二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

悪ノ召使
日時: 2010/03/13 18:01
名前: 秋桜 (ID: bTobmB5Q)

こんにちは〜☆

ボカロ大好き秋桜(コスモス)です♪

「ボカロで何か書いてみたい!!」と思い、この作品を作ることにしました。

ただ、歌を小説に変えるというのは難しいかもしれません。みなさんの中で気がついた点がありましたら、どうぞ遠慮なく私に言ってくださいね!!

アドバイスやコメも受け付けます♪

〜注意〜

・荒らしは止めろ〜!!(怒)
・短編になるか長編になるかは作者の気まぐれ♪
・挫折の可能性アリ!!
・ボカロって何?という方は、一度調べてみましょう♪

これでも私についてきてくれるという勇気あるみなさん、ありがとうございます!!奥にお進みくださいな〜☆

〜人物紹介〜

リン・・・黄の国の王女様。レンの双子の姉でもある。わがままで、国民を苦しめることばかりしてきた。

レン・・・リンの召使。リンの双子の弟でもある。優しく、まっすぐな男の子。

ミク・・・緑の髪の少女。カイトの婚約者だが、レンの事が好き。

カイト・・・青の国の王子。ミクの事を本気で愛している。

メイコ・・・城下の娘。父親を王国側(リン)に処刑され、密かに復讐の計画を練っている。

さてさて、主に出てくるのはこんな感じですかね〜。
まぁボチボチやっていこうと思うので、よろしくお願いします☆

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



Re: 悪ノ召使 ( No.36 )
日時: 2010/04/24 13:44
名前: 秋桜 ◆rhFJh.Bm02 (ID: bTobmB5Q)

鏡音兄弟s>>
コメありがとうございます!神だなんてそんな……程遠いですよ^^;カキコには凄い方々もいらっしゃいますしね^^*
レン…最後の方に出てきてくれるはずですッ!(たぶん)っていってももう少しで最後なんですけどね……。これじゃ『悪ノ召使』じゃなくて、『短編召使』ですよ^^;

Re: 悪ノ召使 ( No.37 )
日時: 2010/04/24 14:18
名前: 秋桜 ◆rhFJh.Bm02 (ID: bTobmB5Q)

続きです

「そういう事だったのか……。」
建物の陰に潜んでいるのは反乱軍を立ち上げたメイコ。国民のために立ち上がった勇ましい女性。
「……それならば私は…罪もない弟君を……。」
メイコは俯いた。
そして、目を細める。
「黄の国の王女よ、私は今の話を聞かなかった事にしよう。誰にも……生涯誰にも話しはしない……。御身を犠牲にして姉を救った弟君のために、生きて…罪滅ぼしをしなさい……。」
メイコはゆっくりとその場を離れた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うぅ…ひっく……ふぇ……」
私はいつまでも止まらない涙を必死に抑えようとしていた。でも、止めようとするたびにレンのことを思い出してしまい、涙が止まらない。
いつまでも泣いている私を見て、フィスティはゆっくりと私の前まで歩み寄ってきた。
「……リン…様……。」
そう…私は『リン』。黄の国を破滅と滅亡の道に追いやった張本人。私がこの国を治めていたせいで、たくさんの人が苦しみ、そして死んでいった……。
「レン君は、喜んでいると思いますよ?」
フィスティは言う。
「何故!?私がレンを苦しめて……そして…」
私は叫ぶ。
「だって、レン君は自らリン様の代りになられたのでしょう?だったら、リン様が生きていてくれる……それだけで嬉しいのではないでしょうか?」
フィスティは子に語りかける母のような感じで話す。
「けど……」
「罪悪感が残るのなら、神に許しをこえばいいのです。そして、レン君に伝わるように願うのです……。」
「神に……。」
「そうです。リン様をこの世に残したのは、きっとレン君の心使いですわ。罪を自分の力で得償えるように……。リン様、自分の手で厚い雲を切り開いてはみませんか?」
フィスティは優しく語りかける。
「そう…ね……。私がレンの意志を継ぐ。」
とてもゆっくりとした口調だった。でも確実に自分の通るべき道は理解できてきた。
「レンと来世でも笑い会えるように……。来世でも、一緒にいられるように……。」
リンの眼にはもう一点の曇りもなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リンは毎日の神への再拝と、ある事に熱心になっていた。それは、自分のしてきた事を『歌』にすること。ボロボロの紙切れに歌詞を書いていく。その作業を始めてからもう五年もの月日が流れ、リンは19歳になっていた。でも、その作業も終わりを迎えようとしている。
「『もしも生まれ変われるならば……』……できた……。」
リンはニコリと笑い、空を見る。一点の曇りもない空。
「レン、私もこの空のように強く生きて見せるから……。」
リンはスッキリとした微笑みで空を見上げた。

Re: 悪ノ召使 ( No.38 )
日時: 2010/04/24 14:38
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

凄くいいお話ですね!!
私、この曲知ってるんですけど、
聞いてるとき、いつも、「かわいそう」としか思えなくて><
でも、この小説のおかげで
「もしも生まれ変われるならば、そのときはまた遊んでね」って言っていた意味が分かりました!

Re: 悪ノ召使 ( No.39 )
日時: 2010/04/24 14:48
名前: 秋桜 ◆rhFJh.Bm02 (ID: bTobmB5Q)

   2000年後の未来

「……へぇ。結構面白かったじゃん……。」
14歳くらいの男の子が分厚い本を置く。
本の題名は『大切なあなたへ』
男の子は背伸びをする。するとそこへ
「レ〜ンッ!」
レンと呼ばれた男の子にそっくりな女の子がニコニコと微笑みながら部屋に入ってきた。
「リン、どうしたの?」
「えっとね〜。レンが何読んでたのかなって思って……一週間くらい前から読んでたでしょ?」
リンと呼ばれた女の子は不思議そうに首をかしげる。
「これは、今から2000年くらい前の話で、ある国の王女様が執筆した本なんだ。実話なんだよ?リンも読んでみたら?」
レンはリンに本をさし出す。
「えっ!?良いの!?……ありがとッ!」
リンは本を大事そうに抱えて部屋を出ていった。
「この王女様は幸せだったのかな?」
誰もいない部屋でレンは呟いた。返事が返ってくるわけでもないのに……。レンはクスリと笑って部屋を出た。

「私は、幸せですよ?」
「僕も、幸せ……。」

どこからともなく声が聞こえ、部屋の中に響く。

「今、私達は……ちゃんと一緒に生まれ変われたから……。ねぇ、私、レンといつまでも一緒にいてね?」
「僕、リンを大切にしてあげてね?」

声は次第に聞こえなくなり、部屋の中は静まり返った。

—fin—

☆あとがき☆

短編よりちょっと長く書いたかな?
なんだかんだいいながらも完結しました(無理やりッ!)
ここまで応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
気が向いたらこのページでボカロの短編小説または夢小説を書いて行こうと思います。その時はまたよろしくお願いします♪ではでは……。

 4/24 秋桜















Re: 悪ノ召使 ( No.40 )
日時: 2010/04/24 14:53
名前: 秋桜 ◆rhFJh.Bm02 (ID: bTobmB5Q)

あまみづs>>
コメありがとうございます^^*
短いながらも完結いたしました(笑)本当に短すぎですね^^;
私も最初は可哀そうとか、そういう気持ちしか持てませんでした。でも、書いてるうちに、「大体こんな感じかな」みたいな感じはつかみました。
これからも何か短編専門でやろうと思います。その時はよろしくお願いします^^*(でもしばらくは他の作品の方を手掛けると思います)


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



この掲示板は過去ログ化されています。