二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

 .セブンズコード! 犬夜叉
日時: 2011/02/23 15:36
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: 4uYyw8Dk)

 
参照300突破!結構地味な所で喜んでます。
     
      
       
どうも始めまして。初めましてじゃない方はこんにちは。
最近ホラー映画鑑賞にハマり出しました葵と申します。トリップ小説です。ある日目覚めたら漫画の世界でしたっていうアレです。ギャグをメインにヒロインの成長的な部分に触れていきたいと思ってます。

文章力?そんなの気にしない進行なので気になる人は見ない事をお勧めします。
尚メインの長編は連載しながらだらだらとやって行きますが、とても広い心で見て下さい。
短編は趣味程度。犬夜叉以外にも版権キャラで書きますが気にしないでください。


———————————————————————————————

[>しょちゅーい   
      
 
◆そもそも原作知らんし、え、何意味わかんね。
◇夢小説、またはトリップ小説とかふーざけんな☆
◆お前の性格が気持ち悪いわ!!
◇更新遅いとか信じられん・・・・・・馬鹿なの?死ぬの?
以上の項目に当てはまる方は速やかにお戻り下さい。
  
        
ではどうぞ。
言っておきますがこの小説は2次元創作ですよー。観覧は自己責任で。
 
       
    
—————————————————————————————

  
    
[>きゃらくたー >>1
      
[>めいん
 
01 Do not joke! (冗談じゃない.)>>2 
02 茜色Evening glow (夕焼け)>>3
03 特典 >>4
04 いぬのおまわりさん >>8 
05 Escape (逃げる) >>12
06 てのひらのあたたかみ >>15
07 教養がない >>20
08 ポテトチップスの恋しさ >>24
09 女子中学生のあるじじょー >>26
10 にんじん+じゃがいも=アート  >>31 >>32
11 唐突 >>34
12 訪問者 >>38 >>44
13 他力本願 >>53
14 In this world (この世界で) >>54 
15 問い掛け >>58
16 開き直りという単純思考 >>63
      

——————————————————————

        
        
[>さいどすとーりー

「わたしのせかいのおわり」 如月まどか
>>35 12話へ続きます。
    
「わたしのせかいのはじまり」如月まどか
更新前
     
「例えばあの日の続きがあるなら」鹿屋凛
>>62
本編14話以降くらいに読んで貰えれば良いかと思われます。 
 
「償い」井上玲奈
更新前
         
        
——————————————————————


[>いろいろそのた      
       

アンケート始めました!
>>52
お気軽にどうぞ。「え、身バレすんの恥ずかしいわ!」ってな方は匿名でもぜんっぜん大丈夫です。
  
リクエストはこちら>>60

  
——————————————————————

[>じみにこーしんりれき
 
2/20 リクエスト開始
2/22 本編更新
2/23 タイトル変更
       

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



Re: 犬夜叉-刹那主義- ( No.1 )
日時: 2011/02/12 06:53
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: 4uYyw8Dk)


メインキャラクター

鹿矢 凛 / Kanoya Rin / ♀
15 years old 
身長157せんちめーとる.体重42きろ.
モカブラウンの髪.ツンデレ気味ツッコミ要員.
料理が殺人的に下手.能力は「時白」足技が得意.
       
    
栗本 碧 / Kurimoto Midori / ♂
18 years old
身長173せんちめーとる.体重61きろ.
凛の遠い親戚.ニット帽を被っている.若干眼の色が薄い.
みどりにーちゃんと呼ばれている.能力は「移颯」
 

井上 玲那 / Inoue Reina / ♀
15 years old
身長162せんちめーとる.体重45きろ.
大人っぽいお姉さん.
凛曰くとても同年代とは思えない……らしい。能力は「幻灯」柔道経験者.


如月 まどか / Kisaragi Madoka / ♀
12 years old
身長152せんちめーとる.体重39きろ.
灰色の瞳と青みが掛かった黒髪.
立場上は゛凛゛と同じだと語っているが、ほとんどの事が不明.能力は「紅月」.

      
前川 一 / Maekawa Hazime / ♂
29 years old
身長176せんちめーとる.体重65きろ.
ぴっちり七三分けのおっさん.
常に敬語でボケ.色白.能力は不明だが、「監視役」であると名乗っている.

 
       

Re: 犬夜叉-刹那主義- ( No.2 )
日時: 2011/02/07 21:55
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: 4uYyw8Dk)

    
     
 01 Do not joke! 
     
        
        
    
       


  
           
目を開けると、其処は漫画の正解でした。
   
「ってありえるかこんのアホお!ふざけんな突然そんなモンに飛ばされてたまるかぁ!」
              
  
壮絶な独り言を大空に向かって叫んだ。だが反応は無いので馬鹿みたいに空しい。
近くの木の上にスズメが止まって鳴いていた。つい道にあった石を掴んで投げたくなったが、やめておこう。
      
       
   
確か、
記憶によると私はゲームセンターで取れもしないユーフォキャーチャーにどかどかとバイトのお金をつぎ込んでた筈だ。
そんでそんままのノリで友達とカラオケで熱唱してた筈だ。

それから、それから…?
 
何回思考を重ねても出る答えは同じ。゛突然何処かに飛ばされた゛
夢だといいがどうやってもこの現実感は拭えない。ほっぺたつねると痛いし小指を木にぶつけてみても痛い。

「……ちょっともう放置プレイとかやめてよホント。」
       
             
        
         

     
と言う訳で、(何がどういう意味なのかさっぱり分からないが)めでたく異世界に飛ばされたっぽいです。私。つまりね、よおくよーく考えて見たんすけど、記憶によると此処はアレなワケ。とある有名な漫画の世界に酷似してるんです。
その名とはつまり誰もが知ってる国民的漫画、あの犬夜叉なんっすよ。
 
平面でしかなかった世界の筈なのに、目に映るのは記憶にあるその通りの光景。色彩も、色褪せて古びた井戸も、全部、ぜーんぶ、同じ。こんな事って有り得る訳が無い、そう生唾を飲み込んだ。
仁王立ちするのすら疲れたので腰を下ろす。視界に映るのは井戸と森と草だけで、一人ぼっちは案外心細い。

  
「てゆーかどうやって帰りゃいいんだよ。」
 
うー、だの、あー、だの、意味の分からない嘆きを言ってみた。
その度また何も答えてくれない青空が憎らしくなった。雲ひとつ、無い。
カラオケ入ったのが・・・えーと、何時だっけ。
ぐぅ、と鳴ったお腹をさすりながら、空腹を感じてどうにか私の腹時計は正しいはずと納得する。
    
「・・・・・・うん、アレだ。多分5時から8時までくらいの間だきっと。完全アバウトだけど。」
    


    
そういえば、と鞄の中からお弁当をごそごそと取り出す。今日昼に食べる予定だったが美味しそうだったと言う理由で結局まっちゃんとパスタを食べたのだった。
食べる予定もなく完全お陀仏状態だったお弁当だが、こんな事態になるとは。有難くいただきます。
 
  
       
「腹が減っては戦は出来ない、ですよー。」


     
ピクニックみたいでこれはこれで良い風景かもしれない。
ファンシーな黄色い柄のお弁当箱のフタを外す。たこさんウインナーに梅干が乗った日の丸ご飯、ほうれんそうと冷凍食品が詰まっていた。ごくごく一般家庭のお弁当だ。・・・・・・潰れて黒ずんでいる卵焼きを除けば。私が焼きましたごめんなさい卵さん。少しの謝罪をした。
レジャーシートなんぞ持ってきてるわけ無いので膝の上に乗せながら手を合わせる。
   
梅干をぽい、と箸で掴んで蓋に乗せた。梅干は嫌いだ。あの酸っぱさなんなのどうにかしろって思う。
いつもはまっちゃんが美味しい美味しいと言いながら食べてくれるのにな。
お弁当を食べ終わり、空腹を満たした所で、さて、と考え出した。
 
夢?うーん、まあそれは置いといて、夢だろうが何だろうが行動起こしたいなあってのがある訳で。寒いしね。って事はやっぱ何かしたいって気持ちがあるんだよな。

        
       
        
なんだかんだで不満を漏らしながらも、私は、現状を思ったよりも前向きに考えていたらしい。
大体こんなの可笑しいだろと思いつつも、現実ならどうしようと思いつつ。
もし此処が本当に現実だったなら真剣に考えたと思う。その時はまだ8割方ちょっと変な夢だろうとでも考えていて、これから起こることなんて少しも予想がつかないでいた。
そもそもこれから生きて行けるって何故かは分からない確証があったし、ひょっとしたら此処は現実で、犬夜叉の登場キャラクターに会えた嬉しい、なんて、淡い希望も少し在った。
         
    
 
……行くか。どうしようもない。此処に留まってるだけじゃ、全然進歩無いし、最悪の場合も考えられる。人のいる場所に行こう。
 
立ち上がってスカートの汚れを払う。案外大きく見える森の中に、一歩ずつ、足を踏み出した。

         

        
 


          
          

       

         
         
                 

      
        
          
      

Re: 犬夜叉-刹那主義- ( No.3 )
日時: 2010/11/07 08:27
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: NRAsdfzb)

      
       
02 茜色Evening glow
       
    
  
     
   
「っつー事で、迷いました☆」
    
      
あは、ねぇ森とかこんなに広いの?原作にそんな知識無いよ?☆とか語尾につけてる場合じゃないわ。
目印とか付けておけば良かった。やっぱり適当に歩いちゃマズい。ついでに私も結構マズい状況だ。
       
 
歩き始めて1時間程、私の知る限り、森から原作の村まで少しで着く筈だろうと、とんでもない勘違いをしていたようだ。
日は等に落ち始めていた。暗くなって、進めなくなるのも時間の問題だ。
そもそも自分が限りなく方向オンチだということを忘れていた。そりゃ迷う。
そして物凄く重大な問題がある。
    
……寝る場所が、無い。
     
 
       
あっは、コレもしかして野宿フラグ?
       

          
既に茜色に染まった空。夜まで、あと少し。
            
          

Re: 犬夜叉-刹那主義- ( No.4 )
日時: 2011/02/10 17:10
名前:  葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: 4uYyw8Dk)

      
   
03 特典
      
      
         
       
素手で熊を殴り倒す。
そんなスタントも昔はあったらしい。
襲われて負けたらどうすんの?だとか、熊は大丈夫なの?だとか、はまだ別に疑問だが。
 
だからその気になれば全然人間なんてそんな事出来るんだなー、なあんて思っていた。
  
 
本当だった。
   
 
      
       
    
それは私が野宿しようと木の根元に座り込んだ時なんですけれども、何故か知らんが変な物体が私を追いかけて来たんだ。何故最初が敬語なのかって?そこはノーコメントで宜しく。
 
暗闇で姿は見えない。が、なんだか丸い物を少し押しつぶしたような形で、所々?と言うかなんだか細い毛状の物が点々と生えていた。きもちわるい。
 
      
すぐさま浮かんだこのコマンド。
 
りん の まえに へんなぶったい が あらわれた !
 
[>たたかう
[>にげる
[>まほう
[>あいてむ
       
生憎アイテムは鞄くらいしかない。・・・残念ながら、ファンタジー的な魔法攻撃も使えないが。
      
    
りん は ぜんそくりょく で にげた !
へんなぶったい は おいかけて きた !
    
 
「ああもう、こっち来るなぁぁぁぁ!ぎゃああああ!」
 
ローファーがつんのめる。山の中は傾斜が急で道なんて無く、ただ獣が作った荒々しい空間があちらこちらに広がるだけで、落ちた木々の枝や凹凸ばかり。
無論私にそんな山道を走る能力なんて在る訳が無いので、つまずきながらも走り抜けようと懸命に足を動かす。

「っ!こんな女子中学生にこんなスタントやらせるなばっきゃろー!」
         
堪らなくなって声を出す。得体の知れない気持ち悪い物体に追いかけられるのは不安を煽った。私にはもう選択肢は残されていないのだ。
ええ、そうです。勿論そうです。全力で逃げる。これ正論。
それでも追いかけて来る気持ち悪いのを後目に、見えもしない前を見つめて懸命に走る。少し息切れがして来て、酸欠になったのか頭がふらふらして来る。
もうどうにでもやってやる!と意気込む事はとーぜん、出来ないので他に出来る事を探す。幾ら走っても人の気配は無いし、明かりも何も無い。
 
ちらりと後ろを振り返ると、それは光を発しながら浮遊感を保ちつつ私に付いて来ているようだった。
 
「(何なの?!それ光る必要あんの?!逆に気持ち悪いむしろキモすぎて何なの?!)」
 
声は出ない。それほどにまで余裕が無いからだ。
ふと自分の右手に冷たい物体が在るのを感じた。手を走りながらもゆっくり開くと、小瓶の側面に見慣れた文字が目に映った。 

飲んで下さい。
注意書き/飲まないと貴方は24時間以内に死にます。絶対大丈夫なので今すぐ飲んでください。
    
「意味わかんねえわ!!」
 
つい叫んでしまったが、本当に意味が分からないのでしょうがない。果てしなくうさんくさいのである。
こんな危機的状況下でこのコメントはどうかと思うんだ。うん。貴様は押し売りのセールスか?飲め飲めと言われるほど飲む気は失せて行く物だったりするんだ私は。冷静に考える事が出来たのは追いかけてきたのが変な物体だったからだろうか。
妙な違和感を覚えると、背中の気配が薄まったのを感じ、今一度振り返る。事もあろうに、其処には何も無かった。まるで今までの全てが現実じゃないみたいだ。
 
立ち止まって胸を撫で下ろす。ただし小瓶は、そのままだった。無色透明の液体は波立ってゆらゆらと揺れている。コルクの栓を興味本位で開けると、なんとも言えない薬品特有の鼻につく臭いが漂った。

何故か私は何処となく飲んでみようという気になっていた。見るからにヤバそうな色は、してないし。
一瞬躊躇ったが少しだけ舌を付けるようにして口に注いでみた。・・・・・・案の定クソまずかった。二度と飲みたくない。



それ以上飲む気にはならないでいたのに、急に手が動いた。それに反応しようとすると、全く左手は動かない。意志に背いた右手だけが、瓶を口に運ぼうとする。

「まっず!ちょ、ごほっごぼほはっほごっ!」
  
飲みながら喋った為器官に入ったようだ。盛大に咳き込んだ。まさか飲むだけで私の喉がバーストするとは思わなかった・・・・・・。あーもうほんと何なのこれ。
 
一息ついて居た所、目の前にまた変な物体が登場する。変な声が出て器官の辺りが壮絶な痛みを発しているのに気付く。うおおマジ痛い。特に鼻と喉の接続部分。言わずも知れがな、当然私は走りながら逃げた。
体力はもう限界。都会暮らしで一般人の私にはつら過ぎる。そう思って力尽きようとした刹那、目の前は木だった。え?その表現可笑しいって?いや、本当木なんだよ、突然視界に来てさあ。ただ気付くの遅いだけかもしんないけど。



 
「わっ、と、ってうああああい!」
そんな奇声を発した後、目の前の光景が信じられなかった。正にアンビリーバボーというやつだ。
木だ。ただの木じゃなくて、倒れてる木。うん確かに私は木とごっちんこして仲良しになる予定だった筈だ。なんだこれは。
どう考えても、私が木を蹴るか殴るかそれともチョップでもしたかで倒してしまっていたのだ。それも、いとも簡単に。
その場に座り込んで大口を開けてぽかんとしていると、ビンの文字が何やら変わっていた。





 
「その薬を飲んだ貴方は異世界に来た特典として身体能力が上がります。それとは別に何か特殊な能力が身についている筈でしょう。しかしその代価があるのもお忘れなく。ではさようなら。って意味分からん。」
     
それもそのはず薬を飲んだだけでパワーアップするとか信じられん。危ない薬じゃないっすよね?
しかし私は飲んじゃったワケだ。え、もしかして木倒したの私の能力?いやいやいや、まさかそんな。

特殊な能力とかちょっといやかなり嬉しいけど何故。腕からシュワッチ!とかいってビーム出たりするかな?今度やってみよう。

          
             
          
          
     
結局その日は当然の事ながら野宿した。冷えるかな、と思って厚着してきたのが幸いし、私は凍死する心配をせず眠りについた。
       


 

Re: 犬夜叉-刹那主義- ( No.5 )
日時: 2010/11/07 12:04
名前: みっき ◆5RRtZawAKg (ID: ze9J8nGv)

犬夜叉大好きです!


異世界に富んじゃったンですか...
てか犬夜叉の世界なら危なくても行ってみたい!!


頑張ってください☆


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



この掲示板は過去ログ化されています。