二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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プリキュア×サルゲッチュ!〜ゲッチュで気分はウッキウキ!?〜
日時: 2010/05/06 22:58
名前: ラララ救世主 ◆eiDV3UV3hk (ID: 8o7XANwF)

あの名作ゲーム、サルゲッチュと
プリキュアを、まさかのコラボレーション!
いいかげんな発想ですが
読めば気分もウッキウキ!?
そんなわけでよろしくお願いします。

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Re: プリキュア×サルゲッチュ!〜ゲッチュで気分はウッキウキ!?〜 ( No.15 )
日時: 2010/05/22 18:35
名前: ラララ救世主 ◆eiDV3UV3hk (ID: kQILG9Km)

第6話

〜中生代 ちゃぷちゃぷ池〜

転送された先は、どんより薄暗い空が広がる湿地帯。
ナツミちゃんの言ったとおりだ。

早速、木にへばりついてるピポサルを発見。
メカボーで木をたたいて落っことす。

ラ「ゲーッチュ!」

バッ
シュパッ!

さて、他にサルはいないかな…
とりあえず、目の前にある池を渡ることにした。

ラ「ハカセ、私服のまま泳ぐの?」

ハ「問題ない、ミズメカを使うとバリアが張られるからぬれることはないぞ。」

ためしに入ってみた。
本当だ、服が全くぬれない。
泳いで見ると、これが意外と面白い。
スピード調節も楽々できて人魚にでもなった気分だ。

しばらくラブはゲッチュを忘れて無我夢中で泳ぎ続けた。

(ボヨンッ)

前方不注意で、何かにぶつかった。

ラ「な、何これ?ずいぶんと柔らかいような…」

ナ「…!ラブちゃん、それは…」

ラ「え?…!」

(ブオーッ!)

ラ「首長竜!?」

ラブがぶつかったのは、池をすいすいと泳いでいた首長竜だった。

ハ「おおっ、すごい!
それはフタバスズキリュウというかつて日本に生息していた恐竜じゃ。
その恐竜に関する情報はほとんどない、珍しい恐竜なのじゃよ。
こんな間近で本物を見られるとはのう…」

ラ「ナツミちゃーん、見て、恐竜に乗ってみた!」

ラブはフタバスズキリュウの背中に乗って見せた。

ナ「ちょ、ちょっとラブちゃん!危ないよ!?
恐竜の上に乗るなんて!」

ハ「ほっほ、まあ大丈夫じゃろうて。
フタバスズキリュウが肉食でないことは確かじゃからの。」

ナ「二人ともほんとにのんきなんだから…」

フタバスズキリュウに乗って、池の端にある崖までやってきた。
崖の上にも、ピポサルがいるかもしれない。

ラ「この長い首を上れば上に行けそうね。」

フタバスズキリュウの首を上り始めた。

ラ「おっとと…ちょっと上りにくい…」

(ブオーッ!)
突然フタバスズキリュウが首を大きく振った。
ラブは吹っ飛ばされる。

ドシーン!

ラ「痛ったた…でも何とか上れたわ。」

草が生い茂る崖の上。
ピポサルはいるだろうか…ん?

ガサガサ…
近くの草が動いた。

サル「ウッキー!」

ピポサルが飛び出してきた。
さっき捕まえたのとは違う、水色パンツに垂れ下がった目。

ハ「水色パンツのピポサルはとても臆病じゃ。
しかしその分、身を隠すのはとてもうまいぞ。」

ラ「わかった…ってあれ?」

ピポサルが消えた?

ラ「どうなってんの…?」

サル「ウッキー!」

Re: プリキュア×サルゲッチュ!〜ゲッチュで気分はウッキウキ!?〜 ( No.16 )
日時: 2010/05/20 16:44
名前: つぼみ (ID: 0ZzzaL.w)

おもしろい!コメなかなか出来なくてごめん!
また来るね〜!

Re: プリキュア×サルゲッチュ!〜ゲッチュで気分はウッキウキ!?〜 ( No.17 )
日時: 2010/05/22 18:50
名前: ラララ救世主 ◆eiDV3UV3hk (ID: kQILG9Km)

第7話

ラ「えっ、そっちから!?」

なんと、ピポサルはラブの背後に回り込んでいた。
今、目を離した一瞬で音もなく移動したとでも言うのだろうか。

ラ「ゲーッチュ!」

バッ
素早く草に潜り、ゲットアミは空を切る。

サル「ウッキキー」

ラ「まだまだー!」

バッ
バッ
バッ

やたらめったらアミを振り回すが
ピポサルの隠れ身の早さについて行けない。

ラ「ハァ…ハァ…」

だんだん息が上がってきた。
アミを持つ腕が重い。

サササササ…
わずかに音がした。

ラ「そこね!」

ザクッ

サル「ウッギャーッ!」

ラ「って急に飛び出してきた!?」

何で?
ピポサルが飛び出してきた草むらを見ると…
そこに茨が生えていたのだった。
前方不注意というか、何というか。

ラ「あらら…」

ラブは落下地点にアミを構え、そのままゲッチュした。

ラ「はーっ、疲れたー。ちょっと休憩休憩…」

少し休んで、また歩き出す。

やがて、目の前に大きくそびえる山が見えてきた。

ハ「おや、あの山の上からピポサルの反応がしておる。
早速転送するぞ。」

シュパッ…

Re: プリキュア×サルゲッチュ!〜ゲッチュで気分はウッキウキ!?〜 ( No.18 )
日時: 2010/06/12 22:28
名前: ラララ救世主 ◆eiDV3UV3hk (ID: MPNvL378)

第8話

〜中生代 恐竜バレー〜

ラブは山の上にやってきた。
ラ「うーん、眺めもいいし、空気もおいしいしサイコー」

ハ「ラブちゃん、新しいガチャメカが完成した。
早速転送するぞ。」

ガチャメカが転送されてきた。

ラ「これは?」

ハ「サルを探すための、サルレーダーじゃ。
山は複雑な地形が多い。
それがあれば道に迷わずにピポサルを探せるじゃろう。」

これが本当に助かった。
山の地形は複雑で、道が入り組んでいる。
レーダーがなければピポサル探しどころではないし、まず道に迷っていただろう。
レーダーを頼りに、がんがんゲッチュしていった。

やがて、道はしばらく下り道。
深い渓谷にさしかかったときだった。

ラ「うわぁ、タマゴだ!」

崖の端っこに、フカフカのわらの上に置かれたタマゴが三つ。
奇妙な模様で、大きさは人の顔くらいありそう。
さわるとピクピクして、少し暖かい。
何の恐竜のタマゴだろうか。

ラ「ブッキーがいたら、なんて思ったかな…」

あれ?

タマゴが置いてあるわらにもう一つ、丸くくぼんだ跡がある。
こんな跡があるということは、タマゴは四つあったと言うことか。
あと一個はどうしたのだろうか。

ラ「もう孵化したのかな?」

サル「ウッキ、ウッキ…」






Re: プリキュア×サルゲッチュ!〜ゲッチュで気分はウッキウキ!?〜 ( No.19 )
日時: 2010/06/12 22:47
名前: ラララ救世主 ◆eiDV3UV3hk (ID: MPNvL378)

第9話

全然違った。

タマゴを抱えたピポサルがすぐそばを通る。

タマゴはピポサルに盗まれていたのだ!

ラ「こらーっ、タマゴドロボー!
それは食べちゃだめなんだから!」

サル「ウギャッ!!」

ドドドドド…
タマゴを抱えたまま、逃げる。

あんな大きく、重いタマゴを抱えたまま何という逃げ足なのだろうか。

ラ「メカボーで攻撃も出来ないわ…」

ピポサルは追っ手を振り切ろうと崖を登り始めた。

ラ「えええっ!?ちょ、そんなとこ上ったら」

ガラッ

サル「ギッ!?」

ラ「!!!」

足場が、崩れた。
タマゴとサルが宙を舞う。

ラ「うわあああっ、ヤバイヤバイヤバイーッ!」

とっさの判断で、すかさずジャンプ!
タマゴを空中で抱きかかえる。

そのまま自分がクッションとなって地面に倒れた。

タマゴは…無事だった。
ヒビ一つはいってない。

ラ「フーッ、危なかったぁ。」

ピポサルの方は落っこちて気絶していた。
全く、とんだタマゴドロボウだ。

当然、ゲッチュで転送された。

ラ「よいしょっ!」

タマゴを元の場所へ戻す。

(バッサ…バッサ…バッサ…)

空の方から、何か気配がした。
すかさず近くの岩場へ隠れる。

やがてそれは近づいて着地した。

大きな翼に、鋭いかぎ爪、鋭い顔、鋭いくちばし。

プテラノドンだ。

ゆっくりとタマゴの上に覆い被さる。

ラ「プテラノドンのタマゴだったのね。」

大切そうに、タマゴを暖めている。

ラブは、どう猛な空の支配者のその目の奥に、優しい親の温もりを見た気がした。

レーダーを見るともう反応が出ていない。

ハカセに報告をして、中生代をあとにした。


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