二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRYTAIL 久遠のセツナ・改
- 日時: 2018/07/16 18:01
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
流石にセツナは変えません。
シアンも変えずに天狼島編からスタートです。
天狼島で試験 >>01-05
大魔闘演武 >>06-18
キャラ紹介 >>19
ディオネの過去 >>20-21
- 屈辱の破門 ( No.14 )
- 日時: 2018/07/16 11:03
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「アイスメイク・ローズ」
シアンがそう唱えると辺りから大きな氷の薔薇が
咲き乱れジェニーを一気に場外に弾き飛ばした。
その結果に全員が声を上げた。
「す、すごい一撃って!」
シアンは無言でそのまま去っていった。
◆
その日の夜…。
「ん?お前、ユキノだったか?剣咬の虎の」
シュウハはそう聞いて彼女に駆け寄った。
「そ、そうです。あのルーシィ様、これを」
「え?これって星霊の鍵…なんで?」
「私にはもう使わないので…」
ルーシィは少し悩んだがユキノにそれを返した。
「私もこれは受け取れないよ。貴女の鍵だから」
何やら様子がおかしいと全員が感じた。
シアンはそんなユキノに近寄る。
「オイ」
「?…ッ!!」
彼女の周りにはふんわりとした色の氷で出来た雪の結晶や
花、兎などがいた。
ユキノはそっと結晶に触れた。
「すごい」
「別に…悲しそう、だったから」
表情一つ変えずシアンはそう言った。
「なぁ、お前何があったんだ?ギルド内で何かあったのか?」
ナツがそう聞くとユキノはゆっくり話し始めた。
彼女は負けた後、恥ずかしい思いをさせられてギルドを破門
させられたらしい。
流石にそれにはカチンと全員が来た。
「流石にそれは屈辱的かも…」
「あ、ちょっと!ナツ!」
ルーシィがナツを呼び止めようとするもそれをシュウハが
止めた。
「あのままにしとけ。止めても止められねえよ。まぁなんだ
ユキノ、気持ちが落ち着くまでゆっくりしてけよ」
そう言ってシュウハはユキノを落ち着かせた。
- 伏魔殿100vs1 ( No.15 )
- 日時: 2018/07/16 11:34
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
三日目、最初の競技は100体のモンスターを順番に倒していく
競技。
妖精の尻尾Aチームはエルザ、Bチームはシュウハが
出ることに。
「よっ!エルザ、お互い頑張ろうぜ」
「あぁ」
全員が中に入るとすぐ走っていく。
「じゃあ頑張るとしますか」
シュウハはそう呟くと耳を澄まし足音を探る。
手っ取り早い方法を探しなるべく多数のモンスターが
固まっている場所に移動する。
「いたな…音竜の咆哮!!」
鼓膜を破るような超音波がシュウハから放たれ参加者たちが
耳を塞ぐ。仲間のエルザには何も感じないよう細工してある。
「よし!」
◆
この競技での一位はエルザ、二位がシュウハという順位になった。
次、ラクサスvsアレクセイという対戦となったがその二人の間に
シュウハは割り込んだ。
「シ、シュウハ選手?一体何が」
「いやな、ちょっとばかし俺に話させて欲しいんだ。良いよな?
大鴉の尻尾のマスター」
全員が騒めく。マスターは参加不可になっているはずだ。
「頑張ってくださいアレクセイ否、マスターって声、
しっかり記録させてもらったぜ?言い逃れはできねえからな?
大人しく認めろ、大鴉の尻尾!!」
ついにシュウハが怒鳴った。
司会者も何かを確認し、彼らを失格と言った。
「えー大鴉の尻尾の失格ですのでこの勝負、自動的に
妖精の尻尾Bチーム、ラクサス・ドレアーの勝利と
なります」
ついに三日目が終わり四日目に突入した。
そのメインは恐らくこの戦いだろう。
- 蒼龍と紅玉の火竜 ( No.16 )
- 日時: 2018/07/16 12:47
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「ま、マジか…私とナツで」
相手を見てセツナは絶句した。
相手は色々とあった剣咬の虎のスティングとローグ。
「セツナ」
「うん?」
「勝つぞ!」
ナツはセツナにそう言った。勿論セツナも力強く頷いた。
開始した瞬間、すぐさまナツは火竜の咆哮を放った。
「セツナ、援護頼む!」
「了解!死角は任せて!ジュエルドレス・ムーンストーン!」
セツナは真っ白なカクテルドレス姿に変わった。
「そこ!」
セツナは一発ナツの影に発砲した。
「なっ!?」
隠れていた当の本人も驚いていた。
「ムーンストーンは10秒先までなら見通せる。10秒って結構
長いんだよ」
自信満々に言ってジュエルドレスを解いた。
すると二人に異変が起きる。
「オイあれって…ドラゴンフォースじゃねえか!?」
シュウハがそう声を上げた。
セツナはある決意をする。
「ナツ、協力してほしいんだけど…」
「?」
話を聞きナツが頷く。それを確認してセツナは深呼吸する。
「ジュエルドレス・ルビー!」
セツナは真っ赤な和風ドレスを身にまとった。
「じゃあやるぞ!」
「うん!」
二人の声にスティングたちは身構えた。
「火竜の…咆哮!」
「勝者の紅玉(ルビー・オブ・ウィナー)!!」
ナツの咆哮が二倍の大きさになり速度が上がる。
そしてスティングとローグを呑みこんだ。
「…勝者はナツ&セツナ!」
二人はガッツポーズをした。
「何だ、あれ!?セツナ」
「あれはルビーの力、ルビーは昔から勝利を呼ぶ石って
言われてるの、それと…」
倒れている二人にセツナは近付いた。
「大丈夫ですか?二人とも」
それだけ言い残しナツとセツナは去っていった。
- 最終日 ( No.17 )
- 日時: 2018/07/16 14:51
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「あれ?明日で祭りは最終日だっけ?」
セツナはなんとなくそう聞いた。
「確か」
その質問にルーシィが答えた。
最終日は全員参加のサバイバル方式、一人倒したら一点という
ことになるのだ。
最後の競技になるのでどのギルドも力を入れてくるだろう。
「頑張らないとな」
◆
そして夜が明け、最終日。
全員がそれぞれ散っていった。
そしてスタートの合図が掛かる。
「ちょっと待てセツナ」
「ギクッ!」
思わずセツナはそう呟いた。
前にはディオネが辺りを黒炎で囲って立っていた。
セツナを逃がすつもりはないらしい。
「黒炎竜の——」
「マズイ!」
「咆哮!!」
黒炎のブレスがセツナに放たれた。
セツナが黒炎に呑みこまれる。
「悪いな、勝負だからな」
そう言って踵を返そうとしたとき、ディオネは振り返る。
「黒炎竜の盾!」
黒炎の盾を創り出すが盾を突き破り青い弾丸がディオネの
肩や脚を貫いた。
「ジュエルドレス・サファイア。で、深海の蒼玉」
「なんだ?これ、体が動かねえ!!」
「私も勝たなきゃいけないから!ごめん!」
片方の拳銃を青い水の刀に変えディオネの意識を刈り取った。
そのころシアンは青い天馬のレンとイヴの二人を相手取っていた。
「アイスメイク・切り裂き魔」
吹雪を利用し沢山のナイフを創り出し二人を狙った。
「…これで二点、だな」
そう言い残し他の場所へと向かった。
そしてシュウハはというと剣咬の虎のオルガと闘っていた。
「悪いな。負けるつもりがないから…サウンドドライヴ!」
シュウハは全身に音を纏いその場から消えたと思うほどの
速度でオルガの目の前に現れる。
「ぐあっ!」
そして蹴りで気絶させ、他の場所へ向かった。
- 優勝を手に ( No.18 )
- 日時: 2018/07/16 15:46
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
そしてナツやエルザ、ルーシィ、グレイのみならず
全員が集合する。
それをスティングは呆然と見つめ、ついに自ら
降参した。
◆
結果発表、全員が胸を高鳴らす。
「優勝は…妖精の尻尾!!」
全員が喜んだ。
その後…セツナの周りを二体のエクシードが付きまとっていた。
「あのぉ、なんか…この子たちに懐かれちゃったんですけど…
レクター、フロッシュ、あまりジーッと見ないでほしいんだけど」
そういうと二匹はすぐに離れた。
「あはは、ごめんなさい!スティングくんが興味を持った
人がどんな人か気になって」
「フローも」
その様子を見ていた他のみんなも笑っていた。
「ホント、セツナは色んな奴に好かれるな」
「だな」
「オーイ、レクター!」
声のしたほうをセツナたちは見た。
祭り中の時とは違う重荷が消えたような表情のスティングと
ローグ、そして二人を連れてきたであろうディオネとルナシィ。
「二人とも前より何か明るくなったね!」
「まぁな。それより色々ありがとう」
「へ?私たち何かしたっけ?」
セツナがそう聞くと他のみんなも首を傾げた。
「確か剣咬の虎の新しいマスターにはスティングがなるんだろ?」
シュウハがそう聞くと彼は頷く。
「まぁ前のギルドよりも何万倍もいやすそうだね。それじゃあ
また会えたら会おうね!三人とも!」
セツナは三人に手を振って帰ろうとした。
「セツナー!また会おうぜー!!」
ディオネはそう叫んだ。

