二次創作小説(紙ほか)

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A・B二人
日時: 2018/03/04 10:17
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

「合格おめでとう」
二人は同じ時間帯にその報告を受けた。

これは僕のヒーローアカデミアの二次創作。

キャラ設定 >>03
序章 これがヒーロー科だ! >>01-02
第一章 燃える!雄英体育祭 >>04-10

Re: A・B二人 ( No.14 )
日時: 2018/03/04 15:31
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第十二話 職場体験

千咲は目的の事務所へとやって来た。
「…アンタが千咲か?」
中からではなく後ろから声がした。
数人の青年らが千咲に声をかけてきたらしい。
「そ、そうですけど…」
「全くあの人は…すまないな今、あの人は不在なんだ。
 もう少し待てば来ると思うから中でゆっくりしてよ」
一人の青年が胸ポケットから鍵を取り出しドアを開け、
千咲を中に案内する。
「あのリドルさんは…何かお仕事で出かけてるんですか?」
「あぁ、この時間になっても帰ってこねえし、強盗とか暴力団でも
 見つけて相手してんだろ」
黒に白のメッシュの入った髪をした青年が頭の後ろに手を回して
上を見ながらそう呟いた。
「と、そういえば名前を言ってねえな。俺は煉(れん)だ」
彼は優しくそう自己紹介した。
乱暴そうに見えるが根は優しいようだ。
千咲は窓の外を見た。日が沈みかけている。
同時にドアが開き一人の男が入ってきた。
「すまん遅くなった!」
「あ、リドルさん。彼女が来てますよ」
千咲は立ち上がりリドルの方を向き頭を下げた。
「あーあんまりかしこまらなくても良いんだぞ?それと
 短い間だがよろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします」

Re: A・B二人 ( No.15 )
日時: 2018/03/04 16:13
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第十三話 ウィザード

「そういえば煉さんたちも含めてみんな何か辛いことを  
 体験したんですか?」
リドルがピクリと反応する。
「なんでそう思ったんだ?」
「そう感じただけですよ…」
「煉たちは結構前までは殺人鬼だったりしたのさ。そんで
 この辺で事件を起こしてて、俺が倒したんだ。
 そん時にアイツらの過去を知って孤独だったアイツらを
 俺の元で引き取ったって感じだ」
リドルの悲しそうな声に千咲も少し悲しくなってくる。
その話を聞き千咲はある決意をした。
「私もいつかそんなヒーローになりたいです」
「ッ!!ははっ、そうか!なら頑張れよ——ッ!?」
リドルは足を止め路地裏を睨んだ。
辺りは暗いため事件が起きてもおかしくはない。
 ■

「っ!?千咲!?」
「轟くん!?なんで…それに緑谷くんたちまで」
怪しい男たちを追っている途中で二人に出会う。
「グラントリノ!エンデヴァーは?」
「アイツなら警察と共にあのウィザードの基地を包囲している。
 わしらでウィザードを捕まえるんだ!」
進んで突き当りのドアを開ける。

「お前もウィザード、だな?」
目の前の赤髪の男を睨む。
彼の両腕に炎が燃えている。
「将也、ていったな…」
将也の目は狂気に染まっていた。
「敵、ゼンブ燃やす、焼く焼く焼く焼く焼き尽くすぅぅぅぅぅ!!!」
放たれた火炎放射を前にリドルは避けようともしない。
「薬の作用か」
リドルの背中から一対の大きな羽が現れはためかせると同時に
強風が起きる。
強風で炎が消えると将也は炎を纏った両腕を振るいリドルに
殴りかかってくる。
「ゼンブヤカナキャ!クスリクスリだからハヤクヤク!!!!」
「ッ!?」
だんだんとリドルが押されていく。
だがすぐに動きが遅くなっていく。
「(これは好機、か?)」
「クスリキレタ、ヨコセ!!ゼーンブノム、ヨコセハヤク!!
 クスリヨコ——ガハッ!?」
リドルの拳がめり込みミシミシと将也の骨にひびが入る音がする。
それきり将也は動かなくなる。


Re: A・B二人 ( No.16 )
日時: 2018/03/04 17:14
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第十四話 トラウマ

「この先に行けば薬の開発場のはずだ」
薬、さっき将也と言う男が異常に欲していた薬だ。
「あの薬には中毒性が入ってるからな。さらに個性強化も
 できちまう。まずはあれをどうにかしないと…」
ガタガタと揺れ始め天井が崩れ始める。
「いかん!巻き込まれるぞ!」
「ワープ!」
千咲が呟くと瞬間、外に出てきた。
建物が無残に崩れていた。

 ■
そして全員は別れそれぞれの職場体験に戻る。
「そういえば私、リドルさんの個性を知らないんですけど…」
「個性?鋼鉄羽ってヤツだ。といっても片方だけな。右の羽が
 鋼鉄で出来ていて左の羽はよく見る奴だ」
事務所に付きドアに手をかける。
だが開く気配がない。
「あ?鍵掛かってんのか?」
「あれ?でも鍵なんてかけてな「アアああああああああっ!!!?」
中から悲鳴が聞こえる。
「ヤベェな中に電気はついてねえし…」
「や、ヤバいってどういう意味ですか?」
「葉理って奴がいただろ?アイツは実験台にされてて、
 その時に真っ暗な場所に閉じ込められて体を弄り回されて
 誰かがいねえと暴れちまうんだ。どうにか出ようとな」
電気が伝わりドアノブが熱くなっている。
千咲は痛みと格闘しつつドアを叩く。
「どけ、千咲!」
リドルの背中から鋼鉄羽が現れ、その羽がドアを破壊した。
「アアアアアアアアアアアアアアッ!!!コワイ、グルジイ、
 イタイ、コワしたいいいいいいいいいアアああああっ!!!?」
「あ、おい!千咲!」
電気が放電される部屋に足を踏み込み、葉理の近くまで来る。
「葉理さん」
「イヤああああああああああイタイのイヤコワイキタナイ!!
 ア…?」
電気が収まり葉理が力を無くし倒れた。
千咲とリドルが駆けつけリドルは葉理を寝かせた。
「…千咲、ケガはないか?」
「あ、はい…」
「ん、それはよかった」

Re: A・B二人 ( No.17 )
日時: 2018/03/04 17:49
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第十五話 事件と後日

真夜中、イルネスは口にたまった血を吐き出す。
「…(雷賀と荒谷、だったかどっちも随分と楽しそうにしてるな
 あれがよくに言う危ない人ってことか)」
ハッと我に返りすぐさま両腕を交差させたが少し遅れ
雷賀の電気を纏った拳がイルネスの腹を捕らえた。
スタンガン並かそれ以上はある電流が全身に行き渡り激痛が
走る。
「が、あああああああああああああああああああああああっ!!?」
「は、ハハハハハハッ!なんていい声を上げるんだよお前!!
 もっと流してやるから限界まで聞かせてくれよ!!なぁ!!?」
イルネスは痛みを堪え腕力を強化し雷賀の右頬を殴りつける。
ボロボロの体を動かし脚を強化して上へ逃げた。
「ゴフッ、クソが!」

 ■
職場体験が終わって、次に迫るのは期末試験だった。
「そっか次は試験だったね…」
「ち、千咲ぃ〜この問題教えてくれない?」
耳郎は千咲の机に数学の問題を置き、そう言ってきた。
「分かった。えっとこれは—」
ふと目線を八百万の方に向けるとやはりクラスの大半が
集まっていた。
流石一位、流石学級委員そう千咲は思っていた。

Re: A・B二人 ( No.18 )
日時: 2018/03/04 18:52
名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)

第十六話 緊張、期末試験

「なんか早いな転校が…」
上鳴は空いた席を見た。
つい最近、奏が他の学校に転校してしまった。
その代わり今日、新しい仲間が出来た。
「よっ、おはよう。千咲、上鳴!」
「おはよう龍神(たつがみ)」
「おはよう龍雅くん」
黒い髪に少し吊り上がった目をしている龍神 龍雅だ。
彼も千咲とは友だちで仲が良い。

 ■
「ふぅ…とりあえず筆記試験の方は終わったね」
千咲は大きく伸びをした。
期末試験、まずは筆記試験が始まり終えたら次は
実技試験だ。
ヒーローコスチュームに着替えた。
千咲は青や白を基調としたジャージベースの上とショーパン。
龍雅は黒を基調としたコスチュームだ。
そして千咲と龍雅はペアになった。
「えっとよろしくね龍雅くん」
「おう、よろしくな」
そして相手の先生は二人らしい。
イルネス先生と殻斗先生だ。
画面を見ながら色々考えていた。
麗日はわざと?手を離し13号先生の懐に潜り込んだり、
様々な戦いだ。
「千咲さん、龍神さん、頑張って!」
二人は演習場へとやってきて足を踏み入れた。


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