二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ひぐらしのなく頃に 再
日時: 2010/05/07 17:43
名前: 羽蛇瑠 (ID: is8naGvj)
参照: カキコ最後の小説……だと思う

カキコで1つだけ小説を書く事になりました羽蛇瑠と申します
もちろん荒らしや文句などは通報します
この小説はひぐらしのなく頃に解の自作続編小説です

キャラクター紹介>>2

小説置き場
プロローグ>>1
神殺し編
第1話>>5 第2話>>10

ひぐらしのなく頃に関連曲
[with you‐絆‐]>>11
[]
[Dear YOU‐Cry‐]>>17
[]
[]
[Dear You -kind-]>>34
[Dear YOU‐Hope‐]>>18
[Dear you -Believe- ]>>33
ではごゆっくり

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Re: ひぐらしのなく頃に 再 ( No.25 )
日時: 2010/04/17 23:20
名前: 羽蛇瑠 (ID: is8naGvj)
参照: 梨花視点

神殺し編
最終回 [神殺し]

羽入が死んだ
この事は入江にしか話さず,羽入の死体は診療所に置く事になった
入江ももちろん驚いたけど多分一番驚いたのはおそらく羽入でしょうね
まさか自分が惨劇に巻き込まれるだなんて思っても見なかったでしょうね

だけど……みんな悲しんでた……当たり前だけど……凄く悲しんだ
羽入が死んだ翌日は部活所じゃなく,悲しみを抑える日になっていた
いつも笑顔で居てくれる沙都子は無表情で私に接する
私はまだ泣いていたから
昨日の晩から1秒たりとも泣き止まずに私は泣いた
何度も嘘だ!!!と思った
窓辺に座って酒を飲んでも羽入の注意する声はしない
激辛キムチや唐辛子を何度食べても羽入の絶叫は聞こえない

いつも側に居たあの羽入が急に消えたから泣いてるんじゃない。悲しんでるんじゃない

仲間が死んだから泣いてるの!!幸せが消えたから悲しんでるの!!

誰かが死んで良い世界なんていらない!!誰かが死ぬ世界なんて居たくない!!

私はただ…幸せに暮らせる世界が…欲しいだけなの!!

なのに結局は惨劇の繰り返し!!私が死ぬと言う運命が羽入に変わっただけ!!

一生……悲しい気持ちを抱いたまま生きろって言うの?


羽入……

私は絶望の中で眠りに付く……

いったい誰が……羽入(神)を殺したのか……今の私には……それを探し当てる気力が無かった

それでも私は……こんな世界でも奇跡が起こると微かに信じ,眠る……




そして神が私に微笑んだ……





「梨花」
「え?」

神殺し編 おわり
次回 時移し編

Re: ひぐらしのなく頃に 再 ( No.26 )
日時: 2010/04/18 21:13
名前: 羽蛇瑠 (ID: is8naGvj)

あげます

Re: ひぐらしのなく頃に 再 ( No.27 )
日時: 2010/04/19 19:24
名前: 羽蛇瑠 (ID: is8naGvj)
参照: 梨花視点

時移し編
第1話 [魂]

絶望の中,眠る私を呼ぶ声がした
その声は100年以上聞いている飽きた声だった

けど……今じゃ懐かしくも思える声だった
その声に私は答えた



「羽入!!?」
その声は確かに羽入の声だった
それに反応して私は目を満開する

すると……そこには何も無かった
真っ暗で何も無い空間に私は立っていた

「私は…沙都子の家で寝てたんじゃ……」

私は周りを見渡す。本当に何も無かった
そしてまたあの声が聞こえた


「梨花」

私はバッと後ろへ振り向く

そこには浴衣を着,紫の髪に角が生えた少女が立っていた

彼女は……

「羽入?」

羽入だった

いつも毎日見ていた姿…だけど私は疑った

そりゃあ死んだ人間……て言うか神が目の前に居るもの……疑うは……少しは……

そして彼女はこえ返した


「はい…梨花…」

やっぱり羽入だ!!!でもこの真っ暗な場所は何?そしてどうして羽入が?

そう思ったけど考えるより体が動く
私は全速力で羽入に向かって走る

「羽入!!!」

私は羽入に抱きつこうとした……だけど不思議に……


体がすり抜けた……

え?

今私の目の前には何も無く,後ろに羽入の姿があった
そんな戸惑う私に残念そうに声を掛け,振り向く羽入


「梨花……僕は死にました…今梨花の見える僕はただの魂です」

え……何言ってるの?魂?…私が魂と喋ってる?

じゃああんたは本当に死んだの?!

そう訴えるとゆっくりと頷いた羽入

Re: ひぐらしのなく頃に 再 ( No.28 )
日時: 2010/04/21 18:18
名前: 羽蛇瑠 (ID: is8naGvj)
参照: 梨花視点

時移し編
第2話 [可能性]

私は今…真っ暗な世界で羽入と居る
だけど目の前に居る羽入は魂……

ああ…確か前まで霊として一緒に居てたような……それと同じか……

私は今の羽入は傍観者として私の側に居たあの時の羽入と同じだなと思った
あの時の羽入だって実は死んでたんだっけ…そう思い出す

だけど今度は違う……死ぬ形が違う……!!

あの幸せな部活メンバーから1人減ったんだ!!今の羽入には生きてて欲しかった!!

なのに……なんで死ぬのよ!!!

その悲しみの掌に込めて羽入の頬を殴ろう……としたけど透き抜ける
その時私はまた悲しくなる

ホントに羽入は死んだんだなっ……て……

すると悲しむ私を悲しい顔をして返してくる羽入

「僕も…死にたく無かったのです…ずっとずっと…みんなと笑いたかったです……」

ただの魂が涙を流す
うざったいわね……あんたが泣くと私はもっと泣きたくなるじゃ無い……バカ……!

そんな羽入に私は喝を入れた

「じゃあ戻りましょうよ!!あの世界に!!
あんた…何度も時間を戻して私を助けてくれたじゃない!!それ見たいに……!!」


無理なのです!!


その残酷な意味が込められた言葉が私の言う事を遮る
「どう…して…?」
羽入は下を向いて説明する

「梨花だって分かってるはずなのです…僕はその時を戻す力で梨花を何度も助けました…助けすぎました…
その事で僕はもう…力が無いのです……」

残酷だ…今の私にとっては残酷すぎる言葉……
それじゃ…私の性であんたが死んだって事?!どう言う意味よ!!
いつもの私ならそう怒っていた……だけど……自分でも不思議なくらい泣いていた私……

「ごめんなさい,ごめんなさい,ごめんなさい
私の性で死んでごめんなさい,頼ってばかりでごめんなさい」

謝罪…私は羽入の前で涙を流しながら謝っていた
凄くプライドが傷ついたけど…今の私じゃ…謝罪するのが一番絵に合ってる

そんな私に羽入は肩をポンと置く
その瞬間肩が暖かくなる。それで私の涙が乾くように泣き止んで顔を羽入の方へやる

そこには優しく微笑む羽入の笑顔があった

「梨花が僕に謝るなんて怖いのです。だからいつもの顔で僕を見て欲しいのです。僕は……



怒ってないのですよ」

その1言が私を元気付けた
私を許す…ではなく…最初から怒ってなんかいない……それがとても嬉しかった

「でも…本当に僕に悪いと思ってるのであれば…」

羽入はそこで口を止める。一体何が言いたいのか私は耳を傾けた

それは信じられない言葉だった……










僕を助けてくれませんか?


私は……目を丸くして息を1度止め,深呼吸をして羽入の言った事を思い出す

「羽入を助ける?!」

その時…微かに願った奇跡の可能性が起きた

Re: ひぐらしのなく頃に 再 ( No.29 )
日時: 2010/04/26 19:46
名前: 羽蛇瑠 (ID: is8naGvj)
参照: 梨花視点

時移し編
第3話 [遠慮]

羽入が私に希望の言葉を発した
羽入を助ける!!
その事に私は必死になる
「あんたを助ける方法?!そんな事が!!」
「梨花…」
その時の羽入の顔はおかしかった
自分が助かるかも知れないと言うのに必死に問い詰めてる私に困った顔をしていた
私はそんな事を気に掛けてる暇なんて無かった
「早く教えなさい!!私があんたを助ける!!みんなで助ける!!だから……———」
次の瞬間…また羽入はおかしな言を発する





「やっぱり……良いのです……」

「は?」

羽入はバカな事を言った
自分から助けを求めておいてやっぱり良い?
その事で私は怒る
「あんた!!私達があんたを助けるって言うのに…なんで?!」
羽入は下を向いて黙る
「何とか言いなさいよ!!」

「梨花が!!——」

羽入は私の名前を力強く呼ぶ……するとすこでまた黙る

「何よ…私が何よ?」
「梨花だけじゃないのです…圭一達も巻き込んで取り返しのつかない事に……」
「一体何を言ってるの!!」

「梨花達が!!……

死ぬかもしれないからです……」

私はその聞きなれた「死ぬ」と言う単語が含まれた言葉を聞くと1度黙ってしまう

一体何なの……?あんたを助ける条件って言うのは……?


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