二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- レッドレイヴン*蒼い鴉
- 日時: 2013/01/11 19:29
- 名前: 満月* (ID: lAlW1X3h)
どうも瑠耶*です。
レッドレイヴンの小説書きます♪
小学生levelの文章力ですが
よろしくお願いします(●´ω`●)
- Re: レッドレイヴン*蒼い鴉 ( No.26 )
- 日時: 2012/11/20 21:20
- 名前: 満月* (ID: wECdwwEx)
実咲さん>
コメントどうも ありがとうございます(*´∀`*)
楽しく読んで頂けて とても嬉しいです(o^−^o)
これからも 笑えるような二人の絡みを
書いていこうと思うので 宜しくお願いします(*´∀`)/
- Re: レッドレイヴン*蒼い鴉 ( No.27 )
- 日時: 2012/12/22 08:14
- 名前: 満月* (ID: hFzsSRAo)
第1章* —⑩
メルディside
ドンドンドンッ!!!!
何発もの銃弾がメルディ目掛けて撃ち放たれる。それらを大きく跳躍し避けた。標的を失った弾は音もなく少し土で汚れた床にくい込んだ。
此処はアッシュールファミリーのアジトの中央ホール。そこから繋がる部屋の入り口全てとメルディの周りをスーツを着た大柄な男達15人が遮るように銃を構え立ち並んだ。するとメルディの一番近くにいる男が声を張り
あげる。
「もう観念しやがれ!!此処から先には行かせねぇぞ!!」
そう 自信満々に叫ぶ男は隙が大きく威勢だけで実に弱そうだ。メルディはこの状況から抜け出すため、次の扉を開くために策を練る。
(少し派手にいっときましょうか…。)
「おい。どぉした?メイデンさんよぉ。降参か?」
下を向き全く動かなくなったメルディに男はからかうように近づき彼女のこめかみに銃を突きつけた。それでも 黙ったままのメルディを不審に感じ 彼女の目線に自分も合わせる。メルディの紅い瞳は くすみがなく只々 信念だけを見ていた。
その目に男は少し怖じけずいたが
気のせいだと自分に言い聞かせる。
「…さすがのRRもコイツを突きつけられちゃあ 手も足も出ね—……
ぐはっ!!」
男の言葉を最後まで聞かずに 彼のみぞおちに蹴りを飛ばした。後ろに倒れ込もうとする男を後押しするように数本の針を打ち込む。投げられた針は身を掠り衣服だけを捕らえ、そのまま床に突き刺さった。
「そんな物騒なモノ、近づけないでください。」
そう。これが宣戦布告の合図。
当然男達は火のついたように メルディに襲いかかってきた。皆一斉に引き金を引いた。しかしメルディは弾が飛び出すより先に針を滑らせるように投げ銃口に針を突き刺し使い物にならなくしてやった。その後すぐに前から男が彼女の首を切り落とそうと斧を横振りしてきたが ソレはしゃがむことで回避する。その勢いで前に飛び出そうとしたとき 別の男が近くにいることに気付かず足を引っかけられ滑り込むよう転倒してしまった。すると"今だ!捕らえろ!"と床をはうメルディに男達が次々飛びつく。
それを阻止するべくメルディは慌てて がむしゃらに振り払うよう大量の針を投げた。
しかし少女がそうしてくるのを予測していたかのように 全員がソレをかわし針の行き場をなくした。目標のなくした針はスピードを落とさず そのままの状態で天井を貫通する。
相手が攻撃をかわしたとしても隙はできる。その間にメルディは体を起こし ボスがいると思われる一番大きく怪しげな扉に向かって全速力で走った。踵ギリギリで床に撃ちつける弾を進むにつれて引き離していく。
(やはり、アレ無しでの接近戦はしんどいですね…)
そのまま 低い階段を駆け上がる。
「くっ来るなっ!!!!」
扉を守る若い男は震える手で銃を持ち、 こちらに突っ込んでくるメルディに狙いを定めた。
どん。引き金を引かれ飛び出した弾はメルディが避ける行為を取るまでもなく 何処か遠い壁へと消えた。
メルディは一気に若い男との距離を詰め、持っていた針を剣を持つように握り直し、男が手に持つ銃を真っ二つに切り落とした。
「ひっ…。」
男が丸腰になってすぐ メルディは男を後ろから勢いよく腰を蹴り階段の下に突き落とす。番人の居なくなった扉は無防備で弱々しく、なんの威厳も感じなくなった。
そんな扉の先に進もうとドアノブに手をかけたトキ、小指に銃弾がかすった。
「そこを動くな!…動いたら今度こそ当てるぞ!!」
男が三人、銃をメルディに向ける。メルディは右手に針を数本持ったまま両手を挙げた。
男達は彼女が観念したのかと 少し安堵の息を漏らした。
「すみません…。貴女方にも仕事があるように 私にも遂行しなければいけない仕事があるんですよ。」
メルディは男達の方を向き直ると同時に天井に数本の針を飛ばした。男達は皆 自然と針を目で追ったが 天井は見た感じ何も変わらない…が ゆっくりと何かが砕ける音が部屋中に波のように響きわたる。それはとても 不安をかるような鈍い音で 落ち着かない。
ざわめき混乱する彼等を見てメルディは小さく笑った。
「さようなら。」
「待てっ!……?!」
扉を開いたトキだった。今まで天井の重みを支えてきた壁に大きい空間が出来ることで 力のモーメントのバランスや空気圧が乱れ、メルディの針によって破壊された脆い天井が簡単に崩れ始めたのだ。
「「「うわぁぁぁあ!!!!!!」」」
崩れ落ちてくる天井は逃げ惑う彼等を次々と容赦なく踏み潰した。
天井から眩しい夕日が溢れたときには すでにメルディは次の扉へと進んでいた。
⑪に続きます*
- Re: レッドレイヴン*蒼い鴉 ( No.28 )
- 日時: 2013/01/06 22:02
- 名前: 故雪 (ID: 2rVxal1v)
お久しぶりです!
あっ、元・実咲です。
なんか、今回の話・・・
メルディがカッコいいですね・・・!
私的には早くアンディと合流するのが待ち遠しいです・・・。
更新、すごく楽しみにしてます!
- Re: レッドレイヴン*蒼い鴉 ( No.29 )
- 日時: 2013/01/06 23:31
- 名前: 満月* (ID: /GGwJ7ib)
故雪さん>
コメントありがとうございます(o^−^o)
戦闘の時の表現は苦手なんですが
カッコいいって言われて とても嬉しいです(涙)
一様⑫話位にアンディ戻ってくる予定です(*^^*)
- Re: レッドレイヴン*蒼い鴉 ( No.30 )
- 日時: 2013/01/11 18:59
- 名前: 瑠耶* (ID: OBZwk3oo)
第1章* —⑪
薄暗く灯りのない部屋にメルディはわざとらしく靴で音を鳴らしながら歩いた。
カツン———カツン————。
すると ソレに呼ばれるように 豪華なコートを羽織った大柄な男が暗闇から姿を見せる。そしてメルディから距離をとったところで歩みを止めた。
「お前が此処にいるってことは 俺の部下は殺られちまったってコトだよな?」
「殺してはいませんが、そういうコトになりますね。頭領レオル・アッシュールさん。」
部下が皆やられたというのにレオルは余裕に笑ってみせた。
(この人あれだけ部下がやられたのに何も感じてないのでしょうか…。)
メルディは少し警戒するように武器を構えた。すると レオルは近くの黒い箱から大型の銃を取り出す。ソレは黒光りしていて 傷もなく良く手入れされてるようだ。そしてスキャッグスの刻印と危険度を表す番号が堂々と打ち込まれている。メルディはゴクりと固唾を飲んだ。
「俺さぁ一度でもいいからRRと殺り合ってみたかったんだよな!!」
声を張り上げてすぐ大きな銃口から鋭い弾が発射される。ソレは一直線にメルディを指していたが、見切れたメルディは右足で横に軽く床を蹴り左に回避した。
完全に避けた筈だった。
しかし 右腕が急に熱を帯び激痛が走る。ソレに頭がついてきたトキには右腕は血だらけになっていた。
弾筋を見て避けた。自分の横を通過しようとする瞬間まで弾をしっかり目で捕らえてた。
それなのに何故右腕を撃たれた?
発砲音は一度しか聞こえなかったのに。
混乱と痛みが混ざるように襲いかかり汗が止まらないのがわかる。
「避けた筈なのにどうして撃たれてるのかって考えてんだろ!?」
余裕かましてメルディを見下すレオルは淡々と続けた。
「お前だってもう何年もRRをやってんだから わかるだろ?こいつはスキャッグスNo. 115『蜘蛛の狩り
(スパイダーハンター)』だ。飛び出した銃弾は相手の間合いに入った瞬間8つに別れ蜘蛛の如く獲物を捕らえる…。優れものだろ。」
メルディは傷口をおさえ、レオルを強く睨み付ける。すると彼はまた薄く笑った。
「おいおい、そんな顔するなよ。可愛い顔が台無しだぜ。
まぁそんな事より、本当は今日届く筈の特別製のスキャッグスで相手してやろうと思ってたんだが、ソイツがまだ来てなくてな…
仕方ねぇから 『蜘蛛の狩り』で殺ってんだから、簡単にくたばったりするんじゃねぇぞ!」
銃口をメルディに向けるとメルディは立ち上がり今度はメルディが小さく笑った。
「貴方良く喋る方なんですね。」
「………なんだとっ!」
カッとなったレオルは何発も連続でメルディに撃ち込む。だがメルディは銃弾なんて気にもかけずレオルに突っ込んだ。だって弾が勝手に避けてくれるから…。メルディはスキャッグスの特性を使ってレオルとの間合いを詰めたのだ。
「クソっ!!!!」
裏をつかれ間合いに入られたことを焦ったレオルは力任せにスキャッグスでメルディに殴りかかった。メルディは数本の針で銃を防ぎ、がら空きだった鳩尾に思いっきり蹴りを入れ、銃ごとレオルを吹き飛ばした。
「ぐふっ……!」
レオルは一瞬意識を持っていかれそうになったが 意地で耐えてみせる。
(なんて蹴りしてやがる…!)
メルディは蹴り飛ばしたレオルを走って追いかけ休憩させる暇さえ与えず連続で技をしかけようとした。するとレオルはソレを阻止しようと体勢を整えてすぐ 反撃してきた。
どんどん放たれる銃弾は当然の様に8つに別れ狩りに走る。
しかも今度はメルディが真っ直ぐ突っ込んで来ることを予想し標準を少し横にずらし飛び散っても彼女に当たるよう工夫して撃った。
だがメルディは一発目を避けると わざと自分から銃の標準に合わせながら間合いを詰めてくる。
影の様に自分の動きに合わせてくるメルディを必死で振り払おうとしたが それでも離れようとしない。
攻撃も当たらず ただ近づかれることにやけになったレオルは力任せに乱射した。これだけ撃ったのだから 当たったと思いきや 目の前にメルディの姿はなく 大量の弾痕だけが残っている。
「…………——え¨?」
「油断大敵ですよ。」
ふと耳によぎる声を追い顔を仰げば 大量の針を独特な持ち方、構え方をしたメルディがいた。
レオルはメルディが 上からくることを予想しておらず ソレに体が追いつかず動けぬまま。メルディは下にいこうとする体の重力を利用し、地に足がつく直前に攻撃を仕掛けた。
振りおろされた針によって武器(スキャッグス)は呆気なく只の鉄屑へと変わった。
レオルは自分の力全てが目の前で破壊され彼女の力の矛先が武器から自分へと変わったコトに怯えたち壁に手をついた。
「おい…!俺を殺していいのか?部下から聞いたが 確かお前スキャッグスの流出源探ってるらしいな…。組織の名までは知らねぇが格好くらいな—「知ってますよ。」
「………!!!!」
メルディはフードを深く被る。
「既に貴方の部下にはかせました。」
そう聞くとレオルは少し焦るように希望を持ちかける。
「なら俺にはもう用はねぇだろ!見逃してくれ!」
フードから少し赤い瞳を覗かせメルディは悟った。
「自分の犯した罪を思い出して下さい。貴方には判定書が出ています。」
「待ってくれ—…。」
力を失い、今更命乞いする彼にメルディは処刑器具を構えた。
「アッシュールファミリー頭領、レオル・アッシュール」
「——これより判定書に基づき七番目の執行人によって刑を執行します。」
———————ドシュ。
⑫に続きます*
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