二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.Gray-man -虚空と藍別離-
日時: 2012/04/22 19:41
名前: 蓮華 (ID: cb2HLYEu)
参照: まさかの参照1000突破ありがとうございます!!

興味か、偶然か。
どちらにしろ訪問アリガトウございます!
さてここは神田好きそうな名前つけといてアレン溺愛の
蓮華が少なすぎる脳を絞りに絞って頑張っているDグレ小説です。

この仮面被った泣き虫に誹謗中傷聞かせに来た方々は退場。
何かもう・・・色々許せるって方は、そのままどうぞ☆

訪問Thanks☆

アル様 初訪問&オリキャラ投稿して下さいました。

葵様 アリスちゃん凄いストライク!!ww

雲雀様 こんな駄目小説を褒めてくださる菩薩の様なお方

月那様 話おもしろすぎ、と最初コメでいきなり泣かせて下さったよ。

晶蘭様 同じD灰小説を書いている方です。アイデアが凄いです。

紫苑様 この方もD灰小説を書いています。頑張ってください!!

のり様 オリキャラ投稿して下さいました。マジで安央衣の親友に下さいお父さん!!←


神の兵器にて戦う使徒達

黒夜 澪 (アル様) >>7
アリス・クイーン(葵様)>>18
ポール・レノア(アル様)>>52
山原 優依(のり様)>>128
逢生 蓮華(月那様)>>144

オリキャラ募集用紙>>3




大罪を背負う使徒達

嫉妬=ティアラ・モード>>1
強欲=
傲慢=クオリ(アル様)>>44
暴食=
怠惰=
憤怒=キリア・ウィンストン(葵様)>>145
色欲=レイル・アイラス(月那様)>>142

オリキャラ募集用紙>>38


Specirl Thanks☆

序章「愛した人、別れ、離れて」>>2

第一章 「きっと、会えるよね」

一頁「リナリーが彼氏連れてたぞ」>>4
二頁「仮にも英国紳士だぞ!?」>>5
三頁「見つけた」>>6
四頁「俺、双子座じゃないんだけど」>>11
五頁「ココハ、ドコダロウ」>>20
六頁「アリス.....美少女だ!!」>>22
七頁「“白雪姫”」>>23
八頁「見せ付けるね、お二人さん」>>30
九頁「バラす前に、バルスだ」>>33
十頁「憎いから、オトシテアゲル」>>37
十一頁「“ジェミニ”はやがて世界を滅ぼす」>>39
十二頁「......What?」>>41
十三頁「おい、聞けよ。答えろよ。」>>51


第二章「奏者、原罪、“———”。」

十四頁「止めろ、じゃねーとテメェ等頭ぶち抜くぞ。」>>56
十五頁「アレン!?」>>57
十六頁「やっと見つけたから、器。」>>58
十七頁「れん、いっちゃった・・・。」>>67
十八頁「とりあえず、去ろうかな?」>>73
十九頁「アイツはノアだ、今はな。」>>74
二十頁「・・・タスケテ、よ・・・。」>>79
二十一頁「もう、戻れないってか・・・。」>>82
二十二頁「・・・・・逢いたい、あの子に・・・。」>>87


第三章「逃げよう、貴方の為に。」

二十三頁「俺、今何て言おうとした?」>>151
二十四頁「気絶のフリとは、やってくれんじゃないのお嬢さん。」>>161
二十五頁「・・・小鳥遊 安央衣、よろしく。」>>177






破れた頁「つまり、番外編」

「ラビ暗殺同盟」>>13
「コムイ&ラビ暗殺同盟」>>24
「ハロウィン」>>61
「逃亡中主人公描いてみた。」>>75

・○○突破記念オリジナルストーリー・

参照400突破「“ワロー・イレカ”」
>>70
参照500・600突破「不思議の国の・・・(全五話)」
>>90>>91>>96>>99>>100
コメ100突破「ラジオ頁 ゲストはアレンさん」
>>127>>132
参照700突破「白雪姫(全二話)」
>>124>>147


少女はその手に抱えた分厚い本を幼き手でまた一つ捲った。


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参照400突破記念特別頁。 ( No.70 )
日時: 2011/11/08 20:02
名前: 蓮華 (ID: B9tAUYch)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

ある日。

皆さんどうも、アレン・ウォーカーです。
僕はいつもの様に食堂へと向かっていま「アレェェェェェンン!!」

「安央衣!?」
「アレン、今日もカッコいいねv」

後ろから抱き着いて来たのは紛れも無く同じエクソシスト・小鳥遊 安央衣。
男装少女で、性別がバレているというのは本人だけが知らない事実。
男だと主張する彼女がこんな事をする筈がない。

そうだと分かっているのに頬を赤く染めている僕の思考は遠くからのラビによる飛び蹴りで止まる事となる。

「こんのっ、クソラビィィィィィィッ!!!」
「げふぅ!?痛ェさ安央衣!!」
「死ね。」
「いいじゃんかよ〜、いつもやられてばっかだからやり返しただけだっつの。」
「アレンに迷惑掛けんなアホラビ。後ごめん俺の体。」

???、と疑問符を浮かべる僕にラビ(ラビ曰く安央衣)が目を向けた。
手を差し伸べて、「悪ぃな」と声を掛けた彼女に応えようとしたとき。

「ユウ〜〜〜〜っVv」
「近付くんじゃねェェェェッ!!」
「そう言ってもユウ、ユウがいるの今私の体でしょ?」

一人称私状態の、神田(はっきり言って気持ち悪い)と、息切れするアリス。
神田(中身アリス)がはうはうしている。キャラ崩壊してますよ神田。

「だから私の『ユウの体の内に私を襲って既成事実作っちゃうぞ大作戦』に乗ってくれれば良いの!!」
「ぶった斬る。」
「ふはは、ユウの相棒は私の手の中に!!」
「テメェのイノセンスも刀なんだぜ・・・?」
「はっ!!」

しまった!と言う顔で神田(中身アリス)が六幻を取り出し発動させる。
ソレを待たず、もうまんま神田のアリスが斬りかかった。
キィン、ガッ、ドォンとか教団内らしい音が響く。
あぁコレは僕は一ミリも関係ないんだそうなんだと現実逃避する僕の手をラビ(中身安央衣)がひいた。

「やっべェェェ、あの薬リナリーも浴びてんだよ!!誰と何処でどう入れ替わるか分からねェ!!!」

ラビ(中身安央衣)の説明によると。

『ワロー・イレカ』と言う薬(開発者もちろんコムイ)があり、ソレを安央衣・神田・リナリー・ラビ・アリス・ポール・澪が被ってしまったと言うのだ。
ちなみにコレの効果は被って最初に触れた人と入れ替わると言う物。
「クソラビが「おばけェェェェ!!」とか言って抱き付いたので入れ替わってしまった。」らしい。

「あ、ラビ。」
「り、リナリー・・・。」

うろたえるラビ(中身安央衣)の様子が気になったのか首を傾げるリナリー。
と、リナリーの後ろより近付く影。

「やばい、林檎ぉぉぉぉぉっ!!」
「え?きゃ・・・」
「げ。」

「痛ッ・・・あら?」
「林檎・・・あれ。」

リナリーと澪がどうやら入れ替わったらしい。
残るはポールだが、被害が増える前に(後ろの喧騒とか、ラビの悪戯とか、後ろの喧騒とか。)開発者の元へ行こう。

「コムイィィィッ!!」
「ラビ?アレン君も・・・。」
「てめェ、とっとと抗体作れェェェッ!!」
「え、な、何!?」
「中身安央衣です。」
「え、もしや・・・。」

現状を察したらしいコムイさんがポン、と手を打つ。人差し指をビッと立てラビ(中身安央衣)に向けた。

「リナリーは無事だろうね!?」
「死にたいかシスコンクソ室長。」
「あわわ・・・、間違い無く安央衣君・・・。」

鉄槌を構えた俺の姿。ラビはヘラッヘラ笑ってんだろうけど俺はそうはいかねェぞ。


長時間の脅しの末にコムイは抗体を作り出し皆は元通り。
ラビは俺の制裁を食らった。

「あぁ、ユウとの既成事実がぁ・・・。」
「斬り刻んでやる。」
「戻っちゃったさぁ。」
「よくもやったな発情兎。」
「林檎っ、買いに行くんだった!!」
「・・・また兄さんの仕業かしら・・・。」
「一体何があったんですか?」

「・・・うん、良かった。」

Re: D.Gray-man -虚空と藍別離- ( No.71 )
日時: 2011/11/10 20:16
名前: アル (ID: HOE8nich)

修学旅行行ってたアルです。
クオリ書いてくれますか!!!?
マジですか!!!!?

澪「あーあーうるさいうるさい。黙れサボり虫アル」

…ぐさっ

書いてくれるんですか!!!!!!!?
書いてくださるのなら、是非っ!!!!!

…文才って何だろう?
あ、いえ。なんでもないです。
それではまたいつか
澪「変にクールダウンしたわねこいつ」
う…

Re: D.Gray-man -虚空と藍別離- ( No.72 )
日時: 2011/11/11 16:20
名前: 蓮華 (ID: Nt.wHtNX)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode


>>アル様
テスト期間で項垂れてた蓮華です。
数学とか言ってたのに英語出してくるとか卑怯だね!!
(x=yとかAとか!!←)

え、じゃあ許可下さるんですね!?やった猫耳ハァハァ。

十八頁 使徒、原罪、・・・使徒。 ( No.73 )
日時: 2011/11/19 20:09
名前: 蓮華 (ID: pNfZbSQl)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode


「クラウン・クラウンがっ・・・!?」
「こんな弱弱しいモノ、巻き付けないでくれる?穢れるじゃない。」

クスクスクスクス、クスクスクスクス・・・

「何が可笑しい!!」
「フフフッ、“私”ばかり見てないで、後ろも見たら?面白〜いことになってるよ?」

足元に、落ちてきた、否、倒れてきた影。
そして続いた、クオリの声。

「なんだ、エクソシストも所詮人間か。つまんない。」

血塗れの、仲間達。
この島に深々と生い茂った雑草が、土が、皆の体から血を養分として吸い取っている様だ。
横たわるリナリーを足で踏みつけながら、パックリ裂けたようなおぞましい笑みを浮かべるクオリ。

・・・何かが、切れた。

理性だったかもしれないし、記憶だったかもしれない。

クオリに斬りかかった僕は、怒りの塊だったと思う。
そんな僕を前に、彼女はアハハハハハハハ、と狂ったように笑いながら剣を弾き返すのだ。
怒りが、操り人形の糸のように僕を動かしていた。

後ろで動いた影にも、気付かぬほど。

「・・・っ!?」
「・・・・・・・・・・ッチ!!」
「そうか、君には再生能力があったね・・・神田ユウ。」

迫って来たモノを、バチリと火花を散らし跳ね返せば記憶が見慣れていた、刀だった。
今別にイノセンスの攻撃を受けてもイノセンスが少々壊れるだけでノアが優勢になるだけなのだが・・・。
記憶は神田ユウがそれだけで止まる人物ではないと知っていた。
イノセンスがダメージを受けるだけでなく、この肉体すら壊されるだろう。
生憎、神田ユウや“罪”、ロードの様に再生能力は持っていない。
“原罪”は持っているのだが絶対使わせないだろうし。
あくまで“あのコ”愛だし。
仕方が無いので、防戦一方になる事になった。

「・・・ま、身体能力は高いし、ねェッッ!!?」
「外したか。」
「何よそのクールっぷり!?分かってたけど、分かってたけどぉッ!!」
「チッ。」

何この人サイボーグ!!?
再生能力あるからこんなクールって言うか何て言うかなんだろうけど!!
イノセンスもそれなりに強いっぽいし。痛いだろうなァ・・・
刀の・・・六幻だっけ、の攻撃を防ごうと簡易防御壁を出せばあっさり破られるし。
二幻刀ってのにしてくれたから、余計不利になっちゃったし。
イノセンスも“原罪”も“あのコ”も見事に邪魔してくれるから何か動き鈍るし。
・・・ハンデありすぎでしょうっ!!!!

「あ〜もうっ、いい加減にしてよバ神田ァァッ!!!」
「うるせェ。」
「ぐえっ、ちょ、峰ってあんたっ!」
「ぶった斬る。」
「あんた単語しか喋ってないよね、ねェ!?」

戦闘中だし分からなくもないけども。
何だろう・・・一方的?
ガカカカカッて効果音がお似合いって言うか聞こえる連続攻撃。
防御壁追いつかねーよ畜生。段々色々崩れてきたよ畜生。
あれ、このコ顔に「ぶった斬る」って見えるんだけど何コレ錯覚?イヤ確実に錯覚じゃないね、うん。

「ちょ、タンマッ!!怖いアンタ!!!」
「敵にタンマとかねェよ。」
「お、初めて会話らしい会話じゃん・・・じゃない!!止まれっての!!」
「断る。」
「ねェ何で単語に戻るの?あんた脳大丈夫?」
「・・・マジで殺す・・・!」
「それこそお断りだよ、神田。」

イノセンスに斬られて死ぬとかマジ冗談じゃない。
せめて世界の終焉見てから死のうよ君等。ロードの隣に居れたら幸せかもねェ。

「そんな速いと壊すどころか触れられもしないじゃない。」
「壊す前に殺してやるから気にすんな。」
「あれ、さっきの気にしてる?謝るよゴメン。」

ねぇ黙らないで!?集中しないで!?ハンデ多いんだよこちとら!!
飛ぶ為の歯車も消えちゃったし、“私”イマイチ自分の能力把握してないし!!
何“私”、コイツと闘い始めて急にユーモラスになっちゃった!?
とりあえず迫ってきた六幻の切っ先に触れて逆立ち状態になり思いっきり押して神田の背後に着地。


「とりあえず、去ろうかな?」

十九頁 奏でるモノ ( No.74 )
日時: 2011/11/22 18:59
名前: 蓮華 (ID: vl1Udskn)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode

「う〜ん、出来れば使いたくはなかったのよねェ、コレ。」

彼女・・・ノアが手をかざすと、音が鳴った。
その手の下で浮いているのは何か機械のようだ。

「今の人は知らないかなァ、これね、「テルミン」って言うの。」

手をかざすだけで綺麗な音を奏でる楽器。
手に入れた経緯はともかく、それが何故“そこにあるのか”と言うことだ。
ノアは手を器用に動かすと、メロディを奏で始めた。

「捧げた華 白い箱
アナタは目を閉じたまま
白い純潔 包む唄
焔は雪が奪い尽くした

雪降る日に白兵は発ち
業火の中へ消え果ててしまった」

アレンの「子守唄」ではなく、それは「鎮魂歌」だった。
バイオリンの様な音にのせて凛とした声で唄い終わり、彼女の前には《ゲート》が現れた。
「じゃあね!」と陽気に手を振り彼女は去って行った。

「「原罪」!!!」

その後をクオリが追い、彼女も《ゲート》が消えたと同時にその中に消え、僕等は呆然としていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「リナリー達は重傷だ、安央衣君も行方不明だなんて・・・。」
「アイツはノアだ、今はな。」
「「ライア」、「原罪」はそう言ったんだね?」
「はい、そう呼んでました。」
「しかも、方舟も使える。余計厄介だ。」

僕等はあの後方舟を使い途中安央衣も探したのだが見つからず、船に戻り教団へと帰ってきた。
彼女が使った形跡すらも消えてしまっていて、追うのは不可能だった。


その夜、僕は目を覚ました。
呼ばれたような、ただ起きたような・・・曖昧な感じだ。
ふと、聞こえた音。途切れ途切れでよく聞こえなかったが、身を起こし部屋から出ると寒さと共に音が鮮明に聞こえた。
オルゴールのような音。一音一音が同調し繋がってメロディを奏でている。
寝静まる時間帯に音楽を奏でているのは珍しいので音を辿った。

・・・・・・・・・・♪・・・・♪・・・

とある部屋の前で僕は止まる。
音は廊下に出た時よりはっきり聞こえていた。
ドアノブを下げ、開ける。

白の中に、燃える様な紅が居た。

「・・・お前は・・・安央衣の、ゴーレム・・・。」

声を掛けると、ゴーレムはパタリと口を閉じ、音も止んだ。
安央衣と初めて会った時もいたティムそっくりのゴーレム。違ったのは色、だけだろう。

名前は———「ヴァルケノウ」。

先程から、ヴァルケノウはこっちを見ない。
窓の外の星々の浮かぶ夜空を眺めたまま、再び音を鳴らした。
よくよく聴くと、あの時「ライア」が唄っていた「鎮魂歌」で、僕は思わずヴァルケノウを掴んだ。

「キミは、安央衣の居場所を知ってるんでしょう!?」

そう、すっかり忘れてた。
ヴァルケノウやティムの様な契約ゴーレムは主の方を向く。遠く離れていたら大雑把な方向しか分からないが。
僕が起きた時からずっと音を鳴らしていた、遠い遠い所にいる主を想って鳴らしていたはず。
両手の中でジタバタ暴れるヴァルケノウを逃がすまいとしっかり掴み質問を続ける。

「安央衣は、何処ですか!」
「ガァアアアッッ!!」
「いったぁぁぁぁっっ!!」

ガブッ、と噛まれた。左手ならまだしも右手を思いっきり。
涙目になる僕を他所に、ヴァルケノウは窓に再び着地して音楽を奏でた。




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