二次創作小説(紙ほか)

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進撃の巨人 もう一人の人物
日時: 2018/06/02 21:44
名前: けんぬん (ID: Do1fG5Tg)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12230

※ネタバレ・グロあり
ザビニ・ブレーズというオリキャラが登場します
ほぼ原作と同じです
完全に自己満足です
進撃の巨人が好きなかたも、はたまた見たことも読んだこともないかたも、ぜひ読んでいってください

第1章・序章
>>01

第1章〜トロスト区死守命令850〜
>>03-04 >>06 >>08-13 >>15-17 >>19-28 >>30-31 >>33-未定

雑談回
>>02 >>05 >>07 >>14 >>18 >>29 >>32

Re: 進撃の巨人 もう一人の人物 ( No.26 )
日時: 2018/05/10 19:02
名前: けんぬん (ID: Do1fG5Tg)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12230

 ここは、広い表通りから離れた、少し目立たない狭い街路だ。
 訓練兵仲間の、ライナー、ベルトルト、アニの3人が、何か話をしていたところのようだ。
 3人とも同期の成績10位以内の優秀な訓練兵だ。
「じゃあ、また後でな」と声が聞こえ、アニはその場を去っていく。

Re: 進撃の巨人 もう一人の人物 ( No.27 )
日時: 2018/05/12 09:22
名前: けんぬん (ID: Do1fG5Tg)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12230

 ライナーはがっしりした体つきで、頼れる兄貴肌の少年だ。対してベルトルトのほうは背が高いが気弱そうな少年。雰囲気も対照的なふたりだが、仲がいいらしく一緒にいることが多い。
 いまは何か話をしながら、街並みを観察している。「襲撃想定訓練」のためだろうか。もう訓練も卒業試験も終わったから、意味はないはずだが……。
 ザビニが声をかけると、ベルトルトは妙にあせった様子でうろたえた。
「い、いやその。もうすぐこの街とお別れだと思うと、ちょっと……」などといい始めた。
 ライナーのほうは、いつもの落ち着きのある態度で、
「ああ。巨人が襲撃してきたときのことを考えていたんだ」と言った。
「ラ、ライナー。な、何を言っているんだい?」どういうわけかベルトルトは、ますますあせった様子になったが、ライナーのほうは真面目な顔でさらに言う。
「そんなおかしなことか? 俺たちは兵士だ。あらゆる状況を想定しておくのは当然だろう」
 たしかにそうだ。ライナーは真面目すぎるような気もするが、さすが成績優秀者だ。

Re: 進撃の巨人 もう一人の人物 ( No.28 )
日時: 2018/05/13 09:29
名前: けんぬん (ID: Do1fG5Tg)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12230

 アニは、人通りの少ない裏路地を歩いていた。
 スタイルがよく金髪の彼女は美少女といってもよい容貌だが、彫りが深くワシ鼻ぎみの顔が険しい印象を与えていた。目付きも鋭く、どこか人を寄せ付けないような雰囲気もある。
 訓練所時代も、無口で感情を滅多に表すことがなかった。目立って親しい者は特に誰もいなかったようだ。彼女が成績上位の4番目であることを、ザビニは思い出す。
 ザビニが呼びかけると、アニは立ち止まって振りかえった。
「ああ。あんたかい」無関心そうな目で、そう答えた。
「なんか話でもあるのかい?」

Re: 進撃の巨人 もう一人の人物 雑談(6)  ( No.29 )
日時: 2018/05/18 19:01
名前: けんぬん (ID: Do1fG5Tg)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12230

 進撃の巨人 もう一人の人物
 閲覧回数300回突破!!ほんっとうにありがとうございます。
 どんどん増えていっています
 目指せ!400回!!

Re: 進撃の巨人 もう一人の人物 ( No.30 )
日時: 2018/05/20 09:19
名前: けんぬん (ID: Do1fG5Tg)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12230

 >>28の続きです。

ザビニは気がついた。……アニはいっけん関心もなさそうに、何気なく視線を向けているようでいて、実際にはするどく周囲を観察していることに。
 ぼんやりと街を見渡しているのではなく、建物の配置や高さなどを観察して、詳細に覚えようとしているように思えた。



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