二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆
日時: 2010/08/19 15:54
名前: しずく (ID: V12Zkaox)

え〜、皆さん、お久しぶりです。
初めての人は初めまして。しずくです。

今回は、「萌えっ娘もんすたぁ」というすなわちポケモンを擬人化したポケモン、萌えもんというゲームがあるんですけどね、今回はそれを小説化させます。

萌えもんは具体的に言うとかわいい(w
ちなみに俺の嫁はチルタリスです。かわいい&珍しいパンチラです。見せパンですwむおおおお!!!(氏

はい、まぁおふざけはここらへんにしといて、はいでは、楽しんで読んで、焦らずにゆっくりと読んで、理解してもらえれば幸いかと思いますので、応援のほうもよろしくおねがいしま〜す。

ではでは〜、更新は遅い時も早い時もありますが結果が良ければすべてよし。はい。

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萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.13 )
日時: 2010/09/29 14:31
名前: しずく (ID: g4i.qhAt)

2


『・・・よう・・・・栄光・頂へ・・・』

「だれだ?あんた?」

『俺・・・は・・え・そ・・・・』

「え?聞こえなかった。もう一度」

『・・・・・・・・・・・』

「?どうしたんだよ」

『私・名前・・・・・・し・・・』

「あれ?人が変わった・・・?」

『よく・・・・・きた!!・・・・・』

「また人が変わった・・・。ここはどこなんだ?」

『栄光・いた・・・』

「栄光?いた・・?」

『名誉・・・栄光・・・・・場所・・・』

「名誉・・・栄光・・・」

『こっちだ・・・・・・』

「え・・・・・?」

『この先に・・・・・・・が居る』

「え?なにが?」

『・・・・・・・・・・』

「おい。答えてくれよ」

『もう時間だ』

「時間・・・?」

『さらば・・・・萌えも・・・・ター・・・』

「ちょ!うわぁぁぁ!!!」



「ちょっと!」

「いたっ!」

目が覚めると俺はベッドの上で寝ていた。

夢・・・だったのか?

(それにしても、さっきのは一体・・・)

「ん?あれ?アブソルがいない。もう起きたのかな」

「いった〜い・・・」

「ん?」

突然、下のほうから声が聞こえた。

不信に思い、ベッドの下を見る。

そこには・・・

「痛いじゃん!突然なにすんの!!」

アブソルだった。

「なんで床で寝てるんだ?」

「あんたのせいでしょうが!!」

「いだっ!!!」

おもいっきりパンチを顔面にくらった。

痛い・・・。

萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.14 )
日時: 2010/10/09 16:44
名前: しずく (ID: g4i.qhAt)

3


朝の出来事からずっとツンとしているアブソル。

なにを話しても「知らない」、「別にいいんじゃないの?」などという返事しか返ってこない。

俺涙目。

ここはニカが頼りだなぁ。

そういえばニカまだ寝てたっけ。起こさないとな。


----------

『あなた・・・・・・・ね』

『・・・・?だれ?』

『名乗るほど・・・・わ。・・・・』

『?よく聞こえない・・・』

『まぁ簡単・・・・・・スター・・しら』

『・・・・・・スター・・・・?』

『萌え・・・・頂点・・・・』

『ここはどこなの?』

『いつか来れるわ。それまで・・・・・・』

『いつか・・・だれと・・・?』

『あなたの・・・・いちば・・・・・と・・・・』

『わたしの・・・なに・・・?』

『・・・・・・・・・・』

『どこいくの・・・?』

『さよう・・・・』

『待って!!!』




「うわぁ!!」

ニカを起こそうと部屋に入った瞬間、いきなり起き上がるニカ。心臓に悪いって。

「あれ?準?」

「お、おはよう。もう昼だぜ」

「・・・・えぇ!?」

時計を見て確認するニカ。別に今日は休みなんだからゆっくりしてもいいのになぁ。

「ご、ご、ごめん!!」

「え?なにが?」

唐突に頭を下げ謝るニカ。俺、なにかされたっけ?

「いつも朝に起きてるのに!あぁもう!わたしなにやってるんだろう!!」

どうやら昼に起きてしまったことに謝っているらしい。

「い、いや。そんなのいいって。今日休みなんだし」

「でも・・・」

「ほら、早く下に行って一日を過ごそうぜ」

「・・・うん!」


今日は母さんが仕事でいないからアブソルがごはんを作ってるけど、俺のぶんだけ少なかったり、変なもの入れてたりとかしてる可能性が・・・。

そりゃ、朝のときは俺が悪かったけど、三人一緒に同じベッドはさすがにきついって。もともとそんなにでかくないんだから。

家出るときに二段ベッドとかにしておかないとまた今日みたいになっちゃうからなぁ。


下に下りてテレビを見ている俺。はみがきをしているニカ。ごはんを作っているアブソル。

朝の出来事を除いて今日みたいに平和な日常が、いつまで続くのかねぇ。永遠だといいけどねぇ。

と、そんなことを考えていると、焼きそばのような匂いが鼻の奥に入ってくる。

「ごはんだよ!」

「いてっ!!」

その言葉と同時に俺の後頭部を殴るアブソル。

「なんで殴るんだよ!!」

「べっつにぃ〜〜」

「くそ、嫌な奴だぜ」

さすが萌えもん。殴る力がはんぱねえ。でかいたんこぶができてるよ。


はみがきも終えてリビングに来るニカ。

それぞれ指定の席に座ってごはんをいただく。

今日の焼きそばはすごく美味しかった。

俺の焼きそばも量も同じだったし、変なものも入れてなかった。

よかったよかった。

だけど・・・・・。

「!?は、腹が・・・!?」

突然腹が急激に痛くなった。まさか、アブソルがなにかを!?

まさか・・・賞味期限切れの焼きそばを俺の方にだけ入れたな!?

くそっ!油断したぜ!!トイレ〜〜〜!!

萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.15 )
日時: 2010/10/17 10:49
名前: しずく (ID: TSqMPs/A)

4


腹痛の件から二時間が経過。

アブソルを説得してなんとか仲直り。

パッキーという中までチョコがたっぷりな細い棒のお菓子をほおばりながら考えていた。

今日夢で見たあの光景。

俺の目の前に現れた謎の男が言ってた『名誉』と『栄光』。

そして謎の男の次に現れたどこか鹿のコスプレをしているような女性。

そして何事もなく立ち去り、入れ替わるように現れた無駄にテンションの高い男性。

あれは一体なんなんだ?

そう考えているうちにパッキー一袋を食べきった。

すると、入り口からノックの音が聞こえた。

そのノックに応えるとニカが何か複雑そうな顔をしながら入ってきた。

「なんだよニカ。ここはもうお前の部屋なんだからノックなんてしなくても・・・」

「準・・・」

「ん?」

ニカはベッドに腰をおろし、続ける。

「わたし、変な夢を見たの・・・」

「変な夢・・・?」

「うん。なんか変な女の人が立っていて横にロコンがいたの」

「ロコン?」

「うん。そこはよくわからない、見たこともないところだったんだけど、なにか懐かしい、そんな感じがした。すごく広くて、木々もたくさんあって、山があって、人が居て、そこに住み着いているかのような・・・」

ニカの言っていることはあまりよくわからなかったけど、ただ一つだけわかることがあった。


---俺の見た夢と似ている---

それだけは確信した。山があり、木々があり、人が居て、女性がいる。ロコンは見ていなかったけど。

「それで・・・?」

「その人にここはどこ?って訊いたの。そしたら『いつか来れる』って言ってた」

「『いつか』・・・」

「しかも、一人じゃ来ないって」

「一人で来ない・・・。俺たちと来るのか?」

「それはわからない。でもわたしだけで来ないのは確か」

夢のことをこんな深く考える。こんなことめったにないからどうすればいいかわからない。

なにか・・・”災い”がおきるのか。それもわからない。

「ま、まぁ、この話はもう終わりにしようぜ」

「え?」

「だっていつか行けるんだろ?ならそんな深く考えなくてもそこに辿り着けば答えは見えるじゃないか」

「・・・そうだね」

萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.16 )
日時: 2010/10/23 17:24
名前: しずく (ID: TSqMPs/A)

第六話らへん「酸素を吸ってブドウ糖を出す」

1

「よ〜し。戻れ、アブソル、ニカ」

月曜日の朝。余裕をもって朝を迎えた俺は朝食で御飯を三杯もおかわりし、腹がふくれた。

余裕をもって御飯を食い終わった俺は制服を着用し、時間割確認、荷物確認をし、バッグを持つ。

余裕をもって準備が調った俺はアブソルとニカをモンスターボールに入れる。

俺の通っている学校は当たり前のように萌えもん養成学校だが、校内で萌えもんを出すのは校則違反として反省文を無駄に十枚も書かされる。

そんなことを俺はアブソルを捕まえてから二回もやってしまった。

みんなにはわからんとは思うが、十枚なんて言葉が思いつかないんだぞ。


ちなみに、萌えもん養成学校とは。別に萌えもん自体を養成するわけではない。

萌えもんを持っている人の養成だ。

学校にはそれぞれ『トレーナー科』、『ブリーダー科』、『ソムリエ科』、『コンテスト科』があり、俺はその中で『トレーナー科』に入っている。

ソムリエ科は二年前にできたばかりで、なんでも萌えもんの特性やタイプとかを熟知して色々な人にアドバイスするんだそうだ。

この前まで萌えもんを一匹ももってなかった俺は学校でバカにされたけど、アブソルをゲットして授業で見せたときの皆のあの表情。あれは今でも思い出すなぁ。


と、そんなことを言っている間に時間がせまっている。

かと言って別に急がなくてもいいのだが。

万が一に備え、行くか。

「母さん行ってきます!」

母さんに挨拶を言って家を出る。

俺ん家は道路の右方向に建っているから学校へ行くには家を出て右方向に進む必要がある。

その右方向に足を動かそうとしたそのとき。

「はーはっはっはっは!!」

と、奇怪な笑い声が聞こえる。

この声は・・・。

「よう準!今から学校に行くのか?今日は随分と早いじゃないか!」
          ようき
同じクラスの『青井 妖鬼』。

俺の幼馴染みでありライバルでもある。

青い髪のした変なやつが今日に限ってなんでこんな早く顔を見なくちゃいけねえんだよまったく。

「だれだっけ?」

俺は関わりたくないから他人のふりをした。

「何言ってんだよ!俺は昔からのライバル、青井 妖鬼だぞ!!」

「へえ。知らなかった。急いでるから。ごめん」

こいつは朝っぱらから超テンションの高いやつだからこんな時間に関わりたくないんだ。どうしても。

「おい!待てよ!一緒に行こうぜ!」

すたすたと歩いて行く俺に後ろからついてくる妖鬼。

「だが断る」

俺はさらっと受け流し走る。

萌えっ娘もんすたぁ 永遠の絆 ( No.17 )
日時: 2010/10/28 22:09
名前: しずく (ID: TSqMPs/A)

それでもついて来る妖鬼。

ほんとにしつこいやつだ。

俺が全力で走っても妖鬼のやつは足が速いから普通においついてくる。

俺が息を切らしても持久力があるから平然としている。

こいつは運動神経抜群、成績優秀、認めたくないがトレーナーとしては強い方。

こいつのフタチマルによくやられる。

こいつの親父は海外によく行っており、そのフタチマルはニューヨークに行ったときにもらったらしい。

この地方では海外面での萌えもんを持っている人は滅多に居ないから妖鬼はこの地方では結構有名らしい。

ライバルとか言いながら俺より全然上じゃねえか。とつくづく思う。


「待てよ!なんで走るんだよ準!別に遅刻じゃないだろ?」

「そういう問題じゃねえよ!俺は生理的にお前と関わりたくないから走ってるんだよ!!」

「ひでえ!俺たち親友だろ!?」

「親友なんて言ったことはねえよ!」

「じゃぁ家族!!」

「俺とお前が家族だったら即家出するよ!!」

「ひでえ!!」

言葉を返すにつれ涙目になっていく妖鬼。

あ〜、めんどくせえ。俺、なんでこんなやつと知り合ったんだろう?

今からでもいいからこいつ関連の記憶だけ消そうか。

あ、やべえ。息がもう続かねえや。酸欠になる。くそ・・・。

こうなったら・・・!!

「出てこいニカ!!」

腰にかけているボールを取り出し投げる。

赤い光とともに現れたニカはいかにも眠そうな顔をしていた。

「なにぃ〜?」

欠伸をして手で口を押さえながら用を訊くニカ。

こいつ、ほんとのんびりだなぁ。

「まぁいいや。俺を背負ってあいつから逃げてくれ」

「え?あいつって?」

「あいつだあいつ」

俺は後ろで涙を流しながら走って来る妖鬼を指差す。

「だれ、あれ?」

そうか。ニカはこいつと初対面だったな。アブソルはあるけど。

「あいつは青井 妖鬼。認めたくないが俺のライバルだ」

「ふ〜ん」

妖鬼視点

ん?あいつ、なに立ち止まってるんだ?

ははぁ〜ん。さてはあいつ、諦めて俺と絡もうとしてるんだなぁ。まったく、ツンデレなやつめ。

ん?準の目の前に居る子は?

・・・ツインテールで水色の髪。かわいいじゃないか。

あいつ、いつのまにアブソルの他にかわいい子を。

ま、でも俺のフタチマルにはかなわないと思うけどな!

「お〜い!待ってくれよ準〜!!」


準視点

「げっ!来た!ニカ、早く俺を背負って学校に向かってくれ!方向は俺が案内するから!」

とにかく、一刻も早くあいつから通りざからないと!

「わ、わかった。ほら、早く乗って」

ニカは腰を少しおろし、俺が背中に乗ると一気に立ち上がり走る。

「あ!待てよ準!!」

萌えもんの速さをなめんなよ!いくらお前だからってこれは追いつけないだろう!!

俺は「勝った!」という顔をしてあいつを見送った。

だけど、俺は逃げれればいいと思って言っただけなので、おもわぬことになってしまう。

きょ、強烈なGが・・・!!

萌えもんの速さに慣れていないのかはわからないが、強烈なGが俺の全身にかかる。

だけど、かまわない・・・!あいつから逃げるためなら・・・!

「そのまま左だニカぁぁぁ!!!」


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