二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 銀魂〜夜兎の血〜
- 日時: 2011/12/25 18:07
- 名前: ガーリィ (ID: 2r74csLN)
「おらアア!!こいつがどうなっても良いのかアア!!」江戸のかぶき町のとあるコンビニで強盗が発生した。犯人は人質をとってたてこもっている。外では真選組が犯人を必死に説得している。
「お前、レジの金全部出せ」と犯人が店長に刃物を突きつけ金を要求している。
「早くしろ!!」
「わ、分かった・・・」店長はゆっくりとレジへと向かう。
「おいおっさん」
「ああ?」とそこへ木刀を腰にさしたバイトらしき少女が両手を腰に当てて犯人の前に立っている。
- 銀魂〜夜兎の血〜 ( No.18 )
- 日時: 2012/02/12 16:15
- 名前: ガーリィ (ID: 2r74csLN)
「いくで?」少女はそう言って竹刀を構えた。
「ああ─・・・」土方は竹刀を構えようとすると、目の前に少女の顔が
「!?」
バッ
少女はゆっくり後ろ向きに元の位置に戻った。よく見ると少女の竹刀と顔にオレンジの液体が付いていた。そして自分の剣道着にも。
「(早い!)」
「あれ?遅くない?副長」と首をかしげる少女。
「まだ一つだけだ。」
「クスッ)何言うてんの?よく見てみ」
「?」少女の言う通りに土方は自分の体を見た。そこには首、胸、腹、左右の腕、腰と5つあったはずの風船が胸にある風船しか残っていなかった。
「一瞬で4つも!?」
「久しぶりに近藤さんが才能ある人連れてきましたね。」
「ああ、ずっと事件ばかりで忙しかったからなぁ」
「ずっと姐さんに付きまとってただけだろ?」
「失敬な。俺はお妙さんに気づいて欲しくて付きまとってるだけだ。」
「それ挽回になってないし。自らストーカーって言っちゃってるし」
「ともかく!」髪の長い女性が声を張って話を遮った。
「土方さんがいたぶられるとこ見れるんじゃないんですかィ?(ニヤ」
「言うなよ。今言おうとしたんだから(ニヤ」
「聞こえてるぞ!」
「知ってる。」
「せめて聞こえんように話せやァァァ!!」
「おーい。早くそいつボコボコにしてくれィ」
「んだコラァァ!!誰がそいつだァァ!!」
「マヨ方。」
「おーいお前ら、墓にマヨネーズに塗りたくってやろーか」
「嫌です。」
「嫌でィ。」
「まだザトウクジラの口の中で死んだ方がマシです。」
「そんなにマヨネーズが嫌いか?」
「うん。」
「(長いな)」と思いつつも少女は黙ってそのやり取りを見ていた。
ガミガミ
「なあ、」少女は少し下を向きながら言った。
「あ?」
「ここ、楽しい?」
- 銀魂〜夜兎の血〜 ( No.19 )
- 日時: 2012/02/12 18:29
- 名前: ガーリィ (ID: 2r74csLN)
「ここ、楽しい?」
「・・・?」
「・・・。」その少女の一言で道場は沈黙に包まれた。
「・・・まあ俺にとっちゃ我が家みたいなもんだ。」
「我が家?」
「ああ。こんなバカ共もいるもんだが、俺にとっちゃ家族と同じ存在だ。」
「へぇ・・・」
「聞いてどうする?」少女は伏せていた顔を笑いながら上げた。
「近藤さん?やったっけ?」少女は腕を組んでいる近藤を見た。
「ああ、どうした?」
「私が勝ったら副長が土下座、負けたら入局。やったよな?」
「ああ」
「降参します。」
「!?」
- 銀魂〜夜兎の血〜 ( No.20 )
- 日時: 2012/02/12 18:52
- 名前: ガーリィ (ID: 2r74csLN)
「!?」
「なんで─・・・」
「みんなに好かれてるじゃん。目標になる人が負けちゃだめでしょ」
「(勝てると思ってたんだな・・・)」
「スッキリしたし、これ以上やったら・・・なんだっけ・・・」
「忘れたの!?忘れちゃったの!?」
「うん。」
「うん。じゃねえよ!!一番大切な場面だろーが!!」
「仕方ないよ。誰しも忘れることあるって」
「開き直んじゃねえ!」
「とにかくこれから・・・名前は?」
「なんで知らねーんだよ!聞いとけよ!」
「梓」
「梓?」
「うん」
「じゃあこれから梓さんが仲間になるから、みんなよろしくな!」
「はい!」道場にいた者全員が声を上げた。
「よろしく!」梓は微笑んだ
「また局内がにぎやかになるな。」近藤は周りに囲まれて笑う梓を見て声をあげて笑った
- 銀魂〜夜兎の血〜 ( No.21 )
- 日時: 2012/02/16 17:31
- 名前: ガーリィ (ID: MMm5P7cR)
「じゃあ自己紹介していくか。俺は近藤勳。真選組局長だ。」
「俺は大翼緑。19歳。緑と呼んで下さい。堅苦しいのは嫌いなんで。よろしくな」
「俺は光曲雷狗。18歳だ。好きなように呼んでくれ。好物はこのペロキャンだ」
「俺は真選組副長沖田総悟でさァ。」
「誰が真選組副長だ!俺が真選組副長土方十四朗だ」
「改めて、私は梓。17歳。」
「17歳!?あれ?あの時18歳って言ってなかった!?」
「あん時?あれは、あのおっさんがガキって言ったからムカついてん。せやから18歳って」
「いや1つしか増えてねェよ!せめて20くらいにしろよ!」
「でも真選組最小年で土方さんをを超えてたってことに・・・」
「えへへ」梓は照れて頭を撫でた。
- 銀魂〜夜兎の血〜 ( No.22 )
- 日時: 2012/03/05 17:46
- 名前: ガーリィ (ID: k9gW7qbg)
「じゃあ梓ちゃんには一番隊に入隊してもらう」
「俺の隊ですかィ」
「ああ、馴染みのある隊に入った方が仕事もしやすいだろうと思ってな」
「どうも・・・」
「雷狗、梓ちゃんを部屋に案内してくれるか?」近藤は雷狗の方を見た。
「分かりました」と、雷狗は口の中のペロキャンを転がした。
〜5分後〜
「ここだ」雷狗は廊下の襖を開けた。
「・・・広っ!」
「ここがあんたの部屋だ。自由に使ってくれていいが、壁に穴開けるとかやめてくれよ」
「うんやんない。つかそのボケ、ボケたって事でいいの?」
「ボケてないし」
「なるほど」
んじゃここのルールは一通り説明したからもういいか?」
「あのさ・・・」
「何だ?」
「かぶき町を案内してくれへん?」
「・・・なぜ?」
「ここに引っ越してきたばっかでよくわからへんからさ」
「俺に言うより沖田さんに言った方がいい。よく知ってるからな」
(かぶき町案内中)
「んでもってあれが・・・」
「あれ?総一郎君じゃないか。君が仕事?珍しいね」そこに銀髪の侍が声をかけてきた
「総悟です旦那。旦那こそ仕事ですかィ?」
「ああ、家留守にするから買い物頼むって俺らは召使いじゃねえっての」
「そうですかィ。」
「あれ?総一郎くん、隣にいる子は?彼女?」
「総悟です旦那。こいつは新しく組に入った梓でさァ。」
「ふーん。梓ねェ。どっかで聞いた事ある名前だな・・・」その時後ろから
「銀ちゃん待つアルゥ!」
「ぶべらァァ!!」その時傘をさした梓と同じようなチャイナ服を来た少女が銀髪侍の頭に飛び蹴りを入れていた。
「銀ちゃん歩くの早すぎるネ!もうちょっとゆっくり歩くヨロシ。」
「アル?ヨロシ?」梓は首を傾げて言った。
「まさか・・・」
「何アルか?人の顔じろじろ・・・」
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