19:16
名前: テテ (ID: IycwIUpg)

3・「とある場所で」

見えたのは草原。そしてどしゃぶりの雨。曇りの空に、一瞬誰かの顔が浮かんだような気がした。
私はフィン。それは覚えていた。言葉も。でもそれ以上思い出すことはできなかった。
フ「此処は何処であの子は誰なの・・・?」
鮮明に思い浮かぶ人物。複雑な顔をした少女——。私と彼女は親しかったのだろうか?
誰なのだろう・・・いったい。
フ「それにしてもヒドイ雨・・・。寒い・・・風邪ひきそう。」
あたりを見回していると、遠くの方にぼんやりと何かが見えた。
フ「街かも。行ってみよっと・・・。」
私は歩き出した。そして転んだ。何かにつまずいたのだ。
フ「いった・・・、ん?あっ・・・。」
私がつまずいたのは、少年。意識を失っているようだった。
?「・・・ん・・・。」
どうやら目を覚ましたようだ。
フ「大丈夫ですか?」
顔立ちの綺麗な少年だ。
?「・・・。」
無視された。
?「・・・此処は・・・何処。」
やっと喋った。
フ「何でこんなところに?」
?「道を歩いてたら・・・ある家から光が・・・巻き込まれた。
  天国かも・・・。」
フ「光・・・?」
光。何か頭がモヤモヤする。
?「・・・。」
フ「あの、名前は?」
?「・・・・・・。・・・、・・ショウ。」
フ「ショウ・・・?どっかで聞いたような・・・。」
でもそんなはずはない。だって私に記憶はないのだから。
フ「ねぇ、もしかして家ない?」
シ「・・・たぶん。」
フ「そう・・・私はフィン。記憶がなくなってて・・・。もし、良けれ  ば一緒に旅でもしませんか?」
シ「・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・行く。」
彼はかなり無口なようだ。でも喋り相手がいないよりはずっとマシだ。
独りは、寂しい。
フ「分かった、じゃあ行こう!あっちに街があるっぽいから!」
シ「・・・。」
・・・我慢。喋り相手がいないよりマシだ。
フ「ついて来てね!さあ!」
私は走り出す。どしゃぶりの雨の中を、全力疾走で。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8



この掲示板は過去ログ化されています。