二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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悪ノ召使
日時: 2010/03/13 18:01
名前: 秋桜 (ID: bTobmB5Q)

こんにちは〜☆

ボカロ大好き秋桜(コスモス)です♪

「ボカロで何か書いてみたい!!」と思い、この作品を作ることにしました。

ただ、歌を小説に変えるというのは難しいかもしれません。みなさんの中で気がついた点がありましたら、どうぞ遠慮なく私に言ってくださいね!!

アドバイスやコメも受け付けます♪

〜注意〜

・荒らしは止めろ〜!!(怒)
・短編になるか長編になるかは作者の気まぐれ♪
・挫折の可能性アリ!!
・ボカロって何?という方は、一度調べてみましょう♪

これでも私についてきてくれるという勇気あるみなさん、ありがとうございます!!奥にお進みくださいな〜☆

〜人物紹介〜

リン・・・黄の国の王女様。レンの双子の姉でもある。わがままで、国民を苦しめることばかりしてきた。

レン・・・リンの召使。リンの双子の弟でもある。優しく、まっすぐな男の子。

ミク・・・緑の髪の少女。カイトの婚約者だが、レンの事が好き。

カイト・・・青の国の王子。ミクの事を本気で愛している。

メイコ・・・城下の娘。父親を王国側(リン)に処刑され、密かに復讐の計画を練っている。

さてさて、主に出てくるのはこんな感じですかね〜。
まぁボチボチやっていこうと思うので、よろしくお願いします☆

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Re: 悪ノ召使 ( No.1 )
日時: 2010/03/13 21:21
名前: 秋桜 (ID: bTobmB5Q)

プロローグ

「「おぎゃ〜」」
王室内に二つの声が聞こえた。
祝福の鐘が鳴り響く——・・・。
だが、大人たちの期待はもろく崩れ去った。
——王家に生れし双子は災いをもたらす。
大人たちの期待は絶望へと変わった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4歳の時、大人たちの勝手な都合で僕たちの未来は二つに裂けた——・・・。

Re: 悪ノ召使 ( No.2 )
日時: 2010/03/13 18:11
名前: るな (ID: VlEkFmzy)
参照: http://ameblo.jp/485296/

はじめまして、るなと申しますm(_ _)m
この曲が大好きなので、小説を見てびっくりしました!!
楽しみにしています^^

Re: 悪ノ召使 ( No.3 )
日時: 2010/03/13 19:47
名前: 秋桜 (ID: bTobmB5Q)

るなさん、初コメありがとうございます!!

私、本当に気まぐれなので、いつ挫折するかわかりませんよ〜!?でも、見てくださっただけで嬉しいです♪

ちなみに、挫折しなければ「リグレットメッセージ」の方まで小説化するつもりです・・・。

Re: 悪ノ召使 ( No.4 )
日時: 2010/04/24 14:21
名前: 秋桜 (ID: bTobmB5Q)

      2つの運命

君は王女 僕は召使——・・・。
運命分かつ 哀れな双子——・・・。
君を守る その為ならば
僕は悪にだってなってやる——・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「王女様、新しい召使を連れてまいりました。」
大臣が王女に言う。
「召使!?そんなの聞いてないわ!!」
まだ娘のような声をあげて大臣を怒るのは、わずか14歳の少女。
「すみませぬ。私共の独断で・・・入りなさい・・・。」
大臣に言われて部屋に入る僕。
「王女様、ご立派に成長なされましたね?」
「??」
王女はまだ僕が誰か気付かないようだ。
「僕ですよ・・・。」
被っていたフードを脱ぎ素顔を見せる。

金色の髪を持つ少女が見たのは、自分そっくりの顔に、自分そっくりの髪を後ろに縛った少年だった。

「レンっ!?」
目を丸くして王女がこちらを見ている。
「ええ、お久しぶりです。リン様——・・・。」

少女が聞いた言葉は重く胸に突き刺さった。
実の弟に——・・・。10年前まではリンって呼んでくれたのに——・・・。

酷く動揺しているリン——・・・。当り前か・・・。実の弟がいきなり現れて、召使だからよろしくって言ったんだもんな・・・。でもこれには理由がある。僕が召使をやって行こうと思った理由が——・・・。

Re: 悪ノ召使 ( No.5 )
日時: 2010/03/13 21:56
名前: 秋桜 (ID: bTobmB5Q)

僕たちが迎えた運命の日は、僕たちがまだ4歳の時だった。
「レン、私たち、ずっと一緒に入れるよね?」
子供ながらに何かを感じ取ったらしいリンが僕に聞いてきた。
「そんなの当たり前だよ〜♪だって僕等双子だもん!!」
にこりと微笑みかける。
「そうだよね!!」
リンも笑顔になる。
「・・・レン様、申し訳ございません!!」
いきなり後ろから声が聞こえ、兵士の一人が僕の鳩尾を拳で殴った。
「レン!!・・・レンに何するの!!」
最後に聞こえたのは、僕の為に必死になってくれている姉の声だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
気が付いたら、見知らぬ場所に寝ていた。
「うっ・・・ここは・・・?」
殴られた鳩尾がまだ痛む。
「お気づきになられましたか・・・。私はカリサ、修道院の神父です。レン様、これからは、召使の勉学と、礼儀作法、優しさについて学んでいただきます。」
声をかけてきたのは優しそうな神父だった。
「レン様には、もう少し成長なされたら、リン様付きの召使になっていただく予定です。」
その言葉を聞いたとき、必死になって僕を守ろうとしたリンの声が頭の中に響いてきた。
——今度は僕が守るから・・・。たとえ世界の全てが君の敵になろうとも、僕が君を守るから・・・。君には笑っていてほしい。
僕の中に芽生えた心が10年間の支えだった——・・・。


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