二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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どうぶつの森〜どうぶつ村の軌跡〜
日時: 2012/07/11 23:18
名前: るきみん (ID: JryR3G2V)

初めまして!るきみんといいます!
こんなダメダメな小説を読みに来てくれてありがとです!!
それにしてもなかなかのいまさら具合ですよね・・・。
ほい! 3DSでどう森発売決定しました! 3DSも買いました! やったー!

勝手に小説図書館に宣伝しちゃいました! (*>ω<*)テレルー
小説図書館から来てくださった方々、初めまして^^
こんな小説にちょっとでも興味をもっていただきありがとうございます^^

———————————————————

〜注意事項〜

まず村の名前は映画のものを丸パクリです。スミマセン
でも中身は大丈夫なのでご安心を。

荒らしなどはやめてください。それで得をする人はいません。

アドバイスやダメだしなどは絶賛受付中です!!
みなさんお気軽にカキコください^^


————————————————————

〜目次〜

登場人物紹介 
>>21

プロローグ
>>1 >>2 >>3 >>5 
                   
第一話『どうぶつ村を救おう大作戦!』
>>15 >>16 >>19 >>20 >>25 >>29 >>30 >>31 >>35    

※ただいま戻りました!受験も終わり、祝、高校生です!これからも、この小説とともに、るきみんをよろしくお願いします!          
————————————————————

ここで大募集のコーナー!

村の住人はだいたい私の好きなキャラを使用します。でも、このキャラでてくれないかな、とか、そうゆう意見を大募集します!
あと、こんな住民がいたらどうぶつ村が楽しくなりそう!ってゆうオリキャラを考えてくれても構ません。(今のとことは人のキャラクターを出す予定はありませんので、どうぶつを投下してください^^)

送ってくれる方は↓をコピーしてください。

名前『』

性別『』

性格『』

容姿『』

サンプルボイス
『』
『』


————————————————————

追伸

1月7日 ああ…いつの間にか、参照が300を超えてしまっていました…今まで放置していてすみません。
7月15日 参照が100突破ー!読んで下さった方々ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします!

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こんなダメダメ小説を読みに来てくださった方々


・雪姫様
・満月の瞳様
・猫科の犬様
・リボン様
・メリー様

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Re: どうぶつの森〜どうぶつ村の軌跡〜 ( No.26 )
日時: 2011/10/22 08:56
名前: るきみん (ID: JryR3G2V)


すみませんでしたーーー!!!!
はい、失踪してました。すみません。
でも、これからがんばって更新していきますので、生暖かい目で見守ってくださったらうれしいです。

心機一転、るきみん、がんばっちゃいます!

Re: どうぶつの森〜どうぶつ村の軌跡〜 ( No.27 )
日時: 2011/11/29 16:30
名前: 満月の瞳 (ID: A2bmpvWQ)
参照: http://mypage.syosetu.com/153176/

お久しぶりです!
私も失踪してました^_^;


お互い頑張りましょうね(*^_^*)

Re: どうぶつの森〜どうぶつ村の軌跡〜 ( No.28 )
日時: 2012/01/07 00:06
名前: るきみん (ID: JryR3G2V)

ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!
がんばりますとかいったとたんに失踪するという暴挙! 許されざる蛮行!
本当にすみませんでしたー!

満月の瞳さん…あなたって人は、こんなどうしようもないバカみたいな私の戯言に返信してくださったのに…
無視する形となってしまい…本当に申し訳ございませんでしたー!!!
満月の瞳様だけではございません。お気に入りに登録してくださり、続きを待っていてくださった方々。お気に入りに登録していたけれど、続きが遅すぎて、痺れを切らしてお気に入りから消してしまった方々…
すみませんでした。

もちろん、謝って許してもらえるとは思えませんが、ですが、もう一度だけ、チャンスをください。今度こそ、今度こそしっかりやってみせます。ですから、お願いします。もう少しだけこのるきみんを見守ってやってください。

Re: どうぶつの森〜どうぶつ村の軌跡〜 ( No.29 )
日時: 2012/01/07 20:47
名前: るきみん (ID: JryR3G2V)

              第一話

      Ⅴ

この村は森をくりぬいて造ったような村だった。
海のすぐ近くに森、と言うと、大体ジャングルのようなものを想像するだろうが、そんなことはなく、普通の公園に生えているような木だ。
道はコンクリートではなく、土でできている。整地はしていなくてボコボコしてて歩きにくい。
周りはだいたい森で囲まれている。村の真ん中には大きな広場がある。そこでいろいろなイベントなどが行われるらしい。

村の住人は・・・よくわからなかった。
やっぱりあのバス停の前にあった地図は昔のもので、今の住人などは書いていなかった。
まあ書いてあってもまだ朝は早いし起きてないかもしれないけど。
とりあえずすることもないので、狼さんの家に行ってみることにした。別に散歩をしてもいいのだが、あんまり歩き回ると迷子になってしまいそうなのでやめた。まだこの村の地形とかも分からないし。狼さんとも仲良くしたいし。

歩くこと数分。狼さんの家の前に到着した。
さすがに昨日の今日なので、迷うことなくすんなり来ることができた。
…それにしても、立派な家だと思う。きれいな壁にきれいな屋根。羨ましいことこの上ない。大体私の家なんてサ○エさんのエンディングの歌のときにサ○エさん一家がみんなで仲良く入っていくあのウサギ小屋みたいな家なのに。
お母さん…もうちょっといい家を借りてくれてもいい気がする。少し酷いんじゃないですか?

「ひ、人の家の前で、なにをしている!?」
狼さんの家の前でボーッとしていると、中から狼さんが出てきた。
…とりあえず、あなたは人ではなくどうぶつですよ。だから人の家の前でじゃなくてどうぶつの家の前で、って言うべきですよ。…というツッコミはしないほうがいい雰囲気だ。
「え…っと、あ、傘を返したほうがいいかなって思って、返しにきました」
「いらない! あれはあなたにあげるから帰って! というか傘なんて持ってないじゃない!」
「あれ!? 家においてきちゃった!?」
「バカだ! 傘を返す目的できたのに傘を持ってこないとかすごくバカ!」
「バカじゃないよ! みなみだよ!」
「アンタの名前なんて聞いてない! 用が終わったなら早くどっかいって!」
「いや〜、特にやることもないので、とりあえず狼さんの家でお茶でもご馳走になろうかなぁ、なんて」
「すっごいずうずうしい!めちゃめちゃ迷惑だから、早くどこか行って!」
「いやいや〜」
「きぃぃぃぃぃ〜〜〜!!!」
私が近寄ると、狼さんはすごい勢いで走り去って行った。もちろん、二足歩行で。
…ちょっとショックかも。

                 ☆

「みなみさーん、今度は外にこれを植えてきてほしいんだなも!」
ところ変わってたぬきち商店。
狼さんに拒絶されたショックから何とか立ち直ったみなみは、たぬきち商店でバイト中である。
「はーい。…あ、たぬきちさん、空曇ってますよ。雨降りそうです」
「なぬっ! ああ、そういえばお店の裏に洗濯物を干しておいたんだなも! みなみちゃん、今こっちは手が離せないから、取って来てほしいんだなも!」
「まっかせてくださーい!」
かくして、率先してパシられるみなみなのであった。

たぬきちのお店は、切り立った崖のすぐ前にある。しかし、崖と言ってもそれほど禍々しい崖ではなく、ちょっとした丘を削ったような形だ。雨が降ったら土砂崩れを起こしそうである。
なぜそんなめんどくさい場所に建てたかはたぬきちしか知らない。知るよしがない。
「うう、結構な量・・・」
みなみが商店の裏側に回ってみると、それはそれは大量の洗濯物があった。
「これ…たぬきちさん一人分…?…ちょっと変なにおいが…」
崖と店に挟まれているせいか、この場所は少々におう。そんななかでみなみはみなみの体と同じくらいの量の洗濯物と格闘する。すると、不意に崖の上のほうから物音がした。
「だれ?」
上を向くと、誰も居なかった。しかし、少しだけ、白色の毛が見えた気がした。見間違いかもしれないが。
「…早く戻らなきゃ、雨が降ってきちゃう」

「あ、おかえりなんだなも。洗濯物多かったでしょ? お疲れ様なんだなも」
たぬきちはニコニコしながらみなみをねぎらう。みなみはふと気になり、さっきのことを聞いてみる事にした。
「あの、さっき裏に行ったとき、崖の上にチラッと狼さんらしき物体がが見えた気がしたんですけど…あのがけの向こうって、なにかあるんですか?」
「ああ、そこには海を見渡せる高台が…」
そこまで言って、たぬきちの笑顔が固まる。そして、みるみるうちに悲しそうな顔になっていく。
慌てて、みなみはたぬきちに聞く。
「わ、わ、わ…ど、どうしたんですか? 何か聞いちゃいけないことを聞いちゃいましたか!?」
「い、いや、なんでもないんだなも…気にしないでなんだなも…」
「は、はい…」
たぬきちは、「まさかまだ引きずってるんだなもか?」とか、「どうしたらいいんだなも?」とか、よくわからないことをぶつぶつ言っている。そして、しばらくすると、黙り込んでしまう。
気まずい沈黙がお店の中に流れる。
たぬきちは何もしゃべらず、みなみはその空気に気圧されてしゃべることもできず、聞こえる音は外の雷のゴロゴロという音だけだった。
「みなみさんは、」
「へ?」
不意に、たぬきちは口を開く。その凛とした顔には、いつもののほほんとした雰囲気は微塵も感じられない。
「みなみさんは、狼さん、もとい…ビアンカさんの、過去を、受け止めることができるんだなもか?」
「ビアンカ…さん」
きっと、あの白い狼さんの名前なのだろう。いや、今は名前なんかよりも、
「ど、どういうことですか? おおか…ビアンカさんの過去って?」
「うん…もしかしたらビアンカさんは怒るかもしれないけど、でも、みなみさんなら、みなみさんになら、伝えたほうがいいと思うんだなも…」
そう、前置きし、一呼吸おいてから、

「ビアンカさんのお母さんは、10年前に、誘拐れてしまったんだなも。それも、人間の手によって誘拐されたんだなも」
そう、言ったのだ。

Re: どうぶつの森〜どうぶつ村の軌跡〜 ( No.30 )
日時: 2012/01/11 21:51
名前: るきみん (ID: JryR3G2V)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

              第一話
 
     Ⅵ

「どういう…ことですか…?」
ビアンカさんのお母さんが人間にさらわれた? どういうこと? 何でそんなことを私に話すの?
さまざまな感情がみなみの中でうずまく。驚愕、苦しみ、悲しみ、空虚、恐怖、そして、怒り。
ビアンカさんの母親を誘拐した人間への怒り。そして、そんなことにも気付かず、馴れ馴れしく接してビアンカさんの心を抉っていた自分への怒り。
そんな気持ちがみなみの中で暴れ回り、その苦痛からみなみは吐きそうになる。
「だ、大丈夫だなも!? い、いきなり変なこと言っちゃってごめんなんだなも!」
「い、いえ…大丈夫です。続けてください…」
「わ、わかったんだなも…でも、無理はだめなんだなも。気分が悪くなるかもしれないから、そのときは言ってなんだなも」
「はい…」
みなみとたぬきちは、手ごろな位置にあるイスに座り、話が始まる。
時間は、10年前の…ある天気のいい日にさかのぼる。

                    ☆

「おかーさぁん!!」
「あらあらビアンカ。甘えん坊さんね」
どうぶつ村の高台の上、180度海を見渡せる、どうぶつ村自慢の場所。今、そこには1組の親子が楽しそうに遊んでいる。
「おかあさん!」
「なぁに?ビアンカ」
「大好き!」
「私もよ」
そう言って、親子は笑う。
心からの笑顔。心からの幸せ。ビアンカは、この幸せが永遠に続けばいいと思っている。母も、この幸せは永遠に続くと思っている。
が、しかし、現実は、そんなに甘くなかった。
「へぇ〜、なかなかいい場所だなぁ、ここ。社長がここを開拓したがるのも分かるぜ!」
ガヤガヤと、二、三人の声が近づいてくる。下品な笑い声が、二人の幸せを打ち砕く。
「ビアンカ、こっちに…」
「うん…」
なにやら不穏な空気を察した母は、とっさにビアンカを自分の影に隠す。ビアンカも、素直に母の後ろに回る。
「あれ? あいつ…ビアンカとか言うやつじゃねえか? おい、ちょっと調べてみ」
一人のリーダー格らしき男がそう言うと、なにやら分厚い資料のようなものを持った男が、パラパラと何かを探す。
「ありました。レベッカと、その娘のビアンカです」
「おお! やっぱりか! こんなところで会えるなんてラッキー」
男たちがニヤニヤしながら近づいてくる。ビアンカは怖くなり、母の裾の端を強く握る。それに答えるように母はビアンカの頭をなでる。
「…なにか用?」
「おーおー、そんなに怒りなさんな。別にとって食おうってわけじゃないんだよ」
男はへらへらと笑いながら、両手を挙げて降参のポーズをする。その行動が、更にレベッカの怒りを増幅させる。
「リーダー、ふざけていないでください。僕は早く帰ってお風呂に入りたいです」
「おーけーおーけー。…ってかお前自由だな」
「ふざけないで!!!」
ここでレベッカの怒りが爆発する。
その声に、楽しそうに話していた男たちが止まる。少しびっくりしたような顔をする。
「ほぉ〜、社長の話はホントなんだな。どうぶつ達がヒトの言葉をしっかりと理解するっていう…」
「これは研究のし甲斐がありそうですね。やっぱりお風呂はやめです。研究します」
怒りを露にするレベッカを尻目に、男たちはなにやら話している。と、そこで、リーダー格の男がレベッカたちに近づいてきた。
「えへへ〜、あなたがビアンカちゃんの母親のレベッカさんですね? ちょっとお話したいことがありまして〜」
「…」
レベッカは、無言で男に睨みを効かす。対するビアンカは、いったい何が起こっているのかわからない風で、ただただ不安がっていた。
「そのですね、私たち人間は、とても好奇心旺盛でして、つきましてはあなた方どうぶつのことをもっと知りたいと思うのです。それで、やっぱり人体実験がいいかな、と。ですので、お宅の娘さんのビアンカちゃんを私たちに譲ってくれないかな…と」
「バカをいわないで…ビアンカは私の大事な娘。だれにも渡さない」
「ははは…そう言うと思いました。では、交換条件といきましょう。あなたがビアンカちゃんを譲ってくださるのなら、そうですね…1億円、いや、ここの世界ではベルか。1億ベルでどうでしょう」
「嫌よ。ビアンカのいない人生なんて人生じゃない。それなら死んだほうがマシよ」
「ふふふ…強がりさんですねぇ。でも、そんな強がりを言っていて大丈夫なのでしょうか?」
「…どういうこと?」
「聞いた話では、あなたの家はかなりの経済危機に陥っているとのことですね」
「!? …どうしてそれを…」
「こちらには強力な情報網がありましてね…どうでしょう。考え直してくれますか?」
「…ビアンカは、渡さない」
「本当に強情な人だ。ふむ、では、ビアンカちゃんでなくあなたがついてきてくれるというのはどうでしょう」
「…私? …でも、ビアンカには私が必要…だから」
「…心が揺れてますね。…最後の一押しだな…。では、あなたが来てくれるのなら、私たちはこの計画、このどうぶつ村をリゾート化するという計画から、手を引きましょう。それだけではありません。あなたの娘のビアンカちゃんを、大人になるまで裕福に暮らせるだけのお金を定期的にお送りしましょう」
「そ、それは本当…?」
レベッカの心が大きく揺れる。それだけ魅力的な条件なのだ。自分が犠牲になるだけで、たくさんの動物たちを救える。しかも、レベッカの愛する娘のビアンカが、大人になるまで養ってくれるというのだ。確かに、今のレベッカでは、ビアンカを養ってくほどのお金の余裕はない。自分が犠牲になるだけで、それだけで…

———お前が行けばいいんだ。それですべてが終わるんだ。みんなが幸せになるんだ。
黒い悪魔が、甘い声で囁く。その言葉は甘すぎて、今のレベッカにはそれが白い天使の囁きに聞こえる。
「…いいわ。あなたについていく。その代わり、しっかりとビアンカを養うのよ」
最後に少しでも抵抗しようと、レベッカは男たちを思い切り睨み付ける。しかし、男たちは別にそんなことは気にしていない様子だ。
「そうですかそうですか! 賢明な判断ですね。自分では養えないと、よく分かっていらっしゃる。いやいや、あなたが話の分かる人でよかった。本当は娘さんと一緒に居たいでしょう——」
「うるさい。早く行くぞ…絶対に、絶対に、もうこの村のみんな、そして、ビアンカに手を出さないと誓え」
「はい、誓いますよ…っと」
いくぞ、と、部下らしき男たちに命令すると、二人がレベッカの周りを囲む。
「…それじゃあビアンカ。行ってくるわね…」
「へ? お母さんどこ行くの? やだ。私もいく!」
「ふふ…健気ですねぇ」
男が茶化すと、レベッカが男を睨み付ける。すると男は、やれやれと肩をすくめる。
「ううん、ダメ。あなたついてきちゃダメなの。…そうね、あなたはたぬきちさんのところに行って遊んでくればいいわ」
「たぬきちさん…分かった。でも、早く帰ってきてね…」
「うん、うん。お母さん、がんばって、早く帰って来るからね…それまで、元気にしているのよ…」
そして、レベッカはさよならと言う代わりにビアンカの頭を一撫でする。本当は、涙を流しながら、思いっきり抱きしめたい。しかし、そんなことをしてしまえば、決心が鈍ってしまう。また、幸せな生活に戻りたいと思ってしまう。欲張ってしまう。だが、それは許されないのだ。幸せのためには犠牲が必要。たまたま今回の犠牲が私だっただけ。レベッカは自分に必死にそう言い聞かし、ビアンカの頭から手を離す。
そして、歩きだす。振り返らずに。
そうして、いつ終わるかも分からない、長い長い旅へと、レベッカは旅立ったのだ。

———それから10年、レベッカを見たものは、誰も居ない。


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