二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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銀魂—白夜叉と黒夜叉—リメイクします!!
日時: 2012/11/02 21:04
名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: ochT2IaH)

こんばんは^^

銀魂が大好きなARISAです。

こちらの方で小説を書くのは初めてなんですが、よろしくお願いします。

FAIRYTAILの小説と、シリアス・ダークの小説と進めていくので、更新率が低いと思うのですが、よろしくお願いします^^

それでは、次から始まる予定です。





————黒夜叉は、白夜叉と出会い、恋をした。



オリキャラを募集していましたが、締めきりました!皆さん、応募していただきありがとうございました!!






見に来てくれたお客様

・月那さん☆
・ガーリィさん☆
・夏音さん☆
・ユウさん☆
・小町さん☆
・椿さん☆
・まっちゃんさん☆
・PANDAさん☆
・素海龍さん☆
・連那さん☆


オリキャラを恵んでくれた神様

・ユウさん     >>19
・月那さん     >>22 >>55
・小町さん     >>27
・まっちゃんさん  >>32
・椿さん      >>62


リメイク前 >>74


リメイク後

Prologue① >>75>>76

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Re: 銀魂—白夜叉と黒夜叉— ( No.4 )
日時: 2012/07/12 10:55
名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: I.8LRP4y)

○1話

「晋助様、これからどこに行くんスか?」

「あぁ、ちょいと江戸に遊びにな」

晋助は、冷たい氷のような笑みを浮かべながら来島また子の質問に答える。
また子はそれを聞いて「晋助様かっこいいッス………」とか言っている。
私はその光景を見て少し呆れながら、晋助に聞いた。

「ねぇ、晋助。江戸に遊びに行くってさ、何しに行くの?
 晋助が遊びに行くなんて珍しいじゃん。何か面白いものでもあったの?」

すると、晋助は

「あぁ、面白いものを見つけてな。今からそれを見に………、いや、貰いに行くだけだ」

などと言い、それに続けて

「お前も、興味があるんだろう?江戸に」

こう言った。
いかにも私の考えていることがわかりますというような感じで、私は少し恥ずかしくなった。
確かに、私は江戸に前々から行きたいと思っていた。
あまり行ったことがないというのもあるし、ずっと船に乗っていたんじゃあ、飽きたりもする。
だが、それ以外に、もっと大きな理由があった。
それは——————、

「銀時に、会いたいんだろう?」

「きゃあっっ!!?」

私が、そう思っていると横から考えていることと同じことが聞こえたから、驚いて声を荒げてしまった。
と、いうよりも、叫んでしまったのほうが正しいか。

晋助は、いつもと違うように微笑を浮かべた。
本当に、ほんの少しだったから、他の人にわかるかどうかは分からないが。

「おいおい、いくらなんでも叫ぶのはひでぇじゃねぇか。
 俺だって傷ついたりするんだぞ?」

他の人の話しを聞く限り、晋助は、人前ではめったにこんなことを言わない。
『傷つく』『ひでぇ』とか。こんな事を言うのは、私の前だけらしい。
ずっと晋助を慕っているまた子が言うのだから本当だとは思うのだが、何で私の前だけなのかがわからない。
他の人の前でもやればいいのに。
まぁ、私はそのときはあまり深く考えなかった。

「ご、ごめん。でもさ、考え事をしてる途中で急に話しかけてくる晋助もどうだとは思うよ?」

私は、謝りつつも少しだけ反論してみた。
そうすると、晋助はやはりいつもと違う笑みを浮かべる。

「すまねぇな、ほら、もう少しで江戸につくから、おとなしくしてろ」

私は、その時は晋助の言うとおりにした。
いつもなら「やだ!!」とか言って、船で騒いだりしていたが、今日はおとなしくした。


今日の晋助は、何かおかしい。
何故か、晋助の見せた笑みが、私には哀しげな笑みに見えたから。






更新が遅れてごめんなさい><
掛け持ちしているので、いっぺんに書き込むことができないんです。
それでは、今週中には更新できると思いますので、失礼します。

Re: 銀魂—白夜叉と黒夜叉— ( No.5 )
日時: 2012/08/02 12:50
名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: I.8LRP4y)

○2話

私達は人目の付かないとろこで船から下りた。

「江戸に着いたぁぁああああああああ!!!」

私は思わず叫んだ。
そしたらゴツンッと誰かに頭を叩かれた。

「いった〜〜〜い………」

「少しは静かにしてろ」

晋助だ。
晋助に頭を叩かれた。これは訴えものだ。

「万斉〜〜!晋助に頭叩かれたぁ!!」

私は、晋助に対抗できるであろう(私が思っているだけだが)河上万斉(かわかみ ばんさい)に訴えた。
すると、私が思った通り万斉は、

「晋助、凛が可哀想でござる。
 やめてあげたらいいんじゃあないのか?」

私をかばってくれた。ありがとう、万斉。貴女は天使だ(気持ち悪いかもしれない)。
そうすると晋助が、

「…………そうか、悪かったな」

素直に謝ってくれた。
私にはそれが以外で少しびっくりした。

(あれ?反論しないんだ………)

そう思ったが、私はあまり気にしなかった。

「凛」

「ん、なぁに?晋助」

晋助に呼ばれたから、私は返事をする。
すると、とても嬉しいことを言って来た。

「お前、江戸行ってみたいいってたよな。俺たちが行動してる間、遊んでていいぞ」

「本当!?」

江戸で遊んでていい。
私はにとってこれだけうれしいことはあまりない。
いつもつまらないっちゃあ、つまらない船の上でグデグデしていたから、遊べるというのが嬉しかった。
しかも、江戸で遊べるのが嬉しくてたまらない。

「いいんスか?晋助様」

「そうでござるよ。あまり派手な動きは……」

「大丈夫だよ!私、悪いことしないもんさ!!」

私が反論すると、二人は顔を見合わせて少し困った顔をする。
やっぱりダメなのかな、と思い始めていたら、

「あぁ、別にいいと思ったから俺は許可を出した。
 別に大丈夫だろう、こいつもバカじゃねぇからな」

バカは余計だが、別にいいという許可をもらった。

「やった!ありがとう、晋助。行ってくるね!」

「あんま暴れまわるんじゃあねぇぞ」

「はーいっ!!」

そう言って、私は走っていった。


銀時————。

早く逢いたいよ。




◇   ◇   ◇   ◇   ◇



「晋助様———、何であんなことを?」

「そうでござるよ、お主にしては珍しいでござる」

「いや、別になんでもねぇよ。ただ———」

晋助は、夜空を見上げながら、淋しげに答えた。




「あいつに、俺等の活動を見られたくねぇだけだ」




その声には少なからず、凛に対する敬意と愛情がこもっていた。





銀魂—白夜叉と黒夜叉— ( No.6 )
日時: 2012/07/12 22:14
名前: ガーリィ (ID: HTIJ/iaZ)

こんにちは!ガーリィです!
めっちゃ面白いですね!続きが超気になります!!
銀魂命なんでちょっと気になって・・・
私も銀魂書いてるので、暇つぶしにでもきてきださいね^^
応援してます☆
(上からですみません・・・)

by ガーリィ

Re: 銀魂—白夜叉と黒夜叉— ( No.7 )
日時: 2012/07/13 08:17
名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: I.8LRP4y)

>>ガーリィさん

あ、ありがとうございます!!
私も銀魂大好きなんですよww
ガーリィさんも銀魂かいてるですか!
どこで書いているんですか?、見に行きたいと思います^^

コメント、ありがとうございました☆

Re: 銀魂—白夜叉と黒夜叉— ( No.8 )
日時: 2012/07/13 17:07
名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: I.8LRP4y)

○3話

晋助に遊びに行ってもいいと言われた凛は、早速江戸の町中にいた。

「うわぁあああああ…………!」

凛は、感嘆の声を漏らす。
周り、どこを見ても人、ヒト、ひと。
とにかく、人がたくさんいる。

実の所、凛は攘夷戦争以来江戸に来るのは初めてだった。
晋助達は何回か来ていたようだが、凛はいつも船の上で留守番だった。
いつも船の上から江戸を眺めているだけ。
凛にはそれだけしかできなかったのだ。
だから、晋助たちが帰ってくると江戸はどんなところか、といつも聞いていた。
晋助は決まって「つまらねぇところだよ」しか言わない。
また子も、万斉も同じようなことしか言わないのだ。
武市変平太(たけち へんぺいた)は、「子供が…………」とかしか言わないため、あまり参考にならない。
そのため、江戸がどんなところかは分からずじまいだったのだ。

「うーん—————。こんなに広くちゃ、銀時見つからないだろうな………。」

凛は、これだけの人の中から銀時を捜すのは無理だと考えた。
だから、

「すみませーーーーん!!銀時って人知りませんかああああああ!!」

人に聞くことにした。と、いうよりこの場合は「聞く」というより「叫ぶ」のほうが正しいかもしれないが。
みんな、凛の方を一斉に見る。
一瞬で注目を集めた凛は、

「え、えっと………」

流石に困っていた。
凛がまだ十代の子供、だと見た人のほうが多く、「何だ、子供か」と呟き歩いて行く人のほうが多い。
みんな去っていってしまうのを見て、

「ちょ、ちょっと!」

と、凛は言うが、見向きする人はもういない。
それを見て、凛は少し悲しくなる。

(江戸の人って、冷たい人たちばっかなのかな…………?)

そんなことを思いながら、裏道へと入る。人気のないところに差し掛かると、後ろから不意に声をかけられた。

「…………お前、万事屋の知り合いか?」

「はい?」

後ろを見ると、男の人が立っていた。
黒い髪で、後ろの人達となにかお揃いの服を着ている。
なんだか目付きが悪く、タバコも吸っている。

(…………ペアルック集団?)

などと、凛は考えながら、彼らを警戒していた。
流石に、黒尽くしの服の人たちが急に話しかけてきて、「万事屋」などと知らない人(?)と知り合いかだなんて聞かれたら、不審に思うだろう。

「……………」

凛は、彼らを睨みつける。
いつでも攻撃できるように刀を抜く準備もできている。

この刀は、晋助からもらったものだ。
戦争終結後に、鬼兵隊についていくことになった時に貰った。
大きさは、凛にとっては少し大きいか、と感じるが、凛は別に不便だなとも思っていない。
むしろ、使いやすいくらいだ。
この刀をもらった時は、本当に喜んだ。
人から始めて物をもらうことがここまでうれしいとは、凛は思わなかったのだ。

昔のことを考えながらも、気を抜かない凛。
目の前の男は、凛の殺気に気付いたのか、雰囲気を変える。

「………知り合いか、って聞いてんだ」

この一言で、凛は刀を抜く。




キィンッッ——————!!





金属のぶつかる音が、響き渡る。
唯一の救いは、ここは人が通ることは殆ど無く、この場所がとても広いことだろうか。
だから、妙な音が聞こえても、人が寄ってこない。


「—————誰かは存じませんが、私は急いでおりますので。
 そこをどいていただけませんか?」


凛はとても丁寧に、その裏には殺気がたっぷりの言葉を相手にぶつける。
しかし、相手も負けてはいない。

「どけっていわれてもな………、急に攻撃仕掛けてきたのはてめぇだろうが!」

そう言って、凛を弾き飛ばす。

(チッッ—————、こいつ………!)

凛は心のなかでそう思いながら、地面に綺麗な形で着地する。

「…………あなた、やりますね!」

そう感嘆の言葉を漏らしながら、凛はまた突っ込んでいく。

(なっ………!こいつ………!)

相手の男はとっさに剣で受け止める。
再び、金属の音が響き渡る。
相手の男は、震えながら凛の攻撃を防ぐ。

(なんだ、こいつの速さと力は!本当に女か!?)

そう思いながら、相手の男はまた凛を弾き飛ばす。
だが凛は、次は着地するのではなく、飛ばされた方向にあった壁を踏み台にし、また飛び込んでいく。

「チィッ———!」

相手の男は流石に受け止められないと判断し、凛の攻撃を受け流す。
避けられた凛は、その勢いのまま地面の方へ飛んでいったが、これも綺麗に着地し、また攻撃をしようとする。
すると、ある乱入者が来た。

「何やってんでさァ、土方さん」

相手の男————、土方と同じ服を着ている茶髪の整った顔立ちの男が話しかけてくる。
土方は、その茶髪男に返事をする。

「総悟か。いや、あの女が急に攻撃してきたから、相手してただけだ」

そう軽々しく言う土方だが、実際は額に汗がついており、かなり苦戦したと、茶髪男———、総悟にはすぐに分かった。

「そうなんですかィ。………って、相手って女って言ってもまだ子供じゃねぇですか」

総悟は少し驚いた顔をする。
だが、それもすぐに戻り、土方と同じように凛に殺気を向ける。

「万事屋に用があんのかって聞いたら、突然切りかかってきたんだよ」

「それは、土方さんの聞き方が悪いんだと思いますぜィ。
 いや、顔も方に問題があんのか?」

「殺されてぇのか、総悟テメェ!!」

何か、コントみたいなのを始めてしまった二人を眺めていた凛だが、ここにいては時間が喰うと思い、立ち去ろうとする。
だが、さすがにバレてしまったらしく………、

「おい、お前。人に斬りかかっといて、謝りもせず去っていくってのはどうなんだよ」

「そうでさぁ、こんな土方にも謝るのは当然のことだろ?」

「こんなってなんだ、こんなって!!」

コントをしながらだが、二人から責められてしまった。
流石にこれは謝ったほうがいいのかと思ったが、凛ははっとする。

(私が謝る必要はないよ!だって急に声をかけてきて意味不明なことを聞くほうが悪いもの!)

そう考えたが、流石に悪かったと思い、凛は彼らの方を向く。

「————先に私に対する変な行動をしてきたのはそちらの方だと思いますが………。
 ですが、私も急に斬りかかった事は、悪いと思っております。
 その件に関しては謝ります。すみませんでした」


少し皮肉も混ぜた感じで凛は言った。
丁寧に謝られたことに何故か戸惑っている二人に謝罪をした凛だが、また顔を上げて次の言葉を言う。

「私も謝りましたので、そちらも謝っていただけると私としても嬉しいのですが………。
 その気はありますでしょうか?」


そう尋ねると、二人は顔を見合わせて、

「いや、俺等なんにも悪い事してねぇし。ですよね、土方さん」

「………まぁ、俺はただ聞いただけだからな。なにか悪いことをした、という覚えはない」


こんな事を言ってきた。
凛は顔が引きつりそうになったが、ぐっと堪える。

(こいつら……………!)

そう思っていたが、土方が「ただ………」と、言ってきた。

「お前が気分を害したっていうんなら、謝る。済まなかったな」

急に謝られて、凛は少し戸惑う。

「………え?」

凛が予想外だという顔をすると、土方はしかめっ面をした顔をして、

「だから、すまねぇって言ってんだよ。お前も、謝れって言ってたじゃねぇか」


………それはその通りなんだが。

凛は少し困った顔をする。
まさか、本当に謝ってくるとは思わなかった、というのが本音だ。

「それで、万事屋のこと捜してたよな、お前」

「………万事屋って誰ですか?」

凛はそう聞き返すと、土方は「はぁ?」と言い、

「お前、捜してたじゃねぇか。『銀時知ってる人いませんか?』ってよ」

「…………あぁ!」

確かに、凛は銀時を捜していた。
土方との戦いで、危うく忘れるところだった。
だが………、

「確かに、渡しは銀時を探していますが、『万事屋』は捜してませんよ?」

そう言うと、土方は少し呆れたような顔をして、

「…………万事屋ってのは、その銀時を指してんだよ」

そうため息混じりに言った。



「…………え?」



凛は信じられないような顔をして、少し間をおいてから、









「えええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?」









と、叫んだ。

ちなみにこの声は、江戸の町の隅から隅まで聞こえたそうだ。






————————————————


はい、今回は、真選組が登場です^^
凛と土方が戦いましたね。凛はとても強い設定ですwww
総悟のちょっとですが登場しました。次はたくさん登場する予定です。

さて、次回は銀さんに会えるかもしれません。
それでは、失礼します。


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