二次創作小説(紙ほか)
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- 少年陰陽師 平安恋語 《一夜upしました!》
- 日時: 2014/05/26 22:38
- 名前: 透明 (ID: 49hs5bxt)
ラノべの少年陰陽師の二次小説版短編(?)集を書きたいと思います。時間軸は結構ばらばらなので(笑)
原作寄りに書いてきますので、読んだことがある言葉だな、セリフだなと思っても気にしないでOK
こんな話が読みたいなどのリクエスト&コメを募集してます。よかったら送ってください。
ということなので応援、よろしくです。
1夜『花』>>01>>02>>03>>09>>16>>17>>19>>21>>32>>37>>40
2夜『彰子のバレンタイン大作戦!!』アイデア…外園伊織様 >>11>>15【完】
3夜『春は…』アイデア…桜楓華様 >>24 >>27 >>28 【完】
4夜『学園の一日』>>30 【完】
5夜『雑鬼達のトリック・オア・トリート』アイデア…かもめランド様 >>33>>34>>35 【完】
第1夜は既に短編じゃなくなりはじめてますが…
ファンの皆さんの間で人気の現代パラレル版少年陰陽師(略して現パラ)も書いてます。↓
2夜、3夜、4夜、5夜は現パラになってます。
1夜は完結してません(すみません長くて)。
それでは二次短編絵巻のはじまりはじまり〜
—————————————
【お客様(名前順?)】
*アイカ・マーブル様
*桜 楓華様
*かもめランド様
*心音!製作所様
*風龍神奈様
*穂之様
*外園 伊織様
*そして、この小説を読んで下さっている皆様
*お客様名はコメント、リクエストをしてくださった方々です。
- 少年陰陽師2夜 彰子のバレンタイン大作戦!!前半 ( No.11 )
- 日時: 2013/02/14 15:14
- 名前: 透明 (ID: xLaEhu2C)
もうすぐバレンタインなのでそんな話をお届けします
『彰子のバレンタイン大作戦!!』
アイデア…外園 伊織さん
2月といえば女の子なら心が浮くバレンタインがある
そんな訳で彰子は昌浩にチョコを渡そうかしら、と必要なものを用意した
しかし、彰子は自分で気づいていない欠点があった
彼女はとても不器用なお嬢様なのだ
安倍家にて
女の子なんだからバレンタインでチョコぐらい作れた方がいいだろう
彰子はそう思って意気込み溶かしたチョコレートを流し込んだ
—おいしくできるといいわ
30分後
「あら?」
メニューに載っている写真と目の前にある自作のそれを見比べた
あきらかに違うのは気のせいだろうか
チョコを作ったはずなのにおかしな…否、そら恐ろしい物体が出来上がってしまった
彰子は首を傾げて眉を寄せた
「メニューの通りにしたはずなのだけれど、チョコじゃない?」
どうしてだろう
本来ならチョコに変なものを入れたとか料理が苦手だとかに気づくのだが、彼女はそこには思い至らず
「これはこれでいいかも」と勝手に納得した
そこに玄武と六合が何事かとやってきた
「お嬢、大丈夫か!?」
「玄武たちどうしたの?そんなにあわてて」
彰子を見て安心した玄武はなんでもないと頭(かぶり)をふった
「焦げ臭いにおいがしたので、もしや火事かもしれぬと思ったのだが…」
「え? ……あっ!!」
はっとして彰子は急いでオーブンの中のものを取り出した。そのときオーブンからのにおいで咳き込んだ
「すっかり忘れてたわ…」
二人がため息をついている彰子が持っているものをのぞくと、そこには真っ黒に焦げたのと牛乳を入れすぎただろう生のままのカップケーキが二つ
黙っていた六合は彰子の後ろにあるチョコを指差して口を開いた
「…これは」
「ああ、昌浩にチョコを渡そうと思って。…六合、チョコに見えない?」
いささか不安になってきた彰子に彼は一言
「……いや」
六合の返事はどういう意味だろうか
「もう一度作ってみようかしら」
嫌な予感がした玄武は彰子から調理道具をとりあげた
「ちょっと待ってくれ。朱雀と天一を呼んでくる」
音も立てずに出て行った玄武と入れ違いに露樹がやって来た
「露樹おば様っ」
彰子は昌浩の母のもとにいくと露樹は微笑した
「彰子さん何を作っているの?」
「昌浩にチョコを贈ろうと思ったんです。だけど…」
肩を落とした彼女の近くにあるチョコもどきとカップケーキらしきものを見て露樹は彰子の言いたいことがわかった
どうしたものかと考えていると玄武が朱雀と天一を連れてきた
「お嬢、呼んできたぞ」
「もうすぐバレンタインか。楽しみだな」
「ええ、今年もあなたに贈りたいわ」
「俺はチョコなどなくても天貴の気持ちは伝わっているからな」
天一の肩を優しく掴んで朱雀はからりと笑うと天一はぽっと頬を赤らめた
「朱雀…」
完全に二人だけの世界だ
玄武は半眼に、彰子は羨ましそうに、露樹は微笑ましそうに二人を見ていた
「二人とも暑苦しいぞ」
彰子がちらりと六合を見ると彼はいつも通り無表情だ
露樹はひとつ頷くと提案した
「どうせなら、ここにいるみんなで作ったらどうかしら?」
いいな、と朱雀は賛成した
そんなこんなでチョコ作りが始まった
- Re: 少年陰陽師 二次絵巻【バレンタイン短編集!】 ( No.12 )
- 日時: 2013/02/11 12:49
- 名前: 穂之 (ID: xyOqXR/L)
- プロフ: 昌浩、成長したなぁ……(しみじみ
途中乱入でごめんなさい。
もの凄く面白いです!
特にもっくんが投げられるトコ(笑
完全に少陰の世界……。
それに、
バレンタイン作戦ですとぉ?!
興味津々です!
私は少陰で一番、六合の旦那が
好きです!
いや、でも紅蓮も……。
続き、待ってます!
- Re: 少年陰陽師 平安恋語【バレンタイン短編集!】 ( No.13 )
- 日時: 2013/02/13 12:19
- 名前: 桜 楓華 (ID: fxK7Oycv)
- プロフ: http://id12.fm-p.jp/420/atomkun/
初めまして、オウ・フウカと言います。
謎のチョコ、どうなるんだろ…(汗)
ちゃんと、昌浩に渡せるものが出来るといいですね!!v
続きが楽しみです。
えー、TOPでのお言葉に甘えて(?)、リクエストです。
スミマセン…。
暦の上では春なので、彰子と昌浩がもっくんと共に花見に出かけてほのぼのみたいな話が読んでみたいです。
平安か現パロかは書きやすい方でいいです。
気に様るようでしたら、無視しても構いません。
では、長々と失礼いたしました。
- 少年陰陽師 平安恋語 お礼 ( No.14 )
- 日時: 2013/04/02 13:20
- 名前: 透明 (ID: xlcSC1ua)
お二人ともコメント有り難うございます!
桜楓華さんのサイト見ました リクエストは来月あたりに更新したいと思います
- Re: 少年陰陽師2夜 彰子のバレンタイン大作戦!!後半 ( No.15 )
- 日時: 2013/02/14 15:16
- 名前: 透明 (ID: xLaEhu2C)
バレンタインデーですね、彰子たちはどうなったのかな?
チョコ作りを再開した一同
「お嬢、強火にしたらチョコレートが焦げてしまうぞ」
「えっ、そうなの?」
玄武が彰子に指摘している中で、六合は黙々とチョコレートを型に流し込み始めていた
「六合は何を作るの?」
横で彰子が訊くと彼はぽつりと教えてくれた
「トリュフを……に作ろうかと」
名前が聞き取れなかったが、彰子は瞳を輝かせた
「すごいわ。きっともらった人は喜ぶわね」
彰子が玄武に呼ばれて戻った後、六合は素早く作業を進めながら考えた
—ありがとう彩輝…
彼女はそう喜んでくれるだろうか
もちろん六合が誰に渡すかは彰子と露樹以外のここにいる神将たちは知っているのだが
和やかな雰囲気でチョコ作りが終わり、彰子も無事にまともなチョコを作ることができた
「昌浩きっと驚くわ…」
彰子は胸を躍らせていると玄関の扉が開く音がした
「ただいま、彰子来てたんだっ」
昌浩のもとに駆け寄った彰子はとびきりの笑顔でチョコを手渡した
「ハッピー・バレンタイン、昌浩!」
【完】
(その後のことは想像してみて下さいね!)